「こんな雪じゃ、外に出るどころじゃねえな……」
窓の外の景色を見て、6/とひよりは肩を落とす。
あれからどうにか東京タワーから降り、水没を免れた高層マンションの最上階の部屋に避難した。
そしたらその直後に今度は吹雪がおき、まるで地球温暖化と氷河期がいっぺんに来たような事態となった。
雪は水の上に張った氷の上に順調に積もり続ける。
これはもうここが雪に埋まるのも時間の問題かと思ったのだがどうしようもない。
とりあえずさすがに下がスクール水着だけでは寒いので「まともな服」を借りようと部屋の中を漁ったのだが、
そこは女性(それもかなりファッションセンスに難アリ)の一人暮らしの部屋らしく、
なんとか履けそうなのはスパッツとニーソックスだけだった。
おかげでますます訳の分からない格好になりひよりん大はしゃぎという事態になった。
あと、ひよりの体が無いのは不便だろうということで、途中で拾った犬の死体にひよりの首を無理やりくっつけた。
若干気味が悪いものの、正直あのかがみよりはマシだ。
次に台所を見たのだが、残念ながら食料はほとんど無かった。
何故かカレーの材料だけは揃っているのだが、かがみカレーとみなみカレーのWトラウマによりとても作る気にはならなかった。
仕方なくコーヒーだけを入れて二人で向かい合って飲んでいたところに
第九回放送が流れた。
(……かがみはまだ無事らしいな……)
6/氏とかがみは一回ずつ名前を呼ばれたのだが、もしかがみがあの後死んだのだとしたらもう一回呼ばれるはずだ。
「6/さん、柊先輩は無事みたいッスね」
「あ、当たり前だろ!! あいつがあの程度でくたばるかよ」
とかなんとかいいつつこっそり安堵の息を吐く6/。
「ったく、かがみの奴余計な心配をかけやがって。次会ったら尻百叩きだ」
「そのお尻は私のもんなんスけどね……」
しかし、彼らにとってもっとも重要な情報はその後の『追記』に含まれていた。
「これは酷いor2」
第三回放送の時もほぼ名指しだったけど、今回は完全な名指し。
ひよりの話では、自分たちの顔写真もすでにネット上に出回ってるらしいし……
(今度こそ参加者全員が俺たちを捕まえに来るな……しかも、逃げ切ったとしても
二日後に首輪爆破……ああくそっ、どうしたらいいんだこんな死亡フラグ!!)
物理的にも精神的にも包囲され、頭を抱える6/。
(首輪を解除する方法を探すか、もしくは……自分から主催の所に赴いて主催者を倒すか)
どっちにしても二日以内で簡単に出来るとは思えない。
(クソ……なんでこんな時にお前は傍にいないんだよ……)
今のかがみはどんな気持ちでいるのだろう。それを思うと益々胸が苦しくなった。
「なあひより、お前ならこんな時どうする?」
顔を上げて目の前にいるはずの人面犬に相談しようとして……
首筋にスタンガンが当てられているのに気が付いた。
「ひより……お前も俺たちを裏切るのか」
「悪く思わないで下さい。だって、あなたと柊先輩を連れて行けば小早川さんや岩崎さんを生き返らせることが出来るんですから」
「俺を殺そうとすれば、お前も禁止行為に抵触で死ぬ」
「殺しません。生きたまま信長のところに連れて行きます」
(ふん……俺とかがみが犠牲になるだけでみなみが生き返って、他の人たちも死なずにすむんなら確かにいい話だな。
でも……せめて……)
「俺はどうなってもいいが、もし良かったらせめてかがみだけは助けてやってくれないか?」
全て聞き終わる前に、ひよりはスタンガンのスイッチを入れた。
「ハア……ハア……」
失神した6/氏を前にして、ひよりは額に伝う汗を拭いた。
死んだらどうしようと思っていたが、幸いまだ彼の心臓は動いている。
まだ自分の胸の動悸は収まらない。罪悪感が一秒ごとにこみ上げてくる。
(でも……みんなを生き返らせるにはこの方法しか……)
躊躇している暇は無い。今度はこの男を早く主催のいる城に連行しなければ。
さらにひよりには、彼をエサにすればかがみも自分から主催のもとにやってくるだろうという計算があった。
「善は急げ、ッスね」
犬の体は流石に不自由だったが、どうにか6/の体を担ぎ上げたその時。
突如まるで地震のような揺れがマンションを襲った。
慌てて窓の外を見ると、氷の海の中を巨大なシロナガスクジラが泳いでいた。
さっきの揺れはこのクジラがマンションに体当たりして起きたものらしい。
さらにその背中の上には三人の白人の男が乗っていた。
「HAHAHA!!聖なるクジラを傷つけるイエローモンキーどもME!!
この期に乗じてMEたちが皆殺しにしてやるZE!!」
【◆6/WWxs9O1s氏@現実】
[状態]:
柊かがみのセーラー服とスクール水着とスパッツとニーソックスを着用 、
精液塗れ、気絶
[装備]:贄殿遮那@灼眼のシャナ
[道具]:業務用ポッキー(ダンボール一箱分)
[思考]
1:建前: 冗談じゃねえ!!かがみを犠牲にしてでも俺は生き延びるぜ
本音:頼む、俺はどうなってもいいからかがみだけは助けてくれ
2:建前:かがみのやつめ、合流したら尻百叩きだ
本音:かがみと合流したら抱きしめてあげたい
3:ひよりと行動し、みなみ、義経、ひよこっこの仇を討つ
4:誤解フラグを解く
5:放送を信じない味方を集め、主催を倒す
6:最終手段でかがみとともに主催のところに行き、みなみを生き返らせてもらう
7:ま と も な ふ く が ほ し い
※大臣の取引には乗ったふりをしていますが、実際に手を貸すつもりはありません。
※
第六回放送を聴いていません(かがみにレイプされていたため)
【田村ひより@らき☆すた】
[状態]胴体はシロ@クレヨンしんちゃん
[装備]なし(流されました)
[所持品]なし(流されました)
[思考]
1:6/氏を主催者に突き出す
2:かがみも6/氏でおびき寄せて捕まえる
※放送で何人もの友人達の死を聞かされたため、いつにも増して頭がおかしいです
※必ず
朝比奈みくるのあの歌を歌いながら登場します
【シーシェ○ードの皆さん@オースト○リア】
[状態]:健康
[武装]:不明、シロナガスクジラ(召還獣)
[所持品]:支給品一式
[思考]:
1:クジラを食べる日本人は皆殺し
【特殊能力・巨鯨召還】
自分たちが意のままに操れるクジラを召還できます
最終更新:2008年02月16日 10:44