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293 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/04/28(月) 23:51:35.35 ID:oynEakdjo



【決勝戦会場:放送室】



えり「只今、先鋒戦が決着致しました」

えり「トップはやはりチーム虎姫の宮永照選手、127400点を稼ぎました」

えり「続く2位はチーム須賀らぶの荒川憩選手。118700点で虎姫を追います」

えり「3位は最後の和了りで臨海を上回った永水の神代小蒔選手、トップとは44100点離されました」

えり「4位は臨海の辻垣内智葉選手。最初に役満を和了る等、オーラスまでは12万点以上有りましたが、宮永照選手に直撃されて4位転落です」

えり「では解説の瑞原プロ、先鋒戦を振り返ってお願い致します」

はやり「はーい☆」

はやり「まず、やっぱりこの対局のキーパーソンは宮永照ちゃんだねっ!」

はやり「彼女はこの対局ではいつもの【連続和了】を封印してたし」

えり「そう言えば、これまでの彼女のスタイルとはまったく違いましたね」

えり「この対局で和了ったのは僅か2回。しかしその2回がいずれも役満の大三元と四槓子ですし」

はやり「うん。ただ最初の役満は狙ってたと言うよりは、偶然も大きいと思うな☆」

はやり「本当は東四局で倍満を和了ろうとしてたんだろうけどねっ!」

えり「あの……役満ってそんなに簡単に和了れるものなのでしょうか?」

はやり「う~ん、無理☆」

はやり「と言うよりはやりは無理って言った方が正しいかな?」

はやり「一部の人は出せると思うけどねっ☆」


295 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/04/29(火) 00:14:44.81 ID:KBlb6hdgo

はやり「ただ彼女にとって誤算だったのは、東四局で逆に和了られたのと南二局で荒川憩ちゃんに役満を直撃されたことかな?」

はやり「本当はもっと稼ぐつもりだったと思うしねっ!」

えり「127400点では足りないと?」

はやり「須賀らぶと8700点差だからね。出来ればもっと差を広げたかったと言うのが本音じゃないかな☆」

えり「ではその須賀らぶの荒川憩選手は如何でしたでしょうか?」

はやり「う~ん、彼女は今回凄く頑張ったと思うよ?」

はやり「最初の役満親被りは予想外だったと思うし、その後も南場でもまた役満親被りだったし……」

えり「普通はその時点でかなり動揺しますしね」

はやり「でもすぐに照ちゃんから直撃を取ったし、最終的に僅差の2位で終われた事はとても意味が有ると思うな」

はやり「やっぱり去年の個人戦二位は凄いよねっ☆」

えり「それでは3位の永水の神代小蒔選手は如何でしたでしょうか?」

はやり「そうだね~。ちょっぴり残念だったかなっ?」

はやり「何度か和了れそうな場面は有ったんだけど、後一歩だったし」

はやり「もし、相手が他の子達だったらもっと和了ってたんだろうけどね☆」


297 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/04/29(火) 00:34:31.62 ID:KBlb6hdgo

えり「最後に臨海の辻垣内智葉選手は如何でしたでょうか?」

はやり「智葉ちゃんは残念だったねっ」

はやり「彼女は最初に役満を和了ったところで無理せずにずっと打ってたから、はやりは彼女がトップで終わるかな?って思ったんだけど……」

はやり「オーラスでは見事に照ちゃんの策にはまっちゃったね」

えり「策って……あの四槓子の責任払いですか?」

はやり「うん。照ちゃんは彼女が小蒔ちゃんに和了らせようとしてアシストしてたのを気付いて、狙ってたからね☆」

えり「あの……責任払いって狙えるものなのですか?」

はやり「う~ん、やっぱりはやりは無理かなっ☆」

はやり「でも、出来るんじゃないかなー?健夜ちゃんとかなら」

えり「はぁ……」

はやり「ずるいよねっ。健夜ちゃんとかと対局すると、いっつもそうやって和了るんだもん!」プンプン

えり(……やっぱりキツイ)

はやり「?」

はやり「どうしたの?」

えり「い、いえ何も」アセアセ

えり「そ、それではCMを挟みまして、次鋒戦の選手達の解説をして頂きます」

はやり「よい子のみんな!少しだけ待っててね☆」


299 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/04/29(火) 00:59:53.89 ID:KBlb6hdgo



