立川迅助シリーズとは、演劇集団キャラメルボックスで上演されている成井豊・真柴あずき原作による時代劇シリーズ。新選組一番隊に所属する架空の隊士立川迅助を主役としている。
シリーズ一作目である『風を継ぐ者』は1996年に初演され、渡辺多恵子はこの公演を見たのをキッカケに『風光る』を連載開始。渡辺多恵子『風光る』小学館、2006年第25刷版、87頁より引用また『風光る』のドラマCDでは真柴あずきが脚本を担当し、主要キャラクターの声をキャラメルボックス劇団員が当てた。
全シリーズで同じ役を演じた人物は一人も居ないが、大内厚雄のみ役を変えて全公演に出演している。
本作では統一して、坂本竜馬と表記されている。成井豊+真柴あずき『すべての風景の中にあなたがいます』論創社、2009年初版、146頁より引用また「しんせんぐみ」の漢字表記は「新選組」。
1996年初演、以後2001年・2009年と上演されている。
2002年初演。
2011年初演。迅助シリーズ最終章。
主要人物
風を継ぐ者
裏切り御免!
降り注ぐ百万粒の雨さえも
Template:デフォルトソート:たちかわしんすけしりいす
『サンタクロースが歌ってくれた』(サンタクロースがうたってくれた)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているクリスマスを題材とした舞台作品、およびそれを原作とするラジオドラマ。原作及び脚本・演出は成井豊。
1989年初演。以後、1992年・1997年・2010年に再演されている。
主要人物である芥川・太郎・警部の3役は西川浩幸・上川隆也・近江谷太朗で固定されている。1997年から13年間上演されなかったが、2008年上川が退団する際に提案した事で2010年に4回目の再演が上演された。
2010年東京公演前11月18日 - 28日の10日間だけ脚本・音楽・舞台セットは同じだが完全別キャストで構成された、アナザーキャスト版が上演された。上記三役は在籍劇団員である大内厚雄・岡田達也・阿部丈二が務めた。
1997年は新作『さよならノーチラス号』を上演する予定だったが、成井豊急病により急遽演目を変更。3週間で作り上げた。Template:Cite web
1990年には成井自身の手によりノベライズ化されている。設定は後述のラジオドラマ版に近い。
ゆきみはクリスマス・イブに友人のすずこに電話をかけ、映画『ハイカラ探偵物語』を観に行こうと誘う。
ハイカラ探偵物語の舞台は、大正5年のクリスマス・イブ。華族の有川家に怪盗黒蜥蜴から宝石を盗みに来ると予告状が届く。警部がやってきたが、突拍子もない事ばかり言って頼りない。そこで有川家の令嬢サヨは友人のフミに、フィアンセである小説家芥川に探偵役を依頼できないか相談する。依頼を受けた芥川は友人の太郎と共に有川家を訪れ、黒蜥蜴と対峙する。
予告編のあらすじを話すゆきみだが、すずこは難色を示す。すずこはこの原作小説を読んでおり、つまらなかったと答える。それでも好きな俳優が芥川役で出ているからと説得し、約束を取り付ける。だが約束の時間になってもすずこは現れず、仕方なくゆきみは映画館の中で待つ事にする。
映画は序盤のクライマックスシーンにさしかかり、芥川は犯人の名前を言おうとするが口籠ってしまう。本来ならその場に居るはずの黒蜥蜴が、忽然と居なくなってしまっていたのだ。部屋は厳重に警備されていて、外に逃げる事は不可能。何処へ逃げたのかと焦る登場人物達だが、突然芥川は黒蜥蜴が「銀幕の外」に逃げたと言いだす。そこで芥川・太郎・警部の三人は銀幕から飛び出し、ゆきみと共に黒蜥蜴を追いかける事に。
丁度その頃。原作小説を読み返して遅れて来たすずこは、映画館から出てきた女性とぶつかる。すずこの持っていた原作小説を見て、犯人はメイドのミツなのか聞いてくる。すずこは小説を確認してミツが犯人だと告げるが、その女性は「犯人はミツではない、犯人は別に居る。」と言い出す。
その女性は、映画から出てきたミツだった。
青春アドベンチャーにて1993年12月6日~17日にかけて全10回で放送され、幾度か再放送されている。脚本は吉田玲子。上川のみラジオドラマも続投している。
あらすじや人間関係は舞台版と大きく変わっている。大きな違いとして舞台は登場人物達は銀幕から飛び出すが、ラジオドラマはワープロから飛び出す。劇中劇には大きな違いはないが、芥川達を演じているのは高校生の生徒達(警部は成井の同僚の体育教師)となっており、初演版に役を演じた役者の名前が使われている。
