凍り付いた五番街

凍りついた五番街　マトモなやつは誰も近づかない世界
俺の街さ
看板が崩れ落ちてる　あの店で酒を出してる
今夜一緒に　友達なんだ

夕べは何もなかった　そして今夜も明日も何もない
二人で話してたんだ　退屈を殺して

とても気付かなかった　あと一歩でも踏み出せば
そこら中吹き飛んだツラに手をつけるんだぜ

夕べはもう一人現れた　男が拳銃を差し出して
金になる仕事があるんだとニヤリと笑った

お前の輝いたそんな目は久しぶりだと
言われた時はすでにもう目が眩んでいた
金には興味なんかこれっぽっちもなかった
話もろくに聞かず二人で踊りだした
明日から生まれ変わることを信じて

血と硝煙の臭い　足元には煙立つ海
そこに浮かんでいたのは横顔のジョニー
確かにサイレンが鳴った　二人夢中で走り続け
何もなかったように夜が明けた

夕べは夢のように消えそして今夜も明日も何もない
二人で話してたんだ　退屈を殺して

サヨナラ五番街　マトモなやつは誰も近づかない世界
俺の街さ
俺の街さ
俺の街さ