演劇集団キャラメルボックス

立川迅助シリーズとは、演劇集団キャラメルボックスで上演されている成井豊真柴あずき原作による時代劇シリーズ。新選組一番隊に所属する架空の隊士立川迅助を主役としている。

概要

シリーズ一作目である『風を継ぐ者』は1996年に初演され、渡辺多恵子はこの公演を見たのをキッカケに『風光る』を連載開始。渡辺多恵子風光る小学館、2006年第25刷版、87頁より引用また『風光る』のドラマCDでは真柴あずきが脚本を担当し、主要キャラクターの声をキャラメルボックス劇団員が当てた。

全シリーズで同じ役を演じた人物は一人も居ないが、大内厚雄のみ役を変えて全公演に出演している。

本作では統一して、坂本馬と表記されている。成井豊真柴あずき『すべての風景の中にあなたがいます』論創社、2009年初版、146頁より引用また「しんせんぐみ」の漢字表記は「新選組」。

あらすじ

風を継ぐ者

1996年初演、以後2001年・2009年と上演されている。

学問も剣術も何もかもダメだが、唯一走る事だけは誰にも負けない立川迅助は新選組に入隊する。そこで出会った小金井兵庫と共に、戦乱へと巻き込まれていく。
蛤御門の変で火事の中負傷して動けなくなった女性を、親戚がしている診療所に運ぶ迅助。だが、その女性にはある秘密があった。

裏切り御免!

2002年初演。

迅助が屯所に帰る途中に、負傷した男に出会う。迅助は応急処置をした上に、風邪をひいてはいけないと羽織までかけてあげた。
それからしばらく経ったある日。山崎烝に呼び出された迅助は、祇園にある薬問屋「泉洲屋」を拠点している浪士達の元に密偵として潜入する事に。山崎が入手していた坂本竜馬直筆の手紙を使って、何とか潜入に成功する。だがその数日後、その泉洲屋に坂本竜馬がやって来てしまった。焦る迅助。しかし、竜馬と顔を合わせた時に思いもよらない事に気づく。なんと、数日前に助けた男が坂本竜馬だったのだ。

降り注ぐ百万粒の雨さえも

2011年初演。迅助シリーズ最終章。

鳥羽・伏見の戦いで敗戦し、江戸に向かう新選組。病気が悪化した沖田総司は戦線離脱し、千駄ヶ谷にある植木屋で静養する事に。迅助は沖田の世話係となり、屯所と植木屋を往復していた。そんな迅助の前に、幼馴染の昭島捷平が現れる。捷平は迅助が唯一優れている足の速さを上回る俊足の持ち主で、迅助は一度も勝った事はなかった。
捷平は新選組に入隊し、迅助と共に京の街をかける。だが、土佐藩士の室戸から「坂本龍馬を暗殺したのは新選組だ」と言う話を聞いた事で捷平の心は揺れ、そして・・・・

登場人物

主要人物

  • 立川 迅助
シリーズの主人公で、新選組一番隊士。江戸出身。学問や剣術はダメだが、唯一優れている俊足で京の街をかける。薬屋潜入時、「コガネイ ヒョウロク」と名乗る。大政奉還後は野球選手になった。
新選組一番隊組長。迅助と銀太夫に剣の稽古をつける。迅助を助けた時に吐血し、迅助の伯父が営んでいる診療所に世話になる。鳥羽・伏見の戦い後は戦線離脱する。
新選組副長。近藤・沖田をはじめとする隊士達を気にかける。
  • 三鷹銀太夫
新選組勘定方。土方や沖田に憧れを抱いている。同じく剣術が苦手な迅助をライバル視している。

風を継ぐ者

  • 小金井兵庫
迅助と同期入隊の新選組一番隊士。昌平坂学問所の教授を父に持ち、常に日誌を付けている。しばらく行方不明になっていた。大政奉還後は新聞記者になり、偶然目にした新聞に書いてあった迅助の名前を見て再会する。
  • 桃山鳩斎
迅助の叔父。「桃山診療所」を営んでいる。若い頃に長崎でオランダ語を学んだが、これからはエゲレス語(英語)の時代だと勉強をしており、時折エゲレス語で喋る。
  • つぐみ
鳩斎の娘。迅助の従姉妹。父と同じく医師をしている。
  • たか子
鳩斎の妹。元は江戸に住んでいた。
  • その
迅助の妹。鳩斎の家で世話になっている。
  • 美袮
禁門の変で足を負傷し、迅助に助けてもらった女性。鳩斎の診療所で療養する。
  • 秋吉剣作
美袮の弟。絵師をしている。美袮が負傷した事を聞き、大阪から駆け付ける。
  • 小野田鉄馬/宇部鉄四朗
池田屋に居た、長州藩士。迅助・兵庫・沖田と対峙するが、沖田が倒れた隙に逃げる。

裏切り御免!

寺田屋で襲われて負傷していた所を、何も知らなかった迅助に助けてもらう。
  • 奥村大治郎
泉洲屋に居候する浪士。江戸出身。勤皇派の大物で、元川越藩士。
  • 笠原進八
泉洲屋に居候する浪士。江戸出身。大治郎と共に、江戸から都にやってきた。
  • 須田幹兵衛
泉洲屋に居候する浪士。土佐出身。船酔いが酷く、海軍練所に居た時は「ゲロ兵衛」と呼ばれていた。
  • 荒井藤太
泉洲屋に居候する浪士。江戸出身。甘い物が好きで、華屋に通っている。
  • 美里
進八の妹で、大治郎の元妻。江戸から大治郎を追って都へやって来た。ひょんな事から、華屋で働く事になる。
  • るい/升三
祇園で団子屋「華屋」を営んでいる夫婦。山崎と繋がりがあり、迅助のサポートをする。
  • もん
泉洲屋の女中。年齢は三十で、女中の中では古株。泉洲屋に居候する浪士達を仕方なく世話している。
華屋の斜向かいにある、漢方薬を扱う薬問屋「泉洲屋」の女将。「坂本竜馬の知人に悪い人は居ない」と言う事で、奥村達を蔵に住まわせている。
  • ゆきの
梅の長女。好き勝手やる奥村達を良く思っていないが、迅助の事は一目置いている。
  • あやめ
梅の次女。自分に好意がある藤太をからかったりする、いたずらっ子。
  • 三吉
寺田屋で襲撃を受け、竜馬と一緒に逃げた長州藩士。薩摩藩邸に助けを呼びに行く。
  • 山崎烝
新選組監察方。一時的に迅助の上司になり、泉洲屋に潜入させる。時折変装して、華屋へ迅助の様子を見に来る。

降り注ぐ百万粒の雨さえも

  • 昭島捷平
迅助の幼馴染で、唯一の特技である足の速さでも勝つ事が出来ない。先祖代々徳川家に仕えていたが三年前に御役御免になり浪々の身になっていたが、迅助からもらった手紙をキッカケに飛び入りで新撰組に入隊する。人一倍正義感が強い。
  • 室戸策太郎
土佐藩士で元海援隊。坂本竜馬暗殺者の下手人を探している。
  • 清水施六
土佐藩士で元海援隊。かつて捷平とは、江戸にある道場で共に刀を振っていた。
  • 須崎弓兵衛
土佐藩士で元海援隊。新撰組を怨んでいる。
  • みい
タツジロウの姪。総司の世話を押し付けられる。十二歳の時に労咳になりかけた所を良順に診てもらってい、完治した。自分は運が強いと思っており、「自分がついていればきっと元気になる」と総司に言う。
  • タツジロウ/とき
植木屋の夫婦。松本良順に「子供好きで気立ての優しい人」と聞かされ安請け合いしたが、それが沖田総司と分かり、みいに世話を押し付ける。
総司の姉。
  • 昭島佐織
迅助の幼馴染で、捷平の妻。

キャスト

風を継ぐ者

1996年初演版

2001年再演版

  • 立川迅助 - 細見大輔
  • 小金井兵庫 - 岡田達也
  • 沖田総司 - 菅野良一
  • 土方歳三 - 大内厚雄
  • 三鷹銀太夫 - 篠田剛
  • 桃山鳩斎 - 西川浩幸
  • つぐみ - 岡田さつき
  • たか子 - 大森美紀子
  • その - 温井摩耶
  • 美袮 - 田嶋ミラノ→坂口理恵 - 田嶋ミラノ急病により坂口理恵が代役で出演
  • 秋吉剣作 - 佐藤仁志
  • 小野田鉄馬 - 畑中智行
  • 宇部鉄四朗 - 首藤健祐

2009年再々演版

裏切り御免!

