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「うはwwwすごいことになってるwwww」
草を生やしながら笑っているのは、>>692
彼が今いるのは、問題の埼玉県の学校の教室の1つ。そこであの放送を聞いたのである。
放送の中で呼ばれたツンデレコンビって6/氏たちだろうな~、と思っていたら、大量の参加者が到来。
あっという間に、凄まじい喧騒になってしまった。

その全てがツンデレ捕獲狙いというわけでもないのだろう。
なんだか外で派手に争っている。でもって、その喧騒はだんだん近づいてきている。
自分達もあの2人を早く見つけたいところだが、そう簡単に行きそうにない。
もし一番に見つけて彼らを捕まえたところで、この騒ぎでは横取りされるのがオチだろう。
眼下に集うハンターたちの中には、>>692が良く知る二次元世界の超人たちも多数含まれているのだ。
「こりゃ俺たちが捕まえるのは無理かなwwww 下手に手ェ出したらエラい目に会いそうだwwww」
「何を弱気なことを言っているの!?」
そんな>>692氏の目を、眩い光が射る。同行者の、えーっと何だっけ、名前は出てこないがお凸の目立つ少女。
彼女はスペツナズナイフを>>692氏の首元に突きつけ、彼のことを睨む。
「せっかくのチャンスなのよ? 目立つ連中を排除して目立つ連中の思惑を外して私が目立つチャンスなのよ?
 ここで私がツンデレコンビをこの手で抹殺するしかないじゃない! なのに貴方は何を弱気になってるの!」
「でも無理だってwwwwwほら校庭あたりにアーカードとかいるしwww旦那www絶対勝てないwwwww」
「ふーん、強いんだ。でもそこで一発逆転の策を考えるのが貴方の役目でしょう?」
「ちょwwwww」
「考えて く れ る わ よ ね ? 」
≫692氏の額に汗が浮かぶ。正面から殺気を叩きつけられては、いつまでもVIPPER風に笑ってもいられない。
彼は必死で放送の中にヒントを探す。

(えーっと、さっきの放送じゃ名前までは指定してなかったよな? まあ名指しみたいなもんだけどwwww)
ご褒美獲得ルールの抜け穴の存在。そして、
(そういえば……絶対使い道ないと思ってたけど、俺の支給品って……テラ都合良スwwww)
条件の1つはクリア。
(あとは……生贄になる男が1人要るな。それくらいはこの凸に探させるか。にしてもこいつ名前なんだっけ?)
彼はこの状況を覆す策を思いつく。
「…………おkwww 思いついたwwww」
「早いわね。で、どうするの?」
「こいつを使うwwww」
彼はデイパックを開け、1つの物体を取り出した。それは……

   『アンニョンハセヨ』

植木鉢から生えた、生きた生首だった。
「なるほど……つまりコレ使ってツンデレコンビを新しくでっち上げようってわけね」
「飲み込み早くて助かるwwwwww」
『照舌馬痒厠? 裏首 壱竜』
「で、こいつは何を言ってるの? 中国語?」
「ハングルの文字化けの再現じゃね?wwww 書き手は適当に打ってるだけっぽいけどwwwww」
かつて韓国で発売された狂った育成ゲーム、TOMAK。一言で言えば、それは生首育成ゲームだ。
自惚れて頭に乗った美の女神が罰として身体奪われて首だけで真の愛を探すハメになったとかいう設定。
だが設定よりも何よりも、その「植木鉢から生きた女性の頭が生えている」という絵自体が凄まじいインパクトだ。
育成の方向によって、髪形や顔つき、さらには絵のタッチまで大きく変化するというのだが……
「変化なんて待ってられないわ。さっさとツインテールにしちゃいましょう」

