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387 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/17(土) 01:44:47.74 ID:9KNHpOY3o



【決勝戦会場:放送室】



えり「たった今、中堅戦が決着致しました」

えり「収支1位は何とチーム須賀らぶの南浦数絵選手。この試合、断トツトップの88700点を稼いで一人浮きです」

えり「2位はチーム永水の滝見春選手。南二局までは順調に稼いでましたが、この局で南浦選手に役満を直撃されてしまいマイナス収支になってしまいました」

えり「3位はチーム虎姫の渋谷尭深選手。大きな振込みは無かったものの、和了りも無くマイナス29100点です」

えり「そして4位は予想外のチーム臨海の雀明華選手。一度も和了れずに31000点のマイナスでした」

えり「それでは瑞原プロ、中堅戦を振り返ってお願い致します」

はやり「はーい☆」

はやり「やっぱりこの対局の驚きポイントは、明華ちゃんが一度も和了れずに終わっちゃった事と南浦数絵ちゃんが凄く点数を稼いだ事だねっ!」

えり「私も凄く驚いたのですが、一体どう言う事だったのでしょうか?」

はやり「そうだね~。理由は色々有ると思うけど……」

はやり「まずは東一局かな?」

えり「一番最初ですね」

はやり「この局で明華ちゃんは四暗刻を聴牌してたんだけど、渋谷尭深ちゃんが滝見春ちゃんに差し込んで終わらせたんだよねっ」

えり「あれは差込みだったんですね」

はやり「うん。尭深ちゃんは明華ちゃんが高い手なんじゃないかと警戒したんだと思うな☆」

はやり「結果的に役満を流された事で歯車が狂ったって感じかな?」


388 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/17(土) 02:07:04.84 ID:9KNHpOY3o

えり「なるほど、あれほどの選手でもそういった些細な事であのような事になるんですね」

はやり「そうだね~」

はやり「はやりはデジタル打法。つまり牌効率やデータを重視して打つんだけど……」

はやり「いわゆる“オカルト”を使う人達は、そう言った事で“流れ”を失っちゃう事が有るんだよねっ」

えり「“流れ”……ですか」

はやり「うん」

はやり「“運”や“ツキ”とも言われるけど、麻雀に限らず色んな場面でそう言った物を感じる事は無いかなっ?」

えり「私はあまり信じないですけど、先輩や後輩はよく言いますね」

はやり「基本的にはそう言うものは数値上の偏り、長い目で見れば些細な事なんだけど……」

はやり「でもその“偏り”が当たるかどうかは、実際にやってみないと分からないよね?」

はやり「つまり本当の“オカルト”はそう言った偏りをわざと起こして、自分の有利なように導くんだよっ」

えり「はぁ……」

はやり「逆に言えばそう言った人達は、それを前提にした打ち方をしちゃうから一度崩れちゃうとなかなか立て直せなくなっちゃうんだね☆」

えり「つまり明華選手はそうなってしまったと?」

はやり「多分、最初はそれほど深刻じゃなかったんじゃないかな?」

はやり「でも局が進むうちに、気が付いたら抜け出せなくなっちゃった――」

はやり「多分そう言う感じだったんだと思うよ☆」





390 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/17(土) 02:19:56.53 ID:9KNHpOY3o

はやり「逆にその“流れ”を上手く掴んだのが数絵ちゃんだね☆」

はやり「東場では本来の力を発揮しにくい彼女が、和了った東二局での満貫……」

はやり「そこから“流れ”に乗って、明華ちゃんへの倍満、更に南入してからの4連荘」

はやり「本来スロースターターな彼女が、最高のスタートを切った時からこの対局の行方は決まってたのかも☆」

えり「そう言うものなのでしょうか?」

はやり「もちろん絶対にそうだってことは言えないし、そもそもはやりはさっきも言ったけどデジタル派だから、言ってる事が正しいのかどうかも分からないんだよねっ」

はやり「でも――」

はやり「はやりもこれまでたくさん対局してきたけど、“オカルト”ってそう言うものなんじゃないかなーって」

はやり「特に“オカルト”同士が戦う卓では、その傾向は顕著だと思うな☆」

えり「……流石瑞原プロ。豊富な経験はやはり年の――」

はやり「それ以上は駄目だよっ☆」ニコッ

えり「失礼致しました……」


418 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/17(土) 16:56:20.13 ID:9KNHpOY3o