2002年初演版

  • 立川迅助 - 細見大輔
  • 坂本竜馬 - 岡田達也
  • 奥村大治郎 - 大内厚雄
  • 笠原進八 - 菅野良一
  • 須田幹兵衛 - 畑中智行
  • 新井藤太 - 三浦剛
  • 美里 - 温井摩耶
  • るい - 岡田さつき
  • 升三 - 佐藤仁志/筒井俊作
  • もん - 坂口理恵
  • 梅 - 大森美紀子
  • ゆきの - 前田綾
  • あやの - 岡内美喜子/実川貴美子
  • 三吉 - 筒井俊作/佐藤仁志
  • 山崎烝 - 西川浩幸

降り注ぐ百万粒の雨さえも

2011年初演版

  • 立川迅助 - 左東広之
  • 沖田総司 - 畑中智行
  • 土方歳三 - 三浦剛
  • 三鷹銀太夫 - 阿部丈二
  • 昭島捷平 - 大内厚雄
  • 室戸策太郎/タツジロウ - 岡田達也
  • 清水施六/クマキチ - 筒井俊作
  • 須崎弓兵衛/植木屋の若い衆 - 小多田直樹
  • みい - 実川貴美子
  • とき - 岡内美喜子
  • 沖田みつ - 坂口理恵
  • 昭島佐織 - 温井摩耶

参考

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外部リンク

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サンタクロースが歌ってくれた』(サンタクロースがうたってくれた)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているクリスマスを題材とした舞台作品、およびそれを原作とするラジオドラマ。原作及び脚本・演出は成井豊

概要

1989年初演。以後、1992年・1997年・2010年に再演されている。

主要人物である芥川・太郎・警部の3役は西川浩幸上川隆也近江谷太朗で固定されている。1997年から13年間上演されなかったが、2008年上川が退団する際に提案した事で2010年に4回目の再演が上演された。

2010年東京公演前11月18日 - 28日の10日間だけ脚本・音楽・舞台セットは同じだが完全別キャストで構成された、アナザーキャスト版が上演された。上記三役は在籍劇団員である大内厚雄岡田達也阿部丈二が務めた。

1997年は新作『さよならノーチラス号』を上演する予定だったが、成井豊急病により急遽演目を変更。3週間で作り上げた。Template:Cite web

1990年には成井自身の手によりノベライズ化されている。設定は後述のラジオドラマ版に近い。

あらすじ

ゆきみはクリスマス・イブに友人のすずこに電話をかけ、映画『ハイカラ探偵物語』を観に行こうと誘う。

ハイカラ探偵物語の舞台は、大正5年のクリスマス・イブ。華族の有川家に怪盗黒蜥蜴から宝石を盗みに来ると予告状が届く。警部がやってきたが、突拍子もない事ばかり言って頼りない。そこで有川家の令嬢サヨは友人のフミに、フィアンセである小説家芥川に探偵役を依頼できないか相談する。依頼を受けた芥川は友人の太郎と共に有川家を訪れ、黒蜥蜴と対峙する。

予告編のあらすじを話すゆきみだが、すずこは難色を示す。すずこはこの原作小説を読んでおり、つまらなかったと答える。それでも好きな俳優が芥川役で出ているからと説得し、約束を取り付ける。だが約束の時間になってもすずこは現れず、仕方なくゆきみは映画館の中で待つ事にする。

映画は序盤のクライマックスシーンにさしかかり、芥川は犯人の名前を言おうとするが口籠ってしまう。本来ならその場に居るはずの黒蜥蜴が、忽然と居なくなってしまっていたのだ。部屋は厳重に警備されていて、外に逃げる事は不可能。何処へ逃げたのかと焦る登場人物達だが、突然芥川は黒蜥蜴が「銀幕の外」に逃げたと言いだす。そこで芥川・太郎・警部の三人は銀幕から飛び出し、ゆきみと共に黒蜥蜴を追いかける事に。

丁度その頃。原作小説を読み返して遅れて来たすずこは、映画館から出てきた女性とぶつかる。すずこの持っていた原作小説を見て、犯人はメイドのミツなのか聞いてくる。すずこは小説を確認してミツが犯人だと告げるが、その女性は「犯人はミツではない、犯人は別に居る。」と言い出す。

その女性は、映画から出てきたミツだった。

登場人物

  • ゆきみ
映画の観客。芥川役の俳優のファン。
  • すずこ
ゆきみの友人。芥川龍之介のファン。
  • 芥川
ハイカラ探偵物語の主人公。本名:芥川龍之介。25歳。フィアンセのフミに探偵役を頼まれ、有川家を訪れる。設定である25歳(大正五年)よりも後の記憶は所持しておらず、『蜘蛛の糸』や『地獄変』は知らない。
  • 太郎
ハイカラ探偵物語のもう一人の主人公。本名:平井太郎、後の江戸川乱歩。22歳。着物に袴履きの書生風の格好をしている。芥川の友人で、助っ人として有川家を訪れた。
  • 警部
捜査一課の警部。苗字は菊池。突拍子のない事を言いだしたり、勝手な行動ばかりする。
  • サヨ
有川家の令嬢。本名:有川小夜子。フミの同級生で、芥川に探偵役が出来ないか依頼する。
  • フミ
サヨの友人で芥川のフィアンセ。本名:塚本文、後の芥川文
  • ハナ
有川家のメイド。サヨに振り回される。
  • ミツ
有川家のメイドであり、原作小説・映画共に黒蜥蜴の正体とされている。
  • 巡査
警部の部下。苗字は久米。
  • 奥様
サヨの母親。本名:有川清子。
  • 監督
映画『ハイカラ探偵物語』の監督。

キャスト

1989年初演

1992年再演

  • ゆきみ - 大森美紀子
  • すずこ - 石川寛美
  • 芥川 - 西川浩幸
  • 太郎 - 上川隆也
  • 警部 - 近江谷太朗
  • サヨ - 真柴あずき/酒井いずみ
  • フミ - 伊藤ひろみ
  • ハナ - 板垣悦子/町田久美子
  • ミツ - 中村恵子/坂口理恵
  • 巡査 - 今井義博
  • 奥様 - 遠藤みき子/津田匠子
  • 監督 - 岡崎健二(劇団離風霊船)

1997年再々演

  • ゆきみ - 岡田さつき
  • すずこ - 坂口理恵
  • 芥川 - 西川浩幸
  • 太郎 - 上川隆也
  • 警部 - 近江谷太朗
  • サヨ - 真柴あずき
  • フミ - 中村亮子
  • ハナ - 前田綾
  • ミツ - 明樹由佳
  • 巡査 - 大内厚雄/南塚康弘
  • 奥様 - 大森美紀子
  • 監督 - 細見大輔/今井義博

2010年再々々演

2010年アナザーキャスト版

ラジオドラマ

青春アドベンチャーにて1993年12月6日~17日にかけて全10回で放送され、幾度か再放送されている。脚本は吉田玲子。上川のみラジオドラマも続投している。

あらすじや人間関係は舞台版と大きく変わっている。大きな違いとして舞台は登場人物達は銀幕から飛び出すが、ラジオドラマはワープロから飛び出す。劇中劇には大きな違いはないが、芥川達を演じているのは高校生の生徒達(警部は成井の同僚の体育教師)となっており、初演版に役を演じた役者の名前が使われている。

あらすじ

クリスマスの夕方。高校教師で演劇部顧問の成井は筆が遅く、金欠でワープロが買えないので職員室に居残って脚本を書いていた。トイレに立って帰ってきて再びワープロに向かうが、ワープロの調子が可笑しくなってしまう。すると突然、ワープロから龍之介近江谷警部の声が聞こえてきた。そこで偶然居合わせたゆきみは、少し前に女性とすれ違ったと話す。するとその時、ワープロから「その女が黒蜥蜴だ!」と言う声が。

一方。すずこは偶然、同級生のみつよに似たミツと出会う。ミツは成井の家に行きたいので、切符代金を貸してほしいと言いだす。すずこもそれに付き合う事にし、一緒に電車に乗り込み成井の家へと向かう。

キャスト

参考

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外部リンク

Template:デフォルトソート:さんたくろおすがうたつてくれた


Template:ウィキポータルリンク嵐になるまで待って』(あらしになるまでまって)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているろう者を題材にした舞台作品。原作は成井豊の『あたしの嫌いな私の声』。

解説

1993年初演。以降、1997年・2002年・2008年と上演されている。

原作は1991年に成井豊が書いた小説『あたしの嫌いな私の声』。舞台化される際、小説とは幾つか設定が変更されている。

原作及び脚本は初演から成井豊だが、1993年初演の演出のみ劇団ショーマの高橋いさを。再演以降は演出も成井豊が担当している。

1993年初演は「アナザーフェイスダブルヴィジョン」として、成井豊原作である本作を高橋いさをが演出する方を「い組」・成井豊が演出する高橋いさをの作品である「ウォルター・ミティにさようなら」を女優版に変更した「ジャングル・ジャンクション」を「ゆ組」とし、2本同時に別な劇場でやった。Template:Cite web

再演で成井が演出担当をする事になったのをキッカケにろう者についてちゃんと勉強し、手話コーディネーターである妹尾映美子に協力を依頼。その後、テレビで『アイ・ラヴ・ユー』の撮影風景の紹介番組に出ていた主演でろう者である忍足亜希子を見て次の雪絵役にしたいと想い、一緒に紹介番組に出ていた妹尾に紹介して貰うように手紙を書く。忍足はオファーを受け、2002年の再々演にて雪絵役を演じた。成井豊『嵐になるまで待って』論創社、2002年初版、277~280頁より引用 (この公演をキッカケに、忍足は2009年劇団員の三浦剛と結婚した。)

2008年再々々演は、ソニーが演劇を撮影して映画として配給するLivespireとして劇場公開された。

オープニングのダンス曲は初演からニック・カーショウの「Template:仮リンク」が使用されている。

あらすじ

声優を目指すユーリは生まれて初めてのオーディションに合格し、『ナルニア物語』のユースチス役をやる事になった。翌日にプロデューサーの滝島に打ち合わせがしたいと言われ向かったスタジオで、昨日のオーディションで相手役をしたプロ声優で中学三年生のチカコと再会。チカコは学校を早退して、台本を取りに来ていた。

