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第三話「機動六課出撃・・・かな?」」(2008/12/25 (木) 23:06:16) の最新版変更点

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時空管理局「機動六課」司令室 「ゴメン、遅くなってもうたわ」 「ごめんなさいです~」 慌ただしく司令室に入ってきたのは、この「機動六課」の 部隊長である八神はやてとユニゾンデバイスでもあるリインフォースⅡである。 「それでグリフィス君・・・さっき確認された次元転移反応があったのは どの辺りなんや?」 席に座りながら、自分の副官であるグリフィス・ロウランに今回の状況を尋ねた。 「はい、微弱な反応だったので細かい位置までは特定できなかったですが、首都クラナガンの繁華街方面です」 前方のモニターにクラナガンの地図が表示され、大体の位置を表す円が現れた。 「どう思いますか部隊長?」 顎に手を添えながらはやては考え始めた。 「そうやね・・・。ガジェットが転移してくる反応にしては 今回の反応はあからさますぎるやしね・・・」 そうはやてはそこに疑問を持っていたのだ。 今まで自分達が相手にしてきたガジェットは、大抵レリックがある目的地から 遠く離れた場所に転移させ、そこから移動を開始するというのが常套手段だった。 しかし今回は首都クラナガン、それも街のど真ん中に転移反応があったのだ。 これはどう考えてもおかしいとしか言いようが無い。 それにレリックが護送されたち、このクラナガンに有るという情報はこの機動六課には入っていない。 とするとガジェットではない・・・? 「次元漂流者が転移したという事は考えられないですか~?」 リィンがもう一つの可能性について尋ねた。 「可能性としてはそっちの方が可能性は高いんやろうけど、それにしては次元転移反応 が小さすぎるんや」 はやても一応その事は考えていたのだ。 他の世界から何らかの戦闘や事故が原因で人が次元転移してくる というのは、このミッドチルダでは決して少なくないことだ。 だとしたら不可解な点が一つあるのだ。 それは次元転移反応の小ささだ。 他の世界から別の世界へ転移すると言うことは、本来なら多大なエネルギーが必要となる。 それは今話した次元転移反応に比例するものなのだ。 しかし今回のそれはあまりにも小さすぎる。 だとすれば一体何が転移してきたと言うのか・・・。 「取り敢えず状況だけでも確認しとこか、何か起こった時には遅いやしね」 はやては通信席に座っているアルトに支持をだした。 「アルト、直ぐに訓練中のスターズ分隊に召集を掛けてや。 それとヴァイスくんにもヘリの準備を行うように・・・」 その時「機動六課」にサイレンが鳴り響いた。 「どないしたんや!?」 「首都クラナガン方面に向かうガジェット反応を確認! Ⅰ型15機、Ⅱ型20機を確認しました!」 「向かってる場所は何処や!」 「進行方向からして・・・先程転移反応があった場所の近くです」 それじゃあさっきの反応は漂流者の方・・・? いや、今はそんなことは後だ。 目の前にウィンドウを開き、なのはとフェイトに連絡を取る。 「はやてちゃん状況を教えて!」 「今クラナガンに向かうガジェットを確認したんや。 数は合計35機。Ⅰ型15機にⅡ型20機や。」 「とゆうことはレリックの反応があったてこと?」 フェイトが最もな疑問を問いかけてきた。 「いや、それがまだそれらしい反応が見つかってないんや。 多分レリックやのうてそれに近いものが近くにあるんやと思う。 取り敢えず直ぐに出撃してほしいんやけど、行けるか?」 「スターズ何時でもいけるよ!」 「ライトニングもOKだよ!」 「それと・・・さっきその近くで次元転移反応があったんや。 もしかしたら漂流者が近くにおるかもしれんから、見つけて保護したってや」 「部隊長、ヘリの用意が整いました!」 アルトが出撃準備完了を告げる。 「よし・・・機動六課出撃や!」 「「了解!!」」 首都クラナガン公園地帯 「はぁ・・・疲れた・・・」 一時間ほど街の中を歩き回った私は、偶然見つけた公園のベンチで一休みしていた。 