-そのころ澪は-
紬「それじゃあ澪ちゃん…死んで?」
澪「く…」
ザッ…!
???「ここね…祭りの場所は…」
ゾルダ[紬]「誰?」
ナイト[澪]「新たな…ライダー?」
オルタナティブ・03「ぐわぁあああああ!」ドシャッ!
オルタナティブ・ゼロ[斎藤]「03ィヤ!貴様…一体何者だ…」
王蛇[?]「私も仲間に入れて?イライラするのよ…」
オルタナティブ・ゼロ[斎藤]「く…ッ!01、02は陣形A!近接戦闘を行え!04、05は陣形B!01達を援護!乱入者、紫のライダーを駆逐せよ!」
オルタナティブ部隊「了解!」
王蛇[?]「ハハッ!遊び相手がたくさんいて嬉しいわ、さあ私を楽しませてぇ…」
オルタナティブ・ゼロ[斎藤]「お嬢様、ここはオルタナティブ部隊に任せ我々は離脱しましょう…ブランク体のままでは充分に戦えない…」
ゾルダ[紬]「そうね…斎藤、例のモノはもう完成しているのかしら?」
オルタナティブ・ゼロ[斎藤]「ええ…95%完成しています、今夜には100%になるでしょう」
ゾルダ[紬]「楽しみだわ、では…家に戻りましょうか」
スッ
ナイト[澪](私もここは一度退いた方がよさそうだな…早く唯を捜さないと…)スッ…
オルタナティブ05「馬鹿な…元傭兵である俺達…オルタナティブ部隊が…全滅…!?ぐほぉつ!」ドサッ!
王蛇[?]「あら…?もう終わっちゃった…ほかの奴等は全員逃げちゃったみたいだし…」
シュウウウ…
さわ子「つまらないわ…」
-仮面ライダー王蛇-
山中さわ子が変身する蛇のモンスター、ベノスネーカーと契約した仮面ライダー。3体のモンスターと契約している
-その日の夕方・平沢家-
澪(唯の奴…無事かな。ちゃんと家に帰ってるといいんだけれども…)
ピンポーン!
憂「はーい!あ…澪さん…」
澪「憂ちゃん…あの、唯帰って来てる?」
憂「ええ、いますよ」
澪「本当か!」
澪(よかった!無事だった!)
澪「唯に…会わせてくれないか…?話がしたいんだ」
憂「駄目です」
澪「唯が…会いたくないって…?」
憂「そう言ってました、すいませんけど帰ってくれませんか?」
澪「分かった、ごめんね…邪魔をして」
ドンッ!
澪(やっぱり…まだ怒ってるのか…でも、私の予想通り本当にムギが緑のライダーだった。この事実を知ったら…唯は……)
唯「うぃ…今のお客さん…?」ムニャムニャ
憂「あ、起きたんだねお姉ちゃん!今のは宗教の勧誘だよ」
唯「そう…」
憂「……お姉ちゃん…さっきはごめんね、急に殴ったりして…」
唯「私こそごめんだよ…憂が私のために頑張ってるのに、憂の気持ちを知ろうともせず自分の意見だけぶちまけて…」
憂(お姉ちゃん…わかってくれたんだね!)
唯(でも、やっぱり止めなきゃ…憂には憂の信念があるんだろうけど…私は…!)
唯(澪ちゃんならこんなときなんて言ってくれるかな…会いたいよ…澪ちゃん!)
-ムギの家-
紬「斎藤…これがそうなのね?」
斎藤「ええ…これが我が琴吹重工が誇る最強の人工モンスター…マグナテラでございます」
マグナテラ「ンモ゛ォオオオオオオ!」
紬「マグナテラ…強そうな名前。でも外見は…ただ赤くなっただけみたい。さほど変わってないような…」
斎藤「しかし中身は大幅にパワーアップしています。火力、装甲はマグナギガの3倍です」
紬「まぁ…!」キラキラ
紬「でも色は前みたいに緑がよかったわ…赤ってあんまり好きじゃない…」
斎藤「まあ別に緑色でもよかったんですけど…赤と3倍の組み合わせには男の子の夢が詰まっていますから…」
紬「…?そうなの?というか私、女の子なんだけど…」
斎藤(美少女とロボットの組み合わせには…童貞の夢が詰まっていますから…それはそれでいいんですよ)
斎藤「さ、お嬢様。マグナテラと契約を」
紬「そうね…」ピカァアアア一!
紬「す、凄いわ!力がみなぎってくる!これがマグナテラの…力!」
-夜-
キィン…キィイイイイン……
かきふら士郎「ライダーの諸君…聞こえるか…?順調に潰し会っているようで何よりだ…」
士郎「しかし…タイムリミットが近づいてきている…お前達がライダーでいられる時間がな…」
士郎「明日だ…明日までに最後の一人を決めなければ…お前達は願いを叶えることができなくなる……」
士郎「明日の午後一時までにきらら公園までこい……そこで全ての決着をつける……戦え…」
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唯「憂…!今の…!?」
憂「お姉ちゃんも聞こえた?どうやら…明日が最後の戦いになるみたいだね?」
憂「お姉ちゃん…怖い?」
唯「当たり前じゃん!明日…死ぬかもしれないんだよ?」
憂「大丈夫だよ…?お姉ちゃんは死なない…私が守るから。だから…安心して眠って?」
唯(憂の目に迷いはない…本当に全てのライダーを倒して、最後は自分が死ぬつもりなんだ。全部…私のために…)
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キィン…キィイイイイン……
士郎「今…戻ったよ?」
???「お帰り、お父さん。全ライダーに伝えてきたんだね?明日が最後だってこと」
士郎「ああ、遂に明日…お前の願いが叶うんだ!ってまた和と純の首で遊んでたのかい…」
???「うれしいなぁ…う…ゲホッ!ゴホッ!ハァッ…!また発作が!」
士郎「大丈夫かい?」
???「ええ…この発作とも明日でお別れだから…ねえ…お父さん……?私、勝てるかしら…?」
士郎「勝てるとも…お前に渡したデッキは全ライダーの中でも最強のオーディンのものだ…オーディンに敗北の文字はない。お父さんを信じなさい…茜」
茜「うん!」
最終更新:2011年05月05日 20:33