滝島がチカコに頼まれて台本を取りに行こうとしたその時、2人の男女が入ってきた。今回の音楽を担当するニューヨーク在住の音楽家波多野と、その姉でろう者の雪絵だった。お互いに自己紹介をしている合間に、さらにもう一人やってくる。今回の主演をする俳優高杉だった。一向に台本を取りにいかない滝島に代わり、ユーリはチカコと一緒にスタジオから出て台本を取りに行く。

スタジオの外で、ユーリとチカコは津田と鉢合わせる。津田はユーリの中学時代の家庭教師であり今でも友人として接している幸吉の同僚の記者で、高杉のスクープを狙っていた。ユーリが高杉のいるスタジオに行くと聞きつけた津田は自分をユーリの親戚として、スタジオに潜入させて欲しいと頼む。幸吉の友人と言う事でユーリはその頼みを受ける事にし、チカコとはそこで別れる。

スタジオでは不穏な雰囲気が立ち込めていた。高杉の以前のバンド仲間がニューヨークに滞在していたが、波多野が裏から手を回した事で音楽業界から追い出され、それが原因で自殺したと言う噂が立っていたのだ。高杉は真相を聞き出そうとするが波多野が知らないと答えた事で、雪絵に矛先を向ける。手荒に聞き出そうとする高杉に、波多野は「放せ!」と言い放つ。だがその時、ユーリにはその声とは別に『死んでしまえ!』と言う波多野の声が同時に聞こえてきた。高杉はそのまま何も言わず、スタジオを後にする。

翌日スタジオに向かうと、滝島に波多野と二人きりで歌唱レッスンを受けろと言われる。昨日の声の事が怖くて忘れられなかったユーリは、思わずスタジオから飛び出してしまう。その際波多野はユーリが大切にしている、幸吉から貰ったペンダントを拾う。その夜波多野はそのペンダントを返すからとユーリをホテルのロビーに呼び出し、ユーリが幸吉に対して好意がある事、そして告白できない理由まで言い当てる。ユーリは自分が教え子以上の対象で見てもらえていないのではないかと自信がなかった上に、自分の声が女らしくない事をコンプレックスに感じていたのだ。動揺するユーリに対し、波多野は「君が声をださなければ、彼は君を愛してくれる。」と言い放つ。

ホテルから出たユーリは幸吉に電話をかけるが、声が出なくなってしまった事に気づく。電話口の幸吉は何とか電話をかけてきたのがユーリだと気づき、翌日一緒に病院に行く事に。喉には全く傷がなかった事から精神的な理由だと診断され、2人は精神科の広瀬教授の元を訪れる。広瀬はすぐに原因が波多野であると気が付くが、ユーリは幸吉が傍に居た事で波多野に言われた事を伝える事が出来なかった。その時、広瀬が持っていた新聞に高杉が自殺未遂を起こしたという記事が載っている事に気づく。

登場人物

ユーリ
本名:君原友里、21歳。声優学校一年生で、その前は短大に通っていた。父親は声楽の先生で、小学校一年生の時から声楽をしており楽譜は読める。何かあるとすぐに、中学時代の家庭教師である幸吉に電話をかける。自分の声をあまり綺麗とは思っておらず、声優ならその特徴を武器に出来ると思い目指している。波多野と声が似ている。
幸吉
本名:北村幸吉。ユーリの中学時代の家庭教師で、新聞記者。ユーリの良き相談相手で、声が出なくなったユーリをサポートする。(また『ハックルベリーにさよならを』に登場するコーキチはパラレルワールド的存在にあたる。Template:Cite web)
波多野
本名:波多野祥也。ニューヨーク在住の音楽家。普段は温厚な性格だが、雪絵に危害を加える者には敵意を向ける。ユーリと声が似ている。
雪絵
本名:波多野雪絵。ろう者。波多野と共にニューヨークに在住している。
滝島
ディレクター。ユーリの事をかっており、声が出なくなったユーリの手助けをする。広瀬教授とは根本的にうまくやってける気がしない。
勝本
AD。雪絵に対して好意を抱き、手話であいさつ出来るように勉強した。高杉の事を気にかけている。
チカコ
本名:阿部知香子。中学三年生の声優。キャリアは五年。(幸吉同様、『ハックルベリーにさよならを』『さよならノーチラス号』のアベチカコとはパラレルワールド的存在にあたる)
津田
本名:津田長介。幸吉の同僚で高杉のスクープを狙っており、スタジオに潜入時テープレコーダーを回していた。
高杉
本名:高杉雄二。結婚したばかりではあるが、浮気が噂されている。波多野に対して敵意がある。突如自殺未遂をする(原作では死んでしまう)が、自分でも自殺未遂をしたのか分からない。
広瀬教授
ユーリの担当の精神科医。声が出せなくなった原因を突き止めるべく、ユーリたちと共に行動する。携帯は持ってない。

キャスト

1993年初演

※勝本は登場しない

  • ユーリ - 酒井いずみ
  • 幸吉 - 上川隆也
  • 波多野 - 細山毅(劇団ショーマ)
  • 雪江 - 竹内晶子(客演)
  • 滝島 - 近江谷太朗
  • チカコ - 石川寛美(『ハックルベリーにさよならを』でもアベチカコを演じている)
  • 津田 - 今井義博
  • 高杉 - 岡田達也
  • 広瀬教授 - 西川浩幸

1997年再演

2002年再々演

2008年再々々演

参考

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外部リンク

Template:デフォルトソート:あらしになるまてまつて




スケッチブック・ボイジャー』(すけっちぶっく・ぼいじゃー)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているファンタジーを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊

概要

1988年初演。以後、1989年・1995年・2005年に再演されている。

成井が初めて書いたファンタジーであり、コードウェイナー・スミスの「ノーストリリア」と神林長平の「敵は海賊・海賊版」を参考にして執筆された。成井豊『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』論創社、2005年第3刷版、286頁より引用

1988年初演時、初日5日前に夕顔役の津田匠子が倒れ、急遽真柴あずき(当時は本名の佐々木直美で活動)が代役で出演した。また1989年再演時、本番2週間前に諸星役の西川浩幸がアキレス腱を切り、急遽外部に代役を頼んで上演した。Template:Cite web

あらすじ

スペース・アドベンチャー巨編漫画「流星ナイト」は、次回で最終回を迎えようとしていた。

火星移民の羊飼いのカケルが地球に降り立つと、宇宙海賊のジャコウマサムネに捕まる。カケルは昨日1日で宇宙一の金持になっておりジャコウ達はそれを狙っていたが、カケルは既に金を全て使い切ったと答える。そこに謎の女・夕顔が現れ、広域宇宙警察の海賊課のダイゴヤマアラシがやって来たと告げてくる。夕顔の助言を受けてジャコウ達はダイゴ達から何とか逃げ、ジャコウは夕顔から事情を聴く。夕顔は衛星タイタンの王女で、カケルに求婚する為に火星から追いかけてきたのだ。その上、カケルが手に入れた大金で地球の陸地30%を購入して事実上地球の王様になっていた事も知っていた。ジャコウは夕顔を人質にとってカケルを脅すが、そこでダイゴ達に見つかりジャコウとダイゴは銃を向けあう。

ジャコウとダイゴの宿命対決!カケルは如何して地球の土地を買ったのか?突然結婚を申し込んできた夕顔の正体は?地球の運命は?物語は怒涛のクライマックスへ突入する。

この「流星ナイト」を連載している漫画家のはらは、最終回の原稿を締切当日になっても一枚も描けていなかった。実の所原作者はのはらの義兄で、のはらの姉と海外に新婚旅行に行ったまま連絡をくれないので描くにも描けなかったのだ。それでも担当編集者の諸星は「実際はともかく、『流星ナイト』の作者は貴方なんです」と説得してのはらに原稿を描かせる。だが物語は、あらぬ方向へと進んでいく・・・

登場人物

  • のはら
「流星ナイト」を連載している漫画家。
  • 諸星/コジロー
のはらの担当編集者。また、のはらの発案で諸星をモデルとした流れ者の羊飼いのコジローとして「流星ナイト」に登場する。
  • カケル
「流星ナイト」の主人公。火星の牧場主で、手に入れた金で地球の土地を購入した。
  • 夕顔
「流星ナイト」の登場人物。衛星タイタンの王女で、カケルに結婚を申し込む。
  • 三太夫
「流星ナイト」の登場人物。のはらが急遽継ぎ足した、夕顔の従者。
  • ダイゴ
「流星ナイト」の登場人物。宇宙警察海賊課の刑事で、ジャコウの天敵。
  • ヤマアラシ
「流星ナイト」の登場人物。ダイゴの相棒で、食いしん坊。
  • ジャコウ
「流星ナイト」の登場人物。宇宙海賊の首領の女海賊で、ダイゴの天敵。
  • マサムネ
「流星ナイト」の登場人物。ジャコウの腹心。
  • 冒進(マオチン)/揚飛(ヤンフェイ)
「流星ナイト」の登場人物。ヨコスカ・シティーのガイド
  • 館長
「流星ナイト」の登場人物。心からの願いの図書館の館長で、漫画を収集している。

