夏祭りにて

夏祭りにて


鬼太郎「父さん、そろそろ夏祭りの季節ですね」
目玉おやじ「うむ、わしゃ屋台に並ぶたこ焼きが楽しみじゃよ。」
真紅「ねぇ鬼太郎」
鬼太郎「?、何だい?」
真紅「その「なつまつり」って一体何なのだわ?。一種の妖怪か何か?」
鬼太郎「あ、真紅はまだ知らないんだね。夏祭りって言うのは、毎年の夏に神社で行われる日本のお祭りのことだよ」
真紅「それはつまり、イベントってことね?」
目玉おやじ「まぁ、西洋暮らしのお前さんはこの祭りを楽しまなければならんぞ。特に屋台とかが楽しみでのぅ」
真紅「や…やた、い?」
目玉おやじ「屋台は良いものじゃぞ、射的やら金魚すくい、それにおもちゃや食べ物とかが売ってあるからのぅ」
雛苺「うわー、いいな!いいなー!。ヒナ行きたいのー!」ブンブン
真紅「それは楽しみなイベントね、鬼太郎。このなつまつりはいつから開催されるの?」
鬼太郎「えーっとそうだな…あっ今日の夕方からはじまるみたいだよ」
目玉おやじ「おぉ!、それは好都合じゃ!。鬼太郎!、真紅と雛苺と一緒に夏祭りに行こうではないか」
鬼太郎「はい、父さん」
雛苺「ねぇねぇ、ねこと翠星石と蒼星石も誘っていい?」
鬼太郎「ははっ、いいよ雛苺」
雛苺「わーい!、ヒナ誘ってくるのー!」タッタッタッ
真紅「そうと決まれば早速出発ね、鬼太郎、さっさと支度をなさい」
鬼太郎「分かったよ、真紅」スタッ




目玉おやじ「やれやれ………真紅たちが来てからというもの…」
鬼太郎「(何か最近、父さんの愚痴が多くなったな…)」

夕暮れ・神社入り口前
ピーヒャララー、ドンドンドン

ガヤガヤガヤ…

目玉おやじ「おぉ、結構いっぱいおるのぅ」
雛苺(浴衣姿)「わー!、すごいのー!。みんな早く来るのー!」
鬼太郎「アハハッ、雛苺、そんなに慌てなくても祭りは逃げないよ」
ねこ娘「あんまり走っちゃだめよ、私と一緒に行きましょ」
雛苺「うん!」
 雛苺、ねこ娘と手をつなぐ。
ねこ娘「鬼太郎、私たちはあっちに行ってくるから」
鬼太郎「分かった、僕たちもそこらへんをうろついてるから。後で迎えに行くよ」
ねこ娘「じゃあまた後で」スタスタ
雛苺「ヒナ、きんぎょさんすくいたいのー」スタスタ
 ねこ娘と雛苺、一度鬼太郎たちと別れて金魚すくいの屋台に向かう。

翠星石(浴衣姿でポニーテール)「まったく…チビ苺には本当に世話が焼けそうですぅ」
蒼星石(浴衣姿)「まぁまぁいいじゃないか、せっかくのお祭りなんだし。翠星石だって楽しみにしてたじゃないか」
翠星石「な…!?、ち、違うですぅ!、別に翠星石はここここんな祭りごときで楽しむ女じゃねぇです!」
鬼太郎「翠星石、落ち着きなよ、とにかく僕たちも何か面白そうな屋台を探しに行こう」
目玉おやじ「よし!、まずは射的屋に行くとするかのぉ!」
真紅(着物姿)「しゃてき?」
翠星石「ぷぷーw。しぃんく?、ひょっとして射的屋のこと知らないんじゃないですか?」
真紅「そ、そんなわけないじゃない…知ってるわよ、しゃてきとやらは…」
鬼太郎「じゃあ行こうか、みんな」
目玉おやじ「では出発じゃ!……おや?」
鬼太郎「父さん、どうかしました?」
目玉おやじ「アレは、ねずみ男と金糸雀ではないか?」

