「45人、か」
モービスは、高速道路を降りてすぐに見つけたガソリンスタンドで
第一回放送を聞いた。
幸いというべきか、彼の助手や彼が作ったミュータントたちはまだ生きているようだ。
だが、45人という決して少なくは無い人命が失われたことは確かだ。
「いずれ私が支配することになるこの世界で、これ以上こんな茶番を続けさせるわけにはいかんな」
モービスは自ら世界の征服者になろうと考えている。そして征服者というものは、武力や恐怖で人を支配するもののことではない。
人々の心を支配し、民に自ずから敬われ、崇められてこそ本当の征服者と言えるのだ。
そう信じて世界征服を目指してきたモービスにとって、今回の殺し合いの主催者は征服者の風上にも置けない愚か者だった。
「この世界の王はこの私だ。あの信長などという奴ではない!!」
やがてガソリンスタンド内を調べていたコックが戻ってきた。
「ここには人はいないようだ。ガソリンや車の部品なら腐るほどあったがな」
「ふん。ならば折角だ、使わせてもらうとしよう。代金は信長を滅したあとでまとめて支払ってやろう」
「ああ」
コックは、彼が知っている「博士」とはまるで違うタイプの科学者、モービスに対してまだ全面的な信頼を置いているわけではない。
しかし、とりあえず今は彼の技術力と人脈を信頼するしかない。
幸い、王さまや大臣、博士たちはまだ無事なようだ。一刻も早く彼らと合流するためにも、今はモービスと手を組むしかない。
「ところで一つ、言っておきたいことがある」
コックの言葉に、モービスは面倒そうに振り向いた。
「あの少女のことだがな」
「ああ、あの胸のでかい娘か」
未だに意識を失っている少女は、今はガソリンスタンド内のソファーで眠っている。
「悪いとは思ったが、少し彼女の荷物を調べてみた。武器でもないかと思ってな」
「あまりいい趣味ではないのう」
「そしたらだ、……こんなものが出てきたんだが」
コックが鞄から取り出したものを見て、さしものモービスも目を見開く。
それは間違いようも無い、人間の首だった。
「まさか、あの娘が?」
「さてな。だが少なくとも、事情くらいは聞いておく必要はありそうだ」
コックの手の中で、その少年の首は生気の無い目でモービスを見つめていた。
【一日目・朝 東京都のガソリンスタンド】
【ドクターモービス@チーターマン】
状態:健康
装備:支給品一式
武器:不明
思考: 基本・チーターマンやコックらと手を組み、主催を倒す。その後で世界征服
1・言葉の荷物の中の生首について言葉に事情を聞く
【コック@僕は王さまシリーズ】
状態:健康
装備:支給品一式、
伊藤誠の首
武器:フライパン
思考:基本・王さまの命を守る
1:言葉の荷物の中の生首について言葉に事情を聞く
2:とりあえずモービスに協力するが、王さまの居場所がわかり次第そこに行く
【桂言葉@スクールデイズ】
状態:気絶
装備:支給品一式
武器:不明
思考:不明
【伊藤誠@スクールデイズ 死亡確認】
最終更新:2007年11月27日 09:23