【チーム臨海】



智葉「……すまん。不覚をとった」

ハオ「仕方ありません。智葉でこの結果なら、私達ならもっと差を広げられてたでしょうし」

明華「宮永照……恐ろしかったです」

メグ「ネリーなんてあんな感じデスシ」

ネリー「……宮永照怖い宮永照怖い」ブツブツ

アレクサンドラ「この中じゃ最もオカルトに頼ってるのはあの子だからね。しょうがない」

アレクサンドラ「それにしても流石としか言いようが無いね」

アレクサンドラ「最後の最後でサトハを狙ってたとは」

智葉「もっと警戒してしかるべきでした」

智葉「荒川憩より、小蒔を和了らせようと動いてた私の方が狙いやすいと思ったのでしょう」

智葉「それでも責任払いをされるとは思ってませんでしたが……」

ハオ「やはりあれは狙ってたのですか」

智葉「ああ。4枚目を私が捨てる事を見越してな」

明華「恐ろしいですね。世界でもそんな魔法のような事ができるプロは居ませんし」

智葉「……だからこそチャンピオンなんだがな」フッ


300 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/04/29(火) 01:20:47.85 ID:KBlb6hdgo

智葉「だが56800点差付けられたのは想定外だった」

智葉「本当なら原点を維持して2万ぐらいの差を狙ってたんだがな」

メグ「仕方ないデス。あの場は役満が出すぎデス」

アレクサンドラ「確かにね。小蒔以外全員役満で和了したなんてとんでもないよ」

明華「流石個人戦トップ3が揃うと、そう言う事もあるのですね」

ハオ「いや、無いと思いますが」

智葉「去年の個人戦でも役満を和了ったのは、宮永照だけだったはずだ」

智葉「確かに異常ではあったよ」

智葉「とは言え、それに振り込んだのは私の実力不足だが……」

智葉「すまないな、ハオ。次鋒のお前の為にも頑張っておきたかったのだが」

ハオ「大丈夫です。和了れれば問題無いですから」

ネリー「そうそう!それにそこから大逆転で勝てば、スポンサーも大満足だよ!」

ネリー「そうすればお金も……」

智葉「……まったく。金の匂いをかぎ付けたら復活したか」ハァ

明華「まぁそれがネリーの良いところですから、ね?」


304 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/04/29(火) 01:31:25.62 ID:KBlb6hdgo



アナウンス『まもなく決勝トーナメント次鋒戦が始まります』

アナウンス『選手の方は対局ルームへお集まり下さい』



智葉「む。もう次か……」

智葉「大丈夫か?ハオ」

ハオ「ええ――」



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ハオ「――無問題。どんな場所でも私は私の麻雀をするだけですから」

ハオ「そしてその全てはチームの勝利の為に存在するのです」



智葉「……そうだったな」

明華「頑張ってくださいね」

メグ「ファイトー、オー!」

ネリー「がんばれー」

アレクサンドラ「ま、ほどほどにね」

ハオ「我知道了。行ってきます」

324 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/04/29(火) 23:57:54.04 ID:KBlb6hdgo



【チーム永水】



巴「お疲れ様です姫様。大丈夫ですか?」

春「……お疲れ様。食べる?」ポリポリ

初美「お疲れ様ですよー」

霞「小蒔ちゃん、お疲れ様。体の調子はどうかしら?」

小蒔「大丈夫です。でも……」

小蒔「ごめんなさい……原点を割っちゃいました」

巴「いえ、寧ろ上出来かと」

霞「そうね。【神降ろし】がほとんど頼れない状態だったし」

小蒔「……やっぱりそうだったんですね」

小蒔「東二局ぐらいから繋がりが薄くなった気がしたので……」

初美「姫様は何とか多少は使えたみたいですけど、私達はまったく感じませんでしたからねー」

霞「……正直もし私達が相手なら、先鋒戦で終わってたかもしれないわね」


328 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/04/30(水) 00:16:44.62 ID:J7b0eBwFo



