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私がカオスロワに出場してから始めた殺した人物、それはまさに私の大事な孫で、
こんな大事な人物を殺害してしまった私は、きっと愚かな存在なのだと感じました。
そして、現実を受け止められない私はフラフラと外に出ることにしました。

量産型が何かを言っていましたが、私には何も聞こえませんでした。
私はおもむろに男から没収した刀を腹に突きつけていました。
腹にちくりとした痛みが襲っても恐怖を感じなくて、そんな私はきっと特別な存在なのだと感じました。
私が刀の先端をゆっくりと腹に押し込んだ時、視界の情報に人影があるのに気付きました。
その人影は電柱の上に立っていて、何を思ったか突然私の方に飛び降りてきました。
私はあまりの出来事に呆然とするしかありませんでした。

「 何 を し て い る ! 」

飛び降りてきた人影は飛び降りてきた勢いで、私を拳で殴りました。
吹っ飛ばされた私は壁にめり込んでしまいました。
飛び降りてきた人物は何やら虎の覆面をしていて、私は彼が変質者なのだと感じました。
虎男は私の正面に立ち腕を組むと、説教を始めました。

「放送をよく聞かずに禁止行為で孫を死なせるとはなんたる怠慢!
 ましてや現実逃避をして自殺を図ろうとするなど言語道断!」

彼がそう言った時、私はようやく自分が何をしようとしていたのか気付きました。

「お前は、お前の事を信じていた孫を殺してしまう事で一度裏切った上、
 お前に生きていて欲しいと思っているであろう孫を更に裏切ろうとしていたのだ!」

私は彼の言葉で、何が何でも生きなくてはならないと思いました。
そして今までの私がどれだけ愚かな事をしようとしていたのだと気付きました。
私は贖罪の為に、ツンデレコンビを捕まえて主催に引渡し、孫を生き返らせてもらおうと思いました。
思い立ったが吉日、それを気付かせてくれた虎男にその決意を礼の言葉と共に伝えました。

「 こ の 阿 呆 ん だ ら が ! 」

私はまたしても殴られて壁に叩きつけられました。
一体何がいけなかったのかさっぱり分かりませんでした。
虎男は凄い気迫で持って私を睨みました。

「お前が孫を失って悲しんだように、ツンデレコンビを失って悲しむ人の事をなぜ考えん!
 貴様はその悲しみを他人にも味合わせようとしているのだ!」

私は衝撃をうけました。
そしてそんな簡単な事にすら気付かなかった私は、きっと特別に馬鹿な存在なのだと感じました。
しかしそうなると私はどうすればいいのか分かりませんでした。
放送によると彼等は3日後までに主催の所へ行かざるをえない筈でした。
そこで私はこの私を導いてくれるであろう虎男を頼りました。

「 少 し は 自 分 で 考 え ん か ! 」

私は再三壁にめり込む破目になりました。
虎男の言うとおり、私は彼に頼りすぎていたと感じました。
ですがいくら考えても解決策は思い浮かびませんでした。

「仕方ない、ヒントをやろう。
 殺し合いを止める方法は何もツンデレコンビを主催に差し出すだけではない」

私は閃きました。
それは私が殺し合いの優勝者になるという事でした。
全ての人物を殺すのですから悲しむのは私だけで、他の人は悲しまなくてすむと考えたからでした。
そう思って私は恩人ともいえる虎の男に襲い掛かりました。

「 貴 様 は 今 ま で 何 を 聞 い て い た ! 」

四度目の虎男の殴打でしたが、未だに馴れませんでした。
ただ、虎男はこれ程までに私を気にかけてくれていて、そんな私は彼にとってきっと特別な存在なのだと感じました。

「人に殺し合いを強いるような奴の言いなりになるなど笑止千万!
 ましてやそれが犠牲を生む方法なれば言うに及ばず!」

私はまたも甚だしい勘違いをしていた事に気付きました。
そもそも殺し合いさえ開催されなければ孫は死ななかったのです。
主催を恨むなら兎も角、罪も無い人々を殺そうと一瞬でも考えてしまった私は恥ずかしく感じました。
虎男は私の感情の変化に気付き、満足そうに頷きました。

「よいか、今までの言葉努々忘れるな。ではさらばっ!」

虎男は一瞬で私の前からいなくなりました。
結局彼は一体何者だったのかは分からずじまいでした。
でも私はきっとまた彼に会えると確信していました。なぜなら彼もまた私にとって特別な存在になっていたからです。


二日目・午後四時/東京都】
【ヴェル爺@CM】
[状態]:健康
[装備]:みなみ量産型×∞
[道具]:支給品一式
[思考]:ツンデレコンビを揃えて主催をおびき寄せて倒す

【タイガージョー@Only you リベルクルス】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]:とりあえず今のところはヴェル爺を見守る
最終更新:2008年02月24日 12:37