チルノ
氷の妖精の割に喧嘩っ早くて熱い性格の持ち主。
通称は⑨、バカ。(両方ともPAD長ネタ同様、蔑称と捉える人もいるので使用する際は要注意。)
自称幻想郷最強。一人称は「あたし」と「あたい」の二つを確認できるが、普段は「あたい」が主流なようだ。
チルノ自身は、特に関係者にもストーリーにも絡まないただの序盤ボスであるが、『紅魔郷』→『妖々夢』と連続出演をした上に『花映塚』では自機参戦も果たしており、割と登場機会は多い。
『永夜抄』への直接的な登場はしていないが、リグルに関連してチルノに関する記述がいくらかあり、これをカウントするならば『文花帖』まで皆勤賞だったと言う事になる。
黄昏フロンティアとの共同制作である『非想天則』ではストーリー付きで出演し、さらにジャケット絵を飾っている。
また、コミックマーケット78で頒布された第12.8弾『妖精大戦争』では主人公にまで上り詰め、再びジャケット絵を飾っている(人間以外での単独主人公は射命丸文に続いて2人目)。大活躍である。
二次創作では主人公キャラと並ぶほどの登場頻度であり、また後のお絵カキコの項目にもあるとおり、東方キャラの中で最多のお絵カキコ数を誇っているなど、かなりの人気を保持している。
人気投票でも常に20位前後(ラスボス群や主人公などの「顔」的キャラたちのすぐ下)につけている
湖に住む氷の妖精。
常に体から冷気が出ており、彼女の周りだけいつも寒い。触れた物を瞬間で凍らせるため、たとえ彼女が寝ていても触れば凍傷になるおそれがある。身長は「低」。一人称は「あたし」「あたい」など。
悪戯好きで、妖精らしいともいえる幼稚な行動をとる。能力を使って蛙を氷漬けにする遊びを好んでいる。しかし、沼に棲む大ガマに、蛙を凍らせる妖精を懲らしめるという理由で丸呑みにされた経験もある。
馬鹿で、どんな簡単ななぞなぞにも答えられないとされる。ただし、『文花帖(書籍)』では新聞記事を読んで内容を理解し、記事を批判するという知的な行動をとっている。
妖精は「人間以下の存在」とされているが、チルノは妖精の中でも格別に力が強い存在であり、『花映塚』ではそのことをもって四季映姫から説教を受けている。『求聞史紀』では湖の妖精のリーダー格であるとされている。『花映塚』や『非想天則』、『妖精大戦争』では自ら「最強」を名乗っている。
見た目
氷の妖精だけにイメージカラーは青。身長はものすごく低い(妖精は大きくて十に満たない子供程度)。
髪は薄めの水色で、ふわふわのウェーヴがかかったセミショートヘアーに青い瞳。
ウェーブは二次では省かれやすく、上記の絵のようにストレートヘアーのチルノが多かったりする。ウェーヴがかかった髪が描きにくいからだと思われる。
背中には氷の結晶に似た羽(大抵は六枚)を持ち、頭部には青い大きなリボン(『花映塚』以降は緑)を付けている。
服装は白のシャツの上に青いワンピース(スカートの縁に白いギザギザ模様)を着用し、首元には赤いリボンが巻かれている。ちなみに、冬はちゃんと長袖です。靴もしっかり履いていて、公式作品で裸足になったのは『三月精』ぐらい。
⑨
バカと呼ばれる所以は、『紅魔郷』の氷符「アイシクルフォール -easy-」と言うスペルカードの安全地帯である。
安全地帯そのものはラスボスのスペルにも存在する事があるのでこれ自体は珍しいものでは無いが、チルノの場合は安全地帯の場所がよりにもよって「チルノの目の前」である事(神主曰く、スペカの安全地帯は偶然できたものであるとのこと)。しかもあまり狭くないので適当に真正面に行くだけで入れる。
この事から、2chを中心にファンの間で「チルノ=バカ」という二次設定が定着し始める(元々世間知らずという設定である事も多分に影響しているだろう)。また、テーマ曲「おてんば恋娘」も頭の悪い少女をイメージして作られていた。
その後、『東方花映塚』のマニュアルの画面説明の際、「①自機」などの説明に混じって、チルノの所に⑨と書いてあり、その下の説明欄に「9.バカ」と書いてあった事から、バカであることの公式設定と⑨があだ名として定着した。
チルノの名誉の為に言っておくと、チルノだけがバカなのではなく妖精全般がバカなのである。
妖精全般については 妖精(東方Project)が詳しい。
幻想郷縁起での妖精についての解説からすると、ここでいう「バカ」とは「一つの事を考え出すと他の事を考えられなくなる」と言ったようなもので、チルノから逃げるためにはなぞなぞを出すと良い、というのもこれを突いたもの。
また、『花映塚』のストーリーを見ると、バカと言っているのは「頭脳のなさ」ではなく「目先のことしか考えない行動(無鉄砲であること)」に対して言っていると捉えられる。
1+1=2も普通に理解できているのかもしれない。新聞の内容はちゃんと理解できる(書籍文花帖)。
『非想天則』での描写では記憶力があまり良くないらしく、ストーリーでの出来事を霊夢に必死に伝えようとするも具体的な事はもう覚えていなかったりする。
あたいったら最強ね!
