水音・朱里(みずね・じゅり)
年齢:16歳
性別:男
職業:輝明学園海鳴分校1年A組
属性:天・風
ウィザードクラス:異能者(転生者)
所属委員会:なし
所属部活:家庭科部(幽霊)

外見:橙色の瞳に、透き通った蒼色の頭髪を髪の後ろで短く結っている。華奢で繊細、まるで女性のようで、美貌、と称して差し支えない外見。
平時はブレザーではなく、学校指定のベストにシャツを着用。蒼系統のアクセサリーなどを所持している。
私服は蒼を中心とした体にぴったりとするものや、重ね着を好む傾向がある。


海鳴分校1年A組に通うイノセントの少年。
幼いころに旅行先で両親を亡くしてからは、遠縁の親戚の後見人に生活資金を出してもらい、生活する。
両親の事故に限らず、小さなころから様々な厄介ごとや騒動に巻き込まれることが多く、親類縁者からは遠巻きにされて育ってきた。
それでも元々根性が座っていたのか、少ない仕送りとバイト代だけでなんとか生活を繋いでいる。
海鳴分校にも元々来る気は無かったのだが、地元で致命的な騒動を起こしてしまった為に、ここに来ることになってしまった。
寮での部屋決めの際、なぜか満場一致で彼は一人部屋に追いやられたらしいが、悪意あるものではないらしく
あまり本人は気にしてない模様。

性格は、気弱だが意地っ張りで、ひねくれていて口が悪く素直ではないが、その実思いやり豊かで、他人に気を回したりすることも多い。
自らが災厄を呼び込むのだと思っている節があり、あまり人を近づけようとはしないが、それなりにコミュニケーションをとっている。
その来歴故に平穏無事を好み、事態の外側からじっと見守っているために騒がしい海鳴分校ではあまり目立っていなかった。
一匹狼でひねくれていて、排他的なようで、他人に無防備な一面があり、その美貌とあいまってクラスでは隠れマスコットとなっている。
周囲は冷静なほうだと思っているが、感情的になりやすくそれゆえにわざわざ騒ぎを巻き起こす不思議研や、あるいはその性格から何でも見透かしているような
現生徒会長を内心嫌がっている。ちなみに風紀委員も好ましく思っていない。気弱故に饒舌な部分がある
非常に見目麗しく、女性のようにしか見えないのだが、まかり間違って「女のようだ」などというと激昂し、機関銃のように文句をぶつけ始めるため、現在では誰も彼にそういうことは無くなった。
貧乏性で、非常に生活難。

料理や裁縫、お洒落に甘味など、特技、趣味や好みがとても女の子っぽい部分があるのだが、秘密にしている。

一人称はボク。二人称はキミ。最近の口癖は何かにツッコむ時に使う「ちょっと待って」

その実は何世代もの時を渡り歩いてきた強大な転生者であり、その人生の分だけの様々な能力を蓄えたウィザードだが
あまりにも世代を重ねすぎたためにそれぞれの代で継承した能力が薄まってしまい、誰の転生体でもない存在となっている。
現在は騒乱の余波によって「朱里」が持つ能力が発現している状態であり、自覚はないためにただのイノセントとほぼ変わりない存在となっている。
この転生体は、いわば「偽者」を転生するごとに別のものを持っているために「ギャラリーフェイク(偽飾の個展)」と呼ばれているが
どんな時でも常に「二振りの短剣」と「腰に下げた無数の仮面」、そして「真紅のローブ」をまとった姿であらわれる

多くのものを失ってきたために「一度失ったものは二度と取り戻せず、もし戻ってくるとしてもそれは偽者、ごみくずでしかない。」という独特の死生感を持ち、
それが故に大切なものが脅かされたときには全力でわが身も省みずに脅威に相対するというきわめて異常な感性を持っているが
同じ一年の某氏同様その感性が発揮される機会がなかったために、それは悟られていない。
彼と違うところはそれの適用される範囲が彼よりも狭いことだろうか。


彼の人生はもしかすれば
「必ず一人となり、そしてそこから先の道は分かれる。
地獄の修羅道か
天の光満ちる楽園か
それはその人生の終わる時初めて知らされる」

仮面のひとつに刻まれたこの文言故、かもしれない。

タグ:

眠り夜
+ タグ編集
  • タグ:
  • 眠り夜
最終更新:2014年08月28日 00:23