リヒト・シャテン
年齢:15歳
性別:男
種族:エルフ
職業:冒険者(仮)(本業は斥候)
技能:ソーサラー6 スカウト5 レンジャー2

外見:風に流れるような緑髪に琥珀色の瞳が特徴的。柔らかなクロースを身に纏い、どこか人懐っこい顔立ちをしている。腰にはベルトポーチで収納を増やしていて、様々なものが入っている。

経歴
キャニャール領立ち上げの際に部族が協力し、見返りとして領有権をもらった陰の部族の名家の生まれ。父や名家の名に恥じぬよう物心ついた頃から懸命に努力を重ねた結果、天賦の才も相まって周囲を圧倒的に引き離す速度で成長していった。できる事が増えれば、父は誉め、周りはすごいと喜んでくれる。それが嬉しくて、期待にこたえたくて、頑張ったのが良くなかった。どれだけ努力を重ねてもシャテンの名を継いでいるから、その言葉だけで自分の努力は見てもらえない。空回りし続ける努力は、重ねれば重ねるほど実力という結果が伴い、それと比例して周りとの溝は深まっていった。
12歳を迎えた頃には大人でさえ右に出るものはいなくなっていた。もはや周りとの溝を埋めようとも思わない。確実に成長していく自分を、父は溺愛してくれた。二人の、兄よりも。
そんな生活を続け、成人となった15歳を迎えた日に、族長から一つの依頼を任された。
昨今海賊と手を組み、表向きは正式な活動をしつつ裏ではあくどい事をしている部族がいるという。巧妙に尻尾を隠している海賊を引きずり出し、内通部族をあぶりだすのが目的とのことだ。幸い、件の海賊と因縁があるドワーフがいるらしくその人物と接触、名を上げることで海賊の尻尾をつかめるのではないかとの見立てである。
状況の推移は族長の使い魔ファミリアⅡの鳥に報告書を巻きつけ、領主へ送る。族長へは使い魔を通して連絡を入れる。族長がリヒトを監視する意味合いと迅速な連絡手段として活用。

性格
 才能もあり、実力もあり、努力も積んできていたため自分の力に絶対の自信を持っている。が、周囲から自分自身を理解してもらえなかった経緯があり、どうせ理解してもらえないと斜に構えているところがある。
 その反面、実力がある者、強い思いを抱く者、一本通す筋を持っている者に惹かれる傾向があり、自分自身を理解してほしいが、理解されない事を恐れて一歩引いた位置から関わる事が多い。
 表面上な付き合いは最も得意としており、日常会話に困る事は無い。また、斥候として忍ぶ事が多かったため、常に周囲の状況に溶け込もうとしている。
任務と自我は別物として扱っているため、目的達成に関する事で躊躇せず取れる手段を選ばない。


陰の部族
 斥候を生業とする部族で、キャニャール領立上の際部族が貢献し、領有権を得る。仕事としてはキャニャール領主からの依頼で動く事が多い。が、一人前となって他の国や個人に仕える者も少なくなく、交渉役や繋がり、監視役として部族は認めており裏切り者などの扱いにはならない。部族の情報をリークした場合は別。
最終更新:2012年07月28日 14:36