AR44年、北方のラーフリーズ河とジオテランの森の間にある地下において、六王国時代終期のものと思われる遺跡が発見される。
地下に広がるドワーフ王国ガンドルの鋼匠王ザルク・ゴットトンは、この遺跡のことをタシエルにいる人間とエルフに報告した。
ドワーフからの遺跡の報告を受けたタシエルのエルフたちは記録を辿り始め、「調和の門」と呼ばれる6つの遺跡が作られていたという記録を見つけ、
見つかった遺跡がそのうちの一つだと判明する。
記録によると「調和の門」を開くためには「盟約の血族」と呼ばれる血筋の人が必要であり、
その「盟約の血族」は6つの種族にそれぞれ、いくつかの家系に分かれていることが判明した。
記録には「盟約の血族」に連なる各種族の家名が記載されていたので、タシエルの人間は「盟約の血族」の子孫をさがすことにした。
その間に、エルフとドワーフたちは残る5つの遺跡を探し出した。
AR48年の初夏、6つの種族の「盟約の血族」の血を引く者たち総勢30名がタシエルに集結し、これから「調和の門」の本格的な調査が始まることとなる。
だが、タシエルに集められた「盟約の血族」は完ぺきではなかった。長命なエルフ・ドワーフ・リザードマンに関しては血族にほぼ間違いなさそうな人物を集められたが、短命な人間、オーク、ケンタウロスに関してはそのほとんどが正確な血筋を辿ることができず、結果としてその3種族のほとんどは「盟約の血族」が住んでいたとされる地域から有志を募るという形での募集となった。
その際にある程度の選定がなされ、性格や思想に難のあるものは排除されたが、それが思いのほか時間がかかり、遺跡の発見から4年程でようやくメンバーを集め終えることができた。
タシエルでの遺跡調査を行うメンバーについては調査本部からタシエルでの最低限の滞在費(宿舎の提供や最低限の食事等)を出してもらえることとなっている。また、北方では敵視されがちなオークに関しては「盟約の血族」であることを表すための美しい植物をかたどったブローチが渡されており、
これを身に着けている限りはむやみに攻撃されることはない。
PCたちは正式な「盟約の血族」の子孫である。
正式な「盟約の血族」の子孫の大半は家に伝わる何らかの特別な技法を身に着けており、PCたちの場合は特殊な召喚術を身に着けている。
最終更新:2024年02月19日 20:14