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出会い

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「父さん、どうですか?、湯加減は・・・」
「うーんちょっとぬるいのぉ・・・
鬼太郎、熱くしれくれんか?」
「はい、父さん」 コポポポ
「ふぅ~やはり白湯も中々ええのぉ」
「カァカァ」 バサバサッ
「おっ?、妖怪ポストに手紙が届いたようじゃ」
「最近妖怪ポストに手紙入れる事も無くなりましたね。ありがとう」 カァカァ・・・バサバサッ
「鬼太郎、何て書いてあるんじゃ?」
「何でしょうか?。「まきますか?」「まきませんか」って書いてあるのですが・・・」
「ふーん、「まきますか」「まきませんか」のぉ・・・鬼太郎。
その手紙に返事すればいいのじゃろ?」
「えぇ、とりあえず「まきますか?」ってところに丸を書いておきます」カキカキ・・・

ー一時間後ー

「父さん、ただいま帰りました。あれ?
父さん、その鞄?」
「おぉ鬼太郎、よく戻ってきた」
「どうしたんですか?、その鞄」
「うん、わしにも分からんよ、昼寝していて起きたらこれがあったんじゃ」
「でも、一体誰がこの鞄を・・・」
「うん、とにかく鬼太郎。早速あけてみるんじゃ」
「分かりました(ガチャッ)父さん、人形ですよ」
「何じゃと?」
「それにしても、この人形良くできてますね、まるで人間みたいです」
「むー?(スカートの中見た)くへへ・・・いかんいかん(真っ赤)」
「あれ?、ネジですよ父さん。背中にネジ穴もありますし。
きっとこれは人形を動かす奴みたいです」
「ネジのぉ・・・鬼太郎、早速ネジを回してみるんじゃ」
「はい、父さん」キリキリキリ・・・

