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721 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/09(金) 00:32:24.76 ID:dXT88Qclo



【決勝戦会場:放送室】



えり「只今、次鋒戦が決着致しました」

えり「トップはチーム須賀らぶの佐々野いちご選手。オーラスの和了りで29100点で一人浮きです」

えり「2位はチーム永水の狩宿巴選手。2回の和了りが有りましたが、親被り等も有り4900点のマイナスです」

えり「3位はチーム臨海のハオ・ホェイユー選手。和了りは1回のみで10000点のマイナスでした」

えり「4位はチーム虎姫の弘世菫選手。振りこみは一度も有りませんでしたが、和了りもなくマイナス14200点です」

えり「以上、次鋒戦の結果チームの順位は2位だったチーム須賀らぶが1位に浮上」

えり「虎姫が2位に後退。3位4位は変わらずですが、全体的にチーム須賀らぶと差がついた形になりました」

えり「それでは瑞原プロ、次鋒戦の解説をお願いします」

はやり「りょーかい☆」

はやり「まずは佐々野いちごちゃんだねっ」

はやり「結果から見ても分かるとおり、彼女が1人浮きで終わったんだけど……」

えり「これはかなり意外でしたね」

はやり「うん。でも彼女にとっては、有利な事が幾つか有ったからねっ」

えり「と言うと?」

はやり「まずやっぱりハオちゃんが警戒されてた事だね」

はやり「みんなハオちゃんを警戒してたから、彼女もやりにくい部分が有ったと思うな」

えり「なるほど」




724 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/09(金) 00:47:01.92 ID:dXT88Qclo

はやり「そうやって警戒されてた分、いちごちゃんへの警戒が薄くなってたんじゃないかな?」

はやり「それにツモ和了りも多かったし、良い流れがずっと続いてたねっ」

はやり「特に最後の嶺上開花(キューティーブロッサム)は、はやりもシビれたよ☆」

えり「あの……その嶺上開花(キューティーブロッサム)とは一体」

はやり「嶺上開花――それはかつて“本物”のアイドル達が得意としていた技」

はやり「彼女はその素質が有るのかもねっ。はやりもうかうかしてられないかも☆」

えり「はぁ……」

えり(どういう事?訳分かんない……)


726 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/09(金) 01:17:45.80 ID:dXT88Qclo

はやり「次は狩宿巴ちゃんだねっ」

はやり「彼女は打ち筋から見てこの対局を早く終わらせようとしてたから、この結果は上々とは言えなくても悪くなかったんじゃないかな?」

はやり「大きく稼ぐタイプじゃないしね」

えり「では3位のハオ・ホェイユー選手は如何でしたでしょうか?」

はやり「彼女にとっては不本意な結果だったね~」

はやり「さっきも言ったけど、他の選手から警戒されてたからなかなか難しかったし」

はやり「それでもスタイルを崩さなかったことは凄いけど、今回の場合それが逆に裏目になっちゃったかな?」

はやり「彼女くらいの実力者でも、この決勝では本来の力を発揮できないのが麻雀なんだよねっ」

はやり「本当、麻雀って難しいよね☆」

えり「なるほど……」

えり「では4位の弘世菫選手もそうだったのでしょうか?」

はやり「そうだね~。彼女も実力を発揮できずに終わっちゃったみたいだね」

はやり「菫ちゃんは序盤はハオ選手を警戒して、狙う機会を伺ってたみたいなんだけど……」

はやり「その時にいちごちゃんや巴ちゃんが和了ったせいで、ペースが乱れたんじゃないかな?」

はやり「途中で狙いを変えたみたいだけど、その時には既にいちごちゃんの勢いに飲まれちゃってたかも」

はやり「ちょっと彼女にとっても、不本意な結果に終わっちゃったね☆」

えり「実力が有っても、その実力を発揮できるかどうかはまた別なんですね」

はやり「そうだねっ。だから麻雀って面白いんだよっ!」

はやり「ただし本当の実力者はどんな状況でも実力を発揮できるからね?」

はやり「例えば健夜ちゃんとか健夜ちゃんとか健夜ちゃんとか……」

はやり「ホント、ズルいよね!」プンプン

えり(……そろそろ胸焼けが)

