東方キャラの性格改変有り
「最強のあたいをテストしようっての?らくしょーよ!」
紅魔館正門から湖に至る短い一本道、最初に知らされた時は心からそう考えていた
しかし
チルノは今、空前絶後の精神衰弱状態にある
チルノは自分が紅魔館正門に佇んでいるのに気がついた
こんな暑い日に、カエルの一匹さえ居ない所に何故自分が立っているのだろう
さっさと棲家の湖に帰ろう、そう考えて透明な羽根に力を篭めるも、何故か1cmも浮くことが出来ない
思わず小首を傾げと、一人の女性が
チルノに話しかけてきた
「また戻ってきましたね?ささ、とっとと先に進んでください」
彼女は門番、紅魔館の前でいつも寝ているほん・・・ちゅうごくという妖怪
チルノはそう認識している
「ちゅうごくなんか怖い…」
いつも優しい美鈴が、いつもの微笑みで話しかけただけ、今日はそれに何故か怖気が走る
「ああ…散々いじめちゃいましたからね、でも今の難易度は前代未聞の-C、門はフリーパスです」
散々いじめた…?その言葉でおぞましい感覚が一層ハッキリしてくるが、門番の言ってる事はさっぱり分からない
「ちゅうごく怖い…今日会ったの初めてだけど怖い」
チルノは普段と違う美鈴の異様さに思わず数歩後ろに下がる
「ああ、ここは夢の世界のゲームの中でループしてますからね、過去の感覚でしょう」
「門をよじ登ろうとした貴方を串刺しにしたり、制止を無視して門を開けた貴方をスコップでかき氷にしたり」
「騙されて炎天下、散々花壇の雑草を抜かさせられた後の貴方の呆けた泣き顔は最高でした」
美鈴はいままで
チルノに行ってきた残酷な仕打ちを、ちょっとしたいたずらであるかのように舌をだして話した
なんとはなく、そんな事が本当にあった気がしてきたが…ループ?夢?
チルノの頭脳では説明を1割も理解できなかった
しかし
チルノにも蘇ってくる恐怖と絶望の感覚だけは感じ取る事が出来た…この場所から一刻も早く逃げたい
「やだ・・・やだ・・・」
チルノは体を縮こませ震えながら、恐怖の感覚が染み付いた門を早足で駆け抜ける
「
チルノさーん、メモはちゃんと見てくださいねー!もうそれで30回ぐらい死んでるんですからー!」
美鈴は笑顔で小さな
チルノの背中を見送った
________________________________________________________
『 ミズウミ チュウオウ ノ オキニイリ ノ バショニ タドリ ツケバ アナタ ノ カチ 』
【やってはいけないリスト】
- もんばんうそつき(パス)
- 大ちゃんもしんじられない
- カエルこおらせない すわこがひどいことする(パス)
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
________________________________________________________
メモの筆跡は
チルノのものではない、
チルノは自分で書いたヘタクソな字を自分で読む事が出来なかった
最初の数十回は、蘇りメモを見る度、何が書いてあるか分からず
チルノは泣きじゃくってばかりいた
今のメモは
チルノのヘタクソな字を美鈴が解読し、綺麗に書き直したものだ
裏書も丁寧なルビと噛み砕いた説明に変更されている
そこそも、
チルノがこのような賢者の戯れに参加しているのには理由がある
…
チルノのような子供の「だだっこ」を皆の前でやられる事は、賢者達にとって非常に困る事だった
「あたいを仲間はずれにした!!あたいが最強だからって逃げてるんでしょ!!」
公衆の前で泣きじゃくり足をばたつかせる子供の姿は、それを招いた周囲の年長者の人格を狭器に見せる
幼い少女のささやかな願いを撥ねつける神が、支配者が、正念場で信奉者や民草を救ってくれるものか
賢者達はここで大人の寛容を示さなければ、各々の信仰に、名誉に響くと判断し渋々
チルノの参加を許可した
しかし
チルノの頭脳では永久に昏睡するのが関の山、神々は
チルノにだけ特別な救済措置を加えたのだった
________________________________________________________
この世界は本当ではなく、プレイヤーであるあなたが見ている夢
あなたは覚えてないけど、この世界は繰り返してます、あなたが出来るまで何度でもやりなおし
この世界の人はみんな毎回同じ動き、同じ動き・同じ会話しかしない(ちゅうごくだけは違う)
途中にいるみんなの言う事を聞いて、カタカナで書かれている事ができればみんな元に戻る
【ルール】
- 【やってはいけないリスト】に書いてある事をした場合、あなたは死にます、又は殺されちゃいます
- やりなおし回数が無くなると全部忘れて門からやりなおし(これをコンティニューと言う)
- やりなおし回数の数は表面の※の数
【この紙について】