クリスマスの夕方。高校教師で演劇部顧問の成井は筆が遅く、金欠でワープロが買えないので職員室に居残って脚本を書いていた。トイレに立って帰ってきて再びワープロに向かうが、ワープロの調子が可笑しくなってしまう。すると突然、ワープロから龍之介と近江谷警部の声が聞こえてきた。そこで偶然居合わせたゆきみは、少し前に女性とすれ違ったと話す。するとその時、ワープロから「その女が黒蜥蜴だ!」と言う声が。
一方。すずこは偶然、同級生のみつよに似たミツと出会う。ミツは成井の家に行きたいので、切符代金を貸してほしいと言いだす。すずこもそれに付き合う事にし、一緒に電車に乗り込み成井の家へと向かう。
Template:デフォルトソート:さんたくろおすがうたつてくれた
Template:ウィキポータルリンク 『嵐になるまで待って』(あらしになるまでまって)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているろう者を題材にした舞台作品。原作は成井豊の『あたしの嫌いな私の声』。
1993年初演。以降、1997年・2002年・2008年と上演されている。
原作は1991年に成井豊が書いた小説『あたしの嫌いな私の声』。舞台化される際、小説とは幾つか設定が変更されている。
原作及び脚本は初演から成井豊だが、1993年初演の演出のみ劇団ショーマの高橋いさを。再演以降は演出も成井豊が担当している。
1993年初演は「アナザーフェイスダブルヴィジョン」として、成井豊原作である本作を高橋いさをが演出する方を「い組」・成井豊が演出する高橋いさをの作品である「ウォルター・ミティにさようなら」を女優版に変更した「ジャングル・ジャンクション」を「ゆ組」とし、2本同時に別な劇場でやった。Template:Cite web
再演で成井が演出担当をする事になったのをキッカケにろう者についてちゃんと勉強し、手話コーディネーターである妹尾映美子に協力を依頼。その後、テレビで『アイ・ラヴ・ユー』の撮影風景の紹介番組に出ていた主演でろう者である忍足亜希子を見て次の雪絵役にしたいと想い、一緒に紹介番組に出ていた妹尾に紹介して貰うように手紙を書く。忍足はオファーを受け、2002年の再々演にて雪絵役を演じた。成井豊『嵐になるまで待って』論創社、2002年初版、277~280頁より引用 (この公演をキッカケに、忍足は2009年劇団員の三浦剛と結婚した。)
2008年再々々演は、ソニーが演劇を撮影して映画として配給するLivespireとして劇場公開された。
オープニングのダンス曲は初演からニック・カーショウの「Template:仮リンク」が使用されている。
声優を目指すユーリは生まれて初めてのオーディションに合格し、『ナルニア物語』のユースチス役をやる事になった。翌日にプロデューサーの滝島に打ち合わせがしたいと言われ向かったスタジオで、昨日のオーディションで相手役をしたプロ声優で中学三年生のチカコと再会。チカコは学校を早退して、台本を取りに来ていた。
滝島がチカコに頼まれて台本を取りに行こうとしたその時、2人の男女が入ってきた。今回の音楽を担当するニューヨーク在住の音楽家波多野と、その姉でろう者の雪絵だった。お互いに自己紹介をしている合間に、さらにもう一人やってくる。今回の主演をする俳優高杉だった。一向に台本を取りにいかない滝島に代わり、ユーリはチカコと一緒にスタジオから出て台本を取りに行く。
スタジオの外で、ユーリとチカコは津田と鉢合わせる。津田はユーリの中学時代の家庭教師であり今でも友人として接している幸吉の同僚の記者で、高杉のスクープを狙っていた。ユーリが高杉のいるスタジオに行くと聞きつけた津田は自分をユーリの親戚として、スタジオに潜入させて欲しいと頼む。幸吉の友人と言う事でユーリはその頼みを受ける事にし、チカコとはそこで別れる。
スタジオでは不穏な雰囲気が立ち込めていた。高杉の以前のバンド仲間がニューヨークに滞在していたが、波多野が裏から手を回した事で音楽業界から追い出され、それが原因で自殺したと言う噂が立っていたのだ。高杉は真相を聞き出そうとするが波多野が知らないと答えた事で、雪絵に矛先を向ける。手荒に聞き出そうとする高杉に、波多野は「放せ!」と言い放つ。だがその時、ユーリにはその声とは別に『死んでしまえ!』と言う波多野の声が同時に聞こえてきた。高杉はそのまま何も言わず、スタジオを後にする。
