「ふあーあ……おいみなみ、どこ触ってんだよ……ってタコ、お前か」
タコとみなみ、そして6/の三人はシンデレ○城の最上階で一枚の毛布に包まって仮眠を取っていた。
真っ先に目を覚ました6/は、毛布から飛び出しているみなみと自分の尻に触手を回しているタコを見て苦笑した。
そういえばさっきからやたらと尻が痛いのだが、まさか寝ている間にまた何かされたのではないだろうか……タコに。
「ったく、最初は二次元キャラは俺の肉便器とか言ってたはずだけど、今じゃ俺のほうが肉便器だよなあ」
もう苦笑する気にもなれず、毛布からこぼれているみなみが風邪を引かないか心配なのだが手を縛られているので掛けなおしてあげられない。
「みなみ……」
寝顔を見る。やっぱりかわいい。多分みなみの寝顔をこんなに近くで見れた三次元人は俺くらいだろう。
そう思うと少し背徳的な気分になってくる。
ふと枕もとを見ると、寝る前に三人でやっていたトランプがそのまま放置されていた。
「ったく、後片付けくらいしろよな」
嘆息しつつ、なんとは無しにめくれたトランプの絵柄を見ていた。
―――あるトランプの前で、彼の視線は止まった。
それはピエロのような男が描かれた、他のトランプカードとは一線を画する存在。
「ジョーカー……?」
その言葉を呟いた途端、頭の中を無数の、「見たことが無いはずの」光景が駆け巡った。
こことは違う別のロワ会場で戦っている自分。
そして最後に、見るもおぞましい怪物に取り込まれた上にあっさりと殺される自分。
(なんだ……これは……俺が今まで出たロワの中にこんな光景は無かった。じゃあ一体何なんだ!!)
「あちゃー、またシンクロしちゃったねえ」
我に返った時、目の前に信じられない人物たちがいた。
「お前らは……
ドラえもんのセワシとらき☆すたのこなた?」
確か二人ともすでに死んでいるはずだ。まあカオスロワだから生き返ったとしても不思議は無いのだが。
しかし、だとするとこいつらも自分の身柄かもしくはケツを狙って?
「そんな構えなくていいよ6/さん。僕達はちょっと死者スレから遊びに来ただけだから」
「いや、ちょっと遊びに来れるような場所じゃないだろ死者スレからって」
「そんなことは書き手2の自分自身に言ってくれ」
頭の上にいくつものクエスチョンマークを浮かべる6/。そんな彼の心中を知ってか知らずか、
「それよりも本題だよ」
とこなたが口を挟んだ。
「遊びに来たついでに教えてあげようと思ってね。6/さんはさっき異世界の自分とシンクロして、結果特殊能力を獲得したよ」
「……頼むからわかるように話してくれ」
「つまりね、今の6/さんには変身能力があるの。今までカオスロワ内で会った人になら誰にでも変身できるよ」
「はい!?」
「まあまさかトランプのジョーカーが引き金になるとは思ってなかったけどねえ」
こなたとセワシの話を聞いても、最初はとても信じられなかった。
「んなこと言われても、そう簡単にそうですかって信じられるかよ」
「だったら試してみれば? 誰でも好きな人に変身してごらんよ。願うだけでいいから」
「そう言われてもなあ……」
今まで結構な数の人に会ってきたけど、あんまり詳しく顔を覚えている人はいない。
あえて一人選ぶとしたら、やっぱり一番長い間一緒に行動していた……
(って、なんでわざわざかがみにならなきゃいけないんだよ。どうせだったらやっぱみなみだな。
みなみになってみなみの体を触りまくりの弄りまくり……これはいい。毎日鏡を見るだけでご飯五杯はいける)
そう結論付け、さっそくみなみに変身しようとした6/だったが……
「って、なんでもうかがみになってるんだよ!!」
気がついたらすでに紫髪のツインテールのツリ目の少女の姿になっていた。
「いやー、あんまり6/さんがグズグズしてるからさー。勝手にこっちで決めさせてもらったよ」
「勝手に決めたってどういうことだよ!!」
「だから、ちょっと6/さんの脳内に干渉してね……」
「フリーダムにもほどがあるぞ、お前ら!!」
「ああそれと、こっちのロワでのキミの変身能力には制限がついてるんだ」
セワシがにやにや笑いながら付け足す。
「一度使っちゃうと、最低240時間経過しないと次の変身は出来ないから」
「お前ら、このロワがあと十日も続くとでも思ってんのか!!」
「だって仕方ないんだよ、やっぱり他のロワでの能力をこっちに移植するには色々と問題があってね……」
「人の能力を勝手にいじれる奴らがよく言うぜ」
「まあ>>やおいさんとかハルヒさんとかに何とかして貰いなよ」