一通り探索してみたがこれと言った情報は手に入らなかった。 わかった事と言ったら、この街の名前がクラナガンと言うことぐらいだ。 賑やかなショッピングモール ゲーセン アイスクリーム屋 レストランetc・・・ 見た目は何処にでもある賑やかな街の中心部・・・と言った感じだ。 だけど・・・クラナガンなんて街、日本にあったか? 私の記憶が正しければそんな街は存在しない・・・いや、何処の国にも無い筈。 それに街の雰囲気や建物の外観、使われてる文字は外国のそれに酷似している。 けれど話している言語は日本語に近い。 一体何なんだこのデタラメな街は・・・。 それに、私をこんな所に飛ばした奴の正体も判っていないし・・・。 「はぁ~・・・・」 私はため息をつきながら真っ青な空を見上げていた。 その時突然、町全体に何かの爆発音が響き渡った、 「何だ・・・今の音は?」 それに呼応するかのようにサイレンが鳴り響いき、放送が流れ始めた。 「ただいま時空管理局より第一種警戒態勢が発令されました。 付近の住民の方々は職員の指示に従い最寄のシェルターに避難してください。 繰り返します・・・」 「時空管理局・・・それに第一種警戒態勢だと・・・?」 管理局と言う名前からして多分この街の警察か何かだろう。 だが、私が気になったのはそこではなく、今発令された第一種警戒態勢の方だった。 「まさか・・・あの機械共がこの街に?」 その考えに至ったのには一つの理由があった。 私がこの街に飛ばされたのは少なくとも、あの機械を操っている奴の仕業だ。 だとしたら、何らかの形でそいつらがこの街や私に仕掛けてくるのではないか・・・。 「そんな予測を立てていたけど・・・まさか当たるとはな・・・」 物音がした方向に目をやると、林から俺が空き地で破壊したタイプの機体が7体出てきた。 しかも形が微妙に異なっており、ミサイルポッドみたいな物を装備している。 「良いぜ・・・相手をしてやるよ。 お前らには無性に腹が立っていたしな・・・。」 ナイフを右手に構え、機械共の「線」を見る。 「さあ・・・第二ラウンドの開始といこうじゃないか・・・」 クラナガン上空、輸送ヘリ「ストームレイダー」内部 「それでは作戦を説明するです~」 はやての代わりに現場の指揮を任されたリィンが、 モニターを背にしながらフォワードメンバーに説明を開始した。 「今回は前回の列車でのレリック確保と同じように、 上空のガジェットはなのは隊長とフェイト隊長が相手をしますです。 その隙にスターズは公園で確認された方を、ライトニングは中心部の方で 確認されたガジェットを破壊してください。 また、避難が遅れた市民がいた場合は最優先で保護してくださいです。 何か質問はありますか?」 フォワードメンバー全員が首を横に振った。 「ああ、それともう一つ・・・」 なのはが重要な事を付け加えた。 「八神部隊長から聞かされたんだけど、さっきこの近くで次元転移反応があったんだって。 それによると、もしかしたら次元漂流者がいるかもしれないから見つけたら保護して欲しいの。」 「見つけるって・・・どうやってですか? 幾ら他次元の人間と言っても、流石に見つけ出すのは不可能じゃ・・・?」 ティアナが扱く当然の質問をした。 「それなら問題ないよ。 実は皆のデバイスにちょっとした細工をしたんだ。 シャーリー?」 フォワードメンバーの目の前にシャーリーを移すモニターが現れた。 「えとですね、、皆さんはご存じないと思うんですけど次元漂流者はミッドチルダ・・・。 つまりこちらの世界に転移して来た時にある物資を体に付着させてる事が多いんですよ。 その物質を私達時空管理局の人間を[次元質]と呼んでいます。 それで皆さんのデバイスにそれを感知する機能を付けさせてもらいました。 皆さんが[次元質]を持っている人に近づくと反応するようになっているので大丈夫です」 メンバーは各々のデバイスを見ながら感嘆の声を漏らした。 「なのはさん、フェイトさん、もうすぐガジェットのいる空域に 到着するので準備をお願いします!」 ストームレイダーのパイロットであるヴァイスからそんな声が飛んできた」 「了解だよヴァイス君!ハッチを開けて!」 ストームレイダー後方にあるハッチが開き、 凄い勢いで風が内部に侵入してくる。 