キャスト

1988年初演

1988年5月24日~29日 シアターモリエール

1989年再演

1989年5月9日~21日 シアターモリエール/1989年5月25日~28日 相鉄本多劇場

  • のはら - 大森美紀子
  • 諸星 - 三浦勇矢(劇企画 翔舞)
  • カケル - 寺田圭佐(劇団都市彦)
  • 夕顔 - 津田匠子
  • 三太夫 - 宮本勝行(劇団僕らの調査局)
  • ダイゴ - 下山栄(気まぐれ倶楽部)
  • ヤマアラシ - 中村恵子
  • ジャコウ - 岩浪多香子
  • マサムネ - 小栗真一
  • 冒進 - 伊藤ひろみ
  • 揚飛 - 渡辺宏美
  • 館長 - 成井豊

1995年再々演

1995年5月3日~17日 シアターアプル/1995年6月17日~19日 近鉄劇場

  • のはら - 大森美紀子
  • 諸星 - 西川浩幸
  • カケル - 今井義博
  • 夕顔 - 津田匠子
  • 三太夫 - 近江谷太朗
  • ダイゴ - 岡田達也
  • ヤマアラシ - 中村恵子
  • ジャコウ - 遠藤みき子
  • マサムネ - 篠田剛
  • 冒進 - 伊藤ひろみ
  • 揚飛 - 明樹由佳
  • 館長 - 上川隆也

2005年再々々演

2005年8月11日~9月12日 サンシャイン劇場/2005年9月17日~19日 メルパルクホールFUKUOKA/2005年9月23日~29日 シアターBRAVA!

APOLLOキャスト/GEMINIキャストと表記する

参考

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外部リンク

Template:デフォルトソート:すけつちぶつくぼいじやー


ジャングル・ジャンクション (舞台作品) Template:Otherusesジャングル・ジャンクション』(じゃんぐる・じゃんくしょん)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されている舞台作品。原作は高橋いさを「ウォルター・ミティにさようなら」。脚本は成井豊+真柴あずき、演出は成井豊。

概要

1993年初演。以後、2013年に再演された。

原作は劇団ショーマで上演されている「ウォルター・ミティにさようなら」。ウォルター・ミティは1947年の映画『虹を掴む男』の主人公の名前である。

この作品を女優陣用に書き換えた物であり、交錯したいくつもの物語のジャングルが繋がると言う意味で「ジャングル・ジャンクション」と名付けられた。なお、「ディズニージュニア」内で放送されているアニメ番組「ジャングル・ジャンクション」とは無関係である。

1993年初演は「アナザーフェイスダブルヴィジョン」として、成井原作である「嵐になるまで待って」を劇団ショーマの高橋いさをが演出する方を「い組」・高橋いさをの作品である「ウォルター・ミティにさようなら」を女優版に変更した成井が演出する本作を「ゆ組」とし、2本同時に別な劇場でやった。Template:Cite web

また1993年初演は9人の登場人物の内オオタニ役以外の8人を全員女優で上演し、その際に「今度やる時は男女を逆にしてやりたい」と話していた。

それから20年後の2013年。イベントが出来ないかと思っていた所に、シアター1010から公演をしないかと誘われた事をキッカケに再演を決定。完全ダブルキャストで、女組と男組が上演された。Template:Cite web

あらすじ

 普通のOLのメグミは、頼りなさそうだけど笑顔が素敵な好青年オオニタと運命的な出会いをする。それはそれは、ステキなラブストーリーが始まった!

 3人も殺した凶悪犯カンドリが護送車から脱走。刑事オザキと部下のスズキの必死の捜査が始まる!

 事故で瀕死の重傷を負ったキョウコは改造され、バイオニック・キョウコとして蘇った。地獄のクイーンブルーナイトを倒す為に!


 全く異なる3つの物語の3人のヒロイン。出会うはずのない彼女達の物語が、どういう訳だが東京のど真ん中で混ざり合ってしまった!合計9人の登場人物達が団結し、新たな物語が始まる。はたして9人はそれぞれのハッピーエンドに辿り着く事が出来るだろうか。

登場人物

役名および設定で女組と男組で変更がある場合は女組/男組と表記する。

  • メグミ/クドウ
どこにでもいる、普通のOL/普通のサラリーマン
  • オオニタ/アツコ
ちょっと頼りなさそうだけど笑顔が似合う好青年のサラリーマン/笑顔が可愛いOL
  • オザキ
凶悪犯カンドリを追いかける敏腕刑事
  • スズキ
オザキの部下のお荷物刑事
  • カンドリ
3人も殺した凶悪犯
  • ブルーナイト
地獄のクイーンで、キョウコの天敵/地獄の帝王で、キョウタの天敵
  • キョウコ(バイオニック・キョウコ)/キョウタ(アイアン・キョウタ)
交通事故にあい瀕死の状態だったのをシシド博士の手によって改造人間された
  • シシド博士
バイオニック・キョウコの生みの親/アイアン・キョウタの生みの親
  • タカコ/タカオ
キョウコの妹/キョウタの弟

キャスト

1993年

1993年10月4日~17日 俳優座劇場

2013年

2013年7月12日~15日 シアター1010

女組

男組

参考

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外部リンク

  • [4](2013年再演)

Template:デフォルトソート:じやんぐるじやんくしよん


銀河旋律』(ぎんがせんりつ)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているタイムトラベルを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊ハーフタイムシアター

起点

ある劇場から「1週間劇場が空いたから使わないか」と聞かれ、新人公演を行おうかと思ったが逆に本公演を何とか出来ないかと言う逆の発想から生まれた。

それなら期間が短い分、普通なら1日1回しかしない所を2回してしまえばいいのでは、なら公演時間や料金を半分にしてしまえばと言う具合に話が進み、最終的に成井豊が「小説に短編があるんだから演劇にあってもおかしくないじゃないか」と言いだし実現した。

だがこの発想は当時所属していた劇団員達から反発を食らい、結果残った男優は成井豊と西川浩幸だけになってしまった。そこで成井豊は「男が二人しか出ない劇を書く」道を選び、『銀河旋律』を書き上げた。

概要

1989年初演。以後、1992年・1999年・2002年・2011年と上演されている。

2002年の公演はCSC10周年記念公演として完全ダブルキャストで上演され、成井豊が日替わりキャストで12年ぶりに役者として参加した。Template:Cite web

1992年・1999年は『ハーフタイムシアター・ダブルフューチャー』として広くてすてきな宇宙じゃないかと同時上演された。また、2011年の公演は東日本大震災をキッカケとした緊急公演として上演され、3チーム制で上演された。Template:Cite web

あらすじ

タイムマシンが普及した時代、歴史改変が頻繁に行われていた。歴史改変が起きると、激しいめまいが起きる。ニュースキャスターの柿本光介は、この事を報道している時にそのめまいにあってしまう。自分の歴史が改変される事に思い当たりがあった。それは、恋人で国語教師をしているはるかに関する事だった。

登場人物

  • 柿本光介
人気ニュース番組『ニュースプラネット』のキャスター。
  • 春山はるか
光介の恋人。国語教師で音楽部顧問。
  • ヨシノ
柿本と同じく『ニュースプラネット』のキャスター。
  • サルマル
はるかの元同僚の教師。現在は時間管理局局員。
  • アリマ
『ニュースプラネット』のレポーター。
  • ヤマノウエ
猿丸の同僚の時間管理局局員。
  • タケチ/オオツ/クサカベ
はるかが顧問をしている音楽部の生徒。

キャスト

1989年初演

1989年2月28日~3月5日 シアターモリエール

1992年再演

1992年3月27日~29日 近鉄小劇場/1992年4月3日~14日 シアターアプル

  • 柿本光介 - 西川浩幸
  • 春山はるか - 大森美紀子
  • ヨシノ - 津田匠子
  • アリマ - 町田久実子
  • タケチ - 伊藤ひろみ
  • オオツ - 板垣悦子
  • クサカベ - 中村恵子
  • ヤマノウエ - 今井義博
  • サルマル - 佐藤吉司

1999年再々演

1999年3月4日 シアターアプル/1999年4月14日~21日 シアター・ドラマシティ/1999年4月25日~27日 ももちパレス

  • 柿本 - 西川浩幸
  • はるか - 大森美紀子
  • ヨシノ - 津田匠子
  • アリマ - 坂口理恵
  • タケチ - 中村亮子
  • オオツ - 小林江利子
  • クサカベ - 前田綾
  • ヤマノウエ - 篠田剛
  • サルマル - 岡田達也

2002年再々々演

2002年6月10日~20日 シアターアプル

Aキャスト/Bキャストと表記する

2011年再々々々演

2011年7月3日~5日 山野ホール

BLUEキャスト/REDキャスト/GREENキャストと表記する

参考

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外部リンク

Template:デフォルトソート:きんかせんりつ


広くてすてきな宇宙じゃないか』(ひろくてすてきなうちゅうじゃないか)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているアンドロイドを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊ハーフタイムシアター

概要

1990年初演。以後、1992年・1999年・2005年・2012年と上演されている。

1992年・1999年は『ハーフタイムシアター・ダブルフューチャー』として銀河旋律、2005年は僕のポケットは星でいっぱいと同時上演された。また2012年の公演はサポーターズ・クラブ20周年として上演され、3チーム制で上演された。Template:Cite web