翌日スタジオに向かうと、滝島に波多野と二人きりで歌唱レッスンを受けろと言われる。昨日の声の事が怖くて忘れられなかったユーリは、思わずスタジオから飛び出してしまう。その際波多野はユーリが大切にしている、幸吉から貰ったペンダントを拾う。その夜波多野はそのペンダントを返すからとユーリをホテルのロビーに呼び出し、ユーリが幸吉に対して好意がある事、そして告白できない理由まで言い当てる。ユーリは自分が教え子以上の対象で見てもらえていないのではないかと自信がなかった上に、自分の声が女らしくない事をコンプレックスに感じていたのだ。動揺するユーリに対し、波多野は「君が声をださなければ、彼は君を愛してくれる。」と言い放つ。
ホテルから出たユーリは幸吉に電話をかけるが、声が出なくなってしまった事に気づく。電話口の幸吉は何とか電話をかけてきたのがユーリだと気づき、翌日一緒に病院に行く事に。喉には全く傷がなかった事から精神的な理由だと診断され、2人は精神科の広瀬教授の元を訪れる。広瀬はすぐに原因が波多野であると気が付くが、ユーリは幸吉が傍に居た事で波多野に言われた事を伝える事が出来なかった。その時、広瀬が持っていた新聞に高杉が自殺未遂を起こしたという記事が載っている事に気づく。
※勝本は登場しない
『スケッチブック・ボイジャー』(すけっちぶっく・ぼいじゃー)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているファンタジーを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊。
1988年初演。以後、1989年・1995年・2005年に再演されている。
成井が初めて書いたファンタジーであり、コードウェイナー・スミスの「ノーストリリア」と神林長平の「敵は海賊・海賊版」を参考にして執筆された。成井豊『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』論創社、2005年第3刷版、286頁より引用
1988年初演時、初日5日前に夕顔役の津田匠子が倒れ、急遽真柴あずき(当時は本名の佐々木直美で活動)が代役で出演した。また1989年再演時、本番2週間前に諸星役の西川浩幸がアキレス腱を切り、急遽外部に代役を頼んで上演した。Template:Cite web
スペース・アドベンチャー巨編漫画「流星ナイト」は、次回で最終回を迎えようとしていた。
火星移民の羊飼いのカケルが地球に降り立つと、宇宙海賊のジャコウとマサムネに捕まる。カケルは昨日1日で宇宙一の金持になっておりジャコウ達はそれを狙っていたが、カケルは既に金を全て使い切ったと答える。そこに謎の女・夕顔が現れ、広域宇宙警察の海賊課のダイゴとヤマアラシがやって来たと告げてくる。夕顔の助言を受けてジャコウ達はダイゴ達から何とか逃げ、ジャコウは夕顔から事情を聴く。夕顔は衛星タイタンの王女で、カケルに求婚する為に火星から追いかけてきたのだ。その上、カケルが手に入れた大金で地球の陸地30%を購入して事実上地球の王様になっていた事も知っていた。ジャコウは夕顔を人質にとってカケルを脅すが、そこでダイゴ達に見つかりジャコウとダイゴは銃を向けあう。
ジャコウとダイゴの宿命対決!カケルは如何して地球の土地を買ったのか?突然結婚を申し込んできた夕顔の正体は?地球の運命は?物語は怒涛のクライマックスへ突入する。
この「流星ナイト」を連載している漫画家のはらは、最終回の原稿を締切当日になっても一枚も描けていなかった。実の所原作者はのはらの義兄で、のはらの姉と海外に新婚旅行に行ったまま連絡をくれないので描くにも描けなかったのだ。それでも担当編集者の諸星は「実際はともかく、『流星ナイト』の作者は貴方なんです」と説得してのはらに原稿を描かせる。だが物語は、あらぬ方向へと進んでいく・・・
1988年5月24日~29日 シアターモリエール
1989年5月9日~21日 シアターモリエール/1989年5月25日~28日 相鉄本多劇場
1995年5月3日~17日 シアターアプル/1995年6月17日~19日 近鉄劇場
2005年8月11日~9月12日 サンシャイン劇場/2005年9月17日~19日 メルパルクホールFUKUOKA/2005年9月23日~29日 シアターBRAVA!
