第1章 クラスター分析
1.1 クラスター分析の目的
①対象を、似ているものどうしを集めて分類する。
②それぞれのグループの特徴を知る。
1.2クラスター分析の手順
①個体間の距離、クラスター間の距離を定義する
②すべての個体間の距離を計算する
③最も距離が短いものを併合して一つのクラスターとする。
④③のクラスターを新しい個体とみなして、再度すべての個体間の距離を計算する
⑤手順③④を繰り返して、すべてが一つのクラスターに含まれたら終了
1.3 距離の定義
(1).ユークリッド距離
普通の長さを与える距離
(2).重み付きユークリッド距離
属性によって寄与率を変えたいとき
(3).標準ユークリッド距離
すべてのデータを標準化してから距離をはかる。
⇒標準化・・・平均を0、標準偏差を1にすること。
具体的には、もとのデータを

、平均を

、標準偏差を

、変換後を

とするとき、
により変換を行う。
(4).マンハッタン距離
碁盤の目のように整備された都市での2点間を移動する距離のようなもの
1.4 クラスター間の距離の定義
①最近隣・・・それぞれのクラスターに属する個体間の距離の最小値
②最遠隣・・・それぞれのクラスターに属する個体間の距離の最大値
③重心間距離・・・それぞれのクラスターに属する個体の重心間の距離
④平均距離・・・それぞれのクラスターに属する個体間の距離の平均値
通常、②を用いる。
1.5 Rを利用した解析
(1).距離の計算・・・dist
データが行列Xに格納されているとき
○ユークリッド距離:dist(X)
○標準ユークリッド距離:dist(scale(x))
○マンハッタン距離:dist(x,method="manhattan")
結果は「距離行列形式」
(2).クラスターの結合・・・hclust
距離行列形式のデータがYに格納されているとき
○最近隣:hclust(Y,method="single")
○最遠隣:hclust(Y)
○重心間距離:hclust(Y,method="centroid")
○平均距離:hclust(Y,method="average")
結果は「階層的クラスタリング形式」
(3).樹形図の描画・・・plot
○階層的クラスタリング形式のデータがZに格納されている時、plot(Z)
1.6 Rによる解析例
USArrests・・・1973年における米国50州での重大犯罪発生に関するデータ
>data(USArrests)
>library(stats)
>plot(hclust(dist(USArrests)))
1.7 クラスターの特徴
identify(z) ・・・対話的にクラスターの特定を行う
1.8 ウォード法
ウォード法:階層的クラスター分析の一種
hclust(Y,method="word")
最終更新:2011年11月09日 14:41