唯「あれ、ムギちゃんまだ居たんだ」
紬「え、ええ…」
唯「みんな帰っちゃったし、今日は部活無しだねー」
紬「そ、そうね…」
唯「私もかーえろ…じゃーねームギちゃん!」
紬「じゃあ…ね」
唯「こんな感じだったけど、良いんですかい憂どのー?」
憂「良いよ!お姉ちゃん!」
唯「えへへー…」
憂(軽音部なんて…無くなってしまえば良いんだわ…ずっと一緒だよ…お姉ちゃん///)
唯「ういー、ご褒美のアイスー」
憂「はーい」
唯「でも本当に良かったのかなあ…みんな怒ってるよねきっと」
憂「うふふ…そんな心配は無用だよお姉ちゃん」
唯「へ?」
憂「お姉ちゃんは明日から学校に行かないんだから…」
バフ
唯「う~ん…」ドサ
憂「さすがはクロロホルム♪」
憂「麻酔をしようね…お姉ちゃん」
憂「お姉ちゃんが痛がる姿なんて見たくないもんね…」
憂「これでもう…外の世界で汚れずに済むんだよ?」
キュイイイイン
憂「うふふ…綺麗な足…」
憂「冷凍しておけば平気だよね?」
憂「ちゃんと皮膚を縫いつけないとね…」
憂「次は手ね…やっぱり綺麗…うふふ」
憂「止血よし、縫合よし。暫くは痛み止めが必要だけど、綺麗に仕上がって良かった」
憂「愛してるよ…お姉ちゃん…////」ちゅっ
澪「律…」
律「ん?」
澪「一緒のベッドで…寝て良いか…?////」
律「…うん///」
澪「ありがと///…なあ、明日は学校…」
律「学校は行く。だけど部活へは行かない」
澪「…そうだな。私もそうする」
律「お休み」
澪「おやすみ/////」ぎゅぅ
律「…////」
さわ子「あら、今日は平沢さん休みなの?軽音部員は何か知ってるかしら?」
律「知りませーん」
さわ子「そう…」
律(あんな奴…)
澪(唯…何か理由があったんじゃ…?)
紬(良かった…今日は怖い思いはしなくて済むのね…)
澪(何かイヤな予感がする…)
唯「……ん?………」
憂「目が覚めたね、お姉ちゃん…」
唯「あれ?私何してたんだろう…?…痛い…!」
憂「やっぱり痛むよね…これ飲んで?」
唯「く、口移し…!?///恥ずかしいよぉ…自分で飲むよ…」
憂「飲めないでしょ?」
唯「手が動かない?何で?」
憂「…だって無いんだもん」
唯「へ?…本当に無い…足も?…ふぇ?何で…?」
憂「知り合いのKGB将校に、やり方を教わって、道具も貸してもらったの」
唯「けー…?」
憂「KGB…ソ連の機関。澪ちゃんのお父さんもあそこの工作員だよ?」
唯「分けわかんないよ……何で…意味わかんない…」
澪「パパ…話があるの」
パパ「ん?何だ?」
パパ「ヒラサワユイ…ああ、外務官僚の長女か…前に話したな、あの家の次女には気を付けろと…大丈夫か?」
澪「…調査して欲しいの」
パパ「え?」
澪「最近様子がおかしくて…イヤな予感がして…」
パパ「…姉妹の様子がか?…そうか友達だったな、お前とあそこの娘とは…じゃあ詳しく聞かせてくれるか?」
澪「…うん」
最終更新:2011年11月23日 01:29