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統計調査法について

①調査対象 
  • 全数調査
 構成員すべてを調べる。労力、時間、お金がかかる。
 (例)国勢調査(5年に1度実施される総務省統計局による調査)
   前回は平成22年(2010年)。10月1日現在で設問がなされる。
  • 標本調査
  母集団(全体)より標本(サンプル)を取り、標本を調べることで全体を推定する。
       →統計的推定、統計的検定

②調査方法
  • 聞き取り調査・・・直接、調査対象に面接して行う。
  • 調査票によるもの・・・事前に調査票を配布しておき、後日回収する。
  • アンケート形式・・・回答が得やすいように設問を配置する。


③回収方法 
  • 直接回収・・・回収率は高い。しかし、経費がかかる。
  • 郵送回収・・・経費は安く、全国規模で実施できる。しかし、回収率は低い。


④標本調査とサンプリング
  • 偏りのないサンプリングの必要性
  標本を抽出するのに、偏りのある方法で行うと、当然のことながら結果は偏ってしまう。
  できるだけ、偏らない標本抽出を心掛けないといけない。
  • ランダムサンプリングと再現性
  いくらランダムに心がけても、100%ランダムになることは不可能である。
  ただ、「結果の再現性」を保証しなければいけない。このためにも、同じ調査を場所を変えて実施し、その結果の再現性を検証する必要もある。

前半の復習  これだけは知っておきたい用語とその活用

  • 平均値・・・ データ集団の重心の位置 (全体のバランスの取れる位置)
  • 分散・・・ 各データと平均値の差の平方 の平均。
 (各データが平均値から[2乗して]どれだけ離れているかが把握できる)
  • 標準偏差 ・・・ 分散の平方根
 (各データが平均値からどれだけ離れているかが把握できる)           

標本調査の基本

  • 母集団・・・考察の対象
  • 母数・・・母集団の持つ特性値(一般に未知の数)
  母平均、母分散、母標準偏差
  ↓抽出      ↑推定
  • 標本(サンプル)・・・母集団から抽出
  • 統計量(statistic)・・・標本から計算可能な数値
  (標本)平均、(標本)分散、(標本)標準偏差

統計的推定と統計的検定

  • 正規分布(Normal Distribution) N(μ,σ)
 確率=全体の中での割合を示す指標
  • ヒストグラムと度数分布
   ⇒相対度数(=度数/総数) ・・・ その項目に含まれる確率 と考えられる。
  • ヒストグラムで、各項目の区間幅を1.0とすると、
    ヒストグラムの長方形の面積=確率
 と考えて良い。

  • 実験データの集計結果をヒストグラムにしたとき、サンプル数をどんどん増やし、同時に区間幅を小さくする
 すると、その極限値としてつりがね状の分布が得られる。これが、正規分布(Normal Distribution:N.D.)である。
【正規分布の特徴】
①中央で左右対称形(中央が平均値!)
②左右両側に長く尾を引いた「つりがね状」
③中央が最高で、単峰形(ひとつ山)
【正規分布の例】
次のものは正規分布をしていることが知られている:
  • 実験の測定値、健康診断などの実測値の分布
  • 試験の成績の分布
  • 測定するときの実際の値との測定誤差の分布  など


  • 平均\mu、標準偏差\sigmaの正規分布を N(\mu,\sigma^2) とかく。
  • 対応する値として確率を与える変数を、確率変数という。
  • 確率変数Xが正規分布N(\mu,\sigma^2)の分布形であるとき、
 「Xは正規分布N(\mu,\sigma^2) に従う」といい、
 「XN(\mu,\sigma^2) 」とかく。

  • 基本定理
XN(\mu,\sigma^2)のとき、Z=\frac{X-\mu}{\sigma}とおくと、ZN(0,1^2)となる。

最終更新:2011年06月27日 15:59