『焼軍 繕勢己蟹 プルコギ 美味腹減?!』
生首が何やら叫ぶが、あやのは構わず適当なヒモで彼女の髪を二箇所で縛る。
やや短いが、それでもツインテールと強弁できなくもない髪形だ。
「ツンデレ、という設定も、どうせ言葉わかんないからそう言い張ればいいだけの話よね。よし完璧!」
「あとは男の方の確保だなwwww 殺人犯ってのがハードル高杉だけどwwwww」
≫692は笑う。あとは男の方さえ用意すれば、これで元の世界に戻れる。
あの競争率の高いかがみと6/氏を捕まえる労を犯すことなくPCの前に戻ることができる――そう思ったのだが。

「ああ、それなら問題ないわ。殺人犯な男なら既に用意してあるから」
「へ?wwwww」
「あなたさっき窓から下の殺し合い見てたわよね? でも誰も助けなかった。死んでいく人を見殺しにした。
 だから殺人犯と同等。つまり十分に条件クリア。さ、東京に向かうわよ。忍術学園ってどこにあるのかしらね」
「ちょっ、ちょっと待ったwwww それ何?wwww もしかして俺が新生ツンデレコンビの片割れ?wwww」
『鹿馬 ユッケ 鮮新 キムチ』
「ほら、ハングル生首もあなたのことが好きだって」
「絶対言ってねぇwwww じょ、冗談じゃねぇwwwww」
冗談ではない。自分が突き出されてたまるものか。彼は鉢植え生首を抱えたまま、ジリジリと後ずさる。
あやののナイフから逃げるように、少しずつ後ろに下がって……
「あッ、ガチレズ悪臭ツインテール!!」
「えっ、どこどこッ!? 殺さなきゃッ!?」
「嘘だよwwwwww」
何も無い空間を指差して相手の気が逸れた隙に、一目散に逃げ出した。
思わずあやのは叫ぶ。

  「まて~~ッ! このツンデレコンビ~~ッ!! 逃げるなぁ~~~!!」




……ただでさえ、この辺りには大勢の参加者が集まっていたのだ。
一斉に、大勢の人間が>>692の方に振り向いた。
彼の腕の中には、ツインテールの生首。
6/氏とかがみの存在までは確認できていなかった者は、みな一様に思い込んだ。

  (これが、捕獲すべき『ターゲット』か!!)

かくして、>>692氏の逃走劇がここに始まった。


【一日目午後4時10分/埼玉県陵桜高校】
【692@現実】
[状態]:健康
[武装]:鉢植え生首@韓国の育成ゲーム「TOMAK」(ツインテールでツンデレでハングル文字化け)、
    悪魔超人に解体されたミート君の頭部、金のマスク、銀のマスク、
    美樹ちゃんの首@デビルマン、預言者ヨカナーンの首@サロメ、ダイアーさんの罠
[所持品]:支給品一式
[思考]:
1:ちょwwww 誤解wwww 俺涙目wwww
2:なんで自分がこんな目にwwww 捕まりたくねぇwwwww
3:現実世界に返るために、かがみと◆6/WWxs9O1s氏の隙を見て元祖ツンデレコンビを捕まえる。

峰岸あやの@らき☆すた】
[状態]:後頭部に軽い打撲の痕
[武装]:スペツナズナイフ
[所持品]:支給品一式、ノートパソコン(北川の支給品)、しんのすけの上半身左側
[思考]:
基本:自分より目立っている人間を皆殺し(知り合い優先)
1:>>692氏と鉢植え生首を捕まえ、ツンデレコンビとして忍者学園に連れて行く。
2:チャンスがあれば、かがみと◆6/WWxs9O1s氏の元祖ツンデレコンビを残虐に殺す
※あやのが>>692氏に話した内容はどこまで真実かわかりません

【他全参加者@色々】
[状態]:ターゲット確認(誤認)
※かがみと6/氏について前情報を持っていなかった者たちが、揃って>>692氏をターゲットだと誤認しました。
※前情報を持っていた僅かな人々は、>>692氏を狙わない可能性があります。
最終更新:2007年12月31日 17:04