初美「とは言え、宮永照のアレは何ですかー!私達の“力”を封印するなんてほとんど神様同然ですよー?」

巴「……恐らくですけど、宮永照は同じ力を持つ“天江衣”“大星淡”そして姫様を含めても一番“力”と相性が良いのかもしれません」

初美「チャンピオンだからですかー?」

霞「と言うよりは自覚して使ってるから、かしらね?」

巴「ええ」

巴「≪満月の夜≫と言う状況でのみ全力が出せる“天江衣”」

巴「高い能力をもつけれど、“力”に頼りすぎている“大星淡”」

巴「有る程度条件を整えないと神様を降ろせない“姫様”」

巴「3人と違い、どんな状況でもほぼ全ての力を出せますからね」

春「……何故?」

巴「……それに関しては何とも言えませんね」

巴「生まれた時から“力”の制御方法を学べる私達と違い、宮永照はそんな環境有りませんし……」

巴「自然に身に付けた、或いは何かしらきっかけが有ったのか……」

巴「どちらにしろ、“アレ”を破れるのはまず居ないはずです」


330 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/04/30(水) 00:29:19.32 ID:J7b0eBwFo

小蒔「でもそう言えば南場に入ってすぐ、“力”が封印されてるはずの憩さんから“力”を感じましたよ?」

小蒔「結局宮永さんが和了っちゃいましたけど……」

巴「それが不思議なんですよね」

巴「荒川憩に関しては個人戦2位の実力が有るのは分かってますけど、それ以外に何かこう別の力が有るような……」

巴「それに関しては須賀らぶのメンバーのほとんどがそうなんですけど」

初美「何ですかそれはー?」

巴「それが何なのか分からないから困ってるんだけどね」

春「……愛の力」ポリポリ

巴「須賀“らぶ”だけに、ですか?確かに言霊には力が宿りますけども」

霞「ふんふむ。でも、それだけじゃ説明付かないわよね」

巴「それに、その力は他にもチーム清澄の宮永咲、チーム阿知賀の新子憧とか松実宥、それにチーム虎姫の大星淡にも微妙にですけど感じるんですよね」

巴「この4人との繋がりがよく分からないので、余計に分からないんですけど」

霞「……確かにそうね~」

巴「?」


331 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/04/30(水) 00:43:49.17 ID:J7b0eBwFo

巴「とにかく、宮永照に関しては姫様でこそようやく勝負になる有様ですから……」

巴「姫様はよく頑張られましたよ」ニコッ

小蒔「巴ちゃん……」ウルッ

初美「それにこの点差なら私が何とかしてしまいますよー」

霞「それで駄目なら私も居るしね?」

春「……私も頑張る」

小蒔「はっちゃん、霞ちゃん、春……」

小蒔「ありがとうございます。皆と麻雀出来て本当に良かったです」ウルウル

初美「もう姫様、まだ終わってませんよー?」

霞「そうよ小蒔ちゃん。まだまだこれからなんだから、ね?」

小蒔「そうでした……」



アナウンス『まもなく決勝トーナメント次鋒戦が始まります』

アナウンス『選手の方は対局ルームへお集まり下さい』



春「……次、始まる」

巴「では私の番ですね」

初美「巴ちゃんふぁいとですよー!」

霞「お願いね」

小蒔「巴ちゃん!頑張ってください!」

巴「ええ、私も【六女仙】に名を連ねるもの」

巴「その名に恥じぬように頑張ってまいります!」


333 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/04/30(水) 00:58:21.02 ID:J7b0eBwFo



【チーム虎姫】



照「……」

淡「おかえり!テルー!」

尭深「……お疲れ様です」

誠子「お疲れ様です宮永先輩」

郁乃「お疲れさんやで~」

菫「あーそのなんだ……」

照「……」

菫「良くやったと言えなくもないと言うか、お前の力なら当然と言うか」

照「……」

菫「まぁ、なんだ。お疲れ様――」

照「……」フラッ

菫「――っておい!大丈夫か!?」ガシッ

淡「テルー!?」

尭深「み、宮永先輩?」

誠子「い、医者呼ばないと!」オ

郁乃「え、え~っとこう言う時は人工呼吸やったっけ?」オロオロ

菫「おい!しっかりしろ!」

照「…………お」

菫「お?おがどうしたんだ!?」



       -─===‐-ミ
   ´.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: 、
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.: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: .: :ト、: .: .: .: .:`、
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.: .:|.: .::| |.: :/  |.: .:八ノ    ハ:.:|::. :.
.: 八.: :|┬─┬}/  ┬‐┬‐ .:.:|`ヽ}
.:/⌒ヽ} | :::::: |   三 | :::::|  .'.:.::|
.:{    '└─┘    ̄ └‐┘ l.: .:|
人_    u              j.: .:|
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ト、.: .:|/⌒ 、_| | | | ト、`〉、|/
| \{ .,_  \|     |/ ハ
  / ヽ >   |    ノ / ∧