はやり「?」

はやり「大丈夫?顔色悪そうだけど……」

えり「だ、大丈夫です」

えり「そ、それではCMを挟みまして、中堅戦の選手達の解説をして頂きます」

はやり「はーい、そろそろちっちゃなお友達はおねむの時間かな?」

はやり「良い子はちゃんと寝るんだぞ☆」

はやり「大きいお友達は引き続き見てねっ☆」


735 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/09(金) 01:49:17.59 ID:dXT88Qclo



【チーム臨海】



ハオ「……申し訳有りません」

アレクサンドラ「ちょっと慎重になり過ぎたね。牽制しあってるうちに、佐々野いちごにやられたって感じかい?」

ハオ「そうですね。弘世菫が狙っていたのは分かってましたし、そう言った部分が有りました」

ネリー「ハオは真面目すぎだよ。もうちょっと軽く打っても大丈夫だって!」

ハオ「……そうなのかもしれません」

智葉「まぁそれがハオの良い所なんだがな」

智葉「それに私が失点していなければ、こうならなかったかもしれないしな……すまない」

ハオ「いえ、この結果は私の実力不足です」

ハオ「やはりまだまだ学ぶべき事がたくさん有るみたいです」

アレクサンドラ「それにしても佐々野いちごって子……ちょっと欲しいわね」

メグ「監督、またでスカ?」

アレクサンドラ「良いじゃない。それに彼女、華が有るじゃない?」

アレクサンドラ「うちはビジュアル面も悪くないけど、こうアイドル性は無いからね」

アレクサンドラ「あえて言えば明華がそうだけど……どちらかと言うと歌手だし」

明華「私、アイドルソングもいけますよ?」

智葉「ほう、いつの間に」

明華「絶望的に似合わないから止めた方が良いと言われましたけど」

ネリー「確かに明華は笑顔を振りまいて、歌って踊れる日本のアイドルソングは似合わないかも……」

明華「そうでしょうか?」

明華「……キラッ☆」

智葉「……無しだな」

ハオ「無しですね」

メグ「無いデス」

ネリー「無いかなぁ」

アレクサンドラ「……駄目ね」

明華「やっぱりそうですか……」ショボーン



751 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/10(土) 01:36:06.33 ID:h2VqSr4To



