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関口・恵貴(せきぐち・けいき)
年齢:22歳
性別:男
シンドローム:オルクス
コードネーム:日陰者
身長:155cm
体重:35kg


白梅鼠色のぼさぼさの髪に白藤色の瞳をしておりおよそ容貌は日本人らしくないがれっきとした日本人。
大きな瞳が余計に童顔に見せるものの、その双眸は常にどこか遠くを見ており覇気が無い。
苔色でよれよれのトレンチコートに身を包み、町を歩く姿は少しの風でも吹き飛ばされそうな程に弱々しい。だが、その印象に反して足取りはしっかりしていた。

父子家庭で育った恵貴はその名前に誇りを持っていた。
父、恵一と亡き母、芙貴の名前を一字ずつを貰ったものだ。
相手を思いやり、尊び、共に生きて欲しいとの意味が込められている。

それが、いつから自分を苛むようになっていったのだろうか。
恵とは、めぐみの意味のほかにも憐れむという意味がある。
貴とは、身分や勢力という意味がある。

名が体を表すと言うが、なるほど、恵貴は成長すると共に友人に対して幸せになってもらいたい、と思っている自分と、憐れみまたは妬んでいる自分が半分ずつ存在する事に気が付いていく。
友人の成功を祝いながら、その成功を妬み失敗すればいいと思う二人の自分がいる。

大切な、父と母からもらった名前に相応しい人間になりたい。
そう願う度に、理想と現実がズレていく。
自分が、許せない。

許せない。
そう、実害が出るまでは、許せないと思うだけだった。

いつからだろうか、大切な親友が成功する様を妬んでいた時だったろうか、大事な友人の築き上げた努力が実ろうとしている時だったろうか、小さな事から大きな事まで、悉く自分が立ち会う瞬間に、友人達が失敗を重ねていくようになったのは。

間違いなく入るはずのシュートが外れる。
間違えるはずの無い問題が解けないまま終わる。
今まで成功していた事象が、自分と一緒にいる時だけ失敗につながる。
自分が少し妬むだけで、自分が少し羨ましがるだけ友人が失敗していく。
その事に気がついてからは、周りから距離を置き、一人でいる様になった。

17歳の時にとある事件に巻き込まれ、坂村知恵と出会う切欠を得た。
天真爛漫な彼女は、清濁併せ持つ快活な人だった。
正義も悪も綺麗も汚いも全てを持ち合わせて人間なんだって。
だから、僕も正しく人間なんだ、と気がつかせてくれた。

それからの僕は、身も心も軽くなった。長年の重圧が解けて僕らしさを求めていいんだと、心から思えるようになった。
M市UGN支部の人々は癖があって、その分僕には刺激が強くて、大変な時期も皆で笑って乗り越えて、父も喪っていた僕には、家族同然のメンバーだった。

そしてM市UGNエージェントとして活動をして早5年。
焼けただれ崩壊したM市支部の残骸からは、家族同然であったメンバーが見るも無残な姿で発見された。
彼女の愛犬で僕のパートナーでもあったジョンは、まるで彼女を護るように覆いかぶさるようにして見つかった。
涙は、出なかった。

ただ、一羽の鴉が、僕の肩に、ばさりと止まった。

以下能力値

形なき剣 3
アニマルテイマー 5
オーバーロード 1
支配の領域 5
コンセントレイト 2

肉体 1
感覚 2
精神 2
社会 4


現在変更の可能性ありですー
最終更新:2012年11月08日 00:29