- ここに書かれてある文章は何回死んでも消えません
- この紙を無くしても、心に願えば何度でも戻ってきます メモで鼻をかまない事
- 【やってはいけないリスト】は死んだ場合にのみ、勝手に死んだ理由を書き足されます
【記録者について】
- ゲームのルール説明、記録を行なう者。ゲーム中に一人だけ存在する 今は中国もあなたを助けてくれます
- 【やってはいけないリスト】を行なったあなたを殺す役割も持っているため注意が必要
- 故意にプレイヤーを妨害することは無い。手助けもしれくれない
難易度-C
_________________________________________________________
紅魔館から少し進んだ先の平原、
チルノは少しでもあの不気味な門から離れようと小走りで歩く
平原を半ばまで進んだその時、そこに見慣れた親友の姿を見つけた
「大ちゃん!怖かったよ!ちゅうごくが・・・ちゅうごくが」
狼狽する
チルノを大妖精はいつものように優しくなだめて…は、くれなかった
「
チルノちゃん、かくれんぼしよっか」
大妖精の様子がおかしい、大ちゃんはこんな作ったような不気味な顔で笑わない
チルノは少し怯えたような表情で、大妖精に尋ねる
「大ちゃん?今はそんな事より湖に帰りたい」
大妖精もあの美鈴と同じくおかしくなってしまった?一抹の不安を抱きながらおずおずと尋ねる
「しますか?しませんか?どちらでも構いません」
大妖精の口調が妙に事務的なものに切り替わる
「大ちゃん!?なんか今日は大ちゃんまでおかしいよ」
親友の大妖精の変化に
チルノは混乱する、しかし
「範囲はここから湖畔まで、これから私は100数えます。その間に隠れてください」
「いーち、にーい、さーん・・・」
いきなりゲームの開始を宣言する大妖精
焦りながら近場の隠れ場所を思い出し、急いで駆け込んだ
100までカウントを終えた大妖精が辺りを見回し・・・そして数分後
大妖精はいとも簡単に
チルノを見つけた
それもその筈、
チルノは真昼の晴天の下
大妖精から20mほどの距離の草むらに蹲っているだけだったのだから
「
チルノちゃん見つけた、ゲームオーバーです」
「そんな・・・いつもは大ちゃん見つけられないのに!ずるした!」
あたいのとっておきの隠れ場所に隠れて見つかった事など無かったのに何故?
そんな不条理に
チルノの頭にたちまち血が上る
普段はそんな
チルノを優しく宥めるのが二人の関係、しかし悪夢の大妖精は容赦無く現実を告げる
「現実世界の大妖精は恐らく見つけられないフリしてるだけです。そんな草むら、お尻丸見えですよ」
普段の戯れとは違う計算された弾幕が
チルノを囲む・・・大妖精の弾幕は正確に
チルノを貫いた
≪プレイヤーの知能がクリアに満たないと判断 難易度Dに変更されました≫
残機を消費し蘇り、恐怖の門を大急ぎでくぐり抜けた
チルノ
今回はコンティニューではないので、先程の暴力の記憶はそのままだ
「大ちゃんおねがい・・・いじわるしないで・・・」
先程の弾幕ですっかり怯えた
チルノは震える声で縮こまった
「難易度は現在D、ここもフリーパスになりました。さ、
チルノちゃん先に行って?」
大妖精は先程とは打って変わって、満面の笑みだ
普段の大ちゃんに比べたら笑顔が張り付いたようでおかしいけれど、先程の大妖精に比べたらずっとマシ
「本当はこの先にリグル、ミルティアの関門が予定されてたんだけど・・・ついにDにまで下がったからね、中止」
「あとカエルも取り除いたし蘇生回数も無限になったわ・・・あれだけ数が増えたら、コンティニューの意味無いもの」
…表情は満面の笑みなのだが、口調から難易度が下がった事に対して侮蔑の感情を持っているのが伝わってきた
「なので、次はいきなり最終関門のレティです。ともかくこれ以上難易度が下がらないように頑張って
チルノちゃん」
チルノは大妖精を視界の端に捕らえ続けたまま、湖に向かった
そんな
チルノを大妖精は鼻で笑っていた
なんとか愛しの棲家に戻ってこれたが、湖の様子がおかしい・・・カエルが一匹もいないのだ
これが先程大妖精が言っていた救済措置なのだろうか?しかし、それよりも更におかしいのは
この夏の日差しの下には、絶対いる筈の無い
チルノのもう一人の親友がそこに立っていることだった
「レティ助けて!さっきからみんなおかしい!」
「
チルノ、なぞなぞよ」
レティの表情はいつになく冷たい 巫女が挑んできた時もレティはいつになくクールだったが、今回はその比ではない
「レティも・・・みんなもとに戻ってよ・・・」
「受けますか?受けませんか?どちらでも構いませんが」
…大妖精と同じ調子だ 今のレティはいつもの優しい彼女じゃない
大妖精と同じく彼女も私を容赦無く串刺しにするだろう
「受け・・・ます だから酷い事しないでください・・・」
恐怖に怯えいつになく殊勝な返事を返す
