476 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/16(日) 22:32:07.37 ID:P+d57N0Co
【某月某日】
怜「相変わらず大きな神社やなぁ」
京太郎「鹿児島からそのまま移築してきたらしいですからね」
怜「科学の街にこれだけ大きな神社があるんも変な話なんやけど、ちゃんと風景にマッチしとるもん」
霞「――勿論、そのように設計されてるからよ」
京太郎「あ、霞さん。こんにちは」
怜「なんや、霞がわざわざお出迎えしにきてくれたん?」
霞「こんにちは。一応ね……って貴方達何してるの?」
京太郎「え?」
怜「なんかおかしな事しとる?」
京太郎「普通だと思いますけど……」
霞「……お姫様抱っこしてる事のどこが普通なのよ」ハァ
怜「あぁなるほど。いやーだって疲れたんやもん♪」ギュッ
京太郎「こっちがお願いして今日は付いてきてもらった訳ですし、これくらいはしないといけないかと思って……」
霞「とりあえずここからは普通に歩くように」
怜「はーい」
478 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/16(日) 22:47:00.54 ID:P+d57N0Co
怜「それにしても私の力が必要ってどう言う事なん?」
京太郎「あーそれに関しては俺にもあんまり……」
京太郎(何せあの時小泉元首相に言われたのが――)
ジュンイチロー「もし、君が時を見る少女と深き縁を結んだのであれば彼女を連れて霧島神社を訪ねてみると良い」
京太郎(――だもんなぁ)
京太郎(多分そうなんじゃないかと思って、怜さんを連れてきたけど間違ってる可能性もある訳だし……)
霞「そんな顔しなくても合ってるわよ?」
京太郎「えっ!?」
京太郎「……俺、口に出してました?」
霞「出してはいないけど、そう言う顔をしてたもの」
霞「――さて、この奥には御当主様と小蒔ちゃ……姫様がいらっしゃるわ」
霞「粗相のないようにね」
京太郎「は、はい!」
怜「はいはい」
霞「只今、須賀京太郎様と園城寺怜様をお連れしました」
小蒔父「うむ。ご苦労、入って貰え」
霞「はい」
479 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/16(日) 23:00:10.70 ID:P+d57N0Co
小蒔「……」ペコリ
初美「……」
巴「……」
春「……」
京太郎(全員揃ってるのか……)
小蒔父「久しぶりだな。須賀君、それに園城寺さんは初めましてかな?」
京太郎「お久しぶりです」
怜「初めまして。園城寺怜です」
小蒔父「二人共、今日はわざわざご足労頂いて申し訳無いな」
京太郎「いえ、こちらこそ時間を作って会って頂いてありがとうございます」
小蒔父「いや構わない。寧ろ今日という日の為に全てが有るといっても過言では無い」
小蒔父「……まぁその相手がまさか君だとは思わなかったがね」
京太郎「はぁ……」
小蒔父「さて……調べた所によると、君は長野出身だな?」
京太郎「はい」
小蒔父「そして宮永姉妹と幼馴染であり」
京太郎「はい」
小蒔父「天江衣、大星淡、そしてうちの小蒔と親しくしている」
京太郎「は、はい」
小蒔父「更に君は先の大会で優勝した……と」
京太郎「ええ」
小蒔父「――君はこれらが全て偶然だと思うかね?」
京太郎「はい?」
480 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/16(日) 23:11:32.13 ID:P+d57N0Co
小蒔父「誰かの意図を感じたりした事は無いかね?」
京太郎「そんな事言われても……」
京太郎「大体自分で考えて行動してるはずですが」
小蒔父「……まぁそうだろうね」
小蒔父「だが君は最初にここに来た時に思わなかったかね?」
小蒔父「――何故自分がここに居るのかと」
京太郎「それはまぁ……」
小蒔父「始まりはつまりそこなのだよ」
小蒔父「君と言う人間がこの街にやってくる事……」
小蒔父「たったそれだけで歯車が回り始めたと言う事だ」
京太郎「は、はぁ……」
怜「あー小蒔のお父さん。そんな難しい事言うてもきょーちゃん理解できへんで?」
京太郎「し、失礼な!理解できます!……多分」
小蒔父「あはは。まぁ確かに少々回りくどいかったかもしれん」
小蒔父「要約すれば、須賀京太郎と言う人間がここにやってきたのは意図された事だと言う事だ」
京太郎「ま、マジっすか!?」
482 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/16(日) 23:20:23.17 ID:P+d57N0Co
京太郎「つまり俺にも何か凄い力が有るんですね!」
小蒔父「いや無い」キッパリ
京太郎「じゃあ!先祖が凄かったとか?」
小蒔父「いや普通だ」
京太郎「じゃ、じゃあ身体能力が良かったからとか……」