APOLLOキャスト/GEMINIキャストと表記する
Template:デフォルトソート:すけつちぶつくぼいじやー
ジャングル・ジャンクション (舞台作品) Template:Otheruses 『ジャングル・ジャンクション』(じゃんぐる・じゃんくしょん)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されている舞台作品。原作は高橋いさを「ウォルター・ミティにさようなら」。脚本は成井豊+真柴あずき、演出は成井豊。
1993年初演。以後、2013年に再演された。
原作は劇団ショーマで上演されている「ウォルター・ミティにさようなら」。ウォルター・ミティは1947年の映画『虹を掴む男』の主人公の名前である。
この作品を女優陣用に書き換えた物であり、交錯したいくつもの物語のジャングルが繋がると言う意味で「ジャングル・ジャンクション」と名付けられた。なお、「ディズニージュニア」内で放送されているアニメ番組「ジャングル・ジャンクション」とは無関係である。
1993年初演は「アナザーフェイスダブルヴィジョン」として、成井原作である「嵐になるまで待って」を劇団ショーマの高橋いさをが演出する方を「い組」・高橋いさをの作品である「ウォルター・ミティにさようなら」を女優版に変更した成井が演出する本作を「ゆ組」とし、2本同時に別な劇場でやった。Template:Cite web
また1993年初演は9人の登場人物の内オオタニ役以外の8人を全員女優で上演し、その際に「今度やる時は男女を逆にしてやりたい」と話していた。
それから20年後の2013年。イベントが出来ないかと思っていた所に、シアター1010から公演をしないかと誘われた事をキッカケに再演を決定。完全ダブルキャストで、女組と男組が上演された。Template:Cite web
普通のOLのメグミは、頼りなさそうだけど笑顔が素敵な好青年オオニタと運命的な出会いをする。それはそれは、ステキなラブストーリーが始まった!
3人も殺した凶悪犯カンドリが護送車から脱走。刑事オザキと部下のスズキの必死の捜査が始まる!
事故で瀕死の重傷を負ったキョウコは改造され、バイオニック・キョウコとして蘇った。地獄のクイーンブルーナイトを倒す為に!
全く異なる3つの物語の3人のヒロイン。出会うはずのない彼女達の物語が、どういう訳だが東京のど真ん中で混ざり合ってしまった!合計9人の登場人物達が団結し、新たな物語が始まる。はたして9人はそれぞれのハッピーエンドに辿り着く事が出来るだろうか。
役名および設定で女組と男組で変更がある場合は女組/男組と表記する。
1993年10月4日~17日 俳優座劇場
2013年7月12日~15日 シアター1010
Template:デフォルトソート:じやんぐるじやんくしよん
『銀河旋律』(ぎんがせんりつ)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているタイムトラベルを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊。ハーフタイムシアター。
ある劇場から「1週間劇場が空いたから使わないか」と聞かれ、新人公演を行おうかと思ったが逆に本公演を何とか出来ないかと言う逆の発想から生まれた。
それなら期間が短い分、普通なら1日1回しかしない所を2回してしまえばいいのでは、なら公演時間や料金を半分にしてしまえばと言う具合に話が進み、最終的に成井豊が「小説に短編があるんだから演劇にあってもおかしくないじゃないか」と言いだし実現した。
だがこの発想は当時所属していた劇団員達から反発を食らい、結果残った男優は成井豊と西川浩幸だけになってしまった。そこで成井豊は「男が二人しか出ない劇を書く」道を選び、『銀河旋律』を書き上げた。
1989年初演。以後、1992年・1999年・2002年・2011年と上演されている。
2002年の公演はCSC10周年記念公演として完全ダブルキャストで上演され、成井豊が日替わりキャストで12年ぶりに役者として参加した。Template:Cite web
1992年・1999年は『ハーフタイムシアター・ダブルフューチャー』として広くてすてきな宇宙じゃないかと同時上演された。また、2011年の公演は東日本大震災をキッカケとした緊急公演として上演され、3チーム制で上演された。Template:Cite web
タイムマシンが普及した時代、歴史改変が頻繁に行われていた。歴史改変が起きると、激しいめまいが起きる。ニュースキャスターの柿本光介は、この事を報道している時にそのめまいにあってしまう。自分の歴史が改変される事に思い当たりがあった。それは、恋人で国語教師をしているはるかに関する事だった。