題名は鶴田謙二の『広くてすてきな宇宙じゃないか』からもらっている。Template:Cite web

2012年9月21日Forestキャストの柿本役で西川浩幸が通算3000ステージ、同年9月23日Riverキャストのサイゴウ役で岡田さつきが通算2500ステージとなった。Template:Cite web

あらすじ

アンドロイドが誕生して15年。家庭にアンドロイドを家族として貸し出す“ファミリーレンタルサービス”が始まった。今回貸し出すタイプはおばあちゃんタイプだと聞き、ニュースキャスターをしている柿本はこの事を報道している時に勝手に借りる事を決めてしまう。柿本には子供が3人、スギエ・カシオ・クリコが居た。突然の事に反発する子供達だが、おばあちゃんの人柄に徐々に心を許していく。が、一番下の子のクリコだけはなかなか心を許す事が出来なかった。

登場人物

  • おばあちゃん
    “ファミリーレンタルサービス”で柿本家やって来た、おばあちゃん型のアンドロイド。
  • スギエ
    光介の長女、何かと面倒を押し付けられる。
  • カシオ
    光介の長男、星を見るのが好き。
  • クリコ
    光介の次女、意地っ張り。
  • 柿本
    人気ニュース番組『ニュースプラネット』のキャスター。母親を亡くした事で暗くなってしまった子供達の為に、おばあちゃんを借りる事を申し出る。
  • サイゴウ(アリマ)
    柿本と同じく、『ニュースプラネット』のキャスター。柿本の事を狙っている。
  • オオクボ
    『ニュースプラネット』のレポーター。
  • カツラ
    クリコの同級生。
  • ヨシダ
    クリコの担任教師。
  • サカモト
    “ファミリーレンタルサービス”の職員。
  • ヒジカタ
    “ファミリーレンタルサービス”の職員。柿本と面談し、柿本家におばあちゃんが必要だと判断した。

キャスト

1990年 初演

1990年4月17日〜30日:シアターモリエール

1992年 再演

1992年3月27日〜29日:近鉄小劇場 / 1992年4月3日〜14日:シアターアプル

  • おばあちゃん - 大森美紀子
  • 柿本光介 - 西川浩幸
  • クリコ - 石川寛美
  • カシオ - 上川隆也
  • スギエ - 岡田さつき
  • サイゴウ - 坂口理恵
  • オオクボ - 真柴あずき
  • カツラ - 成瀬さとみ
  • ヨシダ先生 - 遠藤みき子
  • サカモト - 松野芳久
  • ヒジカタ - 近江谷太朗

1999年 再々演

1999年3月4日:シアターアプル / 1999年4月14日〜21日:シアター・ドラマシティ / 1999年4月25日〜27日:ももちパレス

  • おばあちゃん - 大森美紀子
  • 柿本光介 - 西川浩幸
  • クリコ - 石川寛美
  • カシオ - 南塚康弘
  • スギエ - 岡田さつき
  • アリマ - 坂口理恵
  • オオクボ - 岡内美喜子
  • カツラ - 浅岡陽子
  • ヨシダ先生 - 中村恵子
  • サカモト - 清水誉雄
  • ヒジカタ - 大内厚雄

2005年 再々々演

2005年5月19日〜6月12日:シアターアプル / 2005年6月18日〜26日:新神戸オリエンタル劇場

  • おばあちゃん - 大森美紀子
  • 柿本光介 - 西川浩幸
  • クリコ - 実川貴美子
  • カシオ - 畑中智行
  • スギエ - 岡内美喜子
  • アリマ - 大木初枝
  • オオクボ - 青山千洋
  • カツラ - 渡邊安理
  • ヨシダ先生 - 中村恵子
  • サカモト - 松坂嘉昭
  • ヒジカタ - 三浦剛

2012年 再々々々演

2012年9月14日〜17日:サンシャイン劇場 / 2012年9月21日〜23日:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

Forestキャスト/Riverキャスト/Slopeキャストと表記する

参考

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外部リンク

Template:デフォルトソート:ひろくてすてきなうちゆうしやないか


ケンジ先生』(けんじせんせい)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているアンドロイドを題材とした舞台作品。原作及び脚本は成井豊、演出は成井豊+石川寛美

概要

1996年初演。以後、1998年に再演・2013年に再々演予定である。

成井豊が「こどもと、昔こどもだったおとなたちのための舞台」として製作した。96年版及び98年版の音楽をZABADAKが担当しており、「星めぐりの歌」を「双子の星」として作曲した。

98年の公演で山田幸伸がはしかにかかったり公演中止になりかけたが、主治医の尽力とみんなの気合いで無事に上演された。Template:Cite web

本作は「銀河旋律」や「広くてすてきな宇宙じゃないか」と同じく『柿本家サーガ』シリーズである。

96年版及び98年版は音楽劇だったが、2013年に完全ダブルキャストでストレートプレイとして再々演されることが決まっている。Template:Cite web

あらすじ

西暦2096年、地球上から学校と言う物がなくなった時代。

レミの14歳の誕生日におばあちゃんがプレゼントしてくれたのは、1996年型の教師アンドロイドケンジ先生だった。レミは夏休みの宿題を押し付けようとしたがケンジ先生は授業を振り返れば出来ると言って、宿題を手伝おうとはしない。そんなケンジ先生に、レミは反発をしてしまう。

レミの友人ソラコの姉トシコが、突然家に帰ってくる。トシコは仕事に疲れており、逃げ出してきたのだ。そこへトシコの所属するプロダクション社長シラキ社長がボディーガードアンドロイドを連れて、トシコを連れ戻しにやってきて・・・

登場人物

  • ケンジ先生
    1996年型の教師アンドロイド。担当教科は理科。
  • レミ
    14歳の少女。成績は良いが、勉強する事が嫌い。トシコに憧れている。
  • ママ
    レミのママ。おばあちゃんとは気が合わず、いつも反発している。
  • パパ
    レミのパパ。いつもママとおばあちゃんの間に挟まれている。
  • おばあちゃん
    レミのおばあちゃん。中古屋でケンジ先生を買い、レミにプレゼントした。
  • ソラコ
    レミの同級生。
  • トシコ
    ソラコの姉で、人気の歌手。
  • シラキ社長
    トシコの所属するプロダクションの社長。
  • クロサキ/アイハラ/コンノ/ネヅ
    シラキ社長が買った、ボディーガードアンドロイド。
  • タカダさん
    タカダ古道具店の店長。

キャスト

1996年初演

1996年8月23日〜29日(こどもの城青山円形劇場)

  • ケンジ先生 - 山田幸伸 (客演)
  • レミ - 関根麻美
  • ママ - 大森美紀子
  • パパ - 田尻茂一(アクションクラブ)
  • おばあちゃん - 石川寛美
  • ソラコ - 前田綾
  • トシコ - 咲恵子 (客演)
  • シラキ社長 - 明樹由佳
  • クロサキ - 河本由彦 (客演)
  • ネヅ - 相木隆行 (客演)
  • コンノ - 白尾敬太 (客演)
  • アイハラ - 高橋高太郎 (アクションクラブ)
  • タカダさん - 西川浩幸

1998年再演

1998年8月27日〜9月6日(世田谷パブリックシアター) / 1998年9月10日〜13日(新神戸オリエンタル劇場)

  • ケンジ先生 - 山田幸伸 (客演)
  • レミ - 中村亮子
  • ママ - 大森美紀子
  • パパ - 田尻茂一 (アクションクラブ)
  • おばあちゃん - 石川寛美
  • ソラコ - 前田綾
  • トシコ - 津田匠子
  • シラキ社長 - 明樹由佳
  • クロサキ - 川原正嗣 (アクションクラブ)
  • アイハラ - 前田悟 (アクションクラブ)
  • コンノ - 船橋裕司 (アクションクラブ)
  • ネヅ - 大林勝 (JAC)
  • タカダさん - 西川浩幸

2013年再々演

どんぐりキャスト

山猫キャスト

参考

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外部リンク

Template:デフォルトソート:けんしせんせい



水平線の歩き方』(すいへいせんのあるきかた)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているラグビーを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊ハーフタイムシアター

概要

2008年初演。以後、2011年に再演されている。

2008年初演は「ハックルベリーにさよならを」、2011年再演は「ヒア・カムズ・ザ・サン」と同時上演された。

2011年再演時に同時上演の「ヒア・カムズ・ザ・サン」に出演予定だった西川浩幸が「左前頭葉皮質梗塞」の為に降板、代役として本作の主演をしていた岡田達也が2作品に同時出演した。Template:Cite web

あらすじ

社会人ラグビー選手の幸一が家に帰ると、部屋に女性が居た。突然の事に驚く幸一。すると女性は、自分は幸一の母アサミだと名乗った。だが、そんな事はあり得なかった。幸一の母親は、23年も前に亡くなっていた上に、目の前に居るアサミは明らかに自分より年下の女性だった。

登場人物

  • 幸一
社会人ラグビーの選手。
  • アサミ
幸一の母親と名乗る女性。
  • 阿部
幸一の担当の女医師。
  • 豊川
幸一の友人。幸一と同じく社会人ラグビーの選手だったが芽が出ず、スポーツを企画する会社に転職した。
  • 一宮
幸一の務める会社の広報で、社内報の記者をしている。
  • 勇治
幸一の叔父。幸一の母が亡くなった後、幸一を引き取った。理科の教師をしている。
  • 奈穂子
幸一の叔母で、勇治の妻。
  • 進太郎
勇治と奈穂子の息子。

