「ぶ……」
ジャーニー・ダビガスキー三世は、パソコンの前で鼻血を吹いていた。
6/の情報が掴めるかもしれないということで、かがみたちと一緒にネットカフェに入ってみた。
そこでそれぞれパソコンで情報収集を始めたのだが……
「見ちゃダメだ……見ちゃダメだこんなの……ああ、でも、もうちょっとだけなら……」
ドラゴンの姿になる前の、生身の彼女の生まれたままの姿。
こうして見ると、意外と胸がある。Cカップか、もしかしたらD……
「どうジャーニー? 何かわかった?」
背後からいきなりかがみの声がした。
ジャーニーは即座にウインドウを閉じようとしたが、こういう時に冷静に行動できる人間はなかなかいない。
テンパっていると肩にドラゴンの爪が置かれた。
「……何見てるの? ジャーニー?」
声は笑っているが、多分顔は笑ってない。
「いや、色々調べてたらたまたま出てきて」
「てゆうか、なんでこんな画像がネット上に広まってるのよ!!」
ちなみにネットにアップしたのは死者スレの
泉こなたである。
「あんたも、私の裸なんか見てる暇があったら6/のことを調べなさいよ!!」
半ば逆切れ気味にジャーニーに吠え掛かる。
もちろんジャーニーは抵抗する意思も無く、即座にウインドウを閉じた。
「ったく……裸なんて、異性にはまだ……6/くらいにしか見せたこと無いのに」
―――その言葉は、ジャーニーの胸に魚の小骨のように突き刺さった。
「あの、かがみさん」
「何よ?」
これは今やるべきこととは関係の無いこと。でも、これを聞かないでいるわけにはいかなかった。
「その、その6/って人のこと、好きなんですか?」
「な―――!!」
かがみはもう、ビデオで録画しておけば後々まで話の種になってであろうくらい狼狽していた。
「ば、バカ、何言ってるのよ!! あんなヤツ、デリカシー無いし素直じゃないし、どっちかというと嫌いよ、嫌い!!」
「本当ですか?」
「イヤにつっかかるわねえ。本当よ。今あいつのことを探してるのは、ただあいつが死んだらみんなが困るからで―――それに、」
かがみは髪の毛の先をくるくる回しながら(ドラゴンなのに)続ける。
「あいつには、私の他に好きな人がいるから……」
「なあなあなあジャーニー」
突如エチケット爺さんが空気を読まずに割り込んできた。
「なんだよエチケット爺さん」
「ちょっとこの書き込み、見てくれへんか?」
ジャーニーとかがみとグッチさんはいっせいにパソコン画面を覗き込む。
『ツンデレコンビの片割れは千葉の夢の国にいる』
「―――6/」
かがみの呟きを、ジャーニーは聞き逃さなかった。
「どう思う、エチケット爺さん? さすがにこれだけの情報じゃあ、信じていいかどうかわかんないよ」
グッチさんは書き込みに対して懐疑的な意見を述べる。
「そやなあ。こういう時、目先の情報に飛びついたらあかんのは鉄則やからなあ。
急いてはことを仕損じる!! これ、エチケットやで~!!」
「……いいわ」
かがみはきっぱりと言い放った。
「確かに偽情報かもしれないけど、でも6/がここにいる可能性がわずかでもあるなら私はここに行くわ。
あんたたちが反対しても私一人で行くんだからね!!」
「かがみちゃん……」
グッチさんとエチケット爺さんは困ったように顔を見合わせる。
「そんな、一人でなんか行かせないですよ!! かがみさんが行くなら、僕も行きます!!」
「ジャーニー……」
かがみはジャーニーに信じられないといった視線を浴びせる。
どうせ誰も賛成しないだろうと、もう一人で行く覚悟を決めていたのだ。
「ジャーニーがそこまで言うなら、ま、しょうがないね」
「せやなあ。旅は道連れ世は情け。これ、エチケットやで~!!」
二人もいつの間にやら、出立の準備を始めていた。
「もう、あんたたち本当にバカなんだから……でも……一応、ありがと。
特にジャーニー、貴方にはお礼を言わないとね」
かがみはそう言ってジャーニーに微笑みかけた。
ジャーニーの心臓は、まるで魚の小骨が刺さったかのようにズキリと痛んだ。
みんなで並んでネットカフェを出立する時になっても、ジャーニーの心は別のことを考えていた。
回想するのはさっきのかがみのセリフ。
『あいつには、私の他に好きな人がいるから……』
(それが本当だったら、僕にもまだ、チャンスはあるのかなあ)
「量産型、6/の様子はどうだい?」
見回りから帰ってきたわくわくさんたちとひろしは、椅子の上で縛られている青年を見て心配そうに言う。
「さっきまで気絶していたけど、もう平気みたい」
「そうか。でも、あんまりやりすぎちゃいけないよ。本当は僕もこんなやり方には反対なんだけどね」
わくわくさんは、痛ましい姿になっている6/を見て顔をしかめた。
「それよりさあ、さっきちょっと面白い情報を手に入れたんだよ」
ゴロリが得意げに言った。
「千葉の夢の国に、もう一人のツンデレコンビが?」
「うん、確実な情報じゃないけどね」
「ゴロリ。その情報は広まっているのか?」
全裸のひろしが問いかける。
「うん、インターネットで結構広まってるみたいだよ」
「ふむ。ならば我々もそこへ向かうとしよう」
ひろしは結論付けた。
「この情報が本当ならば万々歳。もしウソでも、それを見たもう一人のツンデレ、
柊かがみがやってくる可能性は高い」
「なるほど。そこを一網打尽にするわけだね」