1989年2月28日~3月5日 シアターモリエール
1992年3月27日~29日 近鉄小劇場/1992年4月3日~14日 シアターアプル
1999年3月4日 シアターアプル/1999年4月14日~21日 シアター・ドラマシティ/1999年4月25日~27日 ももちパレス
2002年6月10日~20日 シアターアプル
Aキャスト/Bキャストと表記する
2011年7月3日~5日 山野ホール
BLUEキャスト/REDキャスト/GREENキャストと表記する
『広くてすてきな宇宙じゃないか』(ひろくてすてきなうちゅうじゃないか)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているアンドロイドを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊。ハーフタイムシアター。
1990年初演。以後、1992年・1999年・2005年・2012年と上演されている。
1992年・1999年は『ハーフタイムシアター・ダブルフューチャー』として銀河旋律、2005年は僕のポケットは星でいっぱいと同時上演された。また2012年の公演はサポーターズ・クラブ20周年として上演され、3チーム制で上演された。Template:Cite web
題名は鶴田謙二の『広くてすてきな宇宙じゃないか』からもらっている。Template:Cite web
2012年9月21日Forestキャストの柿本役で西川浩幸が通算3000ステージ、同年9月23日Riverキャストのサイゴウ役で岡田さつきが通算2500ステージとなった。Template:Cite web
アンドロイドが誕生して15年。家庭にアンドロイドを家族として貸し出す“ファミリーレンタルサービス”が始まった。今回貸し出すタイプはおばあちゃんタイプだと聞き、ニュースキャスターをしている柿本はこの事を報道している時に勝手に借りる事を決めてしまう。柿本には子供が3人、スギエ・カシオ・クリコが居た。突然の事に反発する子供達だが、おばあちゃんの人柄に徐々に心を許していく。が、一番下の子のクリコだけはなかなか心を許す事が出来なかった。
1990年4月17日〜30日:シアターモリエール
1992年3月27日〜29日:近鉄小劇場 / 1992年4月3日〜14日:シアターアプル
1999年3月4日:シアターアプル / 1999年4月14日〜21日:シアター・ドラマシティ / 1999年4月25日〜27日:ももちパレス
2005年5月19日〜6月12日:シアターアプル / 2005年6月18日〜26日:新神戸オリエンタル劇場
2012年9月14日〜17日:サンシャイン劇場 / 2012年9月21日〜23日:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
Forestキャスト/Riverキャスト/Slopeキャストと表記する
Template:デフォルトソート:ひろくてすてきなうちゆうしやないか
『ケンジ先生』(けんじせんせい)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているアンドロイドを題材とした舞台作品。原作及び脚本は成井豊、演出は成井豊+石川寛美。
1996年初演。以後、1998年に再演・2013年に再々演予定である。
成井豊が「こどもと、昔こどもだったおとなたちのための舞台」として製作した。96年版及び98年版の音楽をZABADAKが担当しており、「星めぐりの歌」を「双子の星」として作曲した。
98年の公演で山田幸伸がはしかにかかったり公演中止になりかけたが、主治医の尽力とみんなの気合いで無事に上演された。Template:Cite web
本作は「銀河旋律」や「広くてすてきな宇宙じゃないか」と同じく『柿本家サーガ』シリーズである。
96年版及び98年版は音楽劇だったが、2013年に完全ダブルキャストでストレートプレイとして再々演されることが決まっている。Template:Cite web
西暦2096年、地球上から学校と言う物がなくなった時代。
レミの14歳の誕生日におばあちゃんがプレゼントしてくれたのは、1996年型の教師アンドロイドケンジ先生だった。レミは夏休みの宿題を押し付けようとしたがケンジ先生は授業を振り返れば出来ると言って、宿題を手伝おうとはしない。そんなケンジ先生に、レミは反発をしてしまう。
レミの友人ソラコの姉トシコが、突然家に帰ってくる。トシコは仕事に疲れており、逃げ出してきたのだ。そこへトシコの所属するプロダクション社長シラキ社長がボディーガードアンドロイドを連れて、トシコを連れ戻しにやってきて・・・