チルノの精神が限界に達している事の証だった
「それでは問題、東から昇って西に沈む真昼の支配者、なーんだ」
思考を限界まで巡らす…東?西?東って何?真昼・・・お昼のこと・・・
支配者・・・紅い吸血鬼や亡霊のような・・・さいきょーに近い・・・
「・・・あたい?」
これが
チルノの精一杯だった
「ハズレです」
レティは「いくらなんでもこれはない」と言った顔で呆れた
「でもあたいはさいきょーで支配者っぽいし・・・夜はねむいし」
「
チルノは東から昇って西に沈まないでしょう?」
いつもの優しく諭す口調ではなく、呆れと蔑みがありありと感じられるものだった
「正解はこれよ」
レティが指を掲げると雪の結晶達がレンズを作り光を集まり、その焦点は
チルノに向かう
「やだやだ!熱いよレティ!あたい死んじゃうよ!やめてやめて!」
凝縮された太陽光の熱は、氷の妖精をたちまち溶かし始めた
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・
_______________________________________________
『 ミズウミ チュウオウ ノ オキニイリ ノ バショニ タドリ ツケバ アナタ ノ カチ 』
(みずうみ ちゅうおう の おきにいり の ばしょに たどり つけたら
チルノ の かち)
【やってはいけないリスト】
チルノさん、もう一ふんばりですよ、みんな応援してます!加油!(中国より)
チルノちゃんがんばって!ゴールはすぐそこだよ!(大妖精より)
チルノ、さっきは酷い事してごめんね もうぶったりしないから一緒にがんばりましょう(レティより)
メモで鼻をかまない事
N/A
_____________________________________________
今では最終関門に、レティ自身の手取り足取りの助けだけではなく、
ついに前関門の大妖精まで出張してくる有様になっていた
「東側から踏み出せばクリアだから!大丈夫よ!」
優しい口調でレティが率直な答えを
チルノに教える、もう既に関門でもなんでもなくなっていた
「ひがじ・・・わがんない!うわあああああああん」
「地図を思い出して!上が北よ!」
先程からレティと大妖精は錯乱気味の
チルノをあやし、分かりやすい解説をし続けている
もはやプログラムの趣旨は完全に放棄された格好だ
しかし、
チルノはそれでも理解できないらしく立ったまま片足を空に向かって掲げる
「あだい今飛べないからお空まであじがとどか゛ないよ!レティのいじわる!もうやだあああ」
「そうじゃないわ
チルノ!あとそんなに足上げたらパンツ見えてるわよ!」
ついに
チルノの世話まで焼き始めるレティ、最初の無慈悲な冬の化身は何処へ消えたのだろう
大妖精はわざわざ
チルノの頭脳で理解できるよう、分かり易く噛み砕いて説明する
「
チルノちゃんから見て右足から!右足から歩けばいいのよ!」
ひょっとしたらこの大妖精は現実より賢明で優しいかもしれない
「ぐすっふぐっ…う゛っ…み、ぎ?…」
「お箸持つ方!お箸持つ方だよ!」
大妖精が必死の様子で
チルノに説明する
まさかこのような事を指導させられるとは、悪夢のプログラムも考えてはいなかっただろう
「おはじも゛でない゛!うっうぐっぶええええええ」
もう底抜け状態だった プログラムはついに最終手段を採る事にした
「私が動いて見せるからマネしてみて?ね?」
優しい笑顔で模範解答を実践してみせる元試験者…いや、今は保母さんだろうか
「う゛ん・・・うんしょ・・・」
「ちょっ!レティは向かい側にいるから逆だよ
チルノちゃん!」
≪プレイヤーの知能がクリアに満たないと判断 難易度-Kに変更されました≫
- \やべえ/ -- 名無しさん (2009-10-14 18:31:37)
- だめだこりゃwww -- 名無しさん (2009-10-14 18:46:55)
- 最後難易度『マイナスK』かwww -- 名無しさん (2009-10-14 19:01:31)
- だがクリアできない、それがチルノです -- 名無しさん (2009-10-14 19:13:53)
- セコンド、早くタオルを…… -- 名無しさん (2009-10-14 20:22:29)
- 難易度Qになるまで頑張ってほしい。 -- 名無しさん (2009-10-14 20:32:26)
- なんか逆にほのぼのしたwww
この設定シリーズ化しないかな? -- 名無しさん (2009-10-14 23:09:26)
- チルノwww
賢者の皆さんもさぞ困っただろうなw -- 名無しさん (2009-10-15 09:03:01)
- チルノとちゅっちゅしたいよ
このシリーズおもしれえwww次は星蓮船勢かね -- 名無しさん (2009-10-15 10:36:42)
