黒きし第一ドール、水銀燈!
水銀燈「ふぅん…ゲゲゲの鬼太郎ぉ?」
ぬらりひょん「そうだ、あ奴がお前の敵でもありわしの敵だ…窮鼠から聞いた情報では
あいつもとうとう真紅とかいうドールのミーディアムになったと…」
水銀燈「…そう」
主の盆「あああああのぉ…姉さん、私のバカ殿様をそろそろ許してください」
水銀燈「大丈夫よ、主の盆…気にしなくていいのよ」
ブチっ!!!
主の盆「ああああああああああ!!私のバカ殿様のマゲがぁぁぁぁ(涙)」
ぬらりひょん「ふん、役立たずはこうなるのだ…ククク、わが宿敵鬼太郎よ…ローゼンメイデンのミーディアムになったのが運の尽きよ。頼んだぞ…水銀燈」
水銀燈「ウフフフ…行くわよ、主の盆」主の盆「あぁっ!!待ってくださ~い!」
…鬼太郎ハウス…
鬼太郎「父さん、どうですか?甘酒風呂の加減は」
目玉「うん、最高じゃよ、肌もつやつやになるし…ヒック!気分も中々じゃ」
雛苺「ヒナこんなお酒飲んだの初めてなのー!」
鬼太郎「甘酒は日本で作れる甘いお酒なんだ、これなら酔わないだろ?」
翠星石「な~に言ってやがるのですかぁ?翠星石が…ヒック!、酔っぱらうヒック!ようなヒック!乙女じゃねーですよぉ!!」
鬼太郎「すっかりデキあがってるなぁ…ところで真紅は飲まないのかい?」
真紅「私は紅茶で十分よ……鬼太郎、窓を閉めて頂戴」
鬼太郎「窓って…うちは窓が無いから我慢してよ」
目玉「しかしお主らは本当に何者なんじゃ?、人形なのに物を食べたり飲んだりするとはのぅ」
翠星石「それを言うなら、チビ目玉も目玉の癖に何か食ってるじゃねぇですか!」
目玉「な、何を~!!、何という口の悪さじゃ!!」
翠星石「キーッ!!目玉の分際でうるせぇですよぉ!!」
雛苺「2人とも喧嘩はメッ!メッ!なのー!!」
鬼太郎「そうですよ、2人とも」
真紅「まったく…ミーディアムが見つからないからって、相変わらずの口の悪さね」翠星石「なーんですってぇぇぇ!?」
鬼太郎「ハァ…僕ののんびりした生活はどこに行ったんだろう?…ーッ!!」ピピンッ!
突如、鬼太郎の髪の毛が妖気を感じて上を向く
目玉「うむ?どうした鬼太郎?」
鬼太郎「いえ…一瞬ですが、何か異様な妖気が」
真紅「鬼太郎、あなたも感じたの?」
目玉「おや?、何じゃこの黒い羽根は?」
雛苺「きっとカラスさんが落としていったものなのよ」
目玉「しかし、カラスにしてはちと小さすぎるではないか?」
鬼太郎「この羽…あの時の…まさか…」
鬼太郎たちの様子を外から眺めつつ笑う水銀燈(主の盆を踏みながら)
手も首もマゲを引きちぎったぬいぐるみを持ちながら…
◆
~翌日・妖怪長屋周辺~
砂かけ「何じゃと?黒い羽根を持つドールがここに?」
鬼太郎「うん、少なくとも…たぶん狙いは僕と真紅たちかもしれない…翠星石と雛苺にはねこ娘が居るから大丈夫かもしれないけど」
真紅「あの子は来ると言ったら必ず来るのだわ、きっとどこかに隠れてるかもしれない」
目玉「鬼太郎!油断してはならんぞっ!、今までの妖怪とは違うわい!!」
鬼太郎「わかりました」
ねずみ男「その水銀燈っつーへんてこならさっき妖怪寺に居たぞ」
鬼太郎たちが話しているその隙をついて割り込むねずみ男。
本来なら相手にしないが、水銀燈という発言に話かける真紅。
真紅「それは本当かしら?」
ねずみ男「本当だぜ、何なら案内してもいいぜ?」
鬼太郎「どうもなんか怪しいなぁ」
ねずみ男「な、何だよ!?俺がまた裏切るって言うのか!?」
砂かけ「あたりまえじゃ!!、お前とかかわると厄介になるわい!!」
鬼太郎「落ち着いてください、とにかくお前の言うことは信じるよ」
ねずみ男「流石はおれの親友鬼太郎ちゃん!よくわかってるねー」
そう言いながら鬼太郎に頬ずりをするねずみ男。
それに敏感したのか、真紅が思いっきりツインテールでねずみ男の頬をはじき飛ばす。
ベチッ!!