「それまで俺はずっとこのままってか」
「今までのワケの分らない服装よりは遥かにマシだと思うけど」
そういわれるとそんな気もしてくるが、よく考えたらどう考えてもそんなことは無いのだった。
「じゃあそろそろ帰ろうか、こなた」
「うん、男言葉でしゃべるかがみんも見れたしね」
「お前らひょっとしてそれが見たかっただけか!?」
「ああそうそう、さっきかがみさんにも会ってきたよ。このすぐ傍にいるよ」
セワシのその言葉を聞いて、怒りに我を忘れていた6/もはっとする。
「本当か?」
「うん。相変わらず色んな奴らに狙われてて危なそうだねえ。じゃ、まあせいぜい頑張ってね」
そう言い残すと、6/が引き止める間もなく二人の姿は掻き消えた。
手首や足首の太さが違うせいか、変身した時に手足の拘束も解けたようだ。
6/は毛布からはみ出ているみなみとタコに毛布を掛けなおしてやった。
彼らの傍から離れることに抵抗が無いわけではなかったが、こんな姿になった以上もうここにはいられない。
それに、彼には早く城を脱出してやらなくてはいけないことがあった。
「考えてみたら、この姿は俺達を捕まえに来る連中を撹乱するにはもってこいだな。
今まで散々誤解されてきたんだ。今度は俺が誤解をばら撒く側に回ってやろう」
かがみの姿で行動することにより敵を混乱させながら本物のかがみを探す。
あるいは自分がかがみの囮になってもいい。
どっちにしても、今までのように守勢に回っていては駄目だ。今度はこっちから積極的に誤解を広めてやろう。
6/は、寝ているみなみとタコの頬にこっそり接吻をしてから城の最上階にあるその部屋を後にした。
「おーっと、早速ツンデレコンビ一人目ハケーン」
シンデレ○城から出てくるツインテールの少女を、大通りを挟んだ向かいの店の中から見ながら笑う男が一人。
復讐と憂さ晴らしのために死者スレから出奔した男、
692である。
そして、彼の膝の上では犬の体をした田村ひよりがさきほどから妖艶なあえぎ声をあげていた。
「ああっ……ん、イヤ、こんなこと間違ってるッスよ……」
「るせえよ。他に女がいないからてめえで我慢してやってんだろ?
俺は犬だろうがなんだろうが、女なら誰でも喰っちまうんだよ」
「獣姦って、昔のヨーロッパでは死刑ッスよ……」
「上等だな。悪魔と契約したとかいうレッテルはまさに今の俺達にこそ相応しいぜ」
一通りひよりをイかせると、692は次の獲物―――すなわち、さっき発見した『
柊かがみ』を手中に収めるために後を追い始めた。
【
二日目・午後六時半/千葉県某夢の国】
【◆6/WWxs9O1s氏@現実】
[状態]:変身中(柊かがみ)
[装備]:贄殿遮那@灼眼のシャナ
[道具]:業務用ポッキー(ダンボール一箱分)
[思考]
1:建前:なんで俺がこんな姿に!!
本音:ま、まあ、そんなに悪くも無い……かな……
2:建前:かがみのやつめ、合流したら尻百叩きだ
本音:かがみと合流したら抱きしめてあげたい
3:誤解フラグを解く
4:放送を信じない味方を集め、主催を倒す
5:最終手段でかがみとともに主催のところに行き、(本物の)みなみを生き返らせてもらう
※大臣の取引には乗ったふりをしていますが、実際に手を貸すつもりはありません。
※
第六回放送その他色んな放送を聴いていません(かがみにレイプされていたため、などで)
※異世界の自分と記憶がシンクロし、変身能力を得ました。ただし制限で240時間置きにしか使えません
【タコ@某夢の国】
[状態]:健康
[装備]:
みなみ量産型
[道具]:支給品一式
[思考]:睡眠中
【692@現実】
[状態]:覚醒 凄味でホワイト・アルバムを習得 星
[武装]:スペツナズナイフ、しんのすけの上半身左側
ダイアーさんの罠、金のマスク、銀のマスク
ツンデレコンビに関わった事による不運
[所持品]:支給品一式、ノートパソコン(北川の支給品)
[思考]:
1:ひよりもなかなかイケルじゃねえか
2:現実世界に返るために、かがみと◆6/WWxs9O1s氏の隙を見て元祖ツンデレコンビを捕まえる
3:自分をこんな目に会わせた書き手は殺す
※平行世界の自分と、記憶がシンクロしています
※変身した6/氏をかがみだと誤認しました
【田村ひより@らき☆すた】
[状態]:体犬、頭人間 星
[武装]:なし
[所持品]:なし
[思考]
1:ひ~よりんり~ん~(バーイバイキンのテンポで)
※殺しても多分ホレ薬の効果は解けませんw よって692氏は犬と恋愛フラグ発生しっぱなしです
最終更新:2008年05月05日 15:35