照「…………おなかすいた」グーッ



菫「………………は?」




337 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/04/30(水) 01:13:31.61 ID:J7b0eBwFo

照「…………」パクパク

菫「……まったく。何かと思えばお腹が減ったとか」ハァ

淡「お菓子たくさん用意してて良かったねテルー!」

尭深「あの、宮永先輩お茶をどうぞ」

照「……ありがとう」ゴクゴク

誠子「でも良かったですよ。何か大変な事じゃなくて」

郁乃「そうやで~。お菓子やったらいくらでもあるからな~」

菫「と言うか昼食は食べただろ?」

照「……うん」

照「でも“アレ”を使うと凄く疲れる。だからお腹減る」

照「特に今回は相手が相手だから倍以上疲れた」

照「だから倍お腹減った」ポリポリ

照「…………無くなった」

菫「……ほら」ヒョイ


       _. . . . :´:  ̄ ̄ ̄ ̄: `: : : . 、
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从 : : ∧: : :| }'    \       ,ィ-く       く
{ \:.{ \:j     ∧、`: .     イ¨´ゝ \ ,rー---- 、
  | \  \   / ノ }: : /:7´: :/    `\乂_   \
  | ̄ ̄\  --/  ` <:∧:{     ( ̄ ̄`ヽゝ、  `ー--
  |     \ /       `<      `T¨¨¨¨ヽ `
  |      /             >- 、   乂二二フ
  |   , -/       ,. <>´/⌒,ム    乂__フ   __
  |   /      ,. <> ´ イ     マム          ` ̄´
  |_/     ,. <>´> ´:.:.:/     マム
 ィ介ヽー― ´> ´イ:.:.:.:.:.:./        ∨}


照「ありがとう」パク




339 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/04/30(水) 01:27:59.70 ID:J7b0eBwFo

照「とにかく、そう言う事だからまだ足りない。もっと持ってきて」

尭深「え、え?」

菫「……調子に乗るな」パシッ

照「……いたい」

菫「はぁ……本当にこんな奴を一瞬でも本気で心配した私が馬鹿だったよ」

照「……心配してくれたの?」

菫「そりゃ当然だろ。一応仲間なんだからな」

照「……そっか」

照「ありがと」ニコッ

菫「あ、あぁ……」ドキドキ

照「お礼にこれ半分上げる」

淡「て、テルーがお菓子を半分渡した!?」

淡「た、大変だ!明日世界が終わっちゃう!!」アタフタ

菫「お前は黙ってろ」ズビシッ

淡「あうっ!?」

菫「あと要らんからな?」

照「……そう」パクッ



369 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/01(木) 00:00:50.73 ID:552VyrP5o



アナウンス『まもなく決勝トーナメント次鋒戦が始まります』

アナウンス『選手の方は対局ルームへお集まり下さい』



菫「――さて、私の番か」

淡「ふぁいとー!菫先輩♪」

菫「お前に言われなくても分かってる」

尭深「あの……頑張ってきて下さい」

菫「ああ。お前にリードして繋げられるようにやってくるつもりだ」

誠子「しっかり応援してますから!」

菫「頼む」

照「……菫」

菫「心配するな。合宿のような事は無いはずだ」



照「……じゃなくて、もう無くなった」

菫「これでも食べてろ!」ズボッ

菫「……はぁ。まったく、お前のせいで緊張感が一気に無くなったよ」

菫「行ってくるからな!」

照「……行ってらっしゃい」モグモグ



照(体の力が良い感じで抜けてるから大丈夫……だと思うけど)

照(頑張れ――菫)




375 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/01(木) 00:28:59.69 ID:552VyrP5o



【チーム須賀らぶ】



憩「ふぅ……ただいまですーぅ」

いちご「流石憩ちゃんじゃのう。お疲れ様」

数絵「お疲れ様です」

もこ「……戦地からの帰還。ご苦労だった」

絃「お疲れ様です。飲み物はいかがです?」

憩「ありがとうごさいますー。頂きますよーぅ」ニコッ

京太郎「お疲れ様。ちょっとヒヤッとしたけど、最終的に大きく差が無い2位は流石ですね」

憩「ありがと。正直ギリギリでしたよーぅ」

いちご「あれだけ役満が出る対局も珍しいからのう」

数絵「チャンピオンが2回、辻垣内さんが1回、憩さんが1回」

数絵「小蒔さんも倍満和了ってますし、あれだけ高打点が出る試合もなかなか有りませんね」

絃「でも途中から何かこう、言いようの無い不安感が有りましたが……」

もこ「……」ブルッ

数絵「確かに。体から何か失われたような感覚が……」

京太郎「そう言えば、何かそう言う感覚も有ったような無かったような……」

いちご「ちゃちゃのんも特には感じんかったがのう……」


378 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/01(木) 00:45:13.36 ID:552VyrP5o

