後日
唯「みんな、そろそろ正午だよ。」
律「結局一睡もできなかった。」
澪「閣下のあの姿、やっぱり合宿のときのあれは幻じゃなかったんだ。」
紬「でも、あれが現実なのよ。うけとめなくちゃ。」
HTTのメンバーが屋上に上がるとそこには傷だらけではあるが、
閣下に加え、そのバンド仲間、とほか大勢の人間がいた。
唯「閣下!大丈夫!?」
閣下「問題ない。」そういうと閣下はまくし立てるように話し始めた。
さて諸君。諸君たちがもう気づいているように我々は人間ではない。
我々は魔界から悪魔教を広めるために来た悪魔なのだ。 以前、我々はこことは別の地球にて
悪魔教の布教活動を音楽を通し行い、成功し、魔界に帰還したのだ。
そして、今回はこの地球での活動となった。しかし我輩はこの世界にきて
新しいことにチャレンジしようとしてみたのだ。
それが諸君たちHTTなのだ。 諸君らは我々との活動により、悪魔の力を得ている。
昨日の地震は、それを危惧したゼウスによるものだ。
だが、今回の魔界軍の攻撃により、ゼウスは100年以上の活動停止に追い込んだ。
さて、ここで諸君らに問う。諸君らの力は未完成である。
その力は我々、悪魔総進撃軍の音楽によって完成するのだ。
諸君はそれを受け入れるか?それは自由だ。
受け入れなければその未完成の力も次第に消えてゆくだろう。」
唯が振り返りHTTメンバーの顔を順にみる。
そして
全員が「受け入れる」と答えたのだった。
閣下「良いのか?悪魔の囁きだぞ。」
唯「閣下が悪魔だなんてかんけいないもん!閣下は閣下!」
律「そうそう。なんたって命の恩人・・恩悪魔か。だしね!」
澪「ちょっと戸惑ってるけど、閣下は私たちの顧問です!」
紬「受け入れます。閣下は私たちをここまで成長させてくれたんです。」
閣下「・・・・。よかろう。」
ライデン「ええこたちや~~~」
ルーク「涙ちょちょぎれる・・」
石川「表現古いよ。でもうれしいなあ!」
清水「勝手ですまないね。でも悪魔だから!」
そうして、悪魔総進撃軍の演奏が始まった。
閣下「これにて諸君たちへの力の継承は終わった。」
澪「相変わらずすごい・・」
律「感動しちゃった」
紬「うるうる」
唯「・・・・・」
閣下「諸君たちは我々と同じ力を得た。それは音楽を通し人々の心に気持ちを染み渡らせることのできる力だ。
諸君たちならそれがうまく使えるだろう。 これで我々の任務は終わりだ。」
唯「閣下たち・・いっちゃうの?」
閣下「うむ。」
律「どこかで覚悟はしてたと思う。」
澪「でも、最後に何か恩返しがしたい。
紬「なので・・最後に私たちの曲を聴いてください。」
唯「今日の今だけ、私たちは放課後ティータイムじゃありません!」
閣下「?」
メンバー「the end of a century tea time ! 」
悪魔たち「おー」
唯「そして、演奏する曲は私たちの思い出の曲です。」
~♪
お・・これは・・・
閣下「!」
唯「・・・スゥ~、 地獄の皇太子!」
~♪
メンバー「・・・・ドキドキ」
閣下「・・・・・素晴らしかった。」
閣下の言葉のあと悪魔たちからの拍手が巻き起こった。
と同時に白い光が現れた。
その光の中に悪魔たちが次々と消えていく。
閣下「諸君たちの心、気持ちが伝わってきた。やはり我輩の目に狂いはなかった。」
諸君たちのこれからの活躍を魔界から見守るとしよう。」
メンバー「閣下!」
こうしてる間にもどんどんと悪魔は光の中に消えてゆく。
ルークが エースが、 ライデンが、 ゼノンが、
閣下「諸君、始まりがあれば必ず終わりがある。 出会いがあれば必ず別れがある。
それは避けることのできない必然だ。 だが、悲しむことはない。 いずれまた会うことができるのだから。」
メンバー「か・・かっかぁ・・・・」
閣下「涙は見せるな。前を向け。諸君らのエルドラドは目の前にぶら下がっているのだ。早く行け。早く行け見失わないうちに。
また どこかで 会おう。
フハハハハハハハハハ!フハハハハハハハハ!
完!
みんな ねちったかな?
付き合ってくれた方、遅くまでおつかれちゃんでした。
キャラ崩壊もうしわけない。けど書いてて楽しかった。
聖飢魔Ⅱに興味もった方、この機会にぜひ。
終わらせ方も何パターンか考えてたんだけど、これにしました。
んでは
また会おう!
フハハハハハハハハハハ!
最終更新:2012年08月29日 19:54