律「よ!掃除当番当たってさ!遅くなったな。」
澪「そこでちょうど梓に会ってさ。」
梓「こんにちは。」
唯「みんな!」
梓「sっと・・・唯先輩今何か食べようとしませんでしたか?」
唯「え?ま、まっさかー!」
梓「怪しいです!何か・・・」
唯「証拠でもあるの?」
梓「女のカンです!」
唯「ありゃりゃ・・・」
梓「ムギ先輩からお菓子でも貰おうとか思ってたんじゃないんですか?」
唯「・・・あーあー。」
澪「どうしたんだ唯?」
唯「もうすこし遅いったら私だけ先にお菓子食べれたのにー!」ガッカリ
梓「やっぱりそうだったんですか・・・」
唯「あずにゃんには全部お見通しみたいだねー!」
紬「まあ、皆で食べればいいんじゃない?はい、唯ちゃん。マーブルチョコよ。」
唯「わーい!」
唯「いっただっきまー・・・」
梓「唯先輩!ちょっと待って下さい!」
唯「待たないy」
バシッ!
唯「痛い!いきなり何するの!あずにゃんったら!」
梓「・・・なんの薬なんですか?」
律「な、何を言ってるんだよ・・・ハハ・・・」
紬「別に隠すことじゃないわ。」
澪「眼球が飛び出る薬だ。」
梓「え゛」
唯「ちょっと待って・・・眼球が飛び出るってどういうこと・・・?」
紬「私にはよく・・・」
梓「でもさっきの言い方・・・3人とも何か知ってるって感じでしたけど。」
梓「澪先輩に至っては薬の効果まで言い当てましたし・・・」
梓「どういうことか説明してください。」
唯「え?え・・・?」
律「あのさ、実は私この流れ見るの3回目なんだ・・・」
梓「3回目・・・ですか?」
律「うん。一回目は自分の眼球が飛び出て。
実はそれは夢で・・・次は澪の眼が飛び出るんだけどそれも夢で・・・」
澪「ちょっと待て律。実は私さっき自分の眼が飛び出る夢を見たぞ!」
梓「澪先輩もですか!?」
澪「ああ。律の数え方で行くなら私はこの流れを経験するのは2回目だ。」
律「澪・・・お前・・・」
澪「でもさっき、梓はこんな質問はしなかったぞ。」
律「あ、ああ!私も3回感じたけど梓がこんなこと言ったのは初めてだぞ!」
梓「そ、そうなんですか・・・?」
唯「ど、どういうこと・・・?意味がわからないよ・・・」
梓「もしかして、私たち今もまだ夢の中なんですかね?」
律「全員一緒の夢ってか?ありえないって!」
梓「でも記憶の一致とか・・・」
澪「でも梓は覚えてないんだよな?」
梓「はい・・・」
律「その感じじゃムギも覚えてないよな?」
紬「え、ええ・・・」
唯「なになに?今って夢の中なの?」
澪「多分っていう仮定の話をしているんだ。」
唯「さっぱりだー」
紬「でもこのままじゃ埒があかないわね・・・」
梓「じゃあとりあえずこの夢を終わらせましょう。
夢が終わる条件とか・・・ありませんか?」
澪「私は眼が破裂したところで眼が覚めた・・・」
律「私もだ。2回とも破裂で眼が覚めてる。」
唯「じゃあもう一回破裂しようよ!みんなで夢から覚めよ!」
澪「でもそれじゃあ誰かが犠牲に・・・あんな思いもうしたくないよ・・・」
梓「わ、わたしがやります!」
唯「あずにゃん!?」
梓「これで眼が覚めるならいいです。確かこのマーブルチョコが薬でしたよね?」
律「ああ。多分そうだ。」
梓「じ、じゃあいただきます・・・」スッ
唯「ま、待ってあずにゃん!!」
梓「唯先輩・・・?」
唯「そんなあずにゃんが傷つくことなんかないよ!!だから犠牲になるのなんかやめてよ!」
梓「唯先輩・・・///」
梓「でもいいんです。みんなのためになれるなら喜んで・・・」
紬「ちょっとそのチョコ返して欲しいんだけど・・・」
梓「え?」
唯「ムギちゃん?」
紬「お願い。」
梓「嫌だと言ったら・・・?」
梓「えいっ!」
澪「!?」
唯「澪ちゃん!?」
澪「・・・」モグモグ
紬「な、何を・・・」
梓「返すくらいならこうしますよ。」
唯「あずにゃんうまい!」
澪「痛い痛い痛い!やっぱ痛い痛い痛い痛い!!もう我慢できないくらいヤバい痛い瞼破れそう!!」
律「おい、どうするんだよ!?」
梓「皆さんの話聞いた感じじゃこれは夢だそうじゃないですか。」
澪「痛い痛い!!やっぱり痛いって!!これやばいって!!」
梓「多分眼が破裂したら眼が覚めますよ。きっと夢ですから。」
澪「そんなこと言って夢じゃなかったらどう責任とってくれるんだよ!!」
梓「きっと夢です!大丈夫!!」
澪「やべ・・・外れるぞこれ・・・」
ぼとっ
律「ありゃー澪のやつとうとう外れちゃったかー」
澪「外れた!外れたぞ!!たすけてくれ!!」
唯「どんどん膨らんでもうサッカーボールみたい・・・」
梓「ここに来て膨らむ速度が・・・人一人が入れそうな大きさですね」
唯「澪ちゃん・・・」
澪「だめぇ、弾ける・・・」
パーン!
紬「また無理だったわね・・・」
斉藤「もうそろそろ諦められたら・・・」
紬「いいえ、皆が一つになるまで諦めないわ!もう一回よ!」
斉藤「はい・・・」
紬「私は皆が一つになるまで諦めないわ。」
紬「そうだ、今回は少し変えて見ましょう。」
最終更新:2013年05月17日 18:56