鬼太郎・真紅・翠星石・蒼星石『え?』

ガヤガヤガヤ……
ねずみ男「さあさあ!よってらっしゃいみてらっしゃい!。この夏でしか見られないよぉ!」
男性A「何だ?何だ?」
女性A「何がはじまるきに?」
ねずみ男「えーただいま、始まるマスルは…わたくしの相棒である、「天才のバイオリン少女のカナちゃん」の演奏が見られますよ~!」
金糸雀「どーもかしら~!、天才バイオリン少女のカナちゃんかしらー!。カナの演奏でみんなメロメロかしら~」
ねずみ男「ハイハイ!、見たい人は1000円、たったの1000円だよ~!」
男性B「1000円だってよ?」
男性C「高くねぇか?」
女性D「あたいったら最強ねっ!」
女性C「ちょっと見てみようかしら?」
 ガヤガヤガヤ…
ねずみ男「あー押さないで押さないで!、はいどうも…どうもー。それでは!、今からご披露目させていただきます!」バッ
金糸雀「では、この金糸雀様の曲を聴くといいかしらー!」

ワーワーキャーキャー!!

蒼星石「ば…バイオリン演奏で商売してる;」
鬼太郎「相変わらずだなぁ」
真紅「まったく、何をやっているのかしらあの子は!?」
翠星石「2人とも、あいつらのことはほっといて射的屋に行くですよ」
目玉おやじ「うむ、今回ばかりはまぁ好きにさせよう」
鬼太郎「そうですね」スタスタ
蒼星石「(怪我人が出なきゃいいけどなぁ…)」

男性一同「いいぞー!、もっとやれー!」ワーワー
女性一同「がんばってー!」キャーキャー

金糸雀「(やったかしら!、受けてるかしら…!)」
ねずみ男「(ビビビ~!これでしばらくは食っていけそうだぜ!)」

その頃のねこ娘と雛苺

金魚すくい屋

雛苺「うにゅー、きんぎょさんがいっぱいなのー」
金魚すくい屋「へい!、いらっしゃい!」
ねこ娘「わー…美味しそうね…」ジュル

雛苺「うい?」
ねこ娘「ニャッ!?、じゃなかった…き、きれいねぇ」ゴシゴシ
雛苺「ねね、きんぎょさんをすくったら、持って帰れるの?」
金魚すくい屋「おぉ、持って帰れるよ。このポイですくった金魚をボールに入れたらお嬢ちゃんたちにあげるよ」

雛苺「ほぇー!、ねこー!、ヒナ、きんぎょすくいやりたいのー!。ねえねぇ」ユサユサ
ねこ娘「フフッ、雛苺はお魚さん好きだもんね。おじさん、2人分お願いします」
金魚すくい屋「あいよっ!、2人分で200円だよ!」
ねこ娘「え゛っ…に、200円って…」

 …ニャ~…高いわよ~

そして射的屋にて

真紅「……」グッ

蒼星石「し、真紅…」
真紅「黙ってて頂戴!、これは私の戦いよ!」
蒼星石「…うん、君がそう言うなら、僕は止めない」
鬼太郎「……真紅……(スゴイ気配だ…!)」
真紅「……。」

 パ ン ッ !

ペチッ!

くんくんの等身大ぬいぐるみ「……。」シーン
真紅「なっ…!?」
鬼太郎「はずれみたいだね」
目玉おやじ「惜しいのぅ、狙いは正確じゃったが…」
翠星石「所詮、真紅は射的がだめだめですねぇ~w」
真紅「う…嘘よ…こんなの…だって……」