「それじゃあ皆、空は私とフェイト隊長で抑えるから地上の方をお願いね。 行こうフェイトちゃん・・・」 「うん、なのは・・・」 「スターズ1、高町なのは・・・」 「ライトニング1、フェイト・T・ハラオウン・・・」 「「行きます!!」 ハッチから勢い良く飛び降り降下する途中でバリアジャケットを装備した二人は、 飛行しているガジェット郡に向かって飛び立っていった。 「次はスターズの二人だ。 もうすぐ降下ポイントに着くから準備してくれ!」 スバルとティアナは自分のデバイスを握り締めながら、後方のハッチへと近づいた。 「ティア、今回の任務もがんばろうね!」 「当たり前じゃない。 今のあんたと私ならこれぐらい楽勝よ」 前回の任務での成功の影響か二人の顔には自身が満ちていた。 それはライトニングの二人も同じのようだ。 エリオもキャロも前回に見られた緊張は無くなっていた。 「おいマジかよ!?」 「どうしたんですかヴァイスさん?」 突然驚きの声を上げたヴァイスにエリオがパイロット席に近づきながら聞き返した。 「スターズの二人が相手をするガジェットに民間人が襲われてる!」 「何ですって!?」 エリオが驚きの声を上げながら、ヴァイスのデバイス「ストームレイダー」が 映してくれた拡大映像を見た。 ヴァイスの言った通りガジェットⅠ型改7機が女の人の前に展開していた。 女の人も抵抗しようとしているのか刃物みたいな物を構えている。 そんな事はエリオ達魔導師からしたら無謀極まりないことだ。 管理局の魔導師でもてこずる相手に、ただの民間人が敵う筈も無いからだ。 その民間人が以前にガジェット4機を破壊している事を露知らず・・・。 「スバルさん、ティアナさん、急いで降下してください!」 「ど、どうしたのエリオ?」 凄い剣幕のエリオにびっくりしたスバルがモニターに応じた。 「ガジェットに囲まれている民間人がいます。 このままだと危険です、直ぐに向かってください!」 「わかった。ティア!」 「分かってる、行くわよスバル!」 「スターズ3、スバル・ナカジマ・・・」 「スターズ4、ティアナ・ランスター・・・」 「「行きます!!」」 [[目次>KING氏]] [[前>第二話「消滅、そして新たなる世界へ]]
時空管理局「機動六課」司令室 「ゴメン、遅くなってもうたわ」 「ごめんなさいです~」 慌ただしく司令室に入ってきたのは、この「機動六課」の 部隊長である八神はやてとユニゾンデバイスでもあるリインフォースⅡである。 「それでグリフィス君・・・さっき確認された次元転移反応があったのは どの辺りなんや?」 席に座りながら、自分の副官であるグリフィス・ロウランに今回の状況を尋ねた。 「はい、微弱な反応だったので細かい位置までは特定できなかったですが、首都クラナガンの繁華街方面です」 前方のモニターにクラナガンの地図が表示され、大体の位置を表す円が現れた。 「どう思いますか部隊長?」 顎に手を添えながらはやては考え始めた。 「そうやね・・・。ガジェットが転移してくる反応にしては 今回の反応はあからさますぎるやしね・・・」 そうはやてはそこに疑問を持っていたのだ。 今まで自分達が相手にしてきたガジェットは、大抵レリックがある目的地から 遠く離れた場所に転移させ、そこから移動を開始するというのが常套手段だった。 しかし今回は首都クラナガン、それも街のど真ん中に転移反応があったのだ。 これはどう考えてもおかしいとしか言いようが無い。 それにレリックが護送されたち、このクラナガンに有るという情報はこの機動六課には入っていない。 とするとガジェットではない・・・? 「次元漂流者が転移したという事は考えられないですか~?」 リィンがもう一つの可能性について尋ねた。 「可能性としてはそっちの方が可能性は高いんやろうけど、それにしては次元転移反応 が小さすぎるんや」 はやても一応その事は考えていたのだ。 他の世界から何らかの戦闘や事故が原因で人が次元転移してくる というのは、このミッドチルダでは決して少なくないことだ。 だとしたら不可解な点が一つあるのだ。 それは次元転移反応の小ささだ。 他の世界から別の世界へ転移すると言うことは、本来なら多大なエネルギーが必要となる。 