キャスト

2008年初演

2011年再演

  • 幸一 - 岡田達也
  • アサミ - 岡田さつき
  • 阿部 - 前田綾
  • 豊川 - 左東広之
  • 一宮 - 井上麻美子
  • 勇治 - 小多田直樹
  • 奈穂子 - 原田樹里
  • 進太郎 - 鍛治本大樹

参考

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外部リンク

Template:デフォルトソート:すいへいせんのあるきかた


Template:Otherusesバイ・バイ・ブラックバード』(ばい・ばい・ぶらっくばーど)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されている記憶障害を題材とした舞台作品。脚本・演出は成井豊+真柴あずき

概要

2010年初演。

演劇集団キャラメルボックス25周年である2010年の中で、唯一のオリジナル作品。

カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」と大島弓子の「金髪の草原」を参考に執筆された。また脚本助手として大内厚雄が参加している。

タイトルは1926年に発表されたジャズ「Bye Bye Blackbird」を元にしている。「ブラックバード」には「不幸」と言う意味があり、タイトルの意味は「不幸にさようなら」である。演劇集団キャラメルボックス『バイ・バイ・ブラックバード トーク&フォトブック』株式会社ネビュラプロジェクト、2010年初版、6頁より引用

また伊坂幸太郎が初演と同年に「バイバイ、ブラックバード」を発売したが偶然の一致であり、関連性はない。Template:Cite web

あらすじ

2010年6月。コスタ症候群にかかった事で11年間の記憶を失った柳瀬ナツカは兄夫婦の勧めで、再教育学校の見学に行く。そこには自分と同じくコスタ症候群によって記憶を失った、記憶年齢が16歳の生徒達が居た。あまり学校に行く事に気が進まない上に集団行動が面倒だと言ったナツカに対し、高1クラスの担任沢野泰輔は「協調性がまるでない」と言い放つ。

家に帰ったナツカの元に、学校で逢った高1クラスの真鍋充から電話がかかってくる。沢野に対して意見を言ったナツカを気に入り、学校に通う事を勧めて来た。真鍋はナツカに、「挑戦する前に諦めるなんて、君らしくないぜ。」と言う。すると突然、ナツカはフラッシュバックに襲われた。

用語

コスタ症候群

作中に出てくる、架空の病気。実在する「ダ・コスタ症候群(心臓神経症)」とは違う。

1995年10月。南米大陸の西部エクアドル共和国太平洋岸地域、通称「コスタ地区」で発見された病気。原因となる新型ウイルスは「コスタウイルス」と呼ばれている。

主な症状は38度以上の高熱・咳・頭痛・下痢・呼吸困難・意識混濁。高熱が二週間続くと、肺炎等の合併症により死に至る事がある。また、ウイルスが脳に侵入して、記憶障害を引き起こす事もある。1995年11月以降、コスタウイルスによって記憶を失った患者は全世界で約750万人。日本国内だけでも約20万人に上る。しかし記憶障害を治癒する方法は確率されておらず、治癒率は0.1%つまり1000人に一人に過ぎない。

無理に記憶を取り戻そうとすると、しばしば激しい頭痛・目眩・嘔吐感などに襲われる。また何かをキッカケに記憶の断片を思い出す事がある。これを「フラッシュバック現象」と呼び、同様の症状に襲われる。なので厚生労働省は記憶障害者に対して、無理に記憶を取り戻そうとしない様に呼びかけている。成井豊+隈部雅則『きみがいた時間 ぼくのいく時間』論創社、2010年初版、149,156,182頁より引用

再教育学校

池袋にある、架空の学校。

元は十年以上も前に少子化によって廃校になった、小学校の校舎に入っている。正式名称は「東京都立再教育学校」で、英語では「TOKYO SCHOOL OF RE-EDUCATION」。略して「TSR」と呼ばれている。だが生徒達は「スクール」と呼んでいる。

基本的には個人学習で、文部科学省が策定した学習教育要領の範囲内であれば好きな勉強を選択する事が出来る。成井豊+隈部雅則『きみがいた時間 ぼくのいく時間』論創社、2010年初版、150,152頁より引用

登場人物

  • 沢野泰輔(さわのだいすけ)
再教育学校の教師。
  • 柳瀬ナツカ(やなせなつか)
コスタ症候群によって、11年間の記憶を失った。実年齢は27歳で、記憶を失うまでは広告代理店で広告デザイナーをしていた。
  • 安西亮一(あんざいりょういち)
再教育学校の生徒。実年齢は47歳で、記憶を失うまでは洋食店を経営していた。
  • 真鍋充(まなべみつる)
再教育学校の生徒。記憶を失うまでは、会社員をしていた。
  • 小松崎怜奈(こまつざきれいな)
再教育学校の生徒。世間的には記憶を失ってない事にしており、記憶を失う前と同じく華道家としてフラワーアレンジメントの学校を経営している。
  • 猪俣亜美(いまたあみ)
再教育学校の生徒。実年齢は21歳で、記憶を失うまは、大学に通っていた。
  • 大橋史代(おおはしふみよ)
再教育学校の校長。
  • 東理々子(あずまりりこ)
再教育学校の教務主任。
  • 柳瀬和也(やなせかずや)
ナツカの兄。記憶を失ってからは亡くなった両親に代わって、ナツカの面倒を見ている。
  • 柳瀬はつみ(やなせはつみ)
ナツカの義姉。
  • 安西真砂子(あんざいまさこ)
安西の妻。記憶を無くした安西に代わって、飲食店を切り盛りしている。
  • 安西由紀人(あんざいゆきと)
安西の息子。飲食店でシェフをしている。
  • 真鍋敏晴(まなべとしはる)
真鍋の父親。都議会議員をしている。
  • 真鍋彩子(まなべさいこ)
真鍋の母親。

キャスト

2010年初演

参考

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外部リンク

Template:デフォルトソート:ばい・ばい・ぶらつくばーど


賢治島探検記』(けんじとうたんけんき)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されている宮沢賢治の作品を題材とした舞台作品。原作は宮沢賢治、構成演出は成井豊

起点

阪神淡路大震災をキッカケに、坂口理恵成井豊に「いつでもやれる芝居を用意しておきましょう。劇場がなくても、美術や照明がなくても、できる芝居を。路上でもできる芝居を」と提案して作られた。Template:Cite web

概要

2002年初演。以後、2006年・2011年に再演されている。

2011年再々演は東日本大地震をキッカケに公演を決定し、6月に東京・10月に大阪で公演を行った後、東北7都市で『東北応援無料ツアー』を実施した。Template:Cite web東京公演は『水平線の歩き方』と『ヒア・カムズ・ザ・サン』と同時上演され、「左前頭葉皮質梗塞」を患い『ヒア・カムズ・ザ・サン』を降板していた西川浩幸が一日一公演のみワンシーンだけ登場した。Template:Cite web

台詞はほぼ宮沢賢治が描いた原文のままである。Template:Cite web

初演で教授役は篠田剛だったが、再演以降は坂口理恵が教授役をしている。また芝居部分以外は、役者の本名で呼ばれる。

2002年初演時に中村恵子が肉離れを起こし、『セロ弾きのゴーシュ』の三毛猫役のみ温井摩耶が代役をした。

あらすじ

宮沢賢治をゼミの研究にしている教授と学生達が、小さな空地へとやって来た。すると教授は突然、「ここが賢治島」だと言い出す。教授と生徒達は、宮沢賢治の作品を芝居として上演していく。全ての芝居が終った時、彼らの胸に不思議な風が吹く・・・

登場作品

原作名/公演での題名と表記する

2002年初演

2006年再演

  • 雪渡り』/『雪渡り鈴鳴らし』
  • 注文の多い料理店』/『注文の厳しい料理店』
  • 『セロ弾きのゴーシュ』/『ゴーシュ弾かれのセロ』
  • 風の又三郎』/『無口な風の又三郎』
  • 『銀河鉄道の夜』/『光速銀河鉄道の夜』

2011年再々演東京公演版

  • 『注文の多い料理店』/『注文の厳しい料理店』※『どんぐりと山猫と馬車別当』と日替わり
  • 『どんぐりと山猫』/『どんぐりと山猫と馬車別当』※『注文の厳しい料理店』と日替わり
  • 『セロ弾きのゴーシュ』/『ゴーシュ弾かれのセロ』
  • 『銀河鉄道の夜』/『光速銀河鉄道の夜』

2011年再々演東北ツアー版

  • 『セロ弾きのゴーシュ』/『ゴーシュ弾かれのセロ』
  • 『銀河鉄道の夜』/『光速銀河鉄道の夜』

東北無料応援ツアー

2011年10月7日~13日にかけて、東北7ヶ所で無料公演を行った。

公演会場

  • 岩手県花巻市交流会館
  • 岩手県田野畑村アズビィホール
  • 宮城県気仙沼市はまなすホール
  • 宮城県 仙台市 尚絅学院高等学校 礼拝堂
  • 宮城県塩竈市遊ホール
  • 宮城県 南三陸町 南三陸ホテル観洋
  • 福島県 いわき市 小名浜市民会館

