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お父さんのためのワイドショー講座(おとうさんのためのワイドショーこうざ)は、1991年〜2008年までTBS系列で放送されていた報道・情報番組『ブロードキャスター』の1コーナー(2008年9月20日の最終回まで放送)。通称および略称は「ワイドショー講座」。同番組終了後も、同局の別番組でタイトルを変えながら同様の企画が復活している(後述参照)。
概要
民放各局(在京キー局)のワイドショーを全てチェックし、その事柄が扱われた放送時間の合計が長い順にランキングしたものを紹介していくコーナー。週間上位10位までが発表された。年内最終放送では、上位100位(2007年は上位50位)までの年間ランキングを発表していた。
ランキングで紹介されるタイトルは駄洒落またはオヤジギャグを用いたものが非常に多く(例:上地雄輔がブレイクという話題の際は「かみじスケジュール」(上地と過密を掛け合わせた駄洒落)というタイトルが使われた)、コーナーの人気を支える一因となった。ただし重大事件に関してはこの限りではない。
ランキングは番組ホームページに最新のものを掲載していたほか、産経新聞(東京本社版)朝刊の文化・芸能面に、毎月中旬に1か月間のランキングをまとめて掲載(1〜5位)していた(『オールスター感謝祭』などで放送が休止になった週のワイドショーランキングは、調査会社が別に調べたものを掲載)。かつては週刊TVガイドの視聴率情報ページにも2000年代に入ってから放送翌々週発売号に掲載されていたが、2007年限りで廃止された(同ページにはテレビ東京『出没!アド街ック天国』のランキングも掲載されていたが、同時に廃止)。
ランキング発表とは別に記者発表や舞台挨拶などの芸能ニュースを紹介する。若手女性タレントを紹介するなどが「お父さん」向けの構成となっている。
1996年、TBSはTBSビデオ問題を機にワイドショーからの撤退を行ったが、「ワイドショー講座」は『ブロードキャスター』とともに存続した。
出演者
コーナーの進行役は山瀬まみ。2006年8月5日は山瀬が夏休みを取ったため、久保純子が代わりに進行した。
ナレーターは、関口伸と鈴木まどかが担当している。関口は番組開始以来ナレーションを務めている。2007年12月29日の放送では、年間ランキングとその週のランキングの両方が発表されたため、その週のランキングは山田真一と住友七絵が担当した。
2008年1月12日より、その週のワイドショーや当コーナー内で登場した人物を1人コーナーゲストとして招き、トークするコーナーを設けた。晩年は年間ランキング発表においても、スタジオにゲストを呼んでいる(2006年は蛯原友里、2007年は藤原紀香)。
放送時間
22時台終盤に放送される。このコーナーが『ブロードキャスター』の瞬間最高視聴率になることが多く、『王様のブランチ』の「TBS瞬間最高視聴率ランキング」では上位の常連であった。
プロ野球のオールスターゲームや日本シリーズ中継時、重大な事件・事故、天変地異などのような事例以外の、通常の野球中継や特番などで番組が30分遅れてスタートしても、通常時のコーナー開始時間とほぼ同じ、だいたい22時50分〜23時00分の間に放送されている(特集1,2の後に当コーナーを放送)。2007年8月11日の放送では、番組開始が30分遅れたのに対して本コーナーも30分遅れになり、8月18日の放送でもコーナー開始が15分遅れた(両日とも「バレーボール女子ワールドグランプリ」中継延長により)が、2008年5月31日放送分(バレーボール男子北京五輪世界最終予選中継延長により番組開始45分遅れ)では通常通りの時間に放送された。2008年は、番組開始時刻繰り下げが30分以内の場合は本コーナー開始も繰り下げ、30分以上の場合は通常通りの時間に放送、という方針のようである。
年内最終放送では、「ブロードキャスター事件簿」枠を当コーナーに振り替えて放送する(2007年はほぼ全編が当コーナーに)。
これまでにランクインした主な話題
- オウム真理教問題
- 1995年の地下鉄サリン事件の発生時および麻原彰晃の逮捕時にはワイドショーもそれを集中的に取り上げたため、他の話題が全くなくランキングがつけられない程の状態になった。1995年の年間ランキング1位はオウム関連時間となり放映時間は1272時間19分だった。
- 北朝鮮問題
- アメリカ同時多発テロ事件関連ニュース
- イラク問題
