住所

長野県長野市富田380

関係あるとみられるもの

飯綱丸龍(東方虹龍洞ほか)
菅牧典(東方虹龍洞)

概要

祭神:大戸道尊(オオトノヂのミコト)
   大戸辺尊(オオトノベのミコト)
   保食神(ウケモチのカミ)

西暦270年頃、この神社から北西約6kmにある飯縄山山頂に大戸道尊(オオトノヂのミコト、偉大な門にいる父親の意。戸隠と関連?)を祀り、飯縄大明神(イイズナダイミョウジン)と称したのがこの神社の始まりである。
その後神仏習合の影響を受けて848年、本地仏は大日如来となり、飯縄明神は垂迹神(スイジャクシン)と位置づけられた。(垂迹神とは日本に現れた神様、本地仏はその元となった仏様の意)

1233年に信濃国荻野(信州新町)の地頭、伊藤兵部太夫豊前守忠綱が、飯縄明神のお告げにより入山し、山頂に飯縄権現を勧請した。
忠綱の子、盛綱も父に従い入山し、荼枳尼天(ダキニテン)の法を修得、 父より飯縄の法(管狐(クダギツネ)を使う独特の法術)を受け継ぎ、飯縄原始忍法を確立、自ら「千日太夫」と称し、飯縄信仰を全国に広げると共に忍法の祖となった。

また武家の尊崇を受け、室町時代末期には武田・上杉両家の深い尊信を受け、飯縄信仰は全国的に伝播、全盛を誇った。この里宮は、千日太夫の冬季居所に武田信玄が創建したものといわれる。

飯縄山は山頂より食べられる砂(飯砂、いわゆるテングノムギメシ。現在採取禁止)を産出し、参籠の行者等は、これを採って食べたことから飯砂山、転じて飯縄山(イイ“ズ“ナヤマ?ZUN氏もこれを指摘。「ズ」、「ヅ」どちらでも良いらしい。YouTubeの転載動画から引用1時間49分からhttps://youtu.be/w9TPtC9tYcQ)と言い、これは保食神{ウケモチのカミ、皇足穂命(スメタルホのミコト)}の霊徳として、1873年長野県庁より皇足穂命神社の称号を与えられた。

飯縄山山頂近くにも飯縄神社の奥社がある。

東方Projectとの関連

まず神社名にもあるように飯綱丸龍との深い関連が予想される。

前置きとして、荼枳尼天は元々インド神話の人肉を食らう魔女であったが、中国経由で日本に伝わると古くから古墳や塚に穴を掘り住処とし、また屍体を食う習性を持つと認識されていた狐と習合。また狐は田の神の使いであったために稲荷神(イナリのカミ)とも習合しており、これにより荼枳尼天は稲荷神とも習合した。
そして筆者の予想ではあるが、テングノムギメシにあやかり飯縄権現稲荷神と習合、それと同時に荼枳尼天とも習合し、管狐を眷属にすることができたのではないだろうか。龍と典のつながりはここに見い出せるだろう。

出典

飯縄神社里宮(皇足穂命神社)ホームページhttp://www.iizuna-jinnjya.jp/yuisyo.htm



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最終更新:2024年12月16日 01:22