キャスト

役者名:『登場作品名』役名と表記する。また『無口な風の又三郎』は全員出るので、高田三郎役のみ表記する。

2002年初演

  • 菅野良一:『貝の火ただしカンテラの火』ひばりの親&もぐら&フクロウ/『光速銀河鉄道の夜』ジョバンニ
  • 篠田剛:『どんぐりと山猫と馬車別当』山猫/『光速銀河鉄道の夜』燈台守&カムパネルラの父
  • 坂口理恵:『どんぐりと山猫と馬車別当』語り手&その他/『ゴーシュ弾かれのセロ』セロ/『光速銀河鉄道の夜』ブルカニロ博士
  • 岡田さつき:『二人だけの祭りの晩』語り手&その他/『ゴーシュ弾かれのセロ』野ネズミの母親/『光速銀河鉄道の夜』先生&大学士
  • 前田綾:『貝の火ただしカンテラの火』ホモイの父/『ゴーシュ弾かれのセロ』ゴーシュ/『光速銀河鉄道の夜』ザネリ&大学士の助手
  • 小川江利子:『貝の火ただしカンテラの火』ホモイの母/『ゴーシュ弾かれのセロ』カッコウ/『光速銀河鉄道の夜』カムパネルラ
  • 中村恵子:『貝の火ただしカンテラの火』狐/『ゴーシュ弾かれのセロ』三毛猫/『光速銀河鉄道の夜』牛乳屋&鳥捕り
  • 藤岡宏美:『二人だけの祭りの晩』亮二/『貝の火ただしカンテラの火』ひばりの子&リス/『光速銀河鉄道の夜』ジョバンニの母&車掌
  • 青山千洋:『無口な風の又三郎』高田三郎/『ゴーシュ弾かれのセロ』楽長/『光速銀河鉄道の夜』大学士の助手&マルソ
  • 温井摩耶:『貝の火ただしカンテラの火』ホモイ/『ゴーシュ弾かれのセロ』三毛猫(代役)/『光速銀河鉄道の夜』家庭教師
  • 大木初枝:『どんぐりと山猫と馬車別当』一郎/『光速銀河鉄道の夜』かおる
  • 大浦理美恵:『ゴーシュ弾かれのセロ』野ネズミの子供/『光速銀河鉄道の夜』タダシ

日替わりキャスト(『ゴーシュ弾かれのセロ』タヌキの子):西川浩幸/岡田達也/細見大輔/大内厚雄/粟根まこと(劇団☆新感線)/首藤健祐(客演)/平野くんじ(TEAM 発砲・B・ZIN)/工藤順矢(TEAM 発砲・B・ZIN)

2006年再演

  • 筒井俊作:『雪渡り鈴鳴らし』語り&二郎&狐の生徒/『ゴーシュ弾かれのセロ』野ネズミの子供/『光速銀河鉄道の夜』先生&大学士
  • 左東広之:『雪渡り鈴鳴らし』語り&兄&狐の生徒/『注文の厳しい料理店』紳士/『光速銀河鉄道の夜』家庭教師
  • 渡邊安理:『注文の厳しい料理店』猫/『光速銀河鉄道の夜』かおる
  • 阿部丈二:『注文の厳しい料理店』紳士/『光速銀河鉄道の夜』ザネリ&大学士の助手
  • 多田直人:『雪渡り鈴鳴らし』語り&兄&狐の子/『風の又三郎』高田三郎/『光速銀河鉄道の夜』マルソ&タダシ
  • 坂口理恵:『雪渡り鈴鳴らし』紺三郎/『ゴーシュ弾かれのセロ』セロ/『光速銀河鉄道の夜』ブルカニロ博士
  • 石川寛美:『雪渡り鈴鳴らし』かん子/『ゴーシュ弾かれのセロ』カッコウ/『光速銀河鉄道の夜』牛乳屋&鳥捕り
  • 伊藤ひろみ:『雪渡り鈴鳴らし』』四郎/『ゴーシュ弾かれのセロ』三毛猫/『光速銀河鉄道の夜』ジョバンニの母&車掌
  • 岡内美喜子:『注文の厳しい料理店』猫/『ゴーシュ弾かれのセロ』楽長/『光速銀河鉄道の夜』カムパネルラ
  • 畑中智行:『注文の厳しい料理店』語り&白熊のような犬&猟師/『ゴーシュ弾かれのセロ』野ネズミの母親/『光速銀河鉄道の夜』ジョバンニ
  • 三浦剛:『注文の厳しい料理店』語り&白熊のような犬/『ゴーシュ弾かれのセロ』ゴーシュ/『光速銀河鉄道の夜』燈台守&カムパネルラの父

日替わりゲスト(『ゴーシュ弾かれのセロ』タヌキの子):Advantage Lucy/糸賀徹/吉良知彦/Queen's Tears Honey/Co-rchestra/小峰公子/清水一雄/武田和大/三村昌也(LIPNITZ)

2011年再々演東京版

  • 坂口理恵:『ゴーシュ弾かれのセロ』セロ/『光速銀河鉄道の夜』ブルカニロ博士
  • 大内厚雄:『注文の厳しい料理店』白熊の様な犬&猟師/『ゴーシュ弾かれのセロ』ゴーシュ/『光速銀河鉄道の夜』燈台守&カムパネルラの父
  • 石川寛美:『ゴーシュ弾かれのセロ』カッコウ/『光速銀河鉄道の夜』牛乳屋&鳥捕り
  • 畑中智行:『注文の厳しい料理店』紳士/『ゴーシュ弾かれのセロ』野ネズミの母親/『光速銀河鉄道の夜』ジョバンニ
  • 温井摩耶:『ゴーシュ弾かれのセロ』三毛猫/『銀河鉄道の夜』家庭教師
  • 筒井俊作:『注文の厳しい料理店』紳士/『ゴーシュ弾かれのセロ』野ネズミの子供/『光速銀河鉄道の夜』先生&大学士
  • 実川貴美子:『注文の厳しい料理店』猫/『ゴーシュ弾かれのセロ』楽長/『光速銀河鉄道の夜』カムパネルラ
  • 林貴子:『注文の厳しい料理店』タヌキの子/『光速銀河鉄道の夜』ジョバンニの母&車掌
  • 森めぐみ:『注文の厳しい料理店』猫/『光速銀河鉄道の夜』かおる
  • 小笠原利弥:『注文の厳しい料理店』白熊の様な犬/『光速銀河鉄道の夜』ザネリ&大学士の助手
  • 市川草太:『ゴーシュ弾かれのセロ』アンサンブル
  • 小林春世:『ゴーシュ弾かれのセロ』アンサンブル/『光速銀河鉄道の夜』大学士の助手&タダシ

2011年再々演大阪&東北ツアー版

参考

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外部リンク

Template:デフォルトソート:けんしとうたんけんき



さよならノーチラス号』(さよならのーちらすごう)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されている夏休みを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊

概要

1998年初演。以後、2009年に再演されている。

本来であれば前年の1997年冬に初演を迎えるはずだったが成井豊が体調不良になり、演目を『サンタクロースが歌ってくれた』に変更。その後構成を新たに書き上げ、1998年夏に初演を迎えた。Template:Cite web

2009年再演の佐和子役は久保田晶子がやるはずだったが降板する事になり、代わりに真柴あずきが出演した。

あらすじ

新人作家タケシが引っ越し作業をしていると、編集者の真弓がやって来た。作業が進んでない事に呆れた真弓が手伝おうとした所、ダンボールの中にブリキの潜水艦がある事に気が付く。それはタケシが小学6年生の時に作った物だった。真弓は「新しい小説のネタになるかもしれない」と言いより、タケシに当時の話をさせる。

小学6年生の時、タケシは親戚の家に預けられていた。父親の治男が事業に失敗し、他の家族は夜逃げをしていたのだ。そして夏休みの間だけ、家族が身を寄せている所で過ごす事になる。そこは古びた自動車整備工場の2階で、1階には整備士で大家の息子の勇也とゴールデンレトリバーのサブリナが居た。

タケシのちょっと不思議な夏が始まる・・・

登場人物

  • タケシ
スランプ中の新人作家。真弓に迫られ、小学6年生の時の出来事を話す。
  • 真弓
タケシの担当編集者。
  • 勇也
大家の次男で芳樹の弟。自動車の整備士をしている。芳樹とは仲が悪いが、理沙の事は一目置いている。
  • サブリナ
人間で言えば70歳のメスのゴールデンレトリバー。チョコが好き。
  • 芳樹
大家の長男で勇也の兄。弁護士をしている。
  • 理沙
芳樹の妻。妊婦。
タケシの10歳上の長兄で、早稲田大学の学生。家族の中で、誰よりもタケシに厳しい。
  • 治男
タケシの父で無職。どんな事にでも笑ってやり過ごそうとする。
  • 佐知子
タケシの母で看護師。
  • 康太郎
美香の同級生の高校生。恵利子と一緒に、美香の身に起きた事件の真相を突き止めようとしている。
  • 恵利子
美香の同級生の高校生。康太郎と一緒に、美香の身に起きた事件の真相を突き止めようとしている。
  • 美香
佐和子の勤める病院に入院している高校生。