えり「それでは他の選手は如何だったのでしょうか?」

はやり「そうだね~。滝見春ちゃんはほぼ理想的に進めてたねっ」

はやり「早く終わらせるためにずっと安手だったし、それに差し込んでもらってたし……」

はやり「ただ、ずっとそうしてたから読まれすぎちゃったかも」

はやり「本来なら読まれても、それを防ぎきる防御も兼ね揃えた子なんだけど……」

はやり「ちょっと油断しちゃったのかもね☆」

えり「では渋谷尭深選手は?」

はやり「彼女もほぼ予定通りだったと思うよっ」

はやり「オーラス親を引いたり、11個仕込む事ができたし……」

はやり「でもそれらを数絵ちゃんが上回ったせいで、結果的に全部が裏目に出ちゃった感じかな?」

はやり「どれだけ準備をしても、予想外の事が起こっちゃうのが麻雀だからね☆」

えり「なるほど……」

えり「それではCMを挟みまして、副将戦の選手達の解説をして頂きます」

はやり「あともうちょっとだねっ!」

はやり「眠いかもしれないけど、頑張って応援しよう☆」

えり(……そろそろ私が限界かも)


420 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/17(土) 17:38:34.08 ID:9KNHpOY3o



【チーム臨海】



明華「……はぁ」

明華「こんな気持ちになったのは何時以来でしょうか?」

明華「……」

明華「慢心していたのかもしれませんね」

明華「母を安心させようと一生懸命麻雀に打ち込んで、欧州選手権に出場したり、世界ランカーになり」

明華「そのおかげで日本からのオファーでこの街にやってきて……」

明華「知らず知らずのうちに、自分の力に驕りを持っていたのかもしれません」

明華「……」

明華「智葉達に合わせる顔が有りません」

明華「……どうしましょう」


425 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/17(土) 17:57:57.81 ID:9KNHpOY3o

智葉「――で、控え室に戻らずこんな所に居たと」

明華「……智葉」

ネリー「大丈夫、ミョンファ?」

メグ「気分が悪いのなら、医務室いきますカ?」

明華「みなさん……ごめんなさい」ペコリ

ハオ「明華、貴方が謝る事は有りません」

ハオ「ここまで失点したのは私のせいでも有るのですから」

智葉「……それを言うなら私もだな」

智葉「悪い流れを作ってしまったのは私だ」

明華「ハオ……智葉……」



439 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/18(日) 00:15:08.84 ID:WiKQQusOo

アレクサンドラ「はいはい。湿っぽいのはそこまでじゃん」

アレクサンドラ「まぁここまで手酷くやられるとは思ってなかったけど」

明華「……ごめんなさい」

アレクサンドラ「どっちかと言うと謝るのはこっちだわ」

アレクサンドラ「データが少ないとは言え、相手の事をしっかり調べてこなかったし……」

アレクサンドラ「まったく、監督が聞いて呆れるね」

ネリー「監督クビになるの?」

アレクサンドラ「さぁね。お偉方の期待を裏切った責任は重いだろうけど」

アレクサンドラ「――でも、そんな事はアンタらには関係ないさね」

アレクサンドラ「アンタ達は最後まで頑張れば良いのさ」

メグ「監督……」

ネリー「でも最後も何も、あと二人だよ」

アレクサンドラ「……相変わらず空気を読まないね」


440 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/18(日) 00:33:10.75 ID:WiKQQusOo

メグ「まぁまぁ。ここから逆転すれば良いんですカラ」

智葉「……お前は本当に出来るとでも?」

メグ「……無理ですネ」

メグ「そりゃあ私も、負けるつもりは更々無いですケド……」

メグ「206900点差をひっくり返せと言うのは無茶苦茶なコッテ」

ネリー「……そうかな?」

メグ「へっ?」

ネリー「まだ終わってないうちは可能性は0じゃないよ?」

ハオ「それはそうですけど……」

ネリー「メグが諦めるならそれでも良いけど、ネリーは負けるつもりないから」



ネリー「――ネリーには点棒が100点でも有れば十分だよ」ゴッ




447 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/18(日) 00:45:09.82 ID:WiKQQusOo

