『ドッペルゲンガー・シャドウ・アニマ』

『ドッペルゲンガー・シャドウ・アニムス』


「君が気に病むことはないよ?それは僕たちにとって当たり前の事なのだから。だから影を頂戴?君の行くはずだった地平は僕たちが歩いていこう。君は何者にもおびえる必要はなく何者に脅かされることも無い。影の中は映らないから、永遠に続く安息になるんだよ」

崩れ落ちた廃墟の壁に刻まれた伝言より

所属世界:NW2では存在を確認

種族:影
性別:男/女
年齢:不明
クラス:不明
職業:影
外見
アニマ:褐色の肌に碧の短髪に緋の瞳。長身を常に青いパーカーで覆い、フードをかぶっているため、その顔の造作を詳しく覗くことはできない
女性のようにしなやかな体躯だが、なぜか男性だとはっきりわかる。
アニムス:小柄で華奢。白い肌に腰下まであるふわふわした碧の長髪に金の瞳。大きなチェック柄の帽子と大き目のサイズのシャツ。愛らしい顔立ちをしている。少年のようないでたちだが、なぜか女性だとはっきりわかる。

性格
アニマ:露悪的だが思いやり豊かで、世話焼き。人見知りで不器用。つっけんどん
アニムス:素直で人懐っこく明るい。能天気で自己中なところあり。犬のよう。

設定

『他人の出番を奪う能力』ドッペルゲンガーの持ち主あるいは能力そのもの

ある人物が遭遇するはずだった事象に無理やり割り込み、介入し、本来参加するはずの人物の席を奪い取る、あるいは新たに席を用意して居座る能力を持つ。
結果として能力を行使された人間はその事象にかかわることができず、「影」が去るまでは何があっても介入することはできないし、事件から介入されることもない。
ある意味での究極の守護方法だが、その能力の発動によってさまざまな因果がゆがみ、本来その物語がたどるはずであった未来の選択支を削ってしまうこともある諸刃の剣。
男女両方の姿を持ち、時と場合や、影の意思によって変容する。ただ、成り代わる対象と同じ性別になることが多いようである。
その人格は根底を影としながらも別個のものであり、お互いを独立した人格として扱っている。

また、介入をするためなのか、ある程度の規模の事象の『予兆』を波のように捉えることができるが、その精度がどの程度のものかは不明。

ある事象に介入した時点でどちらの姿をとるか決定づけなければならず、一度決定してしまえばその事象の終了までは変容することはできない。
これは影が事象に介入する歪みを最小限に抑えるためである。

その起源は不確かであいまいだが、彼らの介入の理由が「誰かを守るため」であったり、「戦うため」であったり、「観察」のためであったりとさまざまであるため、表面的には固定した存在を持ちつつも、その実態は魔力を帯びた無意識の集合体なのではないかともいわれている。
あるいは、異能者と呼ばれる魔法使いの独自の進化の結果誕生した突然変異の能力者なのではないか、ともあるが、真相は不明

平時事件に介入する場合は、組織の一員や、何らかの任務を帯びた機関員など、事象の中心から離れている存在から影を奪い取ることが多い。
これも歪みを最小限に抑える方法であるという。

これは未確認だが増えていくウィザードを「世界結界崩壊に近づく危険因子」と捉えている部分があるらしく、時にウィザード達の敵に回り、主に覚醒したばかりのウィザードを『捕食』することもあるという。人間らしい情緒がある一方で、必要以上に無機的に人間というものを捉えることがあるからなのか
影を見たものは彼らに『歪んでいる』という感想を持つものが多い。捉えようによっては、人類や魔法に対するアポトーシスのような役目を自負しているともいえる

男の姿の時は攻撃適な魔法を操ることや、堅牢な防衛能力を行使することが多く小回りの利く装備を好み
少女の姿の時は物理的な破壊能力や治癒能力を行使することが多く、重大で長大な装備を好む傾向がある。
これは単純に人格としての適正や好みの差であり、本来であればどの姿であろうと使える能力は変化しないはずである。

その能力は未解析で不明な点も多いため、現在は月飼の協力の元、研究が進められている。

平時はその能力の行使によって作り出した『居場所』で普通に生活している。
男性名は「シュヴァルト・ブラックマン」
女性名は「フロイライト・ブラックマン」

が、その特性上同じ場所に長居することができないことが少なくないため、友達が少ないことを両人格ともに嘆いている節がある。

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最終更新:2014年08月27日 23:46