小蒔父「中学卒業した時点では、ちょっと凄いレベルだな」
京太郎「そんなぁ……」ガクッ
京太郎「……じゃあなんで俺なんですか?」
小蒔父「まず一つは君が高校生で有る事」
京太郎「えっ?」
小蒔父「二つ目はある程度コミュニケーション能力に長けていること」
京太郎「は、はぁ」
小蒔父「三つ目は……これがまぁ一番重要だが、君が“須賀”と言う苗字である事だな」
京太郎「ええ……」
小蒔父「実はこれらを兼ね揃えた人物は、現在君しか居ない」
小蒔父「そう言う意味では特別とも言えるな」
京太郎「すっげー複雑……」
488 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/16(日) 23:35:18.59 ID:P+d57N0Co
京太郎「あれ?じゃあ小蒔さん達はこの事を知ってたんですか?」
小蒔「いえ、私は今お父様に聞かされるまでまったく知りませんでした」
小蒔父「この子には知らせないでいた。あくまで君が小蒔達と出会う事は“偶然”であらねばならぬからな」
小蒔父「という訳だ、今まで君が築き上げたものは君自身の力で得たものだ。安心したまえ」
京太郎「……ちょっとだけ安心しました」
怜「ほんで結局、そんな回りくどいやり方をしてまで小蒔のお父さん達はきょーちゃん使って何がしたいん?」
京太郎「そ、そうです。結局俺自身に何も無いなら、そんな事をしなくても……」
小蒔父「それは違う」
小蒔父「――既に君は“力”を手に入れている。そうだね?」
怜「そうなん?」
京太郎「……えーっとまぁ何となくですけど」
怜「ふーん、やっぱりそうなんや」
怜「竜華が太刀打ちできひんかったしなぁ」
小蒔父「その“力”こそ、私達が君に望むものだ」
京太郎「はい?」
怜「……まさかそれを使って世界征服を企んでるんじゃ」ジィーッ
小蒔「ええっ!?そうなのですか?お父様」
小蒔父「違う違う!そんな事は全然考えてないから!」
初美「もう!怜ちゃんはちょっと黙っててくださいなのですよー!」
怜「ごめんごめん」
490 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/16(日) 23:50:44.68 ID:P+d57N0Co
小蒔父「……こほん。話が逸れたな」
小蒔父「断っておくが、私は君を利用しようとはしているが私利私欲の為にどうこうしようと言う気は無い」
京太郎「利用はされるんですね……」
小蒔父「言葉が悪いのは許してくれ。それだけ君が必要なのだよ」
京太郎「あー結局俺が必要とされる意味はなんなのでしょう?」
小蒔父「ふむ。確かにそこをまず話さねばな」
小蒔父「全ての始まりは世界大戦後に遡る……」
小蒔父「疲弊した日本は復興に向けて着実に歩み始めていた」
小蒔父「だが、先ほどの大戦で日本の有力な雀士は戦死してしまい、日本の麻雀力は大きく下がってしまった……」
小蒔父「それを憂いた当時の政府が立ち上げたのが、“日本麻雀防衛計画”だ」
小蒔父「内容はその名の通り、次世代の強力な雀士を育て上げて日本防衛の要とする事」
小蒔父「その為に建設されたのが、この学園都市と言う訳だ」
京太郎「なるほど……」
小蒔父「勿論、この建設に辺っては若者を育てる事が重要事項の一つで有った事に間違いは無い」
小蒔父「だが……それと同じくらい重要視されたのが――」
小蒔父「この学園都市を触媒として古の神々の力を借りる事なのだよ」
491 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/17(月) 00:00:38.11 ID:hJt+eA8fo
京太郎「はい?科学の最先端のこの街で、ですか?」
小蒔父「ポイントはそこだよ」
小蒔父「科学が発達して以降、人々の信仰心は薄れオカルトは力を失ってしまった」
小蒔父「だがこの街では科学と同時にオカルトが存在している。何故だと思うかね?」
京太郎「言われてみれば……」
小蒔父「一つはこの街には、人々の認識を“この街で起きた超常現象を疑問に思わない”と言う認識にする結界が作られている」
小蒔父「この為に人々はオカルトを“有る”ものとして自然に認識している」
京太郎「そ、そうだったのか……」
怜「……なるほどなー。言われて見たらこの街に来るまで信じてへんかったような気も」
小蒔父「二つ目は行き過ぎた科学は魔法である――と言う事だ」
小蒔父「現代に生きる人々は、もし超常現象が起こったとして、それを素直にオカルトだとは信じない」
小蒔父「だが逆にこれは科学によるものだと説明すれば、すんなりと信じる……」
小蒔父「要は科学を隠れ蓑にする事で、オカルトの力を強めると言う事だ」
京太郎「分かったような分からないような……」
492 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/17(月) 00:17:10.82 ID:hJt+eA8fo