智葉(……普通の奴ならただの強がりだと思うだろうな)

智葉(だが彼女には――ネリーにはそれを可能にする力が有る)

智葉(運命奏者“フェイタライザー”……)

智葉(……)フッ

智葉「――まぁ、追いつけるかどうかは別にしても、端から諦めるのは良くないな」

ネリー「そうだよ。諦めたらそこで試合終了だって監督も言ってたし」

ハオ「……良い言葉です」

明華「……監督」

メグ「流石、監督デス」ウルッ

アレクサンドラ「いやアンタ達勝手に感動してるけど、それ確かに監督だけど私じゃないからね?」


454 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/18(日) 01:02:50.34 ID:WiKQQusOo



アナウンス『まもなく決勝トーナメント副将戦が始まります』

アナウンス『選手の方は対局ルームへお集まり下さい』



メグ「っと、私の出番ですネ!」

メグ「まぁボチボチやってきますヨ」

ハオ「……頑張ってきてください」

明華「……よろしくお願いします」

ネリー「飛ばされないように頑張って!」

ネリー「あ、でも100点だとリーチできないから1000点の方が良いな」

メグ「いやいや流石にもっと残しますカラ!……タブン」

智葉「……大丈夫か?」

メグ「大丈夫ですヨ。去年の龍門渕透華に比べたら屁のKAPPAですッテ」AHAHAHA

智葉「薄墨が相手でも?」

メグ「……まぁハッチャンは手強いですガ、直撃さえ取られなければ何とかなる……ハズ」

智葉「……ふっ」

智葉「まぁお前も一応腕を見込まれてこのチームに入ったんだ。ただで終わるつもりは無いんだろ?」

メグ「勿論デス」



メグ「世界レベルの力……見せてあげまショウ」ニッ




459 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/18(日) 01:16:27.69 ID:WiKQQusOo



【チーム永水】



春「……ただいま」

小蒔「おかえりなさい、春」

春「……姫様」ウルッ

春「ごめんなさい……」

春「ものすごくリードされた」グスッ

初美「はるる……」

霞「春ちゃん……」

春「私があの時油断しなければ……」

小蒔「――春」ギュッ

春「……姫様?」

小蒔「泣いてはいけませんよ」

小蒔「貴方は十分頑張りました。確かに大きく差を開けられてしまいましたが、それもまた勝負の結果です」

小蒔「私達に申し訳ないなんて思わなくて良いんです」

春「でも――!」

春「姫様達が頑張ってたのに!」


464 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/18(日) 01:30:49.76 ID:WiKQQusOo

小蒔「……春」ギュッ

小蒔「私達の為に頑張ろうと一生懸命やってくれたんですね」

春「……」

小蒔「その気持ちは大変嬉しく思います」

小蒔「でも……だからこそ自分を責めないで下さい」

小蒔「そんな事をしても私達は喜びません」

巴「そうだよ。春が頑張ってた事はちゃんと見てたから、ね」

春「……うん」

小蒔「まずはこれで涙を拭いて」

小蒔「そして笑ってください。春は笑うと可愛いんですから」ニコッ

春「……うん///」

初美「あ、はるるが照れてるのですよー」

春「……うるさい」プイッ

霞「ふふっ」

霞(流石小蒔ちゃん。やっぱりここ一番で頼りになるわね)

霞(だからこそ“姫”と言う役割を除いたとしても、みんな小蒔ちゃんが好きなのよ?)


