YOKODUNAと母は歩く。
ただ前へ前へと歩いていく。
彼らの歩みを邪魔するものは、例えトレーラーであれ機関車であれ例外なく再起不能にされていた。
彼らの歩んできた道を見たものは怪獣でもやってきたのかとでも思うことであろう。
それがたった二人の人間によってもたらされた等、知らぬものは誰も信じまい。
勿論そんな彼らを止めようとした者も数多くいた。
その強さを見て、戦ってみたいと思い挑んだ者。
街を守るために、勇敢にも戦いを挑んだ者。
だがそんな者達は誰一人として生きては帰れなかった。
そしてここに一人、彼らの前に立ちふさがる人物がいる。
全身に赤を基調とした服を纏った、こんな場でなければ職務質問確実であろう怪しい男。
YOKODUNAはその男を見ても何も感じる事はなく、強者独特の雰囲気すらない。
これならばOKAMIの手を煩わせるまでも無いと前進していく。
幾らか回復した気も、使うのは勿体無いと感じているのだろう。
YOKODUNAと出会った時の母のように、ゆっくりとゆっくりと男に近づいていった。
そして男のすぐ目の前で止まると、光速のHARITEをおみまいする。
その時YOKODUNAは自分の目を疑った。
男はあろう事か、自分と同じHARITEを同じ瞬間に同じ速度で放ったのだ。
両者のHARITEがぶつかり合う。
威力まで同じだった。
YOKODUNAは再度HARITEを放つ。
しかし結果は変わらない。
SUMOUの頂点に立った男としてのプライドを刺激させられたのか、YOKODUNAは不敵に笑う。
今度は右手のHARITEの後、左手のHARITEを放つというのを繰り返す。
そう、かの伝説のRIKISHIである『E・HONDA』の技、HYAKURETU-HARITEである。
勿論本家とまったく同じとは言えないまでも、十分な破壊力を持っている。
だがしかし、対する男はそんな技すらも同じように放ってきた。
YOKODUNAは同じくSUMOUを使うこの男に興味が湧いてきた。
これ程の強者であれば、見聞きした事があってもおかしく無いというのに、噂ですら聞いた事がない。
「お前は何者だ?」
YOKODUNAは構えたまま尋ねる。
「俺は、物真似師ゴゴ。
ずっと物真似をして生きてきた。」
覆面の男ゴゴは構えたまま答える。
「物真似師……だと?」
聞いた事のない響きに疑問を声にする。
「そうだ、お前達の物真似をしてやろう。
お前達は今、何をしているんだ?」
その声に答えることなく、ゴゴは一人で話を進めていく。
YOKODUNAはその言葉で目的を思い出したのか、ゴゴをみる目つきを鋭くさせる。
「俺はOKAMIの愛する息子、
剛田武を生き残らせるために殺し合いに乗っている!」
そう言い放つと、相手の反応を待たずにBUCHIKAMASHIをする。
だが、やはりそれもゴゴのBUCHIKAMASHIにより相殺される。
YOKODUNAは、このままでは母の手を煩わせてしまうという事。
そして自分が苦労して会得した技を次々と真似されてしまったという事実に顔を歪ませた。
だがその表情も、ゴゴが口にした
「そうか、殺し合いに乗っているのか。
では、俺も剛田武を生き残らせるために殺し合いに乗るという物真似をしてみよう」
という言葉に、直ぐに驚きの色に染め上げられる事になった。
ゴゴは歩く。横にYOKODUNAとジャイアンの母を連れて。
俺はSHURAとなりOKAMIに尽くす物真似をしよう。
OKAMIの息子であるというタケシを守る物真似をするために、俺は全てを殺す。
【一日目・早朝/北海道】
【YOKODUNA@SUMOU】
[状態]:KIの残り10%
[武装]:なし
[所持品]:支給品一式
[思考]:
1:OKAMI(ジャイアンの母)とタケシを守る為に皆殺し。
【ジャイアンの母@
ドラえもん】
[状態]:健康、全裸
[武装]:なし
[所持品]:支給品一式
[思考]:
1:タケシを守る為に皆殺し。
2:YOKODUNAはタケシに似ているので出来るだけ死んで欲しくない。
【ゴゴ@FF6】
[状態]:健康
[武装]:なし
[所持品]:支給品一式、物真似に使えるあらゆる武器道具一式
[思考]:
1:『OKAMI(ジャイアンの母)とタケシを守る為に皆殺し』という物真似をする。
【コンボイ@トランスフォーマー 死亡確認】
【トーマス@機関車トーマス 死亡確認】
死因:歩みを邪魔した事により、スクラップにされる(ジャイアンの母&YOKODUNA)
最終更新:2007年11月27日 09:25