1996年8月23日〜29日(こどもの城青山円形劇場)
1998年8月27日〜9月6日(世田谷パブリックシアター) / 1998年9月10日〜13日(新神戸オリエンタル劇場)
『水平線の歩き方』(すいへいせんのあるきかた)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているラグビーを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊。ハーフタイムシアター。
2008年初演。以後、2011年に再演されている。
2008年初演は「ハックルベリーにさよならを」、2011年再演は「ヒア・カムズ・ザ・サン」と同時上演された。
2011年再演時に同時上演の「ヒア・カムズ・ザ・サン」に出演予定だった西川浩幸が「左前頭葉皮質梗塞」の為に降板、代役として本作の主演をしていた岡田達也が2作品に同時出演した。Template:Cite web
社会人ラグビー選手の幸一が家に帰ると、部屋に女性が居た。突然の事に驚く幸一。すると女性は、自分は幸一の母アサミだと名乗った。だが、そんな事はあり得なかった。幸一の母親は、23年も前に亡くなっていた上に、目の前に居るアサミは明らかに自分より年下の女性だった。
Template:デフォルトソート:すいへいせんのあるきかた
Template:Otheruses 『バイ・バイ・ブラックバード』(ばい・ばい・ぶらっくばーど)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されている記憶障害を題材とした舞台作品。脚本・演出は成井豊+真柴あずき。
2010年初演。
演劇集団キャラメルボックス25周年である2010年の中で、唯一のオリジナル作品。
カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」と大島弓子の「金髪の草原」を参考に執筆された。また脚本助手として大内厚雄が参加している。
タイトルは1926年に発表されたジャズ「Bye Bye Blackbird」を元にしている。「ブラックバード」には「不幸」と言う意味があり、タイトルの意味は「不幸にさようなら」である。演劇集団キャラメルボックス『バイ・バイ・ブラックバード トーク&フォトブック』株式会社ネビュラプロジェクト、2010年初版、6頁より引用
また伊坂幸太郎が初演と同年に「バイバイ、ブラックバード」を発売したが偶然の一致であり、関連性はない。Template:Cite web
2010年6月。コスタ症候群にかかった事で11年間の記憶を失った柳瀬ナツカは兄夫婦の勧めで、再教育学校の見学に行く。そこには自分と同じくコスタ症候群によって記憶を失った、記憶年齢が16歳の生徒達が居た。あまり学校に行く事に気が進まない上に集団行動が面倒だと言ったナツカに対し、高1クラスの担任沢野泰輔は「協調性がまるでない」と言い放つ。
家に帰ったナツカの元に、学校で逢った高1クラスの真鍋充から電話がかかってくる。沢野に対して意見を言ったナツカを気に入り、学校に通う事を勧めて来た。真鍋はナツカに、「挑戦する前に諦めるなんて、君らしくないぜ。」と言う。すると突然、ナツカはフラッシュバックに襲われた。
作中に出てくる、架空の病気。実在する「ダ・コスタ症候群(心臓神経症)」とは違う。
1995年10月。南米大陸の西部エクアドル共和国太平洋岸地域、通称「コスタ地区」で発見された病気。原因となる新型ウイルスは「コスタウイルス」と呼ばれている。
主な症状は38度以上の高熱・咳・頭痛・下痢・呼吸困難・意識混濁。高熱が二週間続くと、肺炎等の合併症により死に至る事がある。また、ウイルスが脳に侵入して、記憶障害を引き起こす事もある。1995年11月以降、コスタウイルスによって記憶を失った患者は全世界で約750万人。日本国内だけでも約20万人に上る。しかし記憶障害を治癒する方法は確率されておらず、治癒率は0.1%つまり1000人に一人に過ぎない。
無理に記憶を取り戻そうとすると、しばしば激しい頭痛・目眩・嘔吐感などに襲われる。また何かをキッカケに記憶の断片を思い出す事がある。これを「フラッシュバック現象」と呼び、同様の症状に襲われる。なので厚生労働省は記憶障害者に対して、無理に記憶を取り戻そうとしない様に呼びかけている。成井豊+隈部雅則『きみがいた時間 ぼくのいく時間』論創社、2010年初版、149,156,182頁より引用
池袋にある、架空の学校。
元は十年以上も前に少子化によって廃校になった、小学校の校舎に入っている。正式名称は「東京都立再教育学校」で、英語では「TOKYO SCHOOL OF RE-EDUCATION」。略して「TSR」と呼ばれている。だが生徒達は「スクール」と呼んでいる。