ねずみ男「いてぇぇ!!、いきなり何すんの」
真紅「別に…いいから早く案内しなさい!」
ねずみ男「いてて…本当にこいつが先生の敵か?」フハッ
鬼太郎「なんだって?」
ねずみ男「いやいやいや、何でもないぜ」
目玉「おかしなやつじゃの」
何はともあれ、ねずみ男の後を付いて行く3人。
◆
~横町のはずれの妖怪寺~
鬼太郎「本当にここに居るのか?」
ねずみ男「居るも居るって、このねずみ男様が入っていくの見てたんだぜ」
真紅「鬼太郎、もしねずみ男が本当に見たって言うなら中に入ってみないと分からないわ」
確かに中に入らないと居るかどうかはわからない。
とりあえず真紅の指示に従い、真紅を抱き上げて妖怪寺の入り口まで向かう鬼太郎。
ドンッ!!
…といきなりねずみ男が鬼太郎の背中思いっきり押す。
その拍子と共に倒れこむ3人。
鬼太郎「いてて…2人とも、大丈夫ですか?」
真紅「えぇ…なんとか」
目玉「やはりねずみ男!!お前というやつは」
ねずみ男「ヒヒヒ…そんじゃ、あとはよろしくですよ、先生」
鬼太郎「ま、待て!!!」
ガチャン、カチッ…
妖怪寺の扉が閉まり、鍵をしめられてしまった。
鬼太郎がねずみ男を捕まえようとしたが、普通はこの寺のカギは古くて壊れやすかったが、何故だかびくともしなかった。
ドンッドンッドンッドンッ!!!
鬼太郎「クソッ!!まんまとねずみ男の罠にはまってしまった…」
目玉「鬼太郎無駄じゃ!どうやらここ全体何か呪いをかけられたようじゃ!」
真紅「どうやら、私たちは彼女の思い通りになったわね」
鬼太郎「えっ?それはどういうことだい?」
真紅「つまり…あの子、水銀燈は…」
目玉「き、鬼太郎!!後ろじゃ!」
ハラリ…
すると突然に黒い羽根が鬼太郎の後から落ちてきた。異変に気づいたか、鬼太郎が後の気配を感じて後ろを振り向いた。
そこにはいつの間にか冷酷な笑いを浮かべた水銀燈が鬼太郎の後に居た。
真紅「そろそろ来ると思っていたわ、水銀燈」
水銀燈「お久しぶりねぇ?…58万6920時間37分ぶりってところかしらぁ?、真紅ぅ?」
真紅「あの子は…どうしたの?」
水銀燈「あの子ぉ?」
真紅「あなたがあの子をお使いによこした子よ」
水銀燈「あぁ…ひょっとしたらぁ…
こ れ の こ と … ?」
真紅の質問に水銀燈が差し出したのは、ぬいぐるみの手だった。
彼女は「あげる」と言い、ぬいぐるみの手をポイッと鬼太郎たちの方に投げ捨てた。
目玉「な…なんとむごい!」
鬼太郎「なんてひどいことするんだ!?」
水銀燈「へぇ、あなたが鬼太郎ねぇ?…私ね、おばかさんは嫌ぁいなのぉ」
その言葉に鬼太郎の頭の何かが切れた。
ジャキン!!
そして同時に、オカリナをポッケから取り出し剣に変えた。
鬼太郎の目は怒りに変わり、水銀燈をにらみつけている。彼の横には先ほど水銀燈に引きちぎられたぬいぐるみが転がっていた。
鬼太郎「水銀燈…お前はなんて残酷な奴なんだ!!」
水銀燈「あら?、たかがぬいぐるみを千切ったぐらいで怒るなんて…あなたも本当におばかさん」
鬼太郎「物にだって、魂があるんだ!!それを無惨にこんなひどい事をするのは許せない!!。真紅が狙いなら…その前に僕が相手になる!!」
水銀燈「あらあらぁ…本当に強そうねぇ…私のミーディアムが殺したがるわぁ」
鬼太郎「(彼女のミーディアムが僕を殺したがる?)…水銀燈!まさか…」
水銀燈「お喋するのはもうおしまいよぉ…だから、真紅と一緒に死になさい!!!」
鬼太郎「ーッ!!」
バババババッ!!!