わくわくさんも手をポンと打つ。
「そうと決まれば行きましょうか。もちろん彼も連れて」
みなみ量産型は、椅子の上でぐったりしている6/の首根っこを掴んで持ち上げた。
6/は抵抗するそぶりも見せない。
「あなたが『
岩崎みなみ』に好意を持っていることも調べてある。
こうして『岩崎みなみ』のクローンである私に触れられたら嬉しいはず」
量産型は無機質な目で6/の瞳を覗き込んだ。
「……るせえ」
絶え絶えの息の下で、なんとかそれだけは搾り出せた。
「てめえは……みなみなんかじゃねえ。あの優しい、みなみなんかじゃねえ。
勝手に俺の好きだった人の名前を騙るな!!」
「…………」
量産型は、感情の無い表情でその男の醜態を眺めていた。
その時感じた僅かな胸の痛みを、彼女は理解する術を持たなかった。
「そういや、ヴェル爺はどこにいったんだい?」
ゴロリが部屋を見渡して不思議そうに言う。その時扉が開いた。
「私が席をはずしていた理由、それはまさしくトイレのためで、そんな理由で席をはずす私はきっと特別な存在なのだと感じました」
「ヴェル爺、これから千葉の夢の国に行くことになった。そういえば、まだお前の首輪は外してなかったな。
わくわくさん、外してやってくれ」
ひろしの申し出を、ヴェル爺はやんわりと拒否した。
「構いません。これは私が背負うべき咎、私が感じるべき、大切な痛みだからです」
【
二日目・午後五時/東京都】
【柊かがみ@らき☆すた】
[状態]:ドラゴンの姿
[装備]:なし
[道具]:へんげの杖@ドラクエ(変身時は使用不可)
[思考]
1:早く◆6/WWxs9O1s氏に会いたい べ、別に心配してるわけじゃないんだからねっ!!
2:◆6/WWxs9O1s氏と再会して自分の非は謝る
3:もとの人間の姿に戻りたい
4:まつりやつかさたちの仇を取りたい
5:放送を信じない味方を集め、主催を倒す
6:自分の胴体と友人、家族を探したい
※
第一回放送を聞いていません
※
第四回放送も聞いてません(自慰行為のため)
※
第六回放送も聞いてません(6/氏をレイプ中だったため)
※
第九回放送とその補足も聞いていません
※へんげの杖でドラゴンになってます。丸二日経つか凍てつく波動を受けないと戻れません
【グッチさん@ハッチポッチステーション】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]
1:かがみに協力するフリをする
2:6/氏を探し、かがみと一緒に主催に突き出す
【ジャーニー@ハッチポッチステーション】
[状態]:健康?
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]
1:基本的にグッチさんに同意、だが……
2:出来ればかがみに死んで欲しくない
【エチケット爺さん@ハッチポッチステーション】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]
1:かがみに協力するフリをする
2:6/氏を探し、かがみと一緒に主催に突き出す
【二日目・午後五時/東京都】
【◆6/WWxs9O1s氏@現実】
[状態]:柊かがみのセーラー服とスクール水着とスパッツとニーソックスを着用 、
精液塗れ、とらわれのお姫様状態
[装備]:贄殿遮那@灼眼のシャナ
[道具]:業務用ポッキー(ダンボール一箱分)
[思考]
1:かがみ……助けて……
2:建前:かがみのやつめ、合流したら尻百叩きだ
本音:かがみと合流したら抱きしめてあげたい
3:誤解フラグを解く
4:放送を信じない味方を集め、主催を倒す
5:最終手段でかがみとともに主催のところに行き、(本物の)みなみを生き返らせてもらう
6:ま と も な ふ く が ほ し い
※大臣の取引には乗ったふりをしていますが、実際に手を貸すつもりはありません。
※第六回放送その他色んな放送を聴いていません(かがみにレイプされていたため、などで)
【ヴェル爺@CM】
[状態]:健康
[装備]:みなみ量産型×∞
[道具]:支給品一式
[思考]:ツンデレコンビを揃えて主催をおびき寄せる
【わくわくさん@つくってあそぼ】
[状態]:健康、首輪なし
[装備]:首輪解除装置(自作)、みなみ量産型×∞
[道具]:支給品一式
[思考]
1:みんなの首輪を外す
2:ツンデレコンビを捕まえて主催を倒す
※首輪を解除することに成功しました。
ただし◆6/WWxs9O1s氏と柊かがみの首輪だけはこの方法では解除できません
【ゴロリ@つくってあそぼ】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:支給品一式
[思考]
1:みんなの首輪を外す
2:ツンデレコンビを捕まえて主催を倒す
【
野原ひろし@クレヨンしんちゃん】
[状態]:全裸、闇ひろし化
[武装]:靴下、
金属バット
[所持品]:支給品一式 、しんのすけの下半身右側、ひまわりの死骸、みなみの四散した亡骸
[思考]:
基本:欲望の赴くまま奪うとしよう。
1:ツンデレコンビたちから希望を奪う
2:主催の欲しいツンデレコンビを目の前で奪うとする
3:ふ く が ほ し い
最終更新:2008年02月26日 12:50