それは今話した次元転移反応に比例するものなのだ。 しかし今回のそれはあまりにも小さすぎる。 だとすれば一体何が転移してきたと言うのか・・・。 「取り敢えず状況だけでも確認しとこか、何か起こった時には遅いやしね」 はやては通信席に座っているアルトに支持をだした。 「アルト、直ぐに訓練中のスターズ分隊に召集を掛けてや。 それとヴァイスくんにもヘリの準備を行うように・・・」 その時「機動六課」にサイレンが鳴り響いた。 「どないしたんや!?」 「首都クラナガン方面に向かうガジェット反応を確認! Ⅰ型15機、Ⅱ型20機を確認しました!」 「向かってる場所は何処や!」 「進行方向からして・・・先程転移反応があった場所の近くです」 それじゃあさっきの反応は漂流者の方・・・? いや、今はそんなことは後だ。 目の前にウィンドウを開き、なのはとフェイトに連絡を取る。 「はやてちゃん状況を教えて!」 「今クラナガンに向かうガジェットを確認したんや。 数は合計35機。Ⅰ型15機にⅡ型20機や。」 「とゆうことはレリックの反応があったてこと?」 フェイトが最もな疑問を問いかけてきた。 「いや、それがまだそれらしい反応が見つかってないんや。 多分レリックやのうてそれに近いものが近くにあるんやと思う。 取り敢えず直ぐに出撃してほしいんやけど、行けるか?」 「スターズ何時でもいけるよ!」 「ライトニングもOKだよ!」 「それと・・・さっきその近くで次元転移反応があったんや。 もしかしたら漂流者が近くにおるかもしれんから、見つけて保護したってや」 「部隊長、ヘリの用意が整いました!」 アルトが出撃準備完了を告げる。 「よし・・・機動六課出撃や!」 「「了解!!」」 首都クラナガン公園地帯 「はぁ・・・疲れた・・・」 一時間ほど街の中を歩き回った私は、偶然見つけた公園のベンチで一休みしていた。 一通り探索してみたがこれと言った情報は手に入らなかった。 わかった事と言ったら、この街の名前がクラナガンと言うことぐらいだ。 賑やかなショッピングモール ゲーセン アイスクリーム屋 レストランetc・・・ 見た目は何処にでもある賑やかな街の中心部・・・と言った感じだ。 だけど・・・クラナガンなんて街、日本にあったか? 私の記憶が正しければそんな街は存在しない・・・いや、何処の国にも無い筈。 それに街の雰囲気や建物の外観、使われてる文字は外国のそれに酷似している。 けれど話している言語は日本語に近い。 一体何なんだこのデタラメな街は・・・。 それに、私をこんな所に飛ばした奴の正体も判っていないし・・・。 「はぁ~・・・・」 私はため息をつきながら真っ青な空を見上げていた。 その時突然、町全体に何かの爆発音が響き渡った、 「何だ・・・今の音は?」 それに呼応するかのようにサイレンが鳴り響いき、放送が流れ始めた。 「ただいま時空管理局より第一種警戒態勢が発令されました。 付近の住民の方々は職員の指示に従い最寄のシェルターに避難してください。 繰り返します・・・」 「時空管理局・・・それに第一種警戒態勢だと・・・?」 管理局と言う名前からして多分この街の警察か何かだろう。 だが、私が気になったのはそこではなく、今発令された第一種警戒態勢の方だった。 「まさか・・・あの機械共がこの街に?」 その考えに至ったのには一つの理由があった。 私がこの街に飛ばされたのは少なくとも、あの機械を操っている奴の仕業だ。 だとしたら、何らかの形でそいつらがこの街や私に仕掛けてくるのではないか・・・。 「そんな予測を立てていたけど・・・まさか当たるとはな・・・」 物音がした方向に目をやると、林から俺が空き地で破壊したタイプの機体が7体出てきた。 しかも形が微妙に異なっており、ミサイルポッドみたいな物を装備している。 「良いぜ・・・相手をしてやるよ。 お前らには無性に腹が立っていたしな・・・。」 ナイフを右手に構え、機械共の「線」を見る。 「さあ・・・第二ラウンドの開始といこうじゃないか・・・」 クラナガン上空、輸送ヘリ「ストームレイダー」内部 「それでは作戦を説明するです~」 はやての代わりに現場の指揮を任されたリィンが、 モニターを背にしながらフォワードメンバーに説明を開始した。 