多数の黒羽が矢のようになり、鬼太郎に襲いかかるが、彼は急いでその攻撃をかわす。
かわした瞬間にまた黒羽攻撃が始まったが。鬼太郎のその身軽には真紅はちょっと驚く。
真紅「な、なんて身軽さなのだわ…」
鬼太郎「真紅!!父さんを頼む!!」
彼女の黒羽攻撃が止んだ瞬間、目玉おやじを掴んで真紅の方に投げる鬼太郎。
彼女の黒羽攻撃が止んだ瞬間、目玉おやじを掴んで真紅の方に投げる鬼太郎。
その隙をついたか、水銀燈は再び黒羽を飛ばしまた鬼太郎を狙った。
そして羽攻撃をよけ続ける鬼太郎、息も絶え絶えになり…ちょっとよろけた瞬間に、彼の後ろからぬぅっと大きい人影が現れる。
目玉「鬼太郎!後じゃ!!」
鬼太郎「!?、しまっ…!」
鬼太郎が後ろに気づいた時には、もう遅かった。
ガスッ!!!
ドサッ
が、後頭部の痛みは現れなかった。異変に気づいて後ろを振り向いた。
後ろには目をグルグル回して真紅に踏まれて気絶する主の盆が居るのを確認した。
真紅「あら、見かけだけ強そうなのに弱い部下を持ったわね、水銀燈」
水銀燈「クスクス…たかが主の盆ぐらいやっつけたぐらいでいい気にならない方がいいわよぉ」
真紅「その言葉はそのまま投げ返すのだわ、だから…貴女は許さないわ水銀燈」
水銀燈「怒った顔も相変わらずブサイクね」
真紅に向かって「ブサイク」と発言する水銀燈。
女性の方ならこう言われたら大抵怒るが、真紅も同様に怒鳴ろうとした。
が、彼女のボンネットから親父がひょこっと飛び出してきた。
目玉「なんじゃと!?、めんこい真紅のどこがブサイクなんじゃ!!説明するんじゃよ!!」
鬼太郎「と、父さん…」
水銀燈「あら、ブサイクだからブサイクって言って何がわるいのぉ?。おバカの目玉さん」
真紅「お父様、話がややこしくなるから黙ってて頂戴」
◆
~妖怪寺の外~
ねずみ男「ヒヒヒヒ、ちょろい儲けだぜw、まさかあの水銀燈のミーディアムがぬらりひょんたぁ。これでまた人儲けできて邪魔な鬼太郎がやっと消える」
???「ふぅ~ん、そうなのぉ~?」
ねずみ男「そうそう、これで俺は大金…ってどっかで聞いたような声だな」
ねこ娘「にゃッ…」
ねずみ男「ニャッって…まさか…」
顔を真っ青になりながら後ろを振り向くねずみ男。
そこには獲物を捕らえようとする猫の目をした彼の天敵…
ねこ娘「あ~ん~た~は~~!!!」
翠星石と雛苺と一緒に居たはずのねこ娘が茂みの中から顔を出しながら爪をむき出していた。
ズバッ!ズババババハッ!!!。ギャアアアアアアアアアア……
肉の引き裂く鈍い音と共にねずみ男の悲鳴が断末魔となった。
◆
バババババッ!!!