小蒔父「まぁそう言うものであると認識してくれれば結構。本当はもっと複雑だからな」
小蒔父「さて話は戻るが、そうやって科学とオカルトが交じり合ったこの街で古代の神々の力をどうやって借りるか?」
小蒔父「それはすなわち、その力を人に宿らせると言う事だ」
小蒔父「その為に様々な準備を我々はして来た。そして……成功した」
小蒔父「即ち――宮永照、天江衣、大星淡、神代小蒔。この4人に宿らせる事にな」
京太郎「一体何の神様の力をですか?」
小蒔父「それはもちろん――」
小蒔父「――日本の八百万の神々の頂点に君臨される≪天照大神≫だ」
怜「うわ、またうちでも知ってるような超メジャーやん」
小蒔父「まぁこう言う事に置いて、一番偉い神様の力を借りたいと思うのは誰でも思う事だと思うがね」
京太郎「確かに……」
小蒔父「だがこれは成功では有ったが、完全ではなかった」
小蒔父「何故なら結局力が4人に分散してしまったからな」
小蒔父「もちろん、それでも十分な力では有ったが我々は満足では無かった」
小蒔父「そこで更にこの4人を要にする事で、今度は一人に集約させる事にしたのだよ」
小蒔父「――それが君だよ。須賀京太郎君」
496 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/17(月) 00:36:04.89 ID:hJt+eA8fo
京太郎「……何で俺なんですか?」
小蒔父「その事に付いては先ほど述べたとおりだ」
小蒔父「高校生である事はこの4人と接点を持つのに必要だ」
小蒔父「コミュニケーション能力は仲を深める為には大事だろう?」
小蒔父「そして“須賀”これが重要な理由は、君に力を宿らせる神の名でもある――」
小蒔父「――“素戔嗚尊”に連なるものだからだ」
京太郎「スサノオノミコト……」
怜「それもまた凄い神様や」
小蒔父「うむ。その力はまさしく天照大神に匹敵するものだろう」
京太郎「じゃあ今、俺にはその力が?」
小蒔父「……多少な」
怜「ええっ!?そこまでやって多少ってどういう事なん?」
小蒔父「つまりだ。天照の力を宿した四人は、元々素質を持っていたのだが……」
小蒔父「君に関しては先ほど述べたとおり普通の人間だ」
小蒔父「これだけの事をしても、君がスサノオノミコトになる事は出来ない」
京太郎「それじゃあ計画は失敗なんじゃ……」
小蒔父「……いや、これも計画通りなのだよ」
小蒔父「君はスサノオノミコトにはなれないが、スサノオノミコトを辿る事によってその力を得られる……はずだ」
501 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/17(月) 00:55:55.40 ID:hJt+eA8fo
怜「はずだ……ってまた曖昧やなぁ」
小蒔父「結局の所、私達にもどうなるかは分からないのでな」
怜「と言うか、そんな曖昧なもんきょーちゃんに降ろすとか人として正直どうなん?」ジィーッ
小蒔父「……それに関しては本当に申し訳ないと思っている」
小蒔父「だが同時に、どうしても必要だと言う事もわかって欲しい」
小蒔父「これはもう日本の問題だけでなく、世界の問題となっているのだ」
京太郎「……どう言う事です?」
小蒔父「……この数十年で世界は大きく変わった」
小蒔父「魔法や呪術と言ったオカルト的なものに加え、超能力やエスパーと言われる者達が生まれ、世界は混沌と化している」
小蒔父「このまま行けば近いうちに再び大きな世界大戦が起こる可能性も否めない」
小蒔父「その時にそれを止められる者が必要なのだよ」
京太郎「……それが俺と言う事ですか」
小蒔父「うむ。本当にすまないと思っているが……」
京太郎「もし……俺がこれを知って逃げ出したら?」
小蒔父「別に何もするつもりはない。結局、全ては君次第だからだ」
小蒔父「だが同時に君はそうはしないはずだ。君はそう言う男だろう?」
京太郎「……ずるいですね」
小蒔父「ああ。大人はずるいものだからな」ニッ
503 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/17(月) 01:06:11.80 ID:hJt+eA8fo
小蒔「あの……京君。逃げ出しても良いんですよ?」
小蒔「私が言う事ではないのかもしれませんが、お父様達はひどいと思います」
小蒔父「……小蒔」
小蒔「京君がそんな運命を背負う事は無いはずです!」
京太郎「……小蒔さん」
小蒔父「――と娘は言っているがどうするかね?」
小蒔父「先ほど言った通り、私達は君が逃げ出したとしても何もしない」
小蒔父「全ては君次第だ」
京太郎「俺は――」
__,.ィ ̄ ̄`ヽ/ヽ__
> ´ ̄ / ` `、 、
、 - ´ / ' } ヽ ヽ\ \
`  ̄ >' / ,: | ∧/! | } ヽ ヽ
/,ィ / ' / /| _/,.ム斗}-/ ハ :.
{/.' ,| ,.|-}/-{ | / ,ィチ斧ミ }/ } | .
