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PC2:サンプル『魔術師』

竹下 大和
坂の上の日本屋敷に住む日系アイルランド人の三世代目。
すでに日本人の血が濃く出ており、外見的特徴で残っているのは淡い青みがかった瞳だけである。
日本の文化、風潮を愛してやまないが一つだけ事なかれ主義に反するものがある。
それは、非科学的な事象、だ。
全ては科学的根拠の元にも解明できると信じて疑わない。
過去に5度、ノアと名乗る人物が脳内に語りかけてきたが、疲れた僕の脳が勝手に作り出した幻想であり、耳を傾けるに値しない瑣末な事象として処理されている。

実は魔術師の血を引く家系であるが、父の代で力を発現出来ないほどに薄まってしまった。
なので設定上『僕のじいちゃんが魔法使いなはずがない!』といったラノベタイトルが成立する。極めて遺憾である。

家族構成はおじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、お姉ちゃん1、お姉ちゃん2、自分と今のご時世では珍しい大家族である。

非科学的な事象を頑なに拒む事になった根源は、幼い頃悪さをすると精霊が連れて行ってしまうと散々家族から脅され、その反骨精神からである。
とくに侵魔使いのおじいちゃんは精霊を呼び出して本当にいじめさせていた。
なので、非科学的な事象があり得ない、のではなく、存在しないと信じたいだけである。

しかし、じーちゃん大好きっ子。

一人称は僕。三人称は君、あなた。
好きなものはじーちゃん。
嫌いなものは非科学的な事象。
イメージは劣化ウェーバーちゃん。

覚醒してからは、非科学的な存在が残らないよう排除するのに、非科学的な手段を用いて達成しようとする本末転倒な、それでいて正しい事なかれ主義である。


※アイルランドは近年まで精霊信仰があった国。精霊横断中とかの標識が今も残っているらしい。
第一次世界大戦の渦中に日本に渡来した曾祖父ちゃんが曾祖母ちゃんに一目惚れ、口説き落として日本在住も決めてしまう。
第二次世界大戦時、アイルランドは中立の立場を保ったため、竹下家に対する偏見の目はあったものの、大戦後に変な扱いは受けなかった。
最終更新:2013年10月31日 18:48