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「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏…」

陵桜高校に、朽ち果てて動かなくなった死体達を埋葬しながら念仏を唱える、一人の僧侶がいた。
僧侶の名は武蔵坊弁慶。薙刀を携え、五条大橋で源義経と出会って以来、彼に最後まで仕えたという怪力無双の荒法師である。
頼朝らと同じく英霊として復活して以降は、義経を探しながら、見かけた死体の供養を続けていたのだ。
「それにしても何人になるであろうか、この地に散った者達の数は。しかもやけにおなごの死体が多いではないか…
 一体この地では如何なる合戦が起こっているというのだ?」

復活して以降の弁慶の通る道は、いつも戦乱の起こった跡であった。
いたるところにこびり付いた血の跡、辺りに漂う血生臭い匂い、そして眼鏡の主婦と糸目のいわタイプ使いを中心として築かれた死体の山…
そして、その中に必ずと言っていいほどあったのは、まだ年若い女性の死体だった。
路上に転がっていた頭だけの少女、真っ二つにされた彼女らの先生と思われる女性など、弁慶の見た死体の大半は女性だった。
先ほども、無惨に引き裂かれた緑色のショートヘアの少女の死体を埋葬している。
(私がこの世に舞い戻ってきたということは、必ずや義経殿も戻ってきておられる。それもこの辺りのはずじゃ。しかし義経殿は一体どちらへ…)
弁慶はそんなことを考えながら、埋めた死体達の墓から去っていった。

高校を離れ、行く宛も無く彷徨っていた弁慶。
その時、強い殺気が弁慶を襲った。

『ガキン!』

弁慶のなぎなたを抜くのがわずかに早かったため、後ろからのノコギリの急襲を防ぐ事ができた。

「おぬし、何者じゃ! ……!!」
振り返った弁慶の見たノコギリの持ち主は、この世のものとはとても思えない『魔物』だった。
首の無い胴体、首のあった部分から溢れ出る血で、下着もろとも地獄の炎のような不気味な赤色に染まったボロボロのセーラー服、
そのセーラー服からは、溢れんばかりのおっぱいが覗いていたが、すでに腐食が始まっているのか、身体はものすごい悪臭を放っている。
右手には、数多の犠牲者の血に染まったノコギリを握り、もう一方の手には、誰のものか分からない――本人のものではないだろう――首が握られていた。
その姿はまさに悪魔の傀儡そのものであった。

「こ、こやつは一体……?」
あまりの不気味さに、なぎなたを握る手が思わず震える。
「私…………は…………み……」
握られた首が何かの言葉を紡ごうとするが、呂律がうまく回っていないのか、うまく聞き取れなかった。
その言葉がその身体の意思によるものなのか、握られた首の意志によるものなのかは分からない。

「あ……を……ろす……覚悟は……で…か」
その身体――高良みゆきであったものは、ゆっくりとノコギリを振り上げ、弁慶に襲い掛かろうとする。弁慶のなぎなたを持つ手に力が入る。
しかし、今にもノコギリを振り下ろそうとする所で、魔物は両手からノコギリと生首を手離した。
そして、地面に落ちたそれらに折り重なるようにして、ゆっくりと倒れた。
「………………………」
身の毛もよだつような奇怪な光景に、弁慶はしばらく言葉が出なかった。
「………どうしてだ? どうしてこんな姿になってまで、人を殺める必要があったのだ?」
弁慶には理解できなかった。この女がこんな体になってまで、人を殺そうとする理由が何なのか、そもそもどうして一度死んだ者の体が動くのか…
だが、今そのような事を考えている暇は彼には無かった。

「こうしてはおれぬ! 義経殿が心配じゃ、何としても探し出さねば!」
弁慶は今自分の前で散った女の死体を供養すると、また何処かへと歩き去っていった。

【午後七時/埼玉県陵桜高校付近】
【武蔵坊弁慶@歴史】
[状態]健康
[装備]生前の武装一式
[所持品]支給品一式
[思考] 基本:「兵」を集め、主催者に合戦を挑む
1:まずは義経と合流する
※この時代に関する基礎的な知識は持っています(笛糸のサーヴァントみたいなもの)

【高良みゆき@らき☆すた 完全死亡確認】
【直前の状態】
[状態]:首なしゾンビ化
[武装]:鋸、日下部みさおの首
[所持品]:なし
[思考]:他ロワで活躍したり、何回もロワに出てる連中を皆殺し(知り合い優先)
最終更新:2008年01月19日 21:33