ルート2は無理数であることの証明
まず、次の事実がある。
が奇数であれば、
も奇数である。
これは、nが奇数だから、

と書けるので、
より、

は奇数になる。 ■
が偶数であれば、
は偶数である。
結論を否定し、

は奇数であるとすると、前の補題により、

は奇数であることになり矛盾する。
ゆえに、

は偶数である。 ■
- 上の証明のように、結論を否定して矛盾を導く証明方法を「背理法」という。
いま、

は有理数であるとして、2つの正の整数

に対して、

と書けたとする。
さらに、この

は共通な約数を持たないようにできる。(あれば、割りきっておく)
両辺を2乗して、両辺に

を掛けると、
を得る。左辺は偶数であるので、

は偶数になり、上の議論から、

は偶数である。ゆえに、
とかける。これを上式に代入して、
を得て、

が偶数であることになり、

は偶数になる。これは、2つの整数

が共通な約数2を持つことになり、仮定に反する。これは、有理数であることを仮定したことから生じている矛盾なので、

は無理数である。 ■
最終更新:2010年11月02日 18:53