鬼太郎「し、真紅?」
真紅「ちょっと!ご主人!?。この銃はまがいものではなくて!?」バン
射的屋「いやいや、まがいものじゃないだよ。でも残念だったねぇ」

真紅「そ、そんな…」ヘタ
翠星石「ふふん、いつも威張ってばかりいますからこんなことになるのですぅ!。次は翠星石の番です、くんくんのぬいぐるみはもらうですよ」


 パンッ!パンッ!、スカッ、スカッ

翠星石「うがぁぁぁぁあああ!!、何で当たってくれねぇですかぁ!?(泣)」ガー
蒼星石「翠星石!、落ち着いてよ!。当たらないときは誰にだってあるから!」ガシッ
真紅「くんくんは……私のことを…私のことは…」シクシク

鬼太郎「……」スチャッ

 パ ン ッ ! パコーン!

 ストンッ

真紅・翠星石・蒼星石『えっ…?』
射的屋「はい!、大あたりだよ!」
鬼太郎「ありがとうございます」ペコリ

目玉おやじ「でかしたぞ鬼太郎!、流石ワシの息子じゃ!」
鬼太郎「いえ、そうでもありませんよ」
蒼星石「き…鬼太郎さん、すごい…!」
鬼太郎「いや、あまりに真紅が落ち込んでて気の毒だったから。お祭りに行く前にくんくんのぬいぐるみが欲しかったって言ってたんだよ」

蒼星石「あ……」
翠星石「ふ、ふんっ!、こっ…今回はお前の勝ちにしてやるですぅ!」
鬼太郎「はいはい、よく言うね。はい、真紅」スッ

真紅「流石私の家来ね。……あぁ、くんくん…やっぱり私とくんくんは永遠に結ばれているのよ…v」
目玉おやじ「オーバーな娘じゃな…」
翠星石「ちょいと真紅!、自分だけずるいですよぉ!」

蒼星石「………」
鬼太郎「蒼星石?、どうしたの?」
蒼星石「えっ!いやっ、何でもありません…!」
鬼太郎「……でも。」

蒼星石「…………(何だろう…)」

 胸の中で何かが渦巻いてる……何でだろう…

目玉おやじ「じゃあ次はタコ焼きを食べ行くぞ」
鬼太郎「はい!、父さん。2人とも、いつまでも喧嘩しないで、次に行くよ」
真紅「ほら、聞いたでしょ?翠星石。さっさと行くわよ」スタスタ
翠星石「くーっ!、またしても真紅にバカにされたですぅ!」
鬼太郎「まぁまぁ」

翠星石「ん?」
蒼星石「………」

翠星石「蒼星石?」
蒼星石「あっ…何?」
翠星石「なんか顔が悲しそうでしたよ?、大丈夫ですか?」
蒼星石「う、うん。大丈夫だよ…それより、早く行こう」

 スタスタ…

翠星石「…蒼星石」

翠星石「(心配で見ていられないですぅ…双子の姉として…なんとかせねばならんのです!)」

翠星石「ハッ!」ピコーン

 翠星石にいい考えがあるですぅ!

その頃のねこ娘と雛苺

ねこ娘「…ハァ、結局一匹しかすくえなかったわ。」
雛苺(ねこ娘と手をつないでいる)「ヒナは何にもすくえなかったの…」トテトテ
ねこ娘「またお祭りのときに行きましょ」

ねこ娘「もぉ!、それにしてもあのおじさんケチよね?。2人分の金魚あげればいいにのね!」
雛苺「ねー!」
ねこ娘「にゃ…?」クンクン

雛苺「?、ねこ?」
ねこ娘「こ、この甘いあんこの匂い…」クンクン
雛苺「あー!タイ焼き屋さんなのー!!」
ねこ娘「にゃーっ!?、私の大好物のたい焼き屋があるわ!!」キラキラ
雛苺「うわー!、おいしそうなのー!」

 ガシッ!
雛苺「ほぇ?」
ねこ娘「グスグズしちゃいられないわよ!、雛苺!。行くわよ!」
雛苺「ねこー!。あいと!あいとなのー!」
ねこ娘「おじさーん!、たい焼きを5個ちょーだーい!」ダダダダダダ

その頃の鬼太郎たち・かたぬき屋

 ペリペリ……パキッ!!

