ここ10年以上、アメリカでは住宅市場が好調だった事から、サブプライムローンは非常に多くの人に利用された。そもそも、ローンを組む際に担保とする物の価格が仮に下落して、ローン残高よりも低い評価額になってしまった場合には、その担保にした物を売却してもローンは残ってしまい、支払い義務が発生するという一般的に担保割れと呼ばれる状況に陥ってしまう。しかし、当時のアメリカでは、住宅市場が上昇し続けるという一種の神話が生まれており、誰もが住宅価格の上昇を疑わなかった。つまり、担保とする住宅の価格の下落を予期できなかった大量の人々が、このローンを利用した。
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最終更新:2008年06月05日 20:09