そしてその頃、まだ水銀燈と鬼太郎の互角な戦いが繰り広げられていたが、水銀燈が圧倒的な攻撃で傷だらけになる鬼太郎。
彼女の羽攻撃はまだ止まない、流石の鬼太郎も限界が来たか、ついに座り込んでしまう。
鬼太郎「ハァ…ハァ…強すぎる…」
水銀燈「もうおしまい?、つまんないわぁ」
鬼太郎「水銀燈、君は何で真紅を狙う!? 何が目的なんだ!?」
水銀燈「あら、アリスゲームのことは真紅に聞かなかったぁ?。真紅の新しいミーディアムの癖に、やっぱり真紅と一緒に……
消 え な さ い ! !」
ブワァッ
そう言い放った時に、黒羽根を竜に変え、鬼太郎に襲いかかる。
目玉「き、鬼太郎!!」
目玉おやじは鬼太郎の前に立ちふさがり、息子を護らんと両手を上げる、とその時。
いきなり、薔薇の花弁が水銀燈に襲いかかる、しかし水銀燈は己の翼で身をガードし、薔薇の花弁で攻撃してきた本人、真紅を睨む。
水銀燈「真紅ぅ!!」
真紅「これ以上調子に乗ると、許さないわよ」
水銀燈「こんなできそこないの妖怪を護るなんて、貴女ってやっぱりアリスに相応しくないわ」
ビュゥゥゥゥゥ
ガードを解除した最中に、目にもとまらぬ速さで数多くの羽根が真紅に襲いかかった。
羽根が真紅の周りを囲み、そして素早く真紅の身体をわっかのように拘束した。
その攻撃はギュウギュウと彼女を締めつく、苦しみがどんどんきつくなっていく。
鬼太郎は彼女が苦しむ表情をもう見ていられなく、立ち上がってちゃんちゃんこを脱ぎ、真紅を締め付けている羽根をなぎ払うとしている。
真紅「き…鬼太郎…」
鬼太郎「真紅!!、しっかりするんだ!!」
水銀燈「そんなことしても無駄よぉ、」
鬼太郎はちゃんちゃんこで羽根をなぎ払おうとしたが、いくらやっても羽根はびくともしない。
が、次の瞬間…今度は鬼太郎にも大量の羽根が真紅と同じように鬼太郎の身体を拘束する。ギュウギュウと身体が締め付けられ、鬼太郎のちゃんちゃんこが手から滑り落ちる。
その苦しむ表情を浮かべるのを見てクスクスと笑う水銀燈は、自分の人工精霊「メイメイ」を呼び出した、メイメイが水銀燈の手のひらの上でくるくる回ると剣が現れ、鬼太郎たちに突き付ける。
水銀燈「本当は真紅だけ始末したかったけどぉ、邪魔されちゃ嫌だからあなたも殺してあげる。さようなら、アリスゲームに巻き込まれたかわいそうな妖怪さん」
水銀燈はニヤリと笑みを浮かべ、鬼太郎たちに突進して斬りかかる。
しかし、鬼太郎の肩に目玉おやじ乗っており、水銀燈に立ちふさがって声を上げる。
目玉「この二人をこれ以上傷つけるのはやめるんじゃ!!」
水銀燈「何よ?、あなたも邪魔する気ぃ? そこをどきなさい。死にたくないなら」
目玉「どかぬ!!鬼太郎はわしの息子じゃ!!、子を護るのは親の役目じゃ!」
水銀燈「息子…」
鬼太郎「と…うさん」
目玉「アリスゲームが何かは知らぬが、これ以上わしの息子と真紅には指一本触れさせぬ!!」
水銀燈「……」
自分の息子といきなり現れた第五ドールを護らんばかりのおやじ目は本気だった、涙を流しながら立ちふさがっている。
それを見て呆れたか水銀燈は、羽根で拘束していた真紅と鬼太郎を解放させる。鬼太郎は咳をしながら、水銀燈を睨み、再びオカリナソードを構えようとしたが、水銀燈はこんな反応をした。
水銀燈「やぁめた…」
鬼太郎「待て!、水銀燈!どこへ行くんだ!?」
水銀燈「流石にあきれるわぁ、今殺してもつまらないしぃ。鬼太郎、この勝負はおあずけよぉ、次に会うときは本気で殺しちゃうから。無論、真紅のローザミスティカを奪った後に」
鬼太郎「ローザミスティカ?、何だよそのローザミスティカって!?」
鬼太郎の質問したときには、水銀燈は主の盆と共に姿を消していた。黒い羽根と鬼太郎たちだけを残して…
目玉おやじは泣きながら鬼太郎と真紅に駆け寄る、それを鬼太郎はおやじを手のひらに乗せた。
目玉「き、鬼太郎~!(泣」
鬼太郎「父さん、なんて無茶なことを…父さんにもしものことがあったら」
目玉「わしは大丈夫じゃよ、わしはお前が無事でなによりじゃ。それより鬼太郎!、まず真紅を起こすんじゃ!。さっきから息しておらん」
鬼太郎「はい、父さん」
目玉おやじを頭に乗せて、鬼太郎は隣で倒れている真紅を揺さぶった。