子供A「あー!。割れちゃった…(泣)」
型抜き屋「はい、惜しかったね」

ワーワー

真紅「…………」ジー
鬼太郎「父さん、型抜き屋ですね」
目玉おやじ「おぉ!、懐かしいのぅ」
真紅「かた…ぬき?、何かしら?」

鬼太郎「型抜きって言うのはね、小さな板でできたお菓子に絵が描いてあってね…」

鬼太郎「その絵を針とかで使い、絵の形の通りに抜きだしたらご褒美をもらえるっていう遊びだよ」
真紅「つまり、それを綺麗に模ったらいいのね?」
鬼太郎「そう、でも結構難しいよ。もし割れちゃったりしたら賞品はもらえないからね」
翠星石「うぅ…またしても翠星石には無理ですぅ…」

目玉おやじ「おや?、あそこにおるのは水銀燈ではないか?」
鬼太郎「あっ、本当だ。何しているんでしょうか?」
翠星石「ははーん……イッヒッヒッヒッ、これはチャンスですねぇ…」キュピーン
鬼太郎・蒼星石「(また何かやらかそうとしている……)」

 プチッ…プチッ…

水銀燈(着物姿+ポニーテール)「(うふふふふふ……あとちょっと、あとちょっとよぉ…)」

水銀燈「(あとはこれを絵の通りに抜きとるだけねぇ♪)」

  ペリッ…ペリリッ

水銀燈「(もう少しねぇ、くんくんは私の物よぉ!)」ペリペリ
翠星石「なーーーにやってるですかぁ!!!」ドンッ
水銀燈「きゃん!!」

   バキッッッッ!!!

水銀燈「!!?」ガーン
型抜き屋「あーりゃりゃ、残念だったね…」
水銀燈「ハァ!?、今のは邪魔が入ったから無しでしょう!?。ふざけんじゃないわよぉ!!(怒)」
型抜き屋「妨害されたとしても、だめなものはだめ!。また挑戦してくれ」
水銀燈「………」プルプル

翠星石「型が完璧に抜けなくて残念ですねぇww。水銀燈w」
水銀燈「あ………あ~ん~た~ねぇぇぇええ!!」ギロッ
翠星石「あ…あわわ、翠星石はまた何か地雷踏んでしまったですか?」
水銀燈「私がせっかくあとちょっとのところで邪魔してくれたわねぇ?…。人見知りのくせにいい度胸しているわねぇ…」ゴゴゴゴゴゴゴ……

翠星石「いやあの…こ、これは誰だって邪魔してやりたいときだってあるですぅ!!」

翠星石「翠星石に驚いて失敗したのが悪いですぅ!、オーホッホッホッホッ!……はっ!?」
水銀燈「ふぅん、そうなのぉ?」ゴゴゴゴゴ…
翠星石「(ああああ……ヤバイですぅ!!)」
水銀燈「普通、この場ならジャンクにしてあげたいところだけど……」







水銀燈「…鬼太郎が居るからやぁめた」
翠星石「ホッ…」
蒼星石「大丈夫だった?」
翠星石「びぇぇぇぇぇ!!怖かったですぅ!!(泣)」ギュッ
蒼星石「何も泣くことはないのに…」ナデナデ

鬼太郎「型抜きをっていたんだね」
水銀燈「何よ?、悪い?」
鬼太郎「いや、悪くないよ…アレは翠星石がいけないから。なんで型抜きなんてやってたんだい?」
水銀燈「べ、別にぃ…ちょっとした暇つぶしよぉ。あ、あら何、お金ならぬらりひょんから掏った奴よぉ!、私がなに使おうと関係ないでしょぉ!」

水銀燈「こ、この店の賞品が欲しいとか…そんなのじゃ」
目玉おやじ「おや?、アレは中々手に入らぬくんくんのアクションフィギュアではないか?」
真紅「く、くんくんのアクションフィギュア!?」
目玉おやじ「やはりお前はアレが目的じゃな?」
水銀燈「!!」ギクッ