- 芸能の話題
- 芸能人の結婚・離婚・スキャンダルなど。進行役の山瀬まみ自身は、1999年の結婚で初ランクインした(1999年7月3日放送、第6位・44分3秒)。
- スポーツの話題
- 政治の話題
- 小泉純一郎が首相になって以降。
例外措置
- 1995年の阪神・淡路大震災のころから、悲惨な事故・事件や訃報の場合、1位にランクしても画面上は「第1位」というテロップを表示せず、項目だけを表示するようになった。同様に、1位以外でも順位を表示しないことがある。また、一部の皇室関係のニュースでも順位が表示されないことがある。
- レギュラー出演者にまつわる著名人の自殺については取り上げない(ランクインした場合は順位・項目・放送時間がアナウンスされるのみ)。1999年の松宮一彦(元TBSアナウンサーで三雲孝江らの先輩)、2006年の甲斐智枝美(山瀬まみが所属するホリプロの元先輩)、2007年の大杉君枝(当時日本テレビアナウンサーで久保純子の父および福留功男の日テレ時代の部下)、2008年の川田亜子(元TBSアナウンサーで土井敏之と共演歴あり)などがその例である。
備考
- 2004年秋まではこのコーナーのために席替えが行われていて、三雲孝江とコメンテーター陣が専用の席に移っていた(当時、福留功男だけはコーナーに不参加だったが、山瀬が結婚を報告した回では参加していた)。2008年1月12日より、直後のニュースコーナー担当キャスター(竹内由布子)以外、福留・久保・土井も含め全員が参加し、席替えが復活している。
- かつて、コーナーが始まる前にはタイトル提示があった。ランキングと関係ないVTRの後、「で」という文字をさまざまな表現で表示した後、コーナータイトルが出るというものであったが、番組後期では山瀬が「お父さんのためのワイドショー講座です」とコールするのみに留まっている。
- 2008年1月12日よりタイトルロゴが変更され、ランキングボードがマルチ画面の表示に変更された。
- 当番組終了後、当番組と同じ部署(情報制作局情報センター情報一部)制作の情報番組『サンデージャポン』(以下『サンジャポ』、2008年10月12日)に福留功男がゲスト出演。「福留さんのためのワイドショー講座(ふくとめ - こうざ)」というパロディコーナーが設けられ、その後「福留さん黙認!みなさんのためのワイドショー講習(ふくとめ - もくにん - こうしゅう)」としてレギュラー化された。2009年1月11日よりコーナータイトルが「福留さん公認!みなさんのためのワイドショー講習(ふくとめ - こうにん - こうしゅう)」となったが、2010年2月以降は福留の冠が外され「サンジャポ的 今週のワイドショー講習( - てき こんしゅう - こうしゅう)」となっている。ランキングは、当初「ロケ時間」の長い順(他番組の取材や通信社から配信されたニュースは下位になり「編集時間」順となる)としていたが、現在は「サンジャポスタッフの関心度順」となっている。
- 2009年7月20日より平日昼の情報・ワイドショー番組『ひるおび!』にて「ワイドショー講座」スタート当初は「超速報!朝のワイドショー講座」。のタイトルでレギュラー放送が復活したが、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生後の2011年3月14日以降は放送されていないため、同年3月11日を以て打ち切られた。
- ランキング発表の途中に、「ちょっとブレイク」として、ランキングとは直接関係ないその時々の巷の話題を挟み込むことが定番となっており、2007年頃からはハイスピードカメラを使用したスローモーション映像を中心に話題を紹介することが多かった。なお、使用されていたハイスピードカメラはナックイメージテクノロジー社のMEMRECAM(メモリーカム)である。
関連項目
- スーパーモーニング(テレビ朝日系) - 2007年春から「お母さんのためのスポーツ紙入門( - かあ - しにゅうもん)」というコーナーが始まったが、短期間で終了(タイトル変更)した。
- おもいッきりDON!(日本テレビ系) - 「ワイドショー講座」のナレーションを担当していた関口伸と鈴木まどかの名コンビが2009年10月5日から開始されたコーナー「午後イチ! エンタメ」のナレーションで復活した。
脚注
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最終更新:2013年02月18日 06:56