アナウンス『まもなく決勝トーナメント中堅戦が始まります』

アナウンス『選手の方は対局ルームへお集まり下さい』



明華「あら?私の出番ですね」

アレクサンドラ「分かってると思うけど、そろそろ差を詰めないとマズイからね」

ネリー「お金出す人たちも怒るよ?」

明華「ええ、分かってます」

智葉「すまないな。負担をかける」

ハオ「申し訳有りません」

明華「いえ、寧ろ智葉やハオでもここまで追い詰められると言う事が凄いと思います」

明華「まさに相手にとって不足は無いと言う事ですね」

メグ「大丈夫デス。私もいますからネ!」

明華「すぅ――」



                 ,...:'.´へ\ ,..-、____
                //'"´ ̄ ̄´ ̄`ヽ、ー-、ヽ、
             _// / /  ハ   、  \ ヽヽ
        ,..-‐==ニ二ノ   / /  / }.i  i i 、 ゙、 ヽ、`ヽ
      /   _,...:'´,..イ  // / ,イ}  }.!  |.ハi i ゙、 ゙、\
      し,....:'´,...:',.イ {! i.ハ .ハハ {´` !ハ ハ|_ !ハ  ゙、 ij、 ヽ、
      /-‐'"_イ .//λ { i′-、!j__.,,  } / _!.`トjハ  }、 i | 、 i
     /'"/´  //i // i`! |     ゙̄`::::レ::..    jハi ハ|i }ノ| ヽ .!
      { /   // レ//^|! | |         :::ヽ=,、/ 人.| }ハ.!  リ
.    {(   //{ |! i 、_|!. | |    r―-.、     {ィ''" | !|  !|                         nf h
     i:! / / ! V //!|. i|   !  `V    ハ 、!||  リ                         f:| .|. ||
     ゝ' / / \V/ |.| .| |\  `ー-'′   ノ  i  iリ                           i:i | ||
   / / __./_  )メ .!.| .! !. ` 、_    ,..イ  i  i  |                       i: i ! | .!
 / /,.::┴\\、 ̄ヽ!| トi |    `T ´|  |   i  i  |                      ./:      |
'" / /::  '" ::.\\、 | | .i !、    〈-、 |  |  i   i  |                           /:       i}
./ /::     ::ヽヽ!\、!ト、.| ! \_,..---、 \_i!   丶 丶゙、                      /:     /
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ヽ/  _,..-‐''"´        ,.リ'" ||     ヽ ヽ' ̄ ̄\   :.:.`rー-.、             /    /
./,..:'"          / ノ   リ      ヽ 丶    ヽ  :/  ::::::i          /       /
'"            /               |ヽ ゙、    i:、 :i /´\!        /      /
         /i::::              | i  ヽ   i y' /'"_,.、ゝ,     ,..:'′     ./
     _,...ィ'''" / i::::              | |   \.ノ / /' /   \ ,...:'"´      /


明華「らーーーーーー♪」

明華「ふぅ……」

明華「……喉の調子も良いようです」

明華「ただ……ここは異国の地、風が必ずしも私の味方をしてくれるとは限らないかもしれません」

明華「ですが――」



明華「――風神“ヴァントゥール”の名にかけて、手懐けてみせましょう」

明華「……この試合の流れを運ぶ“風”を」ニコッ




753 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/10(土) 01:50:13.28 ID:h2VqSr4To



【チーム永水】



巴「只今戻りました」

小蒔「お帰りなさい、巴ちゃん」

春「……お帰りなさい」ポリポリ

初美「お疲れ様ですよー」

霞「お疲れ様。大丈夫?」

巴「はい。ですが須賀らぶとは離されてしまいました……」

初美「やっぱり強いですよー須賀らぶは」

初美「ハオや弘世菫が居る中で一人浮きですしー」

霞「そうね。とは言え、巴ちゃんが頑張ってくれたから私達にとってはほぼ予定通りね」

巴「序盤はいけるかなと思ったんですけどね」

初美「問題無しですよー。須賀らぶだってこのまま独走できるほど甘くはないでしょうしねー」

霞「……そうだと良いのだけれども」


754 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/10(土) 02:10:23.73 ID:h2VqSr4To

小蒔「でも凄かったですね!最後の佐々野さんの嶺上開花!」

小蒔「まるで本物のアイドルみたいでした!」キラキラ

霞「嶺上開花(キューティーブロッサム)……」

霞「おじ様から聞かせて頂いた伝説の技を、この目で見る事になるとはね」

初美「只の嶺上開花じゃないのですかー?」

霞「“本物”のアイドル達が使う嶺上開花は只の嶺上開花では無いわ」

霞「人を惹きつけ魅了する“華”……」

霞「最大級のエンターテイメントを作る彼女達だからこそ出来る技」

霞「それが即ち――嶺上開花(キューティーブロッサム)よ」

巴「……本当に麻雀って不思議なものですね」

小蒔「私もアイドルやってみたいです!」

初美「だ、駄目ですよー!姫様は大事な方なんですからー!」

小蒔「そうですよね……」ショボーン

霞(と言うか小蒔ちゃんなら並大抵のアイドルを歯牙にかけないと思うけど……)

霞(アイドルだとバラエティとか露出も多くなるし、そもそも純粋な小蒔ちゃんを魑魅魍魎の住む芸能界には送れないわね)

霞(……私だったらどうかしら?)