真紅「残念だったわね、水銀燈。あのフィギュアは私が貰うわね」
水銀燈「!!……し、真紅ぅぅぅ!!!」
真紅「ご主人、私も一枚もらっていいかしら?」
型抜き屋「はいよ、一枚で100円ね」

水銀燈「亭主ぅ!私ももう1枚よぉ!!」
型抜き屋「へ、へい…」

鬼太郎「大丈夫かい?」
真紅「あら?鬼太郎、私はこれでもこの様なものに得意なのだわ」
鬼太郎「別にそうじゃないけど…もしかしてさ」
水銀燈「何ぃ?、他にまだ文句でもぉ?」

鬼太郎「まさかと言うけど、くんくんの他に僕も勝負に勝った賞品に入れてないよね?」
真紅「誰がそんなことすると思うの?。私はくんくんが狙いよ!」
水銀燈「ふふふ、真紅ぅ…ここでまさか貴女と戦うことになるなんて夢にも思わなかったぁ」
真紅「私もよ、水銀燈…!!」
水銀燈「祭りのまの字も知らない癖にぃ!」
真紅「その台詞は下駄でお返しするわ!」

  バチバチバチバチ

翠星石「が、がんばるですぅー!真紅ー!!」
鬼太郎「父さん、どうしましょうか?」
目玉おやじ「まぁ良いではないか。ああ見えて真紅も結構祭りを楽しんでいるようじゃ」
鬼太郎「そ、それならいいんですが…;」
蒼星石「僕も何か心配です…」

蒼星石「ところでお父様、何を食べているんですか?」
目玉おやじ「型 抜 き じ ゃ よ 。食べ物は粗末にしたらいかんじゃろ?」ムシャムシャ
蒼星石「…そ、そうですけど……;(苦笑)」

 1分後…

真紅「…な、中々やるわね!」ゼーゼー
水銀燈「…ふ、ふん!。いい気になってるのもそのうちよぉ!」ゼーハーゼーハー

   ベキッ!!   バキッ!!

真紅&水銀燈『ご主人(亭主)!!もう1枚なのだわ(よぉ)!!』
亭主「へ、へい…(涙目)」

鬼太郎「ふああああぁぁぁぁ…」
翠星石「いつまで続くんですかぁ…?」
目玉おやじ「やれやれ、このままだと花火の見物ができんのぅ…」

鬼太郎「真紅、もういいだろ?」
真紅「いいえっ!!、私はまだ負けないっっ!!。ローゼンメイデンの名にかけて!!」キッ

目玉おやじ「仕方ない、終わるまで待つとしよう」
翠星石「え゛え゛ー!?。翠星石は綿飴を楽しみにしてたですぅ!!(ハッ…いや待つですぅ!)」

翠星石「(このまま真紅と水銀燈が勝負を続ければ……鬼太郎と蒼星石が2人っきりになれるですぅ!)」

翠星石「(ま、まぁ…翠星石は鬼太郎には興味ないですけど…。ですが、妹の恋路を助けるのが姉の務めですぅ!!)」

翠星石「……。」チラッ
鬼太郎「ふわああああぁぁぁぁ……」
蒼星石「んぅぅぅぅぅぅ……!!」グググッ
翠星石「(よし!作戦開始ですぅ!)」

翠星石「き、鬼太郎!。蒼星石と2人で花火の場所を見つけてくるですぅ!」
鬼太郎「へっ?、い…いいけど?」
蒼星石「うん…ってふぇ!?(なななな、何言っちゃってるの翠星石~!?)」ドキッ

鬼太郎「え?、でも……真紅が」
翠星石「し、真紅なら翠星石とチビ目玉が見張ってやるですぅ!。だから早く行かねぇと花火を見る場所がなくなっちまうですぅ!」
蒼星石「翠星石、一体どうしたのさ?。前までは……」