この言葉がチルノを象徴している。
能力
冷気を操る程度の能力
文字通り冷気を操って、主に水や蛙を凍らせる事が出来る。
ただし、操ると言っても冷気はだだ漏れ状態で、夏であっても周囲はいつも寒いらしく、ちゃんと操れているかどうかは不明である。柳田理科雄氏に計算させたら面白いことになりそう。
『妖精大戦争』で主人公を務めた際には、飛んでくる弾幕を自身の能力で凍らせていた(凍らせない弾幕もある)。
なお、チルノはゲーム中でも1~2面の登場ばかりであまり強くなく、二次創作でも霊夢やその他ボスクラス妖怪に片手であしらわれていたりする事が多いが、チルノ自身は妖精の中でも非常に強い力を持っている。
『花映塚』では自機にもなっており、霊夢・魔理沙・咲夜などを倒している。ただ、文や幽香は倒しても無傷だったり、幽香からは逃げ出したりしている。『妖精大戦争』では魔理沙相手に勝利しても、負けグラになるのはチルノだった。
幻想郷縁起では、他の妖精については「工夫すれば捕まえられるので日頃の鬱憤を晴らしても良い」とか何とか書かれていたりする中で、「出会ったら逃げろ」と警告されている存在である。また、四季映姫・ヤマザナドゥからも「妖精なのに強い力を持っています」と評されている。妖精の枠から外れかけているため、死ぬことがあるかもしれないらしい。
我々のような一般人では、ガチで戦ったら武器ごと氷付けになってしまうだけなのでまず勝てないと思われるが、逃げるだけなら彼女のバカな点を突けばすぐに逃げられるだろう
スペルカード
東方紅魔郷
氷符「アイシクルフォール」 Easy / Normal
雹符「ヘイルストーム」 Hard / Lunatic
凍符「パーフェクトフリーズ」 Easy / Normal / Hard / Lunatic
雪符「ダイアモンドブリザード」 Normal / Hard / Lunatic
東方妖々夢
凍符「フリーズアクトレス」(体験版Plusのみ) Hard / Lunatic
霜符「フロストコラムス」 Hard / Lunatic
東方花映塚
凍符「パーフェクトフリーズ」 チャージアタック 2 / チャージアタック 3
凍符「コールドディヴィニティー」 ボスアタック
東方文花帖
雪符「ダイアモンドブリザード」 2 - 3
凍符「マイナスK」 2 - 5
東方非想天則
氷符「アイシクルマシンガン」 Cost 2
氷符「フェアリースピン」
氷塊「コールドスプリンクラー」 Cost 3
冷体「スーパーアイスキック」
氷符「ソードフリーザー」
凍符「フリーズアトモスフェア」
冷符「瞬間冷凍ビーム」
霜符「フロストコラムス」 Cost 4
吹氷「アイストルネード」
凍符「パーフェクトフリーズ」 Cost 5
氷塊「グレートクラッシャー」
氷符「アイシクルフォール」 ストーリーモード(CPU)
凍符「マイナスK」
氷符「アイシクルフォール」の伝説的な安地ばかりが有名だが、安地を使わず撃破しようとすると普通に手強い。
安地に入れば簡単なのだが、「安地に入らないと取れない」ようでは2面以降で苦労する事は間違いないと言える。
また、正面安地はあくまでEasyだけであり、Normal以上になると正面安地は無くなる。さらに、性格ゆえか画面広域に対するばらまき弾が多く、気合避けが要求される為に結構な難所になる。慣れるまではボムを忘れずに挑もう。
最終更新:2011年06月06日 23:15