『引き続き死者の情報です、タケシ、
野比玉子、……源義経、……』
ラジオからは外国のメディアが流しているらしいニュースが聞こえていた。
お世辞にも広いとは言いがたいヘリコプターの操縦席で、源頼朝は操縦桿を握る手を一瞬だけ止めた。
「義経―――やはりあやつも復活していたか」
しまっちゃうおじさんにしまわれた頼朝は、アクエンアテンと同じくおじさんの死に伴い復活した。
しかし復活した地は埼玉からは遠く離れた四国は高知県。
すぐにピエロの男と無口な少女と知り合った頼朝は、田村ひよりと再び合流するため三人で埼玉に戻ることにした。
駄目もとで高知空港に足を運んでみたら、たまたま無人のヘリコプターがあったのでそれを借りることにした。
もちろん頼朝にとってヘリコプターなど始めてみる乗り物だったが、ライダーのサーヴァントとして復活した頼朝には
騎乗スキルがあり、どんな乗り物でも自由に乗りこなすことが出来るのだ。
「なにその厨設定」と思われるかも知れないが、本当にそんなんなんだから仕方が無い。
そして頼朝の操縦で三人が高知を飛び立ち東の空を目指していた時、ピエロの男が持っていたラジオから外国のニュースが流れたのだ。
「頼朝くん、ひょっとしてこの義経くんって人はキミの弟かい?」
ピエロにしてもアグレッシブなメイクと衣装をした男、ドナルドが後ろの席から身を乗り出してたずねた。
「うむ。しかし、あやつはあくまで私の敵。気にすることではない」
平静を装いそう答える頼朝。その胸の奥底にある真意は果たしてその通りなのか、傍目に窺い知ることはできない。
「そうかい。じゃあなおさら残念だったねえ。仲直りできるチャンスだったのに。らんらんるー♪」
ドナルドが、何とはなしにそう言った。頼朝は操縦桿を握る手に力を込めた。
あるいは、そうかもしれない。
八百年の時を挟み、現世での戦績も官位も政治的思惑も関係なくなった今なら、もっと素直な気持ちであの弟と対峙できたのかもしれない。
―――が、それはあくまでもしもの話だ。英霊となった弟はもういない。
今考えるべきは、義経ではなく田村ひよりのことのみ。
あのか弱そうな娘が、まだ無事でいてくれればいいのだが……
「あれ、どうしたんだいユキちゃん、さっきからずっと後ろを見てるけど。
それよりよかったら、一緒にやってみようよ。らんらんるー♪」
ドナルドが今度は自分の横に座っている無口な少女に話しかけた。
このセーラー服の少女、出会ったときから本当に必要最低限のことしか喋らないので頼朝としても辟易していたのだが、
もう一人のピエロが必要以上に喋りすぎるので結果的にはちょうどいい。
その少女は先ほどからずっとヘリの後方をぴくりともせずに凝視していた。そしてやがて、ぽつりと言った。
「先ほどからこのヘリコプターを別の航空機が追尾している。こちらに敵意を持っているかどうかはわからない」
一方その頃、そのヘリのすぐ後ろをぴったりとつけるように、一機のパイロットのいない戦闘機が飛行していた。
その翼の上には、体中を鎧で覆った一人の騎士がしがみついていた。
【源頼朝@歴史】
[状態]健康
[装備]生前の武装一式、ヘリコプター
[所持品]支給品一式
[思考] 基本:「兵」を集め、主催者に合戦を挑む
1:ドナルド、長門と供に埼玉へ向かう
2:北条政子は俺の嫁
3:田村ひよりは俺の娘
※この時代に関する基礎的な知識は持っています(笛糸のサーヴァント
みたいなもの)
※封印から復活したことで何か特殊能力を習得しました
※スキル:騎乗A
【ドナルド@CM】
[状態]健康
[装備]携帯ラジオ
[所持品]支給品一式
[思考]
1:頼朝、長門と供に埼玉へ向かう
2:殺し合いをやめさせ、みんなにハンバーガーを食べてもらう
3:最悪、ツンデレコンビを捕まえて主催に突き出す
【
長門有希@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]健康
[装備]不明
[所持品]支給品一式
[思考]
1:ドナルド、頼朝と供に埼玉へ向かう
2:
SOS団の面々と合流する
3:ツンデレコンビを捕まえて主催に突き出す
【バーサーカー@Fate/Zero】
[状態]健康
[装備]自分の宝具、自衛隊の戦闘機
[所持品]支給品一式
[思考]
1:目の前のヘリを撃墜する
2:セイバーを見つけたらぶっ殺す
3:ツンデレコンビを捕まえて主催に突き出し、自分の願いを叶える
最終更新:2008年02月09日 03:49