わけがわからないことだらけだった。
玉上水に身を投げて死んだはずの自分が何故生きているのか?
それに、殺し合いとはどういうことだ?
ぼさぼさの頭を掻き毟りながら考えても答えは出なかった。
「まあとにかく、誰か事情を知ってそうな人に尋ねるしかないな」
知り合いでもいないかと思って人気の無い町を歩いていた時だった。
工事現場の隅に立つプレハブ小屋の中に、一人の女の姿が見えた。
なかなかの美少女である。こんな状況ですらなければ間違いなく関係を持っていただろう。
少々おかしなところといえば、頭にネコのような耳をつけているということと、西洋の女中のような服を着ているということだった。
少女はプレハブ小屋の中のコンロに鍋を載せてお玉でかき混ぜていた。料理でもしているのだろうか?
「もし、そこのお方」
男は思い切ってプレハブ小屋のドアを開けて声をかけた。
「なんだのび太、もう帰ってきたのか?」
「は?」
振り返った彼女の顔を見て男は背筋が凍った。少女の目には光が無かった。それでいて笑っていた。
そう、この目はまるで……あの時自分と心中未遂を起こしたあの娘のような……
「のび太、どうした? もうお昼ご飯は出来ておるぞ? こっちへ来て食べるがいい」
「いや、自分はのび太さんという方では無く……」
「ほらほら、早く座らんか。スネ夫のやつはどこにいるのかのう?」
死んだ魚の目をした少女は、男の言葉など聞こえていないかのように強引に椅子に座らせた。
「さあ、ご飯じゃ」
少女は男の目の前に鍋を置いて蓋を開けた。
鍋の中は、からっぽだった。
【一日目・昼前/東京都】
【
かみなりさん@
ドラえもん】
[状態]:魔法少女リリカルかみなり化
[武装]:
チェーンソー、レイジングハート
[所持品]:支給品一式、のび太の首、スネ夫の首
[思考]:
1・のび太とスネ夫はここにおるぞ?死んでなんかおらんぞ?
2・ずっと子供たちと一緒……
3・優勝して、元の姿に戻る
【太宰治@歴史】
[状態]:健康
[武装]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]
1:怖い怖いかみなりさん怖い
2:小説を書いたり女と遊ぶために、殺し合いから脱出する
最終更新:2007年12月02日 12:15