翠星石『こらー妖怪!!、蒼星石に馴れ馴れしく近づくな!ですぅ!』

蒼星石「…って言ってたのに」
翠星石「うっ…む、昔は昔!今は今!ですぅ!。いいからとっとと場所を見つけてくるですよ!!」
目玉おやじ「うーむ、なんか知らんが…鬼太郎、ワシも翠星石と共に真紅を見張っててやる」ピョコン
鬼太郎「いいんですか?」
目玉おやじ「良い良い、翠星石とは何か不安じゃが…花火がよく見れる場所をとられては大変じゃからの」
鬼太郎「父さん…;」

鬼太郎「分りました、じゃあよく見れる場所を探してきます。蒼星石、行こう」ダキッ
蒼星石「ひゃうん!?。ああああ……ひゃい!!(真っ赤)」

翠星石「……。」

翠星石「蒼星石ー!、ハートで当たるですぅ!そして自分の口から言うですよー!!」
目玉おやじ「(なるほど……じゃから鬼太郎たちをのぅ…)」

鬼太郎「ハートで当たる?」
蒼星石「あ、あの!…き、気にしないでください!!(真っ赤)」アワアワ

その頃のねこ娘と雛苺

綿飴屋「まいどありー!」


ねこ娘「雛苺、おいしい?」
雛苺「フワフワしてて甘くておいしいのー!」
ねこ娘「あっほらほら…鼻に綿飴が付いてるわよ」ヒョイ、パクッ
雛苺「くすぐったいのー」

その頃のねずみ男と金糸雀

ねずみ男「いやー、今回も儲かった儲かった!」
金糸雀「カナのアイディアが役に立ったかしら!」
ねずみ男「あぁ、これで残飯を食わずに済むぜ、これでうまいモン食おうぜ!」
金糸雀「カナは卵カレーがいいかしらー!」

ねずみ男「おっと、いけねぇ!。ちょっと道草すっぞ!」タッタッタッ
金糸雀「わわっ!、ちょっと何かしら?」


 ~墓場~

金糸雀「ね…ねずちゃん。なんでお墓に行くかしら…」ビクビク
ねずみ男「おめぇはちょっとここで待ってな、すぐ戻るからよ!」ダッ
金糸雀「あっねずちゃん!!………」タッタッ