/ イ/{ : ! ィ斧从}/ Vzソ ノ /イ ,:
<__ ´// 从{ Vソ / / イ- 、 |
{'{ { , ' /' ⌒ } |
从Ⅵ /.: ノ |
叭 v_ ̄ヽ ,rー' 从
、 イj / /
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、__ ´ } イ从/
| |/
「 ̄| 「 ̄ ̄ ̄ ̄}
|//l| |//////// 、
,. <// ∧ |//////////> 、
京太郎「――やらせてください」
506 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/17(月) 01:12:57.71 ID:hJt+eA8fo
小蒔「……京君」
京太郎「そんな顔しないで下さい。俺が決めた事なんですから」
小蒔父「良いのかね?正直、今は力が弱い為に何事も起こってないが、強くなればいざこざに巻き込まれる確率も高くなるぞ」
京太郎「承知してます」
京太郎「でも俺が力を付ける事でたくさんの人が救えるなら、俺はやりたいと思います」
京太郎「それに神の力なんてかっこいいじゃないですか!」ニヤリ
怜「あはは。きょーちゃんはホンマ大物やなぁ」
小蒔父「ふむ……良くぞ決断してくれた。流石は小蒔達が見初めた男だ」
小蒔「お、お父様!///」
怜「あーやっぱりそう言う事なん?」
京太郎「?」
京太郎「え?何がです?」
怜「……きっと神の力でも鈍さだけはどうにもならへんのやろうなぁ」
507 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/17(月) 01:25:01.64 ID:hJt+eA8fo
京太郎「しかし、具体的にはこれからどうすれば良いんですか?」
小蒔父「うむ。実はここからが今日の本題なのだが……巴、“アレ”をここに」
巴「はい」スッ
京太郎「何ですかこれ?」
小蒔父「開けてみたまえ」
京太郎「はぁ……」パカッ
rイ / {ー、 /r⌒rーr、----- , _________,. -― 、_
l {lー―‐rtィ ´ ̄ ̄ ` r==ー―‐' \ ( ̄)ーく ( ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
| l| 二 = >―く○}ー ){=====================──────────────────── 〉
l {l__ しヽ____≧ノ__ / ヽ=-{ r ヽ . ( } __________________,. /
L / ヽ しr、 ヽー' _,. jニ -―――――──────- ., __r ´ ̄ ̄ ̄ ̄
\ 二>´ ̄
京太郎「……剣?」
怜「へーこれはまた凄い装飾やん」
小蒔父「当然だよ。それは“須賀利御太刀”と言って伊勢神宮の神宝なのだからね」
京太郎・怜「「ええっ!?」」
508 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/17(月) 01:32:21.35 ID:hJt+eA8fo
怜「ちょ、ちょ、ちょ、ちょい待ちって!そんなん、超重要やん!」アセアセ
京太郎「……俺、素手で触っちゃったよ」
小蒔父「あはは。そんなに慌てなくても良い」
小蒔父「これは現在奉納されている本物ではなく、過去に奉納されていた物で所謂“撤下品”と言うものだ」
京太郎「撤下品……ですか?」
小蒔父「ああ。本物だが本物ではないと言う事だね」
怜「……そんなん言うてもこう言うのってめっちゃ管理されてて、おいそれと手に入るものちゃうんじゃ」
小蒔父「勿論その通りだ」
小蒔父「だがこれはかなり古いものでな。いつ撤下品とされたのか分からないものだから管理外なのだよ」
京太郎「あの……この剣が何か?」
小蒔父「うむ。それを君にあげようと思ってな」
京太郎「は?」
_,.. -- 、__, 、___
⌒> ´ ´ ヽ `ヽ、
_,. ´ , , 、 | 、 、 ヽ
 ̄7 / / 从 、 | | | :.