…キリキリキリ…ググ…
「へぇ、凄いものですねぇ」
「人間達の科学も侮れなくなったのぅ」
「本当に生きてるみたいだ…」
ペチッ!
「ちょっと!レディの体を舐め回すように見ているなんて失礼よ!」
「いてて…へぇ、この人形生きてるぞ」
「あら、随分飲み込みが早いのね。人間にしては珍しいタイプなのだわ」
「いや、ここでは不思議な事は珍しくないから。それに、僕は人間じゃないしね」
「中々面白い事を言う人間なのね。この真紅の下僕としてはまずまずの資質なのだわ」
「いや、だから…」
「私はローゼンメイデンの第5ドール、真紅よ。お前、名前は?」
「まあいいか…僕は鬼太郎、ゲゲゲの鬼太郎です。そしてこっちが僕の父さんです」
「ふむ、わしが鬼太郎の父じゃ」
…………ばたっ
「ありゃ、気を失ってしもうたぞ」
そして………パチッ
「嫌な夢を見たのだわ… め、目玉が喋って… ああ!思い出すだけでもおぞましい!」
「おお、目が覚めたようじゃな」
「ーーッ!!」
「ななな、ここは一体なんなのだわ!?」
「お主、自分も普通の存在ではないくせに、わしを見て気絶するとは、情けないのう」
「!ん…こほん!わ、私とした事が取り乱してしまったわ。
 ちょっと見慣れない事だから、戸惑ってしまっただけなのだわ」
「僕達は幽霊族なんだ。見た所君は妖怪では無さそうだね」
「さっきも言ったでしょう、私はローゼンメイデンの第5ドール、真紅なのだわ」
「それが分からんのじゃ、なんでわしらの所に来たんじゃ?」
「そ、それはホーリエが選んでしまったのだから、仕方が無いのだわ。
 真紅としても不本意なのだけど…ホーリエったら、どうしてこんな普通じゃない者に…」
「わしらとお主に何か惹かれあう物があったのかのう?
 例えばゲゲゲとローゼンが…いや、どうでもいい事じゃな…」
「そんな事より鬼太郎、あなたは私のネジを巻いたの。
 それはこの真紅の下僕になるという事を意味しているのよ」
「うーん…そういう人を縛る事は、僕は好きじゃないなぁ…」
「そういう事を言ってるんじゃないの!もう決まった事なのよ!」
はらり…………
「黒い羽根……もう来たのね…
 鬼太郎、残念だけどあなたはここで死ぬわ。
 …それが嫌なら…って聞いてるの!?」
「父さん、妖怪ポストに手紙が入ってたみたいですよ。カラスが持って来てくれました」
どたっ ←真紅こける
「鬼太郎、早速開いてみるんじゃ」「はい父さん」
「ちょっと!レディを無視するなんて、紳士にあるまじき行為よ!」
「え、ああごめん、僕がどうしたんだい?」
「……や、やっぱり何でもないのだわ…」
「そうじゃ鬼太郎、茶碗風呂を入れてくれんか?
 風呂に入りながらゆっくりその手紙を読む事にするわい」
「分かりました父さん、すぐ用意しますよ」
そして…
「ふ~、いい湯じゃの~… ん?どうしたんじゃ?真紅」
「と、殿方がレディに、は、裸を見せるのはどうかと思うのだわ…」
「なんだい真紅、照れてるのかい?
父さんは何時もこの格好なんだから、気にする事無いんだよ」
「そうじゃぞ、ふむしかしワガママなだけのお嬢さんかと思うたが、
 案外可愛い所があるではないか、鬼太郎の言う通り照れる事は無いぞい、ほーれほーれ」
(カ~~)「や、やめなさい!」「ハハハハ」
はらり…
「…! じ、冗談はここまでよ。鬼太郎、今度こそあなたは死ぬわ。
 今度こそホントのホントなのだわ」
「僕が死ぬって?一体どういう事なんだい?真紅」
「死にたくなければ、私と契約しなさい。真紅の下僕になるのよ」
「さっきも言ったけど僕は…」
ヒュッ!…ビィィーン!!
「なんじゃ!?包丁が飛んで来たぞ!?」
「来たわね」
「ぬいぐるみ!?ぬいぐるみが包丁を持って、宙に浮かんでおるぞ」
「しかし父さん、妖気を感じません!」
「まったくじゃ…一体どういう事なんじゃ!?」
「第一ドールの水銀燈の力によって動いてるの。妖気とかとは違うわ」
「そうなのか…でもあのぬいぐるみ、なんでバカ殿なんでしょうか…」
「わしも気になっとったが、敢えて触れなかったのだぞ鬼太郎!」
「ごめんなさい父さん…ってなんで僕が謝ってるんだ?」
「まったく悪趣味な水銀燈…もう少し空気を読んでほしいものだわ。
 これじゃ雰囲気が締まらないじゃないの!」
シャーーー!!
「うわーバカ殿が襲って来たーw」
「くっ、でもどうして僕を狙うんだ!?」
「簡単な事よ。あなたは真紅のミーディアムになるのだから、狙われて当然なのだわ」
「そんな勝手な…うわっ」←攻撃よけ
「死にたくなければ誓いなさい。この薔薇の指輪にかけて私を護ると、
 見た目はふざけてるけど手強いわよ、あの…ぬいぐるみ……(まったく…直視出来ないのだわ)」
「何を震えてるんだい、真紅」
「そ、そんな事はどうでもいいから!さっさと契約しなさい!」ペシッ!
「いてて、急に怒らなくても…悪いけど君と契約する気は無いよ」
「なんですって…死ぬ気なの?」
「別に君と契約しなくても僕は大丈夫って事さ。
 くらえ!リモコン下駄!!」スコーン……パタリ…
「ほらね」
「…嫌らしい下駄ね!」スタスタスタ…パタン
「嫌らしい…?」
「何やらスネて鞄に籠もってしまったのう」
…ガチャッ…「鬼太郎!あなたを下僕にするまで、絶対諦めないわよ!」…パタン!
「結局うちに居座るつもりなのか…」
「うーむ、例え捨ててもいつの間にか戻って来そうじゃな…
 寒気がしてきたわい…」

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最終更新:2010年01月22日 08:58
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