キャスト

1998年初演

2009年再演

参考

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外部リンク

Template:デフォルトソート:さよならのーちらすごう


ハックルベリーにさよならを』(はっくるべりーにさよならを)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているカヌーを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊ハーフタイムシアター

概要

1991年初演。以後、1996年・2008年と上演されている。

題名は『アルジャーノンに花束を』を元にしている。演劇集団キャラメルボックス『ハテナ気象台Vol.96』2012年発行、『アルジャーノンに花束を』成井豊・出演キャスト対談より引用

大島弓子の『F式蘭丸』と『夢虫・未草』にヒントを貰い、成井豊自身の子供時代を思い出しながら書いた。今作は「ごめんなさい」と言う言葉にこだわり、1996年に同時上演した『TWO』は「ありがとう」と言う言葉について考えた。成井豊『ケンジ先生』論創社、2003年第4刷版、272頁より引用

1996年再演は『TWO』、2008年再々演は『水平線の歩き方』と同時上演された。

1999年9月にきらが本作を原作にしたコミックを出版した。

あらすじ

小学6年生のケンジは両親が離婚して母親と二人暮らし。最近は家庭教師のコーキチ君の影響でカヌーに夢中になっている。そんなある日、父親のマンションに行ったら見知らぬ女性がいた。カオルと名乗った彼女はケンジの父親が好きだという。反発しながらもカオルと仲良くなっていくケンジだったが…。

登場人物

  • ボク
大学生でケンジの”兄”。物語の語り部。
  • ケンジ(キミハラケンジ)
小学6年生。意地っ張り。
  • 母さん
ケンジの母親。「父親のいる子に負けさせたくない」という理由でケンジに家庭教師を付けているが、教育ママと言う訳ではない。
  • 父さん(ウサミ先生)
ケンジの父親。絵本作家。ケンジとは月に一度の「面会日」にしか会っていない。
  • コーキチ君
ケンジの家庭教師。早稲田大学の3年生でサークルにも所属せずにバイトに励む。担当教科は国語と算数だが、ケンジにカヌーを教える。
  • カオルさん(オオバカオル)
ケンジの父親の編集者。昔から彼のファンだった。
  • アベさん(アベチカコ)
ケンジの同級生。ケンジの事が大好きで迷惑を顧みずに猛アタックをしているがケンジは嫌がっている。
  • セコ先輩
コーキチ君の先輩。

キャスト

1991年初演

1991年3月20日~4月7日 シアターモリエール

1996年再演

1996年4月4日~29日 本多劇場/1996年5月17日 近鉄劇場

  • ボク - 西川浩幸
  • ケンジ - 伊藤ひろみ
  • カオルさん - 坂口理恵
  • 父さん - 篠田剛
  • 母さん - 遠藤みき子
  • アベさん - 石川寛美
  • コーキチくん - 細見大輔
  • セコ先輩 - 今井義博

2008年再々演

2008年6月8日~29日 シアターアプル/2008年7月6日~13日 新神戸オリエンタル劇場/2008年7月18日~20日 名鉄ホール

参考

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外部リンク

Template:デフォルトソート:はつくるべりーにさよならを


TRUTH (舞台作品) Template:OtherusesTRUTH』(トゥルース)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されている時代劇を題材とした舞台作品。原案は山本周五郎の『失蝶記』成井豊+真柴あずき『TRUTH』論創社、2005年初版、6頁より引用。脚本・演出は成井豊+真柴あずき

概要

1999年初演。以後2005年に再演され、2014年に再々演される予定である。

1999年初演は劇団初となる、全曲オリジナルによるサントラを作成。河野圭がプロデュースと作曲を担当した。Template:Cite web

2005年は劇団20周年記念公演の第一弾として上演され、神戸大千秋楽は「全国縦断クローズド・サーキット」として札幌・東京・名古屋・福岡で生中継を行った。Template:Cite web

あらすじ

慶応4年2月20日の夜。江戸赤坂の池波道場で、弦二郎初音に手紙を書いていた。それはここ数日に起きた、ある事件の全容だった。

時は遡り、慶応4年1月16日。江戸本所の上田藩に所属する弦二郎は、二度目の長州征伐を終えて大阪から2年ぶりに帰って来た。弦二郎は英之介鏡吾を始めとする、藩士仲間達と再会。幕府に先がない事を告げ、何とか上田藩を守るべく帝に恭順する為に殿に相談出来ないかと提案する。だがそこで、慎重派の御家老が謹慎を命じられていた事を知る。弦二郎はまだ逢った事はなかったが、ある主戦派の側用人と対立した事がキッカケだった。

数日後。弦二郎を始めとする上田藩士数名は池波道場を訪れ、隼助が改造した鉄砲の試し打ちをする事になった。全員が打ちたかったので、クジ引きで虎太郎が打つ事に。だが、引き金を引いても弾が出てこない。虎太郎は危ないと言われても手を離さず、尽かさず弦二郎が鉄砲を取り上げる。その瞬間、銃が暴発。弦二郎は耳が聞こえなくなってしまう・・・

登場人物

  • 弦二郎
    本名:野村弦二郎。上田藩士。大阪から久々に帰還したが、銃の暴発によって耳が聞こえなくなる。
  • 鏡吾
    本名:長谷川鏡吾。上田藩士。仲間内では身分が一番低い貧乏人で、毎日虎太郎の家で飯を食べている。
  • 英之介
    本名:柴田英之介。上田藩士。弦二郎の無二の親友。
  • 隼助
    本名:五味隼助。上田藩士。弦二郎が初音に宛てた手紙を見つける。
  • 三郎太
    本名:池波三郎太。上田藩士。初音の弟。
  • 虎太郎
    本名:吉川虎太郎。上田藩士。ふじの尻にひかれている。
  • 山岡
    本名:山岡忠兵衛。上田藩江戸藩邸留守居役。
  • 月真和尚
    海音寺住職。
  • 初音
    本名:池波初音。虎太郎の姉。
  • ふじ
    虎太郎の妻。虎太郎より5つ上の姉さん女房。
  • 美緒
    帆平の妹。
  • 帆平
    池波道場師範。初音の従兄。

キャスト

1999年初演

2005年再演

参考

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外部リンク

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ヒトミ (舞台作品) Template:otherusesヒトミ』(ひとみ)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているピアノを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊+真柴あずき

概要

1995年初演。以後2004年に再演され、2014年に再々演される事が決まっている。

真柴あずきが唯一自分で脚本を書き、出演した作品である。

本作は『アルジャーノンに花束を』を参考に、主人公を女性にして“知能”を“肉体”に変えて執筆した。演劇集団キャラメルボックス『ハテナ気象台Vol.96』2012年発行、『アルジャーノンに花束を』成井豊・出演キャスト対談より引用

あらすじ

ヒトミは交通事故に遭い、身体が不自由になってしまう。そこで脳神経外科の岩城と精神科医の佐久間が開発した「ニューロハーネス」(通称:ハーネス)を付ける事で、身体が動かせる様になると提案される。

だが、ヒトミは難色を示す。ヒトミの母親は有名なピアニストで、その娘の自分が成功すれば話題になるからではないかと思っていた。しかし岩城はヒトミ自身もピアニストであり、ピアノの腕前が前まで戻ればハーネスが完成した事になるからと答える。「もう一度ピアノを弾きたくないか」と聞かれ、ハーネスを付ける事を決意する。

登場人物

  • 水谷ヒトミ
ピアニスト。交通事故により、体が不自由になった。
  • 小沢
ヒトミの元恋人。
  • 岩城
脳神経外科医。ヒトミにハーネルを付ける事を提案する。
  • 佐久間
精神科医。ヒトミの精神ケアを担当する。
  • 大友
整形外科の研修医。ヒトミの身の回りの世話をしている。
  • 郁代
ヒトミの母親。有名なピアニスト。
  • 典子
ヒトミの親友。下田でホテルを経営している。
  • 朝比奈
典子の経営するホテルのフロアマネージャー。
  • 若杉
典子の運営するホテルの雑用係。
  • あつこ
典子の運営するホテルの客室係。

キャスト

1995年初演

2004年再演

参考

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外部リンク

Template:デフォルトソート:ひとみ


ウルトラマリンブルー・クリスマス』(うるとらまりんぶるー・くりすます)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演予定のクリスマスを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊

概要

2013年11月から12月にかけて上演予定である。

本作は『素晴らしき哉、人生!』のオマージュ作品として執筆された。主人公が出会う天使によってラスト30分のシーンを変えるダブルエンディング式になっている。Template:Cite web

あらすじ

昭和58年のクリスマスイブ。長野県のとある建設会社を経営している辺見鐘司は自殺を決意し、町外れの川にやってくる。橋から身を投げようとした瞬間、横から誰かが飛び降りた。辺見はその人物を助けようと、川に飛び込む。

次に目を開けると、辺見はバスに乗っていた。隣に座っていたのは、先に川に飛び込んだ人物。その人物は天使と名乗り、辺見の自殺を止めようとして誤って落ちてしまったと言う。天使は辺見をバスから降ろし、なぜ死のうとしたのかを聞く。

そもそもの始まりは昭和36年、辺見が高校2年生の時の事だった・・・

主な登場人物

  • 辺見鐘司
長野にある建設会社を経営している。
  • 天使
辺見よりも先に川に落ちた人物。

キャスト

参考

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外部リンク

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最終更新:2013年08月09日 08:41
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