/イ / /l/ | | | l}从} | {
_/_ { 从ヽ、 { | |/ イ´∨} :
 ̄´ {∧ { ○ 从{ ○ }'⌒}、{
{从 r-く| \
叭 __ 八}イ
、 └―┘ ィ/∨
「¨>-- rく「 ̄ }
, ------ ∨_」 :, ∨]/|ィ¨7ー-- 、
////////「//| ー- 」 }ヽ// ///////}
{/{////// \∧ r' ヽ }' {///////
|l∧////////Ⅵ,〈 | |///////|
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京太郎「……俺にですか?」
512 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/17(月) 01:51:32.16 ID:hJt+eA8fo
小蒔父「うむ」
京太郎「いやいやいや!こんなの貰えませんって!」
小蒔父「だが君に貰ってもらわないと困るのだがね?」
小蒔父「――それが君がこれから得る力の一つなのだから」
京太郎「は?」
京太郎「……この古い剣がですか?」
小蒔父「“須賀利御太刀”、漢字で書くとこうなのだがすぐに気が付かないか?」
怜「あ!きょーちゃんと同じ須賀っちゅう事?」
小蒔父「そうだ。“須賀利”とは古語でジガバチの事を指すのだが、何故“須賀”と付くのかは不明だ」
小蒔父「だが“須賀”と言う字は“素戔嗚尊”に連なる字。つまりこの剣もまた“素戔嗚尊”と関係するものだと言っても過言では無い」
怜「……こじつけちゃうの?」
小蒔父「まぁそう言う部分が無いとも言い切れないがね」
京太郎「でもこの剣にどんな力が?」
小蒔父「……この剣には柄に朱鷺の尾羽根が使われているのだ」
怜「!!」
小蒔父「そしてその朱鷺の羽を使ったこの剣は――“時”を操ると言われている」
京太郎「時って時間の事ですか?それもこじつけのような……」
小蒔父「日本には古くから“言霊”と言うものが有る。異義だろうと口に出せばそれは音となって意味が同じになる場合も有るのだよ」
京太郎「はぁ……」
怜「……私にはなんとなく分かる気がするわ。私も“トキ”やもん」
京太郎「ん?あれ?もしかして怜さんが必要なのって……」
怜「多分そう言う事なんちゃう?おまけにうちは未来見えるし」
小蒔父「私も報告を受けるまでは分からなかったが、おそらくそう言う事だろうな」
515 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/17(月) 02:00:53.93 ID:hJt+eA8fo
京太郎「でもさっき触りましたけど、何もなかったような……」
小蒔父「古いものだからね。力を失っているのだろう」
怜「なーるほど、それで私の出番言う訳や」
怜「私が何かしたら、この剣に力が戻るっちゅう訳やな?」
小蒔父「うむ。おそらくは」
京太郎「でも何かって何です?」
怜「……何やろ?」
怜「小蒔のお父さんは知らへんの?」
小蒔父「その……私も何も知らないのだよ」
怜「うわ!めっちゃ行き当たりばったりやん!」
京太郎「どうするんですか……」
怜「んー……とりあえず私がこの剣持って未来視てみる?」
京太郎「良いんですか?」
怜「それくらいしか今は出来へんし」
怜「ま、とりあえず――」
,. イ / ′:.,,___: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /
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--===彡 / : : : : : : : : : : : : : /\{ ゞ=== イ ゞ==
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,, '’: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ハ ,. 、
怜「――やってみよか!」
516 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/17(月) 02:08:34.20 ID:hJt+eA8fo
怜「……」
京太郎「……」
小蒔父「……」
怜「……」
京太郎「……」
小蒔父「……」
怜「……」
京太郎「あの、どうですか?」
怜「ちょっと話しかけんといてくれるか?気が散るし」
京太郎「は、はい」
怜「……」
京太郎「……」
小蒔父「……」
怜「……」
京太郎「……」
小蒔父「……」
京太郎「あ、あの――」
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r‐'厂{/ -─\
/ {/ / ヽ
怜「……あーダメや」
517 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/17(月) 02:13:37.91 ID:hJt+eA8fo
怜「うんともすんとも言わへんわ」
怜「……これホンマもんなんか?」ジィーッ
小蒔父「それに関しては大丈夫なはずなのだが……」
京太郎「やり方が間違ってるとか?」
怜「冷静に考えたらそうなんやろうけど、正しいやり方誰も分からへんのやし……」
京太郎「困りましたね」
怜「困ったなぁ」
小蒔父「うーむ……」
542 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/19(水) 23:58:49.17 ID:/1QO3Cjmo
怜「よー考えたら、うち一人でどうにかなるもんやったらきょーくん要らんよな?」
京太郎「まぁ確かに」
怜「つまりや、きょーくんも何かしら必要やっちゅう事ちゃうかな?」
霞「……そうね」
初美「でもどうするんですかー?」
怜「そうやね……ベタな所で行くとキスとか?」
小蒔「キ、キスはダメです!///」ガタッ
怜「じょーだんやって……多分」
京太郎「まぁ……それは出来る事なら最後まで残しておきたいですね」
巴「ではやはり二人で剣を持った上で、さっきと同じ事をやると言うのが一番では?」
怜「それがええやろな」
怜「じゃあ、きょーちゃんこれ持って」
京太郎「はい」ガシッ
怜「で、私がその上から更に握って――」ギュッ
__
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怜「――行くで!今日は大奮発でトリプルや!!」
543 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/20(木) 00:00:05.26 ID:/1QO3Cjmo
`'''ー ..,、 `''-..、 `'-、 \ 1.|./ ! l ./ 〃 / /
=xii_,_ `゙''ー、,,, `'ー、、 ゙'-、 .\ !.|: / / / .〃 ,r゙/
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'''¬ー`-`-ニニニ';;';;ー-.- 、...,,., 、 . ̄"'''―- ..,,,,_ :
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__,,.... .;;;;,,ッ-一゛'' _,,,,iiiiiillll!!!!″
. _,,,,.. -;;ニニ`-ー'''"゙´ _,,,,iiiiiillll!!!!゙゙゙″ ,,iilllli
二`-‐'''"゙´ _,,,,iiiiiillll!!!!゙゙゙″ .,,iiilll!!゙゛ ゛'.‐
. _.....‐ _,,,,iiiiiillll!!!!゙゙゙´ ,,iillll!!゙゛ '、 ..