霞(……)

霞(……はーい!かすみんだよっ☆)

霞(……)

霞(…………ありえないわね///)

春「?」


757 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/10(土) 02:22:34.30 ID:h2VqSr4To



アナウンス『まもなく決勝トーナメント中堅戦が始まります』

アナウンス『選手の方は対局ルームへお集まり下さい』



春「ん……私の番」

巴「頑張ってくださいね」

初美「はるる、ふぁいとですよー」

小蒔「春。無理は駄目ですからね?」

春「……分かってる」

霞「それと、あまり黒糖を食べ過ぎても駄目よ?」

春「………………善処する」

初美(かなり悩んでましたねー)

春「それじゃ――」



春「……行って来ます」




771 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/11(日) 00:01:27.30 ID:Perih3gwo



【チーム虎姫】



菫「……はぁ。気が重い」

菫「狙い撃ちが一度も出来なかった上に、あがらずふらずの最下位……」

菫「どうも最近は全て裏目に出てる気がする」

菫「私は一体何をしているんだろうか……」

菫「……そろそろあいつらも私に呆れてるかもしれん」

菫「……」

菫「……はぁ」

菫「…………よし」



ガチャッ



菫「みんな。本当にすまなかった――」



       -─===‐-ミ
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.: 八.: :|┬─┬}/  ┬‐┬‐ .:.:|`ヽ}
.:/⌒ヽ} | :::::: |   三 | :::::|  .'.:.::|
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人_    u              j.: .:|
i.:.: .: .>      )‐┤    イ.l: ::'
i.: .: .:i .: : _;〕ト  _/| h ≦.:.:.|: 八/
ト、.: .:|/⌒ 、_| | | | ト、`〉、|/
| \{ .,_  \|     |/ ハ
  / ヽ >   |    ノ / ∧


照「……食べ過ぎた。気持ち悪い」ウプッ

淡「だ、大丈夫テルー!?」

郁乃「なんぼなんでも食べ過ぎやって、宮永ちゃん」

尭深「えっと、消化に良いお茶は……」アセアセ

誠子「いや尭深、多分無いと思うけど……」



菫「……」



パタン



773 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/11(日) 00:14:50.85 ID:Perih3gwo

菫(今見たものは幻今見たものは幻今見たのは幻……)

菫「……」

菫「……はぁ」

菫「…………よし」



ガチャッ



菫「何と言ったら良いのか分からないが、本当にすまん――」



照「…………出そう」ウッ

淡「だ、駄目だよテルー!女の子としての色々失われちゃう!」

郁乃「えっとこう言うときはゴミ袋をやね――」

尭深「こうなったら、野草を摘んでお茶を……」

誠子「いやこの辺に生えてないって」



菫「……何をやっているんだお前達は」




775 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/11(日) 00:32:52.47 ID:Perih3gwo



―――――――――



菫「――まったく、人が戦っている時に何をしているんだ……」

淡「ごめんなさーい」

尭深「すみません……」

菫「と言うかお菓子は食べ過ぎるなとあれほど言っただろうが」

照「……ごめん」

菫「何かもう気が抜けたよ」

菫「……いや、私の責任は変わらないんだが」

郁乃「まぁまぁ。まだ2位なんやし、それほど落ち込まんでもええって、な?」

淡「そうそう。何位だろうが、最終的にはこの淡ちゃんが1位なのは当然だし!」

菫「お前のその根拠の無い自信がうらやましいな、本当に」

淡「えっへん!」

誠子「いや褒めてないと思うぞ……」


778 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/11(日) 00:52:48.91 ID:Perih3gwo



アナウンス『まもなく決勝トーナメント中堅戦が始まります』

アナウンス『選手の方は対局ルームへお集まり下さい』



菫「む。もう次か……」

淡「頑張れたかみー。今日こそ天和だよっ!」

尭深「あの淡ちゃん?それは多分無理だと思う……」

菫「私が不甲斐ないせいで負担をかけるが……頼んだ」

尭深「……はい」

誠子「あのさ……その、頑張れ」

尭深「うん……ありがとう」

郁乃「ファイトやで~」

照「……うぷっ。尭深……早く帰ってきてお茶を」

菫「お前は早く胃薬を飲め!」

尭深「あははは……」

尭深(もしかして宮永先輩、弘世先輩が落ち込まないように身体を張ったんじゃ……)

