翠の契約話
「う~~ん、う~~ん……ふぅ」
「うゆ?翠星石、なにしてるの?」
「ふふふ!よくぞ聞いてくれたです。今朝偵察をしていたら、
この鏡を見つけたですよ」
「う~、でもなんだかばっちいよ」
「う、うるさいですぅ!翠星石の見つけて来た物に文句付けるか!ですぅ!
磨けばnのフィールドへの出入り口に使えるですよ!
ほら、分かったらとっとと運ぶのを手伝いやがれですぅ!」
「う~~、う~~、なんで雛まで、なのよ」
「ピーピー文句言ってないで、真面目にやれですぅ」
「うよ?鏡の中から声が聞こえるのー」「へ?」…
ボワワン
「なんじゃなんじゃ?騒がしいのう!」
「ななな!?何事ですか!?」
「わー 鏡の中からお爺さんが出てきたのー」
「むむ…そこをどくですぅ!この鏡は翠星石が拾って来た物ですよ!」
「まったく、礼儀を知らんお嬢さんじゃな、わしは昔からこの鏡の中に住んどる鏡爺じゃ。この鏡はわしの物じゃ!」
「そんなの知ったことかですぅ!この鏡はもう翠星石の物ですぅ!」
「なんの騒ぎだい?」「あっ、きたろー」
………
「ふむ、それは翠星石が悪いのう」
「ちび目玉はあいつの肩を持つですか!これだから年寄りは嫌いですぅ!
もうこんなボロ家、出てってやるですぅ!」
「あ、待つんじゃ……ふぅ、言ってしもうたか…まあ腹が減れば帰ってくるじゃろう」…
…「取りあえず蒼星石の所に行くですぅ…」
「やあ翠星石、どうしたんだい?」
「しばらくやっかいになるですぅ」
「なんじゃ?入居希望者かい?ヒヒヒ」
「あ…蒼星石のマスターは、
家賃催促ババアだったのを忘れてたですぅ…」
オマケ
「仕方ないから、このアパートでミーディアムを見つけるですぅ」
「あいつなんか良さそうです。何より口答えしなさそうな所がポイント高いですぅ!」
………
「さあ、この指輪にくちづけをして、誓うがいいですぅ!」
「ぬり~」
「ななな!やっぱ待て!ですーー!!」
プチッ
「うぅ…ひどいめにあったですぅ…
あの後、ぬり壁の奥さんが手当てしてくれたですけど、
まったくあの家のチビガキ共め、石の体でジャレつくな…ですぅ」
「あらあら…こんな所で何してるのぉ?」
「!…す、水銀燈!」
「聞く所によると、あなたまだミーディアムが居ないんですってねぇ」
「ギク…う、うるさいですぅ!とっとと失せやがれですぅ!」
「いやよ、あなたローザミスティカ、今ここで貰ってあげるわ」
「ひえええ…」
その頃…
「グビッグビッ…ふう、たまには外で飲む酒も旨いのう」
ブワァッ!!
「うわっ!?なんじゃこの黒い羽根はー!?」
ツルッ…「あ」 パリーン!「わ、わしの酒がー!なんてこったい!」
………
「ほらほらぁ!どおしたのぉ?これで終わりイ!?」
「も、もう駄目ですぅ…!」
「あはははっ!これでとどめよぉ!」
ビューーン
「な、何!?…くっ、岩が飛んで来た!?」
ドーン
「お、お前は…子泣きのじじい…ですか…!な、なんで…」
「お前じゃな、ひどい事をしよって!」
「ちょっとぉ、いきなり割り込んできて、どういうつもりぃ?
おじちゃまの出る幕はなくってよ」
「む、なんて奴じゃ!わしは怒ったぞ!くらえロケット石化頭突きー!」
ビューーン
「なぁに?こんなの目を瞑っててもよけられるわよぉ」
ドサッ ←翠星石の前に落ちる。
「二人まとめて始末してあげるぅ!」
ババババッ!
「ああ! じじ…おじじ!そこをどくですぅ!このままではおじじもやられてしまうですよ!」
「くっ、なんてかたいのっ!」
「もういいですぅ!やめるですぅ!なんで翠星石の為にここまでやるですか!」
「……………」←石化中
「聞いてるですか!?さっさとどきやがれですぅ!」
「……………」←石化中…
「………やぁめた。
白けちゃったぁ。そういうの付き合ってらんなぁい。ばいばぁい」
バサバサッ
「行ってしまったですか…
はっ!おじじは、おじじは無事ですか!?」
「おじじ!起きるですよ、しっかりするです!」
「ふわぁ~…」←石化解除
「ありゃ、奴には逃げられてしもうたか…」
「な、なんともないですか…」
「ん?お前さんは確か鬼太郎の所に居た…
スイ…スイ…そうじゃ炊飯器じゃ!」
「翠星石ですぅ~!」
「おおすまん、そうじゃったな。
ん?お前さん泣いておるのか?」
「なっ!何を言うかですぅ!べべべっ、別に翠星石は おじ…じじいの為に泣いたりなんかしないですぅ!
こ、これは目に埃が入っただけですよ!珍しくも両目に入っただけですぅ!!」
「…?」
「そそ、それよりですぅ。お前なかなか見所があるですぅ。仕方ねぇ、翠星石のミーディアムにしてやるか、ですぅ!」
「ミーディアムとは、おばばが着けている指輪の事かの?」
「ま、まあそんな感じですぅ。ほ、本当は違う奴に頼…決めていたですが、どうしても翠星石のミーディアムになりたいみたいですから…そ、その…か、感謝するですよ!」
「よし、乗ったわい!」
そして…
「ありゃ!?この指輪どうやっても外れんぞ!?」
「当たり前ですぅ。その指輪は契約の証、無理やり外そうとすれば肉が削げるですぅ」
「なんじゃとー!せっかくこの指輪を質に入れれば、酒が買えると思ったのにー!
がっかりじゃあー!」
「ガ…ガーーーーーーン!………ですぅ……」
最終更新:2007年07月12日 21:18