…………………………

金糸雀「ねずちゃーん、ねずちゃーん…どこにいるかしら~……」グスッ

金糸雀「あっ!、ねずちゃ……アレ?(お墓にお花添えてるかしら…)」

ねずみ男「………あの日は、こんなに暑い日だったぜ。小百合ちゃん…」

金糸雀(木の傍に隠れてる)「(小百合?)」

ねずみ男「俺か?、俺は相変わらずの汚くやっちまってるよ……全然変わってねぇよ…変わったことつったら…」

ねずみ男「俺もローゼンメイデンっつー呪いの人形のミーディアムになっちまったよ」

金糸雀「(ねずちゃんの親戚か誰かのお墓かしら?。でもねずちゃんに限って親戚なんて居ないのかしら…)」

ねずみ男「……つっても、俺の場合はその次女の金吉雀っていう2番目の人形と契約してなぁ!」

金糸雀「(カ・ナ・リ・ア!!かしら~!!)」

ねずみ男「それがそいつは他の姉妹と比べて、ものすごくガキっぽいし、デコっぱちで泣き虫なんでィ」フハッ

ねずみ男「いつもいつも、頭脳は策士とかほざいてるわで…まったく大変なのよ、俺は」

金糸雀「(ねずちゃんはいつもカナがお世話してるかしら!、逆にしっかりしてほしいかしらっ!!)」イライラ

ねずみ男「…でもよぉ、あいつと一緒に居るとな…なんだか俺にも娘ができたって気がしちまって…」

金糸雀「えっ…」

ねずみ男「ローゼンっつー奴が作ったつっても、ひでぇモンさ……何でも姉妹の殺しあいをさせちまってるひでぇ親父だよ」

ねずみ男「大体、アリスゲームだかパリポリゲームだかしらねぇが…俺は…あの時のように……させたくねぇ、守らねぇといけなくなっちまったぜ」

金糸雀「…………。」

ねずみ男「さて、そろそろ行かねぇとな、あいつ心配してっから。また、来るからな」スタスタ

…………………………

金糸雀「あ、ねずちゃん」
ねずみ男「あ?。カナ、んなところで何やってんだ?」
金糸雀「別に、ただねずちゃんがお墓を荒らさないように監視しに来たかしら!」
ねずみ男「アホ!いくら俺でもそんなことはしねぇよ!、そんなことより…屋台で何か食おうぜ」
金糸雀「わーい!わーい!、カナはたこ焼きが食べたいかしら!」トコトコ
ねずみ男「へいへい、その前に焼きそばだろ?」スタスタ
金糸雀「ちーがーうーかしら!、祭りと言ったらたこ焼きってみっちゃんが言ってたかしら!」
ねずみ男「だーもーー分かったわかった!、たこ焼きでも買ってやるっつーの!」
金糸雀「ありがとうかしら!、ねずちゃん♪」ダキッ
ねずみ男「おいおいw、抱きつく奴があるかよw」






 そして、ねこ娘と雛苺…

ねこ娘「ふぅ……まさかこんなに結構買っちゃうなんて、私ったら何考えてんだか…しばらくバイトしないと…」
雛苺「でもでも、ヒナはすごく楽しかったの!。またねこと一緒に行きたいのー」
ねこ娘「……私も、雛苺とまた行きたいね」クスッ
雛苺「うん」
ねこ娘「……ねぇ、雛苺」
雛苺「うぃ?」
ねこ娘「雛苺は、鬼太郎のこと…好き?」
雛苺「うん!、好きぃ!」
ねこ娘「ふふ、鬼太郎は女の子には優しいからね…」

ねこ娘「(というより、女の子とかにだらしないのよ…鬼太郎は…)」どよ~ん

雛苺「でもね…」
ねこ娘「にゃ?」
雛苺「ヒナね、ねこの方がもっともっと好きぃ!」
ねこ娘「………うん、私もあなたが大好きよ!」ギュッ
雛苺「ねこ~」
ねこ娘「そろそろ鬼太郎たちのところに行こう」
雛苺「うん!」


 …鬼太郎と蒼星石

鬼太郎「ここだったら、花火が結構見えるみたいだね」
蒼星石「そう…ですね…(赤面)」
鬼太郎「…蒼星石?、大丈夫?」
蒼星石「へっ!?、な…何がですか?」
鬼太郎「ずっと顔が赤いけど、熱でもあるのかい?……」スッ
蒼星石「~~~~~~!?!?!!!」

鬼太郎「熱はないみたいだね」
蒼星石「あばばばばばばば………(僕の額に鬼太郎さんの額が僕の額に鬼太郎さんの額が僕の額に鬼太郎さんの額が……)」プシュー

鬼太郎「まだ花火もはじまらないみたいだし、寝転がろうかな」ゴロン
蒼星石「ハッ!……。あ、あの…僕も寝転がって…いいですか?」
鬼太郎「あはは、別にいいよ、いつも散歩のときに僕はここで寝ているから」
蒼星石「え…?」


蒼星石「あの…1つ聞いていいですか?」
鬼太郎「ん?」
蒼星石「その……真紅のことをどう想いますか?」
鬼太郎「…別にどうって言われても」

鬼太郎「まぁいつも紅茶がぬるいだの、たたき起こされたり…なんか口うるさいというかわがままな子だなぁっと思っているんだよ」
蒼星石「はぁ…」
鬼太郎「いつも僕に厳しく叱ったりしてるから、でも…真紅が悲しそうな時には、僕が慰めないといけないからね」
蒼星石「そうですか……」