次に真紅の頬をペチッっと叩いてから、3分に彼女はゴホゴホと咳きこみながら意識が戻った。
やっと意識を取り戻した真紅にホッと安心感を抱いた鬼太郎だったが、それは一瞬の間だけだった…。
ペシン
鬼太郎「いたっ!!」
鬼太郎を引っ叩いた、それも思いっきり。まるで遅刻したかのように起こしていた人を八つ当たるように。
頬を抑えながらさっきの安心感がぶっ飛んだかのように呆気にとられてしまった鬼太郎とおやじの次に真紅はこう言い放つ。
真紅「起こすのが遅いわ!!。まったく、使えない家来ね」
目玉「なぬっ!!、気絶していた奴が言うことではないわ!。わしらがどんなに心配したか…」
真紅「そう…それより、水銀燈は」
鬼太郎「彼女なら主の盆と共に姿を消したよ、だけど何故主の盆と一緒なんだ…それに今までと妖気が違っていた。真紅、彼女はあんなに力があるのかい?」
真紅「いえ、私たち薔薇乙女は契約者の力を借りているの。あれほどの力を持つなら契約者の力をたくさん使っているみたいだけど、あの子の契約者は鬼太郎と同じ妖怪かもしれないわね」
3人は深刻な顔で、床に散らばった羽根を見ていた。
今までとの妖怪の妖気とは違い、鬼太郎に傷を負わせるほどの力、鬼太郎とおやじはそれに思い当たるのはベアードかぬらりひょんしか居ない。そう考えてた時に…
さっきまで開かなかった妖怪寺の扉のカギが開いた。そして開いた扉の外にはねこ娘とひっかき傷が痛々しいねずみ男が中に入ってきて、鬼太郎たちに駆け寄った。
ガチャッ、ギィィィー
ねこ娘「みんな!、大丈夫?」
鬼太郎「ねこ娘、どうしてここが…」
ねこ娘「分からないわ…雛苺と翠星石と一緒に家にいたら、いきなり鏡が光り出して、鬼太郎たちがここにいるって分かったのよ」
真紅「鏡が光り出す……またあいつね」
目玉「ん?、どうしたんじゃ真紅」
真紅「何でもないのだわ、お父様」
目玉おやじに声をかけられるが、真紅はそう言う。
そんな時にねずみ男が話しにもぐりこんできた。
ねずみ男「いやいや、三人とも無事で良かったな~、実は俺もお前らを心配してたんだよ」
ズバッッッ!!、ゲシッ!
ねこ娘がねがみ男を引っ掻く音とともに真紅の蹴りがねずみ男のすねにヒットした。
痛い、これは痛い!!。あまりの痛さに寝転ぶねずみ男。
ねずみ男「いてぇぇぇえええ!!!」
ねこ娘「あんたってやつは、今回鬼太郎たちが死にかけたのも全てあんたのせいだっての分かってるの!?」
真紅「ねこ娘、もうちょっとこの男に引っ掻いてもらえないかしら? レディを騙すなんて、恥を知りなさい」
ねこ娘「そう?、じゃあ真紅は蹴りをお願いね…」
そう言うと第二ラウンドのレディコンビの攻撃が開始する直前に、鬼太郎がたしなめる。
鬼太郎「まぁまぁ2人とも、ねずみ男だって水銀燈にそそのかされて僕たちを騙していたんだよ」
目玉「そうじゃ、とりあえず2人とも落ち着くんじゃよ」
真紅「ハァ…本当にお人よしなのね」
ねこ娘「本当よ…でも、鬼太郎がそう言うなら仕方ないわね」
鬼太郎「じゃあ帰ろうか、雛苺と翠星石が心配してる頃だし」
そう言って、鬼太郎は真紅を抱き抱え、ねこ娘と一緒に妖怪寺を後にして家に戻っていく。
草むらでは、カエルたちの合唱が響いていた。
◆
~ぬらりひょんのアジト~
ぬらりひょん「またも、失敗したようだな…主の盆」
主の盆「も、申し訳りません!!」
ぬらりひょん「ふん、まぁ良い…水銀燈の奴は用事があると言ってどこかに飛び去ったが、いずれはあ奴も一緒に捨ててやるわ。代わりの奴がいるからの」
主の盆「か、代わりのですと?」
ぬらりひょん「来るがいい…お前の時間だ」
ぬらりひょんはキセルをカンッと灰皿に置くと、ニヤリと笑みを浮かべた、すると彼の後から、人影が現れる。
ぬらりひょん「フフフ、これならば鬼太郎など始末できる。頼んだぞ、わざわざお前の双子の姉の居場所を教えてやったのを、その恩を忘れるでないぞ…
蒼 星 石 」
蒼星石「…ハイ、ぬらりひょん様」
後からそう答える声とともに、翠星石の双子の妹…ローゼンメイデン第四ドール、蒼星石が姿を現し、手持ちの「庭師の鋏」で鬼太郎の人形を突き刺していた。
最終更新:2008年12月09日 04:00