種族:人間
年齢:十代後半(本人が正確に覚えていない)
性別:女性
クラス:バトルダンサー/デュエリスト
属性:聖/魔
外見:褐色の肌に、後ろで一つにくくった赤髪を持つ。瞳は黄金色。細身の矮躯に整った鋭めの顔立ちを持つが、両目の下にある小さな傷跡と、首に走る裂傷痕が特徴的
使用人をしていたころは、メイド服を着用していたが旅に出てからは動きやすい革の衣装に、装備を隠すための外套を羽織っている。
サザンにて貴族の召し抱える使用人として働いていた少女。
元は代々優秀な聖職者を輩出する家系で、かつては人民を苦しめる大悪魔を退けるほどの活躍により栄誉を得ていたが、今はその才能を受け継ぐものは居ない
父祖にならい聖職として聖エルドに仕える両親と兄と共に、つつましい暮らしを送っていたが大悪魔ゾルスの復活を狙う者たちに、かつてゾルスを封印した血族の血を触媒とするために襲撃され、ヴエナを除く家族は全員殺されてしまう。
行く当てのないヴエナを父親の古い知己であった貴族の男に召し抱えられるが、凄惨な一家虐殺についてまわる風聞や揶揄による周囲からの隔絶により、孤独の日々を過ごす。
彼女を召し抱えた雇い主でされ、次第にヴエナを冷遇していったのは、時折のぞいた家族を殺した者たちに対する憎悪からくる、冷たく昏い眼差しによるものだろうか
しかし、物語の始まりと共に、復讐劇の幕は上がる
奇しくも、長い眠りに落ちたゾルスと因縁深き魔剣ディーボルトを、皮肉にもゾルスの策略によって手にしたヴエナは己の復讐すべき相手こそ、大悪魔ゾルスの一党であると知り
己のそれまでの全てをなげうって報復の旅路を始めることとなる。
我慢強く、執念深い。普段は物静かだが、皮肉屋でかつ激情家
普段は冷たく落ち着いた物腰で、何事も斜に構えて適当に受け流し、およそ自身の目的の為にのみ行動する。
が、仇であるゾルス一派や、家族を失った過去のトラウマなどに触れられると激昂しやすく、また一度完全に頭に血が上ってしまうと、簡単には収まらない一面を持つ
家族を失う前は信心深い心優しい性格であったが、惨劇の後、自身を省みるものがいなかった経緯から、自己防衛の為もあって他者には尊大で冷たい態度をとることが多い
判断の基準は「自分の利益になるか、ならないか」というドライなものだが、境遇を重ねてしまう孤独であり、弱者でもあるものにはやや甘くなりがち。
魔剣ディーボルトに対しては、自身に復讐の契機をもたらした存在であるとして、恩人であり協力者。
ディーボルトとは違い、人間社会や人間そのものを憎み切っているわけではないが、他者からの弾圧によって孤独と抑圧を強いられた境遇からシンパシーを感じており
極端な意見の対立がなければ意思を尊重するスタンスをとっている。所以こそ違うが、ディーボルトと同じように、自身を助けることのなかった聖エルドに対しては否定的で、組織としてのエルド教や教皇庁を嫌っている。
人間社会を解放の暁には支配する、というディーボルトの言に関しては、復讐を果たした後のことは考えていないため肯定も否定もしていない。旅路の果てに同じ心境へと至ったのなら共謀してもよい とは考えている。
その為、無闇に他者を害し、虐げることは行わずディーボルトに対しても静止する時はあるが、自身の利益になる場合や、目的のための犠牲は容認する方針を取っている。
優先順位は 目的>自分=ディーボルト>その他。
襲撃の折に失った家族の形見である、折れて半分になったエルドの聖印が数少ない彼女の人間性の縁である
好物、好ましいもの;極端に辛いもの。実用的な品物。静かで他者のいない環境。嘘をつかない人。(家族)、無垢なもの
嫌いなもの:甘味、無駄な装飾、人の多い煩い場所、嘘つき、エルド教、悪魔
一人称は「わたし」 二人称は「お前」
最終更新:2024年09月16日 21:40