関係あるとみられるもの
稗田阿求(東方求聞史紀、東方鈴奈庵ほか)
射命丸文(東方文花帖、
風神録ほか)
(藤原妹紅(東方永夜抄))
住所
奈良県大和郡山市稗田町319
アクセス
上記の駅の王寺・天王寺方面側の出口を出て道路に沿って右側に進み、信号のある交差点を左に曲がり、踏切を背にそのまま直進する。
坂のある橋を渡った先に、押しボタン式の信号と元Aコープだった建物が見えるので、その信号を右に曲がると住宅地が左右に見える。
この住宅地の中を直進することで、田園地帯を通り、再び住宅の並ぶ細い道を通るので、その部分を抜けた先の左の方に賣太神社が見える。
賣太神社
主斎神に稗田阿礼命、副斎神に猿田彦命、天鈿女命。
阿礼は学問の神、物語の神とされている。
この神社付近の一帯が猿女君稗田一族の居住地であったため、阿礼の出身地とされている。
阿礼は「古事記の編纂者の一人」という以外、ほとんどが不明となっている。
古事記の序文によれば、天武天皇に舎人として仕えており、一度目や耳にしたことは決して忘れないという記憶力の良さを見込まれ、『帝紀』『旧辞』等の誦習を命ぜられた。
また、この神社周辺の稗田は、かつて奈良盆地に多く存在した環濠集落が今も残る数少ない場所としても知られる。
阿礼祭
毎年8月16日に行われる祭り。
昭和5年のこの日に当時の県立図書館長らが提唱し、全国童話連盟の人たちによって始められた。
当日は「稗田舞」が奉納され、続いて前庭において「阿礼さま踊り」「阿礼さま音頭」が催される。
また地元小学校や神社で童話連盟の人たちによる童話会も開かれているとのこと。
稗田阿求は御阿礼の子、つまり稗田阿礼の魂を宿した九代目の転生者であり、幻想郷に住む妖怪を記した書物「幻想郷縁起」の著者でもある。
「一度見た物を忘れない程度の能力」の由来も、上記の古事記における記録である。
しかし、一般の人間に比べて30年前後しか生きられず、転生に際して「幻想郷縁起」に関する一部の記憶以外は失われる、といった特徴もある。
幻想郷縁起には巻末に歴代の著者が記載されており、初代の著者・阿一から阿爾、阿未、阿余、阿悟、阿夢、阿七、阿弥、そして阿求と続き、元ネタとなった阿礼も「監修」という形で記載されている。
最終更新:2023年03月26日 12:31