基本的には個人学習で、文部科学省が策定した学習教育要領の範囲内であれば好きな勉強を選択する事が出来る。成井豊+隈部雅則『きみがいた時間 ぼくのいく時間』論創社、2010年初版、150,152頁より引用
Template:デフォルトソート:ばい・ばい・ぶらつくばーど
『賢治島探検記』(けんじとうたんけんき)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されている宮沢賢治の作品を題材とした舞台作品。原作は宮沢賢治、構成演出は成井豊。
阪神淡路大震災をキッカケに、坂口理恵が成井豊に「いつでもやれる芝居を用意しておきましょう。劇場がなくても、美術や照明がなくても、できる芝居を。路上でもできる芝居を」と提案して作られた。Template:Cite web
2002年初演。以後、2006年・2011年に再演されている。
2011年再々演は東日本大地震をキッカケに公演を決定し、6月に東京・10月に大阪で公演を行った後、東北7都市で『東北応援無料ツアー』を実施した。Template:Cite web東京公演は『水平線の歩き方』と『ヒア・カムズ・ザ・サン』と同時上演され、「左前頭葉皮質梗塞」を患い『ヒア・カムズ・ザ・サン』を降板していた西川浩幸が一日一公演のみワンシーンだけ登場した。Template:Cite web
台詞はほぼ宮沢賢治が描いた原文のままである。Template:Cite web
初演で教授役は篠田剛だったが、再演以降は坂口理恵が教授役をしている。また芝居部分以外は、役者の本名で呼ばれる。
2002年初演時に中村恵子が肉離れを起こし、『セロ弾きのゴーシュ』の三毛猫役のみ温井摩耶が代役をした。
宮沢賢治をゼミの研究にしている教授と学生達が、小さな空地へとやって来た。すると教授は突然、「ここが賢治島」だと言い出す。教授と生徒達は、宮沢賢治の作品を芝居として上演していく。全ての芝居が終った時、彼らの胸に不思議な風が吹く・・・
原作名/公演での題名と表記する
2011年10月7日~13日にかけて、東北7ヶ所で無料公演を行った。
役者名:『登場作品名』役名と表記する。また『無口な風の又三郎』は全員出るので、高田三郎役のみ表記する。
日替わりキャスト(『ゴーシュ弾かれのセロ』タヌキの子):西川浩幸/岡田達也/細見大輔/大内厚雄/粟根まこと(劇団☆新感線)/首藤健祐(客演)/平野くんじ(TEAM 発砲・B・ZIN)/工藤順矢(TEAM 発砲・B・ZIN)
日替わりゲスト(『ゴーシュ弾かれのセロ』タヌキの子):Advantage Lucy/糸賀徹/吉良知彦/Queen's Tears Honey/Co-rchestra/小峰公子/清水一雄/武田和大/三村昌也(LIPNITZ)
『さよならノーチラス号』(さよならのーちらすごう)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されている夏休みを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊。
1998年初演。以後、2009年に再演されている。
本来であれば前年の1997年冬に初演を迎えるはずだったが成井豊が体調不良になり、演目を『サンタクロースが歌ってくれた』に変更。その後構成を新たに書き上げ、1998年夏に初演を迎えた。Template:Cite web
2009年再演の佐和子役は久保田晶子がやるはずだったが降板する事になり、代わりに真柴あずきが出演した。
新人作家タケシが引っ越し作業をしていると、編集者の真弓がやって来た。作業が進んでない事に呆れた真弓が手伝おうとした所、ダンボールの中にブリキの潜水艦がある事に気が付く。それはタケシが小学6年生の時に作った物だった。真弓は「新しい小説のネタになるかもしれない」と言いより、タケシに当時の話をさせる。
小学6年生の時、タケシは親戚の家に預けられていた。父親の治男が事業に失敗し、他の家族は夜逃げをしていたのだ。そして夏休みの間だけ、家族が身を寄せている所で過ごす事になる。そこは古びた自動車整備工場の2階で、1階には整備士で大家の息子の勇也とゴールデンレトリバーのサブリナが居た。
タケシのちょっと不思議な夏が始まる・・・
『ハックルベリーにさよならを』(はっくるべりーにさよならを)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているカヌーを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊。ハーフタイムシアター。