- 亜田井 チルノ(17歳) -- 名無しさん (2009-10-15 12:42:41)
- あれ、なんか心があったかいよ…… -- 名無しさん (2009-10-16 02:46:27)
- 誰か…チート使ってやれ…。 -- 名無しさん (2009-10-16 14:30:42)
- セカンドステージではレティと大妖精が絶望した顔になるのか
まずは泣き出したチルノをあやす試練だ -- 名無しさん (2009-10-16 14:51:42)
- 新ジャンル「データイジメ」 -- 名無しさん (2009-10-16 21:32:56)
- これって大ちゃんとレティの悪夢じゃね? -- 名無しさん (2009-10-17 00:08:50)
- あー、もうかわいいよチルノ。 -- 名無しさん (2009-10-18 09:25:04)
- データざまぁw -- 名無しさん (2009-10-31 08:08:56)
- あんらららwww -- James Bond (2009-10-31 22:13:09)
- 本編のチャレンジャーは死んだら記憶が抹消されるが
逆にチルノの場合、記憶が継承されるからある意味、本編の連中より残酷なような -- (2009-11-01 00:51:50)
- なにこれすごい -- 名無しさん (2010-03-13 11:25:12)
- てゆうか、妖精の苦手ななぞなぞが出てる時点でクリア不可能だと思うが。 -- 名無しさん (2010-03-13 19:35:14)
- 賢者『ゆっくりした結果がこれだよ!!!』 -- 名無しさん (2010-03-16 14:22:52)
- データが絶望するセカンドステージ読みたいww -- 名無しさん (2010-03-23 00:57:00)
- Z行くんじゃね -- 名無しさん (2010-03-23 14:09:03)
- ≪プレイヤーの知能がクリアに満たないと判断 難易度ZZに変更されました≫
-- 名無しさん (2010-03-23 14:50:06)
- 挑戦者と主催者、もうどっちが試練を受けているのやらw -- 名無しさん (2010-04-16 14:44:11)
- このシリーズでチルノ最強だな -- 名無しさん (2010-04-16 17:45:09)
- 俺の母性本能がビンビンだぜ -- ウホッ!いいチルノ (2010-04-16 20:32:18)
- ええのぉええのぉ
チルノたんかわいいよハアハア -- 名無しさん (2010-05-10 13:51:29)
- これはいいさるの -- 名無しさん (2010-11-02 02:24:13)
- ともだちをひとりにしたりしてわたしわすこしまえまで -- みこみこ (2010-12-06 20:57:03)
- チルノちゃん可愛い!!!食べちゃいたい!!!もちろん性的な意味で!!!! -- 名無しさん (2011-09-22 23:03:53)
- みんなに励まされてるww
-- 名無しさん (2011-10-14 20:25:53)
- ざまあ -- 名無しさん (2012-11-11 02:14:17)
- K=-273℃なため、-K=273である。これって結構ムズくね? -- 名無しさん (2013-07-23 20:26:46)
- 早く!
PAR使って賢さ上げて~
-- 名無しさん (2014-06-04 12:54:47)
- やめたげてよお! -- 名無しさん (2014-06-04 14:29:43)
- ワロタ -- 名無しさん (2014-07-05 19:52:19)
- ざまぁ、チルノ -- 名無しさん (2014-10-22 22:46:22)
- 最初のレティと大妖精はどこへ…www -- 名無しさん (2014-11-17 06:24:44)
- もうカエルを凍らせたらどうなる?でいいんじゃないかな? -- 名無しさん (2015-11-09 15:57:53)
- Q 蛙を凍らせたらどうなる?
A あたいさいきょー! -- 名無しさん (2016-06-13 01:54:10)
- チルノwもっと死ねw -- フラン.sドール.M.スカーレット (2017-03-28 12:11:01)
- うっどはっぷ? -- 名無しさん (2017-03-28 12:13:08)
- チルノ「あたいって最強ね~」
大妖精「え?チルノちゃんは」
チルノ「何?大ちゃん」
大妖精「⑨じゃないの」
チルノ「え?」
大妖精「ふふふふふふ」
-- 桜🌸 (2020-02-19 16:50:00)
- 実際に普通教育を受けていなかったらこんなもんかもしれんね -- 名無しさん (2020-06-04 13:43:23)
最終更新:2020年06月04日 13:43