「みんな、聞いてくれ。大変な事が分かったんだ……!」
不毛な争いをしている皆に向かって、キバヤシは叫ぶ。
「大変なことだと?」
その内の何人かは疑問の声をあげ、声をあげないものもじっとキバヤシの言葉を待つ。
「ああ、さっきの放送に隠された暗号の意味に気付いたんだ」
キバヤシは神妙な顔をして口を開く。
「さっきの放送に意味なんかあったのか!?」
皆に当然のように動揺が走る。
「そう、一見何の意味もない叫び声のように聞こえるが、恐ろしい真実が隠れているんだ。
彼の言った言葉は『あばばばばばばばばばばば』だな」
確認を取るように言い、そして皆もそれに対して各々首を振ったりして答える。
「俺も最初はただの叫び声かと思っていた、だがよーく考えてみるとそれが大きな間違いだって気付いたんだ」
「もったいぶらないで早く聞かせてくれ!」
何人かの声がそう言う。
「まぁ落ち着いて続きを聞いてくれ。
俺は、普通あんな叫び声をするはずがないと思い、字と数に注目してみたんだ。それがこれだ。」
「あ1 ば11? それぞれの文字の数か?」
キバヤシはそう書いてある文字を皆に見せる。
「そう、あ1は簡単。愛知だ」
「あ1、あいち、愛知で確かにそうも読めるな」
何人かが驚嘆の声をあげる。
「そう、それでば11の方だが、これは2つに分ける。ば1と1だ」
「なぜだ?」
キバヤシはその言葉を待っていたというように頷き、続ける。
「ば1はさっきのように、ばいち、灰地と訳す。これだけじゃあなんの事か分からないかもしれない。
だけどこれは全てが揃ったときに納得のいく答えとなるんだ」
続きを促す視線がキバヤシに注がれる。
「残りの1だが、これは単純明快、市だ」
「よくわからないぞ?」
そのキバヤシの答えに何人も首をかしげる。
「ここで最初の放送を思い返して欲しい。誰が放送していた?」
「……
織田信長、だな」
皆は、それでもまだ分からないという風な顔をする。
「そう、それで今の暗号が生きてくる。
織田信長は『愛知』の戦国武将。
さらに彼が死んだとされる本能寺は、炎上して灰の地となる。
そして市は織田信長の妹とされている」
「てことはまさか……!」
キバヤシは一同の顔を見回す。
そして皆は唾を飲み込んでキバヤシの言葉を待った。
彼がこれから大変な事実を言うと分かったからだ。
「ああ、間違いない。彼は、この殺し合いの黒幕は織田信長だと教えたかったんだよ!!!」
「な、なんだっ………あれ?」
一同にざわめきが起こる。
「どっちみち主催者だって分かってるから意味ねーじゃねーか!」
その一人の叫びにキバヤシは愕然とし膝をつく。
「そうだった!」
「いや、待て。話を終わらすにはまだ早いぞ!」
キバヤシは何かを思いついたのか立ち上がって手を振り上げる。
「黒幕は学園長ではなく、信長と分かったんだ。
ならば居城である安土城にいる可能性が高いぞ!」
「な、なんだってぇーーーーーーーー!?」
今度こそ皆は叫び声をあげた。
その声に満足そうにキバヤシは頷いたのだった。
【キバヤシ@MMR】
[状態]:自信満々
[武装]:なし
[所持品]:支給品一式、支給品不明
[思考]:
1:信長の野望を阻止
【他全参加者@色々】
[状態]:ツンデレ捕まえるか主催倒しに行くかどっちにすっかー
最終更新:2008年01月11日 13:39