「今回は前回の列車でのレリック確保と同じように、 上空のガジェットはなのは隊長とフェイト隊長が相手をしますです。 その隙にスターズは公園で確認された方を、ライトニングは中心部の方で 確認されたガジェットを破壊してください。 また、避難が遅れた市民がいた場合は最優先で保護してくださいです。 何か質問はありますか?」 フォワードメンバー全員が首を横に振った。 「ああ、それともう一つ・・・」 なのはが重要な事を付け加えた。 「八神部隊長から聞かされたんだけど、さっきこの近くで次元転移反応があったんだって。 それによると、もしかしたら次元漂流者がいるかもしれないから見つけたら保護して欲しいの。」 「見つけるって・・・どうやってですか? 幾ら他次元の人間と言っても、流石に見つけ出すのは不可能じゃ・・・?」 ティアナが扱く当然の質問をした。 「それなら問題ないよ。 実は皆のデバイスにちょっとした細工をしたんだ。 シャーリー?」 フォワードメンバーの目の前にシャーリーを移すモニターが現れた。 「えとですね、、皆さんはご存じないと思うんですけど次元漂流者はミッドチルダ・・・。 つまりこちらの世界に転移して来た時にある物資を体に付着させてる事が多いんですよ。 その物質を私達時空管理局の人間を[次元質]と呼んでいます。 それで皆さんのデバイスにそれを感知する機能を付けさせてもらいました。 皆さんが[次元質]を持っている人に近づくと反応するようになっているので大丈夫です」 メンバーは各々のデバイスを見ながら感嘆の声を漏らした。 「なのはさん、フェイトさん、もうすぐガジェットのいる空域に 到着するので準備をお願いします!」 ストームレイダーのパイロットであるヴァイスからそんな声が飛んできた」 「了解だよヴァイス君!ハッチを開けて!」 ストームレイダー後方にあるハッチが開き、 凄い勢いで風が内部に侵入してくる。 「それじゃあ皆、空は私とフェイト隊長で抑えるから地上の方をお願いね。 行こうフェイトちゃん・・・」 「うん、なのは・・・」 「スターズ1、高町なのは・・・」 「ライトニング1、フェイト・T・ハラオウン・・・」 「「行きます!!」 ハッチから勢い良く飛び降り降下する途中でバリアジャケットを装備した二人は、 飛行しているガジェット郡に向かって飛び立っていった。 「次はスターズの二人だ。 もうすぐ降下ポイントに着くから準備してくれ!」 スバルとティアナは自分のデバイスを握り締めながら、後方のハッチへと近づいた。 「ティア、今回の任務もがんばろうね!」 「当たり前じゃない。 今のあんたと私ならこれぐらい楽勝よ」 前回の任務での成功の影響か二人の顔には自身が満ちていた。 それはライトニングの二人も同じのようだ。 エリオもキャロも前回に見られた緊張は無くなっていた。 「おいマジかよ!?」 「どうしたんですかヴァイスさん?」 突然驚きの声を上げたヴァイスにエリオがパイロット席に近づきながら聞き返した。 「スターズの二人が相手をするガジェットに民間人が襲われてる!」 「何ですって!?」 エリオが驚きの声を上げながら、ヴァイスのデバイス「ストームレイダー」が 映してくれた拡大映像を見た。 ヴァイスの言った通りガジェットⅠ型改7機が女の人の前に展開していた。 女の人も抵抗しようとしているのか刃物みたいな物を構えている。 そんな事はエリオ達魔導師からしたら無謀極まりないことだ。 管理局の魔導師でもてこずる相手に、ただの民間人が敵う筈も無いからだ。 その民間人が以前にガジェット4機を破壊している事を露知らず・・・。 「スバルさん、ティアナさん、急いで降下してください!」 「ど、どうしたのエリオ?」 凄い剣幕のエリオにびっくりしたスバルがモニターに応じた。 「ガジェットに囲まれている民間人がいます。 このままだと危険です、直ぐに向かってください!」 「わかった。ティア!」 「分かってる、行くわよスバル!」 「スターズ3、スバル・ナカジマ・・・」 「スターズ4、ティアナ・ランスター・・・」 「「行きます!!」」 [[目次>KING氏]] [[前>第二話「消滅、そして新たなる世界へ」]]

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