照「……苦いからイヤ」

菫「ほう、つまりそれは私に力づくで飲まして欲しいと言うことだな?」

照「全力で遠慮する」

尭深(……やっぱり違うかも)


789 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/11(日) 01:32:31.29 ID:Perih3gwo



【チーム須賀らぶ】



いちご「ただいまじゃ!」

憩「お疲れ様ですよーぅ♪」

数絵「お疲れ様です。凄いじゃないですか、佐々野先輩」

いちご「いやぁ~何か凄く調子良かったからのう」

もこ「……グッジョブ」

絃「お疲れ様でした。お茶をどうぞ」

いちご「ありがとう。絃ちゃん」

京太郎「お疲れー。しかし、終わってみれば一人浮きで1位とかすげーじゃねーか!」

いちご「ふふふ。京ちゃんのおかげじゃ」

いちご「京ちゃんがちゃちゃのんを励ましてくれたから、実力以上に力を出せたんじゃよ♪」


813 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/11(日) 23:38:21.72 ID:Perih3gwo

京太郎「それは良かった」ウンウン

いちご「京ちゃんの手は、魔法の手じゃね」

もこ「……神の手(ゴッドフィンガー)」

数絵「それだと頭部破壊で失格よ」

京太郎「アンタって人はァ――― !」

絃「えっと、それは私より不幸な(元)主人公かと……」

京太郎「フハハハハ、我が世の春が来たぁ!!」

憩「それは玄、もとい黒歴史――ってええ加減にせんと」パシッ

京太郎「……はい」


815 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/11(日) 23:59:56.84 ID:Perih3gwo

京太郎「とにかく、これでトップだな!」

京太郎「このまま一気に優勝――出来たら良いなぁ」

憩「まだ次鋒戦が終わっただけですよーぅ」

いちご「35000点ほどリードじゃけど、次は明華ちゃんじゃしのう……」

京太郎「……明華さんってそんなに強いのか?」

数絵「今大会で唯一学生でありながら、プロリーグで活躍した実績を持っている選手よ」

数絵「欧州では風神“ヴァントゥール”と呼ばれてるわ」

京太郎「マジかよ。ってか何でそんな人が日本に……」

絃「スポンサーの意向とかそう言う話らしいですが」

絃「もしかしたら京太郎さんのお父様もお関わりになってるのかもしれませんね」

京太郎「そう言えば、親父の野郎に聞くの忘れてたっけ……」

京太郎「と言うか、そんな人が学生の大会に出て大丈夫なのか?」

憩「大会の規約には学生に限るとは書いてあるんやけど、プロはアカンって書いてあれへんからね~」

憩「正直言うたらグレーかもしれへんけど、そこはまぁ大人の事情って事やろね」

京太郎「大人って汚い……」



819 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/12(月) 00:15:57.56 ID:r19pYHawo
あ、明華ちゃんプロじゃなくて世界ランカーだった……。プロ→世界ランカーで脳内変換お願いします



数絵「まぁ今更そんな事を言っても仕方ないわよ」

数絵「それに彼女だって、何か複雑な事情が有るのかもしれないし」

京太郎「そうだよなぁ」

数絵「それに曲がりなりにも世界ランカーと戦えるのは、とても有意義な事よ」

数絵「胸を借りる気持ちで挑まないとね」

京太郎「確かに借りるほど胸があ――イテッ!?」

いちご「セクハラ発言禁止じゃ」

いちご「まったくデリカシーが欠けとるのう……」

京太郎「ごめん……」

いちご(と言うか京ちゃん、気付いとらんのか?)ボソッ

京太郎(え?何が?)

いちご(ほら、数絵ちゃんを見てみ)

京太郎(ん?)

数絵「……」カタカタ

いちご(震え取るじゃろ?)

京太郎(ああ本当だ)

京太郎(でも武者震いってやつじゃねーの?)