466 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/18(日) 01:58:07.20 ID:WiKQQusOo



アナウンス『まもなく決勝トーナメント副将戦が始まります』

アナウンス『選手の方は対局ルームへお集まり下さい』



初美「さーて私の出番ですよー」

巴「大丈夫?また合宿の時みたいに、直撃させたら駄目な場面だけど……」

初美「……あれは正直ストレス溜まりまくりですよー」ガクッ

初美「でも、まぁメグは私の“力”は知ってますから、そうそうやられる事は無いと思いますよー……多分」

初美「ただ、対木もこから直撃取るのはひじょーに面倒ですからねー」

霞「だからって無理して北家を維持しようとしちゃ駄目よ?」

初美「分かってますよー」

初美(でもある程度、無理しないと霞ちゃんが無理しちゃいますからねー)

小蒔「……初美ちゃん」

初美「大丈夫ですよ姫様。私も少しは学習してますからー」

初美「でも、だからこそ――」




            /    .:      \
         ―-′|   / ,.     ヽ
      /  ....,  ノ / /    |l  |  |
.     /  / / /|爪/ /__./ :;  |   |  | |!
     ′/  . :/f⌒彡/7  |ヽ/  ハ |  | :从
     |/   /.:/∧ |!Yん弐Ⅳ!//⌒!/}  |/
        . :/| | ∨ 弋炒`   rテミく/  ハ  }!
        | ||! ∧ト  "   ,  炒ノムイ  | /
        |リ    /  \ ー    イ7/|| j!/
          ーイ   />ー 、   / }ノ
       /   `ー-  /  ヽ }ヽ
      /               | | (
.      八   ヽ          | | |\
    r<二ヽ__l!_      | | |  ー――――  、
    ∨        \    {八ト   \ー―    \
     \―――-    \   !\\    \__    \
      〕!      \  \/|::::::\〉  _____    \


初美「――“巫女”として、何より“雀士”として絶対に負けられないのですよー」



484 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/19(月) 00:17:00.92 ID:9nVrv0AWo



【チーム虎姫】



菫「まさか、またここまで点差を広げられるとはな……」

尭深「……すみません」

菫「いや、尭深お前を責めてる訳じゃないんだ」

菫「寧ろお前はよく頑張ったと言うか、絶好の条件は揃ってたんだからな」

菫「……恐ろしいのは、それすら超えてきた南浦数絵だ」

菫「あの雀明華ですら手も足も出ない有様だとは思わなかったよ」

淡「本当に世界ランカーなの?」

淡「もしかしてニセモノとか……」

照「……それは無い」キッパリ

照「確かに彼女は本物だし、実力も相当なもの」

照「でも調子が悪いとかそう言う以前に、南浦数絵が圧倒的過ぎた」

照「正直私も驚いているし……」

誠子「なんなんですかね?」

誠子「今年の1年生はおかしいくらい強いのが多い気がしますけど」

淡「ふっふっふっ。勿論一番強いのはこの淡ちゃんだけどね!」

菫「……京太郎にコテンパンにやられた癖にか?」

淡「!?」グサッ


493 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/19(月) 00:36:36.74 ID:9nVrv0AWo

淡「……確かにそうだけどさ。試合前に本当の事言わなくても良いじゃん」イジイジ

菫「あ、いや……その、すまん」

照「相変わらず菫は空気が読めない」ヤレヤレ

菫「うっ……」

菫「自分でも気付いてはいて、なかなか直せなくて申し訳ないとは思ってるんだが……」ガクッ

尭深「……そもそもは私の失点が原因ですし」ズーン

誠子(あ、デジャヴ)

誠子「ほ、ほら!でも前とは違ってまだ84100点も有りますから!」

郁乃「せやせや!臨海かて意地があるやろうし、副将で飛ぶなんて事はあらへんやろうしな?」

誠子(代行、それフラグ……)


498 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/19(月) 00:56:46.37 ID:9nVrv0AWo

照「……はぁ」

照「そこ、落ち込まない」

照「……暗い雰囲気出されるとうっとおしいし、雰囲気が悪くなる」

淡・菫・尭深「「「!?」」」」

誠子(あの割と温厚な宮永先輩が怒った!?)