憩「んー多分それは“オカルト”と“デジタル”の違いやと思いますーぅ」

憩「宮永さんの“アレ”は、“力”つまり“オカルト”を主に使う人にはかなり影響するはずですーぅ」

憩「数絵ちゃんやもこちゃん、絃さんはウチと同じ“オカルト”側」

憩「いちごさんは“デジタル”側やし」

京太郎「……俺は?」

憩「んー京ちんは……」

京太郎「……」ゴクッ

憩「――“不明”やね~」

京太郎「えっ?」

憩「京ちんは見てる限りやと、何か“力”を使ってるとは思うんやけど……」

憩「正直、それだけやないもんも有る気がしますし、分かりませんよーぅ」

京太郎「そうなんだ……」


379 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/01(木) 01:06:42.56 ID:552VyrP5o

いちご「確かに京ちゃんは変じゃからのう」

数絵「変と言うよりおかしいわね」

もこ「……変態?」

京太郎「酷い言われようだなおい!」

絃「えっと……つまり、照さんの“何か”のせいであんな試合になったのですか?」

憩「う~ん、偶然やとは思いますけど……」

憩「そもそも宮永さんがあれを使って、あんな試合になるんやったら使わん方がええやろし」

憩「ああいう試合になったんは、宮永さんも予想外やったんやと思いますーぅ」

京太郎「それでも収支一位で終えるとは流石照ってところか……」

憩「そうやね。合宿の時は本気やけど本気やなかったやろうし」

憩「やっぱり宮永さんは凄いですよーぅ」


381 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/01(木) 01:20:36.16 ID:552VyrP5o

咏「ま、そんなバケモノ相手にちゃっかり2位をキープするお前さんもやっぱりバケモノだねい」

憩「もう!バケモノ呼ばわりは駄目ですよーぅ?」

京太郎「そうそう、それは流石に……ってあれいつの間に?」

咏「ごめんごめん、ちょっと遅れちゃったよん」

京太郎「そうじゃなくて、何でここに?」

咏「何でも何も一応責任者だからさー」

咏「あ、前の試合は悪かったねい行けなくて」

咏「いやー色々有ってさー」ヒラヒラ

咏(……まさか途中で補導されそうになるとは思わんかったけど)

絃「どうされました?」

咏「いやいや何でもないよん」


383 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/01(木) 01:37:29.68 ID:552VyrP5o

咏「で、次は次鋒戦だねい。大丈夫かい?」

いちご「た、多分……」

数絵「そう言えば合宿で戦ってるので虎姫と永水は分かるのですが、臨海のハオという選手はどういう選手なのでしょうか?」

数絵「相当強いって聞いてますけど……」

咏「ああ、ハオ・ホェイユーねい。ま、あんまり詳しいことはしらんけど」

咏「何でも元々は中国で活躍してたらしい。それこそジュアニアクラスでは敵無しだったみたいだねい」

咏「で、アジア大会では銀メダルっつーから、つまりアジアじゃ2番目に強いってことじゃねーの?しらんけど」

京太郎「何でそんな子が日本に?」

咏「ま、それはスポンサーの都合ってのも有るけど、本人の事情も有るみたいだよん」

咏「基本的に麻雀って言っても中国麻雀、日本麻雀、世界麻雀、びみょーにルールが違うんだよねい」

咏「ハオって子は中国麻雀には慣れてるけど、世界麻雀のルールには慣れなかったみたいでね」

咏「それで中国麻雀に似ていて、なおかつ世界麻雀とも近い日本の麻雀を勉強しにきたみたいだねい」

咏「わっかんねーけど、そう言う事らしいよん」

京太郎(……相変わらず知らんけどとかわかんねーって言う割には詳しいよな)


385 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/01(木) 01:52:14.77 ID:552VyrP5o

