関係あるとみられるもの
西行寺幽々子(東方妖々夢)
住所
〒612-0051 京都府京都市伏見区墨染町741
京阪本線「墨染」より西へ徒歩2分
JR奈良線「JR藤森」より西へ徒歩10分
墨染寺
墨染寺(ぼくぜんじ)は日蓮宗の寺院で、境内はそれほど広くないものの桜の名所として知られる。
平安時代に勅願によって874年に建立された貞観寺(じょうかんじ)が前身であり、一時は衰退したが
安土桃山時代になって豊臣秀吉に気に入られ、現在の位置に移転し栄える。
1868年の鳥羽・伏見の戦いもあって荒廃したが、年代不詳第37世・学妙上人により復興されたという。
ここにはその名前のもととなった「墨染桜」という品種の桜が植えられている。
これは、平安時代の歌人の上野峯雄が藤原基経の死を悲しみ、
深草の 野辺の桜し 心あらば 今年ばかりは 墨染に咲け (古今集)
と詠んだところ、この地の桜がそれ以来薄墨色の花を咲かせるようになったことに由来する。
大辞林によると、墨染桜は「茎・葉とも青く,薄墨色のように見える」らしい。
境内には一般的なソメイヨシノも植えられているが、ソメイヨシノが四月上旬に咲くのに対して
墨染桜は四月中旬が見ごろとなっている。
江戸時代につくられた浄瑠璃に「西行法師墨染桜」というのがある。
作者は錦文流。初演は正徳5年(1715年)で、その昨年に起こった江島生島事件をモチーフとしている。
らしい(ソース未確認)。
東方妖々夢では幽々子のスペルカード"桜符「完全なる墨染の桜 -○○-」"(○○に入るのはEasy:封印, Normal:亡我, Hard:春眠, Lunatic:開花)や
テーマ曲「幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life」などで「墨染」の名が出てきている。
最終更新:2015年09月22日 17:37