_._..ぃー''"´ ._,,,,iiiiiillll!!!!゙゙゙´ ,,iiilll!!゙゛ 、 ヽ .''
゙~ _,,,,iiiiiillll!!!!゙゙゙´ ,,,iilll!!゙’ : | ヽ `
._,,,,iiiiiillll!!!!゙゙゙″ _,iiilll!!゙゛ ' │ . l
._,,,,iiiiiillll!!!!゙゙゙´ ,,,iilll!!゙’ ., , / | ヽ
illll!!!!゙゙゙″ ,,iiilll!!゙゛ / ././ .l ヽ ..
゛ ,,iilll!!゙´ ,r′ ./ ゙ ! .. ヽ '、
,,,iilll!!゙’ . / ,i'゙ ,! .l ヽ ヽ
,,iiilll!!゙゛ ,r′ / ,! .! .ヽ
,,iillll!!゙゛ . / : ″ | .! ..l,
,,iilll!!゙´ / : | .! ヽ
_,iiilll!!゙゛ / : ! : : | ゙‐
京太郎「――っ!!」
544 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/20(木) 00:15:17.48 ID:IMNDkb3xo
【???】
京太郎「…………あれ?」パチパチ
京太郎「ここは一体?さっきまで神社に居たはずなのに」
京太郎「と言うか皆居ないし」キョロキョロ
゙!、 | /´
!ハ /\__j__/ ̄\ /L
/! lヘ <_ ,.=====、 _> /l 「`ヽ
f{ j小l丶 / ゙Y´ ̄ ̄`Y ヽ , j |ノ ハ
八 } \'、 ∧ Y´ ̄`Y ∧ //!'{ / /{
ハ ヽ{ `ヽl、\ノ し ´ ,レ / {ン , {
} \ \ 「l\ /「[ / / !
???「よくぞここまで辿り着いた」
京太郎「誰だ!?」
???「人に名を尋ねる時は自分から……と言いたい所だが、今回は許そう」
???「我が名は――」
ノ | , \ ヽ i ヽ\
ヽ 、<´ / .i .| | .ヽ | i 、、
` ー, / ノ ノ |、 l ! i | .l
/ /, ./`≠─ ´ / , | i 、 .| , | l .|
. /./ / , // / / , / ! i .Ⅳ! l.:.: .\ヽ ヘ !__ ,
{/ / `≠ , .l / , ; / / /l ./::::ヽ, ,.:.:.:.: ヽ} 、 ヘ ノ
` .l.:.:// | .|.:.:.!.:.:.:l .| ,´ , ノ/ノ:::::::::ノ ノ ヽ.:.:.:V / ヽー ´
{.:, l.:.:.| 、:.Ⅳ.:,.:.:l /l ./::::::::::::::::::::::≧ハヽ≧; .!、.:.:.:.:.∧>イ`
`、 |:.:.:! ∧! Ⅵ.:.:、 ./::::i /:::::::::::≧´¨ 弋夕ノ /∧.:.:.:/ ノ |
. ヽ、ヽ∧:::::ヽ.:.:.:.!:::::`:::::≧´:ヽヽ ___ //, / ´ イ /i l
i`:::::::::::\, ≦´:::::::::::::::` ‐──‐‐ ´/ノ / ./ .jノ
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ヽ::::::::::::| l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ , ノ i
∨::::, ヽ>ー─- 、::::::::::::::::::// ´ i 、
ヽ::::、 ‐─ 、 \:::::::::::/ / ノハ ヽ
∨ヽ, -─- 、 <:::::::, /<ノ /イi l
//:Ⅳ、 ヽⅣ::/ <´:::::>´/j ノ
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/.:i .l::ヽ 川` ー‐ ´ >´:::::::>イ::::/:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
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スサノオ「――スサノオである」
545 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/20(木) 00:15:46.00 ID:IMNDkb3xo
京太郎「へ?」
スサノオ「ただし、お前が見ているこの姿はお前に分かりやすい形で見せているに過ぎぬ」
スサノオ「本来の我はもっと男前だがな!」クックックッ
京太郎「……はぁ」
スサノオ「何だその締まりの無い顔は。まともな顔をしろ」
京太郎「いや俺はこれが普通。ってか本当にアンタがスサノオ?」
スサノオ「うむ」
スサノオ「ただし、お前達が言う“素戔嗚尊”とは少し違うがな」
京太郎「……どういう事?」
スサノオ「“素戔嗚尊”とはお前達が信仰する神の名であり、この国の神話においての名前だ」
スサノオ「今ここに居る我は、その神話をベースに人間達が手段を尽くして練り上げた集合体……」
スサノオ「言わば作り上げられた“モノ”であると言う事だな」
京太郎「?」
京太郎「良く分からんのだが……」
スサノオ「まぁ深く理解しなくともよい。そのうち自ずから理解できるようになるであろう」
京太郎「……はぁ」
547 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/20(木) 00:29:09.62 ID:IMNDkb3xo
京太郎「あ、そうだ!あの“須賀利御太刀”だっけ?」
京太郎「あれどうしたら良いんだ?」
スサノオ「ああ、あれか。あれはここから戻れば使えるはずだ」