淡「テ、テルー?怒ってる?」

照「……怒ってる」

照「いちいち失点したら悲観して落ち込んで――を繰り返してる」

照「そんなのじゃ、あれから全然成長してない」

淡「!」

菫「!」

尭深「!」

照「それともあの時の言葉は全部嘘だったの?」

郁乃(うわー、照ちゃん本気で怒っとるでこれは)

淡「ち、違うよ!本気で思ってるもん!」

照「……菫は?」

菫「……嘘じゃないさ」

照「尭深も?」

尭深「……はい」


504 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/19(月) 01:12:49.71 ID:9nVrv0AWo

照「だったら、そうやって俯いてないで顔を上げるべき」

照「どんな結果だろうと受け止めて、前に進まなくちゃいけない」

照「それが新しい私達――“虎姫”なのだから」

淡「テルー……」

尭深「……宮永先輩」

菫「……そうだな。すまない」

菫「まだ心のどこかで、勝って当たり前だと思っていたのかもしれない」

菫「いや勿論勝つことは大事だが、あの時私達はどんな状況でも“麻雀を楽しむ”と言う事を目標にしたはずだ」

菫「なのに須賀らぶの圧倒的な強さを再度見て、悲観してしまった」

菫「……返す言葉も無いよ」

照「……分かっているならそれで良い」

照「私も言い過ぎた。ごめんなさい」ペコリ

淡「ううん!テルーは正しいよ!私こそ、ごめんなさい」ペコリ

菫「……すまなかった」

尭深「……すみませんでした」


507 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/19(月) 01:26:29.04 ID:9nVrv0AWo

郁乃「照ちゃんはええ子やな~」ウルウル

誠子「流石宮永先輩!尊敬します!」

照「……尭深」

尭深「は、はい。何でしょうか?」

照「一杯喋ったから喉が渇いた。お茶頂戴」

菫「……お前なぁ」

尭深「わ、分かりました。すぐ入れますね」

誠子(……ただシリアスがあんまり持たないのが弱点だけど)



アナウンス『まもなく決勝トーナメント副将戦が始まります』

アナウンス『選手の方は対局ルームへお集まり下さい』



誠子「あ、私の番ですね」

菫「もうそんな時間か……」

菫「お前には負担をかけるが、頑張ってきてくれ」

誠子「はい!」

尭深「……誠子ちゃん。お願い」

誠子「うん。私なりにやってみるよ」

淡「亦野先輩。その……頑張れ」

誠子「……あはは。何だかお前にそう言われるのが新鮮だな」

淡「むぅ。真面目なのに……」

誠子「分かってるよ。頑張ってくる」

郁乃「亦野ちゃん、ファイトやで~」

照「……誠子」

誠子「はい」

照「麻雀……楽しんできてね」



誠子「はい!!」




508 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/19(月) 01:38:17.65 ID:9nVrv0AWo



【チーム須賀らぶ】



数絵「……ふぅ」

数絵「ただいま帰りました」

憩「お疲れ様ですよーぅ♪」

憩「数絵ちゃん、凄いやないの」

数絵「あ、いえ調子が良かっただけですし……」

いちご「お疲れ様じゃ!」

いちご「ちょっと悪い思うたけど、まさか数絵ちゃんがここまで稼ぐとは思とらんちょったよ」

数絵「私も驚いてます。まさかこんなに稼いでたとは思わなかったので」

もこ「……おかえり」ギュッ

数絵「はい。ただいま」

絃「お帰りなさい。すぐに飲み物用意しますね」

数絵「ありがとうございます」

京太郎「よっ!お帰り」

京太郎「いや~まさかこんなに点数が開くとはなー」

京太郎「まーた俺の出番無いんじゃねーの?」アハハ


511 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/19(月) 01:56:29.19 ID:9nVrv0AWo

数絵「慢心しない」

数絵「私がこれだけ稼げる事もあれば、あっという間に失う事もあるのが麻雀なのよ?」

京太郎「あぁそうだな。ちょっと軽率だったわ」

数絵「分かれば良いのよ」

もこ「……でも私が飛ばせば終わり」

数絵「……それも事実なのよね」

もこ「それとも京太郎まで回した方が良い?」

京太郎「こらこら、手抜きは駄目だっての」

京太郎「俺に回すなら、ちゃんとやった結果として回しなさい」

もこ「……分かった」

京太郎「まぁ俺としては出番が無いと、まーた有る事無い事書かれそうなのがなぁ」

いちご「それは仕方ないのう」

いちご「有名税じゃと思うしかないじゃろ」

京太郎「有名税って……。俺、何もしてないんだけどなぁ……」

京太郎「……いや、この場合何もしてないのが悪いのか」ムムム


529 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/20(火) 00:37:37.58 ID:ZhDihu75o