いちご(……はぁ)

いちご(あのなぁ。数絵ちゃん、昨日の試合で大量失点した事をかなり悔やんどったんじゃよ?)

いちご(しかも今回は相手が世界ランカーで更にレベルが上じゃ。不安に思っても当然じゃろ)

京太郎(……確かに)




820 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/12(月) 00:32:03.13 ID:r19pYHawo

いちご(つまりここで京ちゃんの出番と言う訳じゃ)

いちご(何か言うて数絵ちゃんを元気付けてあげるんじゃよ)

京太郎(……そうだな)

京太郎(でも俺、さっきも憩さんとちゃちゃねぇに似たようなことしてるんだけど……)

いちご(何言うとんじゃ、京ちゃんは全員分やるんじゃよ?)

いちご(そうじゃなきゃ不公平じゃしのう)

京太郎(へーい)

京太郎(ま、今俺に出来る事はこれくらいしかないしな)



823




1.とにかく励ます

2.耳に息を吹きかける

3.二番煎じでも頭を撫でる

4.2番煎じだろうが抱き締める

5.キスする

6.その他(内容併記)


828 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/12(月) 00:46:25.57 ID:r19pYHawo


 キスする



京太郎「ちょいちょい、数絵さん。ちょっと……」

数絵「?」

数絵「何かしら?そろそろ私、出番なんだけど――んぐっ!?///」

数絵「むー!むー!///」

数絵「…………」

数絵「………ぷはっ!///」

数絵「ちょっと!いきなりまた何してるのよ!!///」

京太郎「いやぁ、ほら元気付けようとして?みたいな?」

数絵「それで何故キスなのよ!?///」

京太郎「んー……昨日もやったから?」

数絵「もう!昨日したからってなんでまたやるの!///」

京太郎「……嫌だったか?」

数絵「い、嫌じゃないけどこう言う事は人が居ない所で……///」ゴニョゴニョ


830 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/12(月) 01:08:58.25 ID:r19pYHawo



アナウンス『まもなく決勝トーナメント中堅戦が始まります』

アナウンス『選手の方は対局ルームへお集まり下さい』



数絵「――っ!」

数絵「出番が来たわね」

京太郎「……大丈夫か?」

数絵「お陰様でね」

数絵「どこかの誰かさんが、いきなりキスするなんて事してくれたおかげよ」

京太郎「いやぁ~照れるな」

数絵「褒めて――いえこの場合は良いのかしら」

数絵「とにかく、精一杯頑張ってきます」

憩「ファイトですよーぅ♪」

いちご「どんな結果でもええから、全力で頑張ってくるんじゃよ?」

もこ「……どうなっても私が何とかする」

絃「頑張ってください」

咏「……何か忘れられてたけど、見て無い事にしとくから頑張ってきな~」

数絵「皆……ありがとうございます」

京太郎「数絵……」

京太郎「しっかりな」グッ

数絵「ええ。ありがと」




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      ノ-‐'"´|::::::::|i|       | ヽ \ |:::::::::|


数絵「――行って来ます!」




832 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/12(月) 01:16:44.54 ID:r19pYHawo

憩「ところで京ちん?」

京太郎「へ?」

いちご「励ませとは言うたけど、キスしてええとは言っとらんのじゃがのう」

京太郎「いや、それはその……流れ?みたいな?」

もこ「……ふむ」

絃「あの流れでも、その……私達も居るのにキスはどうかと///」

咏「つーか、私も居るのによくやる気になったねい」

京太郎「……完璧に忘れてました」

咏「……ギルティ」

憩「咏ちゃん先生からお許しも出たようやし、お仕置きやね」ニコッ

いちご「大丈夫じゃ。ちょーっとチクッっとするだけじゃから」

もこ「……ふふふふふふ」ブツブツ

絃「え、えっとあまり激しいのはちょっと……」

咏「にひひ。さーてどうしてやろうかね。しらんけどー♪」



京太郎「おたすけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」




【南浦数絵の恋人ランクが5になりました】






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最終更新:2014年09月13日 14:04