スサノオ「……ぶっちゃけ最初に時を視る女が触った時点で使えたんだがな!」アハハ
京太郎「……おい!」
京太郎「じゃあ何で俺はここに居るんだよ」
スサノオ「ふむ。それは、お前にこれからやるべき事を伝えようと思ってな」
京太郎「……やるべき事?」
スサノオ「うむ」
スサノオ「まず言っておくが、“須賀利御太刀”一つではお前は我を扱う事できぬ」
スサノオ「精々三分の一……いやそれ以下であろうな」
京太郎「そ、そうなのか?」
スサノオ「当たり前だ。我の力はお前如きが容易に扱えるものでは無い」
京太郎「じゃ、じゃあどうすれば良いんだよ?」
スサノオ「ずばり、お前のやるべき事は――」
京太郎「俺のやるべき事は……?」ゴクッ
スサノオ「――神話再現だ」
548 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/20(木) 00:45:06.61 ID:IMNDkb3xo
京太郎「……神話再現?」
スサノオ「うむ」
スサノオ「つまりかつて“素戔嗚尊”が行った事をお前が追体験する事によって、よりお前の中にある我の力を高めようと言う訳だ」
京太郎「はぁ……」
京太郎「ん?ちょっと待った。追体験って言ったって、神話の中の出来事を再現なんて出来ないだろ?」
スサノオ「確かにその通りだ」
スサノオ「今の世にヤマタノオロチなど居ないからな」
京太郎「じゃあどうするんだよ?」
スサノオ「よく考えろ。出来ないなら代わりを用意すれば良いと言うことだ」
京太郎「代わり?」
スサノオ「そうだ。ヤマタノオロチが居なければ、その代わりになるようなものを用意すれば良い」
京太郎「代わりって……ヘビでも用意すれば良いのか?」
スサノオ「……お前は阿呆か」ハァ
京太郎「なっ!?」
スサノオ「ヘビと麻雀が打てるのかお前は」
京太郎「えっ!?麻雀打つの?」
スサノオ「……お前は一体何の為に力を得ようとしてるのだ」
スサノオ「良いか?ヘビとは古来龍と同一視されていた」
京太郎「そうなのか?」
スサノオ「すなわち、ヘビを倒すと言う事は龍を倒すと言う事だ」
スサノオ「……ここまで言えば我が何が言いたいか分かるな?」
京太郎「……まさか玄さん?」
スサノオ「うむ。今度は当たりだ」
553 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/20(木) 01:04:58.24 ID:IMNDkb3xo
京太郎「でも俺、玄さんなら一応勝ってるけど……」
スサノオ「神話再現だと言ってるだろうが」
スサノオ「然るべき場所で然るべき物を用いて勝たねば意味が無い」
京太郎「然るべき場所?」
スサノオ「次の力が眠る地。即ち――」
スサノオ「――古都、奈良だ」
京太郎「奈良?確かに玄さんの故郷も奈良だけど」
スサノオ「まぁその辺りは偶然なのかどうかは知らんがな」
京太郎「要は奈良で玄さんと戦って勝てと言う事?」
スサノオ「うむ」
スサノオ「そうだな……後はその姉と蔵王権現と迦毛大御神の子も一緒だとなお良し」
京太郎「姉は宥さんだとして、もう一人は誰だよそれ」
スサノオ「お前と同い年の山に好かれた女だ」
京太郎「山に好かれた……あー、しずか」
京太郎「つうか何?その蔵王権現とか迦毛大御神とか」
スサノオ「どちらも日本では有数の神だ」
スサノオ「特に迦毛大御神は認知度は低いが“大御神”が示すとおり、天照大神と同格と考えてもいいだろう」
京太郎「……マジで?」
スサノオ「うむ。未だ目覚めてはおらぬが、その力は天照の力を持つ子達や“力”を身に付けたお前すらしのぐやもしれん」
京太郎「そ、そんなに凄かったのかしずは」
562 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/20(木) 01:27:23.08 ID:IMNDkb3xo
スサノオ「勿論、目覚めればと言う話だがな」
スサノオ「今の状態であればまぁ勝つ確率は五分五分と言うところか……」
京太郎「うげっ……」
スサノオ「それも油断さえしなければ、だがな」
スサノオ「まぁその辺りはやってみなければ我にも分からん」
京太郎「マジか……」
スサノオ「そう気を落とすな。その為にあの剣があるのだからな」
スサノオ「とにかくだ。次の試練は、“あの剣の力を用いて勝て”だ」
スサノオ「分かったな?」
京太郎「お、おう」
スサノオ「まったく。自身を持て」
スサノオ「これからお前は我の力を受け継ぐのだからな」
京太郎「分かってるけどさ……」
スサノオ「良いか?この先、恐らくだがこの世界に大きな争いが起こるだろう」
スサノオ「その時、お前が必要となる。必ずな」
スサノオ「その為にお前は強くならねばならぬ」
京太郎「……ああ」グッ
スサノオ「良い返事だ。ではそろそろ我は退場しよう」
スサノオ「次はお前があの子らに勝ち、新たなる“力”を得た時にだ」
京太郎「あ、おい!」
スサノオ「また会おう……須賀京太郎」ニィッ
――――――
―――
―
564 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/20(木) 01:33:56.34 ID:IMNDkb3xo
京太郎「――っ!?」ガバッ
怜「きょーちゃん!良かったーやっと起きたわ」ホッ
京太郎「あ、あれ?俺は一体……」
霞「二人で剣を握った後、剣が光って貴方が倒れたのよ」
怜「おまけに剣は無くなっとるし、何が何やら……」
小蒔「お体は大丈夫ですか?」
京太郎「え、ええ。この通りです」ブンブン
小蒔「……良かったです」ホッ
巴「それにしても剣は一体何処に?」
初美「どこかに飛んでいく訳は無いですしねー」
小蒔父「うむ。しかし困った……剣が無くなるとは思わなかったのでな」
,. --- 、 ____
/, ´ ̄ ̄` '⌒´ \
、_/_/⌒ヽ , / ヽ
,---、 / // : ヽ :.
