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2.5 準備その3:余事象・和事象・積事象・排反事象

  • 全事象\Omega(オメガ)=起こりうるすべての結果の集合
  • 空事象\phi(ファイ)=決して起こらない事象
  • 余事象=事象Eに対して、Eが起こらない事象
  • 事象Eが起こる確率(probability)をPr(E)とかく。
  E={サイコロの目が偶数} のとき、Eの余事象\bar{E}={サイコロの目が奇数}
    Pr(\Omega)=1(=100\%)
    Pr(\phi)=0(=0\%)
    Pr(E)+Pr(\bar{E})=1(=100\%)
  • 和事象E\cup F  EFの少なくとも一方が起こる
  • 積事象E\cap F  EFの両方が起こる
   EFは排反(disjoint)である \Longleftrightarrow E\cap F=\phiのとき

2.6 相互排反性と加法定理

  • 加法定理
  事象E_1E_2に対して
    Pr(E_1 \cup E_2)=Pr(E_1)+Pr(E_2)-Pr(E_1 \cap E_2)

例 サイコロを1個ふり、出た目を調べる

E_1={3以下の目}={1,2,3}のとき
   Pr(E_1)=\frac{3}{6}=\frac{1}{2}
E_2={偶数の目}={2,4,6}のとき
   Pr(E_2)=\frac{3}{6}=\frac{1}{2}
E_1\cup E_2=\{1,2,3,4,6\}
   Pr(E_1\cup E_2)=\frac{5}{6}
E_1\cap E_2=\{2\}
   Pr(E_1\cap E_2)=\frac{1}{6}
以上により、
   Pr(E_1 \cup E_2)=Pr(E_1)+Pr(E_2)-Pr(E_1 \cap E_2)=\frac{1}{2}+\frac{1}{2}-\frac{1}{6}=\frac{5}{6}

特に、E_1E_2が排反であれば、E_1\cap E_2=\phiで、
   Pr(E_1\cap E_2)=Pr(\phi)=0
より、加法定理より、
    Pr(E_1 \cup E_2)=Pr(E_1)+Pr(E_2)

2.7 事象の独立性と乗法定理

  • 独立である \Longleftrightarrow 関連(関係)が無い
  • 従属である \Longleftrightarrow 関連(関係)がある

条件付き確率Pr(F|E)
  =事象Eが起こったもとでFが起こる確率
EFが独立である
   \Longleftrightarrow Pr(F|E)=Pr(F)
  • 乗法定理
  Pr(F\cap E)=Pr(E)Pr(F|E)
特に、FEが独立であれば、
  Pr(F\cap E)=Pr(E)Pr(F)

2.8 確率とは何か

  • 先験的確率=実験によらないで確率を求める
  サイコロを1回振って「3」の目が出る確率は、どの目の出る割合も等しい(はず)だから、「6分の1」になる。
  • 実験的確率=実験の結果として得られる極限値

●降水確率は実験的確率で求められる。
  • 公理論的確率=テキストp.41のように決める(確率論)


最終更新:2011年05月09日 14:48