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先生の戦いが終わったのは、東の空がほのかに赤くなり始めた頃だった。
 金属バットで体を支えて立つのがやっとだった。
まさに満身創痍という言葉が、今この国で誰よりもふさわしかった。
 先生の足元には、先生と先生がそれぞれうずくまっていた。二人と先生の差はほんのわずかだった。
 「お見事です。あなたこそ、真の先生、だ・・・・・・」
 バトルアックスを握ったまま、先生は微笑む。
 上半身を裸にした先生も、メガネの奥に優しい笑みを見せた。
 二人は、先生を勝者だと認めたのだ。
 「先生、とどめは刺されますか?」
 先生の問いかけに、先生は首を横に振る。
 「同じ志を持つものを、殺めることなどできません。私はすでに、手を血に染めているとはいえ
 ・・・・・・教育者として、それが最後に守らねばならないことです」
 「そうですか。やれやれ、甘いお方だ」
 上半身裸の先生は、優しい声で言った。全てから解放されたような、そんな声だった。
 「先生。これを」
 先生は、先生にバトルアックスを差し出した。
 「武器は多いほうがいいでしょう。これで、どうかあなたの生徒を救ってください。
 そして、もし、こんな願いが許されるなら・・・・・・私の生徒も、守ってあげてくれませんか?」

先生は、地面に頭をこすりつけた。
 「私からもお願いします。私の生徒達も・・・・・・」
 先生も、深く頭を下げる。
 「わかりました。あなた達の意思、しかとうけとりました。
 いつか・・・・・・またお会いしましょう。次は、教育者どうしとして」
 先生の声に、先生と先生は弱々しくうなずいた。もはや力はそう残っていないようだ。
 「そうだ、せめてこれを」
 先生は、殺した赤頭巾から奪ったぶどう酒、パン、人肉シチューを先生と先生の前に差し出した。
 「どうか、御武運を」
 「あなたこそ」
 「私達も生きます。生徒達のために」
 最後の言葉を交わし、先生は彼らに背を向けて走り出した。
 金属バットとバトルアックスを携えて。
 「野比、剛田、骨川、出木杉、ついでに源。守ってやるぞ、今度こそ!!」
 彼は知らない。彼の生徒のうち二人はすでに命を落とし、一人は大量殺人を犯し、
そして一人はこのゲームの真の黒幕であることを。




「驚きましたな・・・・・・あの先生が、先生と先生を倒すとは」
 朝の森の中に、男の声が響いた。
 「ええ。前回はすぐにズガンされていましたが・・・・・・彼の能力は常態ではないように見えました。
どう思います、先生?」
 「そうですねえ。私はそれよりも、早く妻と子供のもとに向かいたいのですが」
 「気持ちはわかりますよ。でも、『先生』という記号を持つ以上は、我々が第一に考えるべきは生徒達のことです」
 「やれやれ、それであなたはどうするんです、先生?」
 「私は先生の後を追おうと思います。彼と一戦交える気はありませんが、彼の向かう先には私の生徒が一緒にいる
可能性もある。先生は?」
 「そうですね、まずは妻と連絡を取りたい。その後、生徒達を探しに行きます」
 「おや、こんなところにめずらしいトカゲが」


【東京都 農道 2日目:6時】

先生@ドラえもん
[状態]:超神水で戦闘能力大幅アップ
[装備]:金属バット
[道具]: 超神水 ??? バトルアックス  グリム童話初版本第一巻
[思考]
1:どこかで休憩し、体力を回復する
2:更なる高みを目指す
基本方針:生徒達を守る

先生@サザエさん
[状態]:瀕死の重態。六時間以内に手当てを受けないと危険
[装備]:なし
[道具]: 支給品一式
[思考]
1:体力を回復
基本方針:生徒達を守る。

先生@ちびまる子ちゃん
[状態]:瀕死の重傷。三時間以内に手当てを受けないと危険
[装備]:なし
[道具]:ドーピング薬1錠
※残りの999錠は使用されました。
[思考]:
1:体力の回復
2:山根と丸尾の仇を取る
3:他の生徒達の保護

【先生@KANON】
[状態]:先生能力完全開放
[装備]:たい焼き
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:先生のあとをつける
2:生徒達を守る

【先生@キテレツ大百科】
[状態]:先生能力不完全開放
[装備]:バルディッシュ
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:妻、息子と連絡を取る
2:生徒達を守る

【千石先生@動物奇想天外】
[状態]:トカゲを見つけてハイテンション
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]:
1:珍しい爬虫類の捕獲



最終更新:2006年12月19日 00:06