, / ̄-/ /' { | | | :
/ __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | |
.:' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | |
/ ,:´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | |
/\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{
////\ r--- ´八 !∧  ̄ ,: :.:.: }/ノ/ リ
. ///////\ \}∧ u 八/
//////////〉 込、 __ ,.: /
///////// / }>、 ` イ |从
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///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、
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京太郎「あーそれに関しては心当たりが……」
565 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/20(木) 01:43:16.36 ID:IMNDkb3xo
春「……何処?」
京太郎「多分、ここ」トントン
明星「?」
湧「あーもしかして……」
京太郎「うん。俺の中」
全員(京太郎以外)『ええっ!?』
小蒔「ほ、本当なんですか?」
京太郎「確証は無いけど、そんな気がするので」
京太郎「それにアイツも、俺が起きたら使えるとか言ってたので」
霞「アイツ?」
京太郎「スサノオとか言ってましたけど」
小蒔父「なっ!?素戔嗚尊に会ったのか!?」
京太郎「ええ、まぁ」
京太郎「と言ってもアイツは素戔嗚尊では無いとか言ってましたけどね」
小蒔父「他に何か言ってなかったかね?」
京太郎「何かこの後は神話を再現する為に奈良に行けと」
京太郎「そこで麻雀をええっと確か……玄さんと宥さん、それにしずとしろと」
初美「B地区の松実姉妹と高鴨穏乃ですねー」
怜「でも何でその3人なん?」
京太郎「確かヘビの代わりに龍が必要だとか何とか」
巴「なるほど……松実玄はドラを操ると言われてます」
巴「まさに龍ですね」
566 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/20(木) 01:55:37.04 ID:IMNDkb3xo
小蒔父「なるほど……より素戔嗚尊に近づく為に神話を再現しろと言う事か」
小蒔父「そしてやはり場所は奈良か……」
小蒔「お父様?何かお心当たりが?」
小蒔父「まぁ多少はな」
小蒔父「とりあえずやるべき事は分かった。後はこちらで手配しよう」
京太郎「よろしくお願いします」
小蒔父「いやよろしく頼むのはこちらの方だ」
小蒔父「これから大変だろうが日本の為、いや世界の為頑張って欲しい」
京太郎「は、はい」
怜「……なんや壮大な話やなぁ」
怜「ま、でもきょーちゃんが納得してるんやったらうちは何も言わへん」
怜「……と言うかちょっと眠いし――」ポスッ
京太郎「怜さん!?」
怜「……すぅすぅ」
霞「多分疲れたのね。未来視は負担がかかるみたいだし」
京太郎「……すみません。怜さん」
京太郎(頑張ってくれた怜さんの為にも、次の試練に絶対勝って“力”を手に入れないと!)
京太郎(その為にも、俺は俺が出来る精一杯の事をこれからも頑張らなければ――)
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, ´ <⌒
,:' `ヽ、
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京太郎(――それが俺がここに居るべき理由なんだろうから)
567 名前: ◆fRq9sYv/Lo[saga] 投稿日:2014/11/20(木) 01:59:20.09 ID:IMNDkb3xo
【条件をクリアした事により固有スキルを会得しました】
【固有スキル“壱ノ太刀≪須賀利御太刀≫を手に入れました】
時詠みの力により時間を操る刀
以下の効果を5回まで使える
- 全ての判定におけるコンマを+40する 【他家にも使用可能】【※使用する事により1局の間の全ての判定のコンマが+40される】 [1回分使用]
- 自分の持つスキルを条件に関係なく使用できる [3回分使用]
この効果はオカルト無効化では防がれない
最終更新:2014年11月25日 18:35