関係あるとみられるもの
秦こころ(東方心綺楼)
住所
兵庫県赤穂市坂越1299
神姫バス「坂越港」より東へ徒歩5分(※1日に数本)
JR坂越駅より東へ徒歩30分
JR播州赤穂駅よりレンタサイクルにて来る方法もある
大避神社
大避神社 正面
天照皇大神、大避大明神(秦 河勝(はたのかわかつ))、春日大神を御祭神とする神社。
御祭神の一柱、秦 河勝(以下、河勝)は飛鳥時代の豪族で、中国・朝鮮などより渡来した秦氏の子孫である。
聖徳太子の元で活躍した人物で、西暦587年の丁未の乱(ていびのらん)においては、物部守屋を討ち取ったと伝えられる。
河勝は太子の死後の西暦644年、蘇我入鹿の迫害を避けて坂越へ辿り着き、赤穂地方の開拓を進めた後、西暦647年に没した。
その霊を祭ったのが大避神社の創建であるという。
生島
この神社の南側の坂越浦に浮かぶ生島(いきしま)には河勝の墓所があり、現在でも祭りなど以外で立ち入る事はできない。
船祭り 宮出し巡航
毎年10月第二日曜日に行われる神幸式は、「坂越の船祭り」といわれ瀬戸内三大船祭の1つに数えられる。
千種川流域周辺には、他にも河勝が祭られた神社が30余りある。
- 大避神社 兵庫県赤穂郡上郡町竹万355
- 大避神社 兵庫県相生市那波南本町9 中央公園内
- 大酒神社 兵庫県佐用郡佐用町大酒219
など
面霊気
秦こころは、「面霊気」という付喪神であり、聖徳太子が作り秦河勝に送られた面が時代を経て妖怪化した。
江戸時代の妖怪画集「百器徒然袋」にもその項がある。
この面は、現在も大避神社にあり、日本で現存する最古の雅楽の面として伝えられている。
最終更新:2015年11月11日 04:58