俺は朝倉と一緒に埼玉方面へと向かっていた。
歩き始めて一時間くらいが経った頃だった。
「…? 長門さんの中の人の気配が強い……もしかして!?」
「お、おい! 待てよ!」
こう言って突如朝倉が一目散に走り出したので、俺も追いかける事にした。
もしかするとその長門とかいう奴もこっちの気配に気付いてたのだろうか…?
まあ有り得ん話ではないが…。
しかしそんな俺たちを待っていたのは、
背格好からして小学生くらいの、熊のぬいぐるみを持った変な癖毛のガキだった。
まさか朝倉の言ってる長門ってのは、こんな年端もいかないガキの事か…?
おいおい、小学生のガキと結婚だなんて冗談も甚だしいぜ。
「あれ? 長門さんじゃない!?」
「アンタは何を言っているんだ。私は長門なんていう名字を持った事は一度も無い」
どうやら人違いだったようだ。
こんな行き当たりばったりで俺たちホントに大丈夫なんだろうか…。
ま、そうじゃないかとは思ったけどな。
「おかしいなあ…。雰囲気も長門さんにそっくりなんだけど…」
「人違いだ。私は
南千秋。ここで姉を探している」
ほお、どうやらこのガキ、南千秋はこんな所ではぐれた姉を探しているらしい。
ま、誰だって親類と離れたりすりゃ必死で探すだろうけどさ。
しかし、何だってこんな所に一人ぼっちでいるんだろう?
彼女は問わず語りで語った。
自分が三姉妹の三女で、とある場所でごく普通の平凡な日常生活を送っていたこと、
それを突然バトロワ開始宣言で崩された事を。
「何か訳の分からない連中がバトルロワイアルとかいうものを始めるって言い出して、
気が付いたら私一人だけこの場所に取り残されていた。
そこでここで姉を探しているのだが、いっこうに手がかりは掴めない。
どうしたらいいものか困っているところだ」
そうか…察するところ、この子はこの聖杯戦争の犠牲者の一人らしいな。
姉においてかれた妹の気持ち……察するに有り余るぜ。
「ふうん。で、どうするこの子?」
お、おい! そこで俺に振るのかよ!?
俺にはマセガキの世話なんて趣味はないんだぜ?
ま、俺もこんなガキをこんな危険な場所に置いてくほど冷淡じゃないしな。
「ま、望んで探し続ければ、いつかは見つかるって言葉があるしな。
こうやってめぐり合うのも何かの縁だ。
行くアテがないんなら、俺たちについて来てもいいぜ?」
かくして俺と朝倉、それに千秋を加えた子連れ珍道中が始まった。
まったくこの先どうなることやら……
ま、愚痴っても仕方ないからとりあえず先へと進むんだがな。
一日目・午後3時頃/栃木県】
【
赤木しげる@アカギ】(マスター)
[令呪]倍プッシュだ・・・!
[状態]かなり運がある
[装備]拳銃
[思考]聖杯戦争を潰す
とりあえず朝倉さんと千秋の目的に付き合ってやろう
※赤木は長門を朝倉の恋人で性別は男だと思っています
【
朝倉涼子@ハルヒシリーズ】
[宝具]情報操作
[状態]健康
[装備]北高制服
[思考]長門と結婚したい
埼玉方面に長門の中の人の気配を感じる
※朝倉が感じている気配は
岩崎みなみのものですが、まれに間違ったものを受信することもあります。
【南千秋@みなみけ】
[状態]やや健康
[装備]不詳
[思考]姉を探して合流する
[道具]ふじおか(熊のぬいぐるみ)
最終更新:2008年08月26日 20:11