憩「まぁこればっかりはしゃーないですよーぅ」

憩「人の口に戸は立てられへん言いますし」

京太郎「まぁそうですけど、良い気持ちはしませんし」

いちご「まぁまぁ。本当の京ちゃんはちゃちゃのん達だけが知っておればええんじゃし♪」

京太郎「それはそれで嬉しいような悲しいような……」



アナウンス『まもなく決勝トーナメント副将戦が始まります』

アナウンス『選手の方は対局ルームへお集まり下さい』



京太郎「って、もうもこの出番だな。頑張って来いよ」

もこ「……イヤ」

京太郎「は?」

もこ「……」ツーン

京太郎「いやいや、もう出番なんだぞ?」

もこ「……」ツーン

京太郎「……どうしたってんだよ、ったく」

数絵「もう!変なところで鈍いわね、京も」

数絵「対木さんも京にして貰いたいのよ」

京太郎「何を?」キョトン

数絵「何って……それを私に言わせるの?///」

数絵「自分で考えなさい」

京太郎「はぁ……」

京太郎「そうだなぁ。じゃあ――」



531



1.とにかく励ます

2.抱っこする

3.二番煎じでも頭を撫でる

4.二番煎じだろうが抱き締める

5.キスする

6.その他(内容併記)


535 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/20(火) 00:59:43.15 ID:ZhDihu75o



 お姫様抱っこ



京太郎「――仕方ないな」

京太郎「よっと」ヒョィ

もこ「!?」

京太郎「……如何でしょうか?お姫様」ニコッ

もこ「……悪くは無い///」

京太郎「それは良かった」

京太郎「……しかしもこ、お前軽いなー。ちゃんと食べてるのか?」

もこ「クックックッ、闇の力を持つ私に食事など不要」

憩「もこちゃん小食やからねー」

京太郎「どうりで軽い訳だ。足とか細いもんな」

京太郎「肉食え、肉。もうちょっと肉付き良くならないと駄目だぞ」

京太郎「特に胸の辺りに付くとベスト――イタッ!?」

いちご「さらっとセクハラせえへんの」

京太郎「わりぃわりぃ」

もこ「……」ペタペタ


537 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/20(火) 01:17:15.42 ID:ZhDihu75o

絃「でも対木さんの場合、ここから太られますとちょっと……」

憩「多分お腹周りに付いちゃうやろねー」

京太郎「マジッすか?」

憩「健康の観点から言わせて貰うとオススメ出来へんねー」

数絵「そもそもふっくらした対木さんとかちょっと……」

京太郎「う~ん……――」



もこ『デュフフwww拙者、京太郎氏が言った通りに太ったでござるwww』



京太郎「――無しだな、うん」

もこ「?」

京太郎「頼むから、お前はお前のままでいてくれ」

もこ「……よく分からないけど分かった」


539 名前: ◆UNNCnfZIx6[saga] 投稿日:2014/05/20(火) 01:31:43.74 ID:ZhDihu75o

もこ「――そろそろ降ろして」

京太郎「なんだ、もう良いのか?」

もこ「十分堪能した」

京太郎「そっか。んじゃ、ほいっと」

もこ「……ふふふ。体中に魔力が満ちてくる」グッ

憩「もこちゃん、飛ばそうとかして無理したらダメですよーぅ?」

いちご「まぁ、もこちゃんなら心配いらへんと思うがのう」

数絵「でも、決して侮って良い相手では無いですし」

絃「頑張ってきてくださいね」

もこ「……分かってる」

京太郎「ま、結果がどうなろうと全部お前に任せた!」

京太郎「頑張って来いよ」ナデナデ

もこ「……うん」



もこ「――全ては闇の導きのままに。我が手に勝利を」






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最終更新:2014年08月17日 07:13