蒼星石「(やっぱり……鬼太郎さんは真紅のことが好きなんだな…)」
鬼太郎「でも、僕は真紅のことをね…」

鬼太郎「なんだか、母さんみたいだなぁって思うんだ」
蒼星石「えっ…」

蒼星石「鬼太郎さんには…お母様が居ないのですか?」
鬼太郎「居ないって言うより……僕が生まれたときにはとっくに死んじゃってるから。でも、真紅と一緒に居ると母さんが居るみたいでなんか嬉しいんだ」
蒼星石「………」
鬼太郎「?、僕なんか悪いこと言ったかい?」
蒼星石「い、いえ…違います!。ただ、ホッとしただけです」
鬼太郎「?」

蒼星石「………鬼太郎さん」
鬼太郎「何だい?」
蒼星石「…目を、閉じててくれますか?」
鬼太郎「え…う、うん(目を閉じてる)」

蒼星石「(…鬼太郎さん……)」

蒼星石「(翠星石…やっぱり、僕は…)」

…………
翠星石『蒼星石ー!、ハートで当たるですぅ!そして自分の口から言うですよー!!』
…………

蒼星石「(できないや…口から言うなんて……僕ができるとしたら…)」スッ
鬼太郎「(なんか体が重いな……)」
蒼星石「(……いいよね?、こんなことしても)」ドキドキドキ

蒼星石「(僕も…女の子だもん……き、キスぐらいなら…)」スゥ






ねこ娘「なーに抜け駆けしようとしてんのよ!?」ぬぅ
蒼星石「ふにゃあぁぁあ!?」

鬼太郎「ん?…あれ?ねこ娘」
ねこ娘「あれ?ねこ娘…じゃなーーーい!!。何蒼星石といちゃいちゃしてんのよ!!」
鬼太郎「え?、え?……ど、どういうこと?」ポカーン

雛苺「蒼星石、きたろーにチューしようとしてたのー」
蒼星石「ひ、雛苺!?。ちがっ…!、鬼太郎さんの目にゴミが入ってたから取ろうとして……」
雛苺「お口でお目目のごみは取れないのよ?」

ねこ娘「大体鬼太郎はねぇ!、女の子に甘やかしすぎよ!、そんなのだから真紅が付けあがるでしょ!」
鬼太郎「そうかなー?、真紅は元々じゃないかな?」
ねこ娘「いーや絶対に甘やかしすぎ!!」ビシィ
鬼太郎「ええ~?、そこまで甘やかしてないけど…」

蒼星石「ねこ娘さん……」
ねこ娘「な、何よ?」
蒼星石「(…僕も、負けませんから……!!)」
ねこ娘「(鬼太郎は絶対に渡さないからっ!!!)」

 バチバチバチバチバチバチ………

翠星石「あー…やっぱりこうなっちまったですか…ハァ」
目玉おやじ「まぁ気にすることはない、次があるわい」
翠星石「その次が心配なんですよねぇ……」
真紅「まぁ…所詮は私の家来だから……」←水銀燈に負けて不機嫌
翠星石・目玉おやじ「?」

真紅「帰 っ た ら 家 来 と し て の し つ け を し な い と … …」ゴゴゴゴゴゴゴゴ………

翠星石「(うわー…これだと無理ですよ、蒼星石)」
目玉おやじ「(すまぬ…鬼太郎、今回だけは止められぬ…)」


鬼太郎「(な、何か…嫌な気配が…;)」ビクビク

その後に、水銀燈やらが乱入して……ねこ娘と蒼星石との言い争いが長く続く中
ねずみ男と金糸雀も到着し、なんやかんやで賑やかだった。
そして彼らが騒ぐ最中に、大きな花火が大空高く舞い上がった。
今年の夏のカエルの鳴き声から、妙なゲゲゲの合唱だった。

    おわれ
最終更新:2009年10月16日 04:25
ツールボックス

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