いちご「うぅ……そんな強い子が相手じゃなんて」カタカタ

咏「正直臨海に関しては、日本の高校生のトップレベルが集まったような集団だからねい」

咏「一部じゃ課金組とかレアカードデッキとか言われてるみたいだし、しらんけど」

京太郎「そんなゲームじゃ無いんですから……」

咏「ま、金かけたからって絶対勝てるって甘いものじゃないけどねい」ケラケラ

咏「でもだからこそ彼女達も負けられないだろうけどさ」

数絵「先生、プレッシャーかけてどうするんですか……」

咏「ごめんごめん、そんなつもりは無かったんだけど」

いちご「うぅ……」

憩「……ほら、京ちん」ボソッ

京太郎「え?」

憩「ウチにしたみたいに、いちごさんにも緊張解すような事したらええんとちゃうやろか?」

京太郎「はぁ……」

京太郎「んーじゃあ……>>388」



1.頑張れ!ちゃちゃねぇ!

2.俺も精一杯応援するからな!

3.どんな結果になっても俺が何とかしてみせるからさ!

4.頭を撫でる

5.帰ってきたらこの書類に判子を

6.2番煎じだろうが抱き締める

7.その他(内容併記)



409 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/03(土) 00:34:17.51 ID:SoWR0HVio



 頭を撫でる



ナデナデ


いちご「ふぇっ?」

京太郎「まぁそう緊張すんなって」

京太郎「どんなに強くても相手は人間、とって食われる訳でも無いしな」

京太郎「こう言っちゃなんだけど、去年の優勝チームの照や留学生集めてる辻垣内さん所とかと違って、絶対俺達は優勝しなければならない訳じゃないんだしさ」

京太郎「優勝できたらラッキーくらいに思って打てば良いんだって、な?」

いちご「でもここまで皆頑張ってきたんじゃし、憩ちゃんじゃって……」

京太郎「それは勿論凄いし、勝てたら最高だとは思うぜ?」

京太郎「でもそれだけじゃない、楽しむって事が一番大事なんじゃねーの?俺達はさ」

いちご「京ちゃん……」

京太郎「――とまぁ柄にも無い事言ってみたり?」

数絵「まったくね」

もこ「……似合わない」

憩「本当に京ちん?」ジィーッ

咏「こいつどっか頭打ったんじゃねーの?しらんけど」

京太郎「ひでぇ!?」


411 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/03(土) 00:52:03.90 ID:SoWR0HVio

絃「そ、そのくらいにした方が……」

いちご「……ふふふ。そうじゃのう」

いちご「やる前からナーバスになっとったら、勝てるもんも勝てんようになるじゃろうし」

京太郎「そうそう。適当で良いんだよ適当で。肩の力を抜いてさ」

京太郎「見ろよ、俺なんて普段から抜きすぎて顔の締まりも無いってよく言われるしな!」

憩「……」

いちご「……」

数絵「……」

もこ「……」

咏「……」

京太郎「――って誰も否定しないのかよ、おい!」

憩「ボケなんか本気なんかちょっと判断に困りますーぅ」

いちご「う~ん、京ちゃんは二枚目よりは三枚目、四枚目じゃし……」

数絵「ノーコメント」

もこ「……ふっ」

咏「大切な生徒を傷つけるような事は言えないよな、うん」

京太郎「……チームメイト及び先生が何故か辛辣です」ガクッ


413 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/03(土) 01:19:11.48 ID:SoWR0HVio

憩「――……ふふふ。冗談ですよーぅ♪」

いちご「大丈夫じゃ、京ちゃんなら何枚目でもええしのう」

数絵「ま、顔なんてどうでも良いしね」

もこ「……心が大事」

咏「人間、顔じゃないからな!うん」

絃「わ、私も気にしませんよ?」

京太郎「みんな……」ウルッ

京太郎「ってあれ?締まりの無い顔って言うのは否定されてない?」



アナウンス『まもなく決勝トーナメント次鋒戦が始まります』

アナウンス『選手の方は対局ルームへお集まり下さい』



いちご「――ちゃちゃのんの出番じゃな」

憩「頑張ってくださいね~」

数絵「佐々野先輩ならやれますよ」

もこ「……ファイト」

絃「しっかり応援してますよ」

咏「ま、ほどほどにな~」

いちご「ありがとな。皆のおかげで元気一杯じゃ!」

京太郎「ちゃちゃねぇ」

いちご「うん」

京太郎「……頑張れ」

いちご「うん!」



いちご「さぁて、ここからはちゃちゃのんの舞台(ステージ)じゃけえの!」






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最終更新:2014年08月14日 11:47