1991年初演。以後、1996年・2008年と上演されている。
題名は『アルジャーノンに花束を』を元にしている。演劇集団キャラメルボックス『ハテナ気象台Vol.96』2012年発行、『アルジャーノンに花束を』成井豊・出演キャスト対談より引用
大島弓子の『F式蘭丸』と『夢虫・未草』にヒントを貰い、成井豊自身の子供時代を思い出しながら書いた。今作は「ごめんなさい」と言う言葉にこだわり、1996年に同時上演した『TWO』は「ありがとう」と言う言葉について考えた。成井豊『ケンジ先生』論創社、2003年第4刷版、272頁より引用
1996年再演は『TWO』、2008年再々演は『水平線の歩き方』と同時上演された。
1999年9月にきらが本作を原作にしたコミックを出版した。
小学6年生のケンジは両親が離婚して母親と二人暮らし。最近は家庭教師のコーキチ君の影響でカヌーに夢中になっている。そんなある日、父親のマンションに行ったら見知らぬ女性がいた。カオルと名乗った彼女はケンジの父親が好きだという。反発しながらもカオルと仲良くなっていくケンジだったが…。
1991年3月20日~4月7日 シアターモリエール
1996年4月4日~29日 本多劇場/1996年5月17日 近鉄劇場
2008年6月8日~29日 シアターアプル/2008年7月6日~13日 新神戸オリエンタル劇場/2008年7月18日~20日 名鉄ホール
Template:デフォルトソート:はつくるべりーにさよならを
TRUTH (舞台作品) Template:Otheruses 『TRUTH』(トゥルース)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されている時代劇を題材とした舞台作品。原案は山本周五郎の『失蝶記』成井豊+真柴あずき『TRUTH』論創社、2005年初版、6頁より引用。脚本・演出は成井豊+真柴あずき。
1999年初演。以後2005年に再演され、2014年に再々演される予定である。
1999年初演は劇団初となる、全曲オリジナルによるサントラを作成。河野圭がプロデュースと作曲を担当した。Template:Cite web
2005年は劇団20周年記念公演の第一弾として上演され、神戸大千秋楽は「全国縦断クローズド・サーキット」として札幌・東京・名古屋・福岡で生中継を行った。Template:Cite web
慶応4年2月20日の夜。江戸赤坂の池波道場で、弦二郎は初音に手紙を書いていた。それはここ数日に起きた、ある事件の全容だった。
時は遡り、慶応4年1月16日。江戸本所の上田藩に所属する弦二郎は、二度目の長州征伐を終えて大阪から2年ぶりに帰って来た。弦二郎は英之介や鏡吾を始めとする、藩士仲間達と再会。幕府に先がない事を告げ、何とか上田藩を守るべく帝に恭順する為に殿に相談出来ないかと提案する。だがそこで、慎重派の御家老が謹慎を命じられていた事を知る。弦二郎はまだ逢った事はなかったが、ある主戦派の側用人と対立した事がキッカケだった。
数日後。弦二郎を始めとする上田藩士数名は池波道場を訪れ、隼助が改造した鉄砲の試し打ちをする事になった。全員が打ちたかったので、クジ引きで虎太郎が打つ事に。だが、引き金を引いても弾が出てこない。虎太郎は危ないと言われても手を離さず、尽かさず弦二郎が鉄砲を取り上げる。その瞬間、銃が暴発。弦二郎は耳が聞こえなくなってしまう・・・
ヒトミ (舞台作品) Template:otheruses 『ヒトミ』(ひとみ)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演されているピアノを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊+真柴あずき。
1995年初演。以後2004年に再演され、2014年に再々演される事が決まっている。
真柴あずきが唯一自分で脚本を書き、出演した作品である。
本作は『アルジャーノンに花束を』を参考に、主人公を女性にして“知能”を“肉体”に変えて執筆した。演劇集団キャラメルボックス『ハテナ気象台Vol.96』2012年発行、『アルジャーノンに花束を』成井豊・出演キャスト対談より引用
ヒトミは交通事故に遭い、身体が不自由になってしまう。そこで脳神経外科の岩城と精神科医の佐久間が開発した「ニューロハーネス」(通称:ハーネス)を付ける事で、身体が動かせる様になると提案される。
だが、ヒトミは難色を示す。ヒトミの母親は有名なピアニストで、その娘の自分が成功すれば話題になるからではないかと思っていた。しかし岩城はヒトミ自身もピアニストであり、ピアノの腕前が前まで戻ればハーネスが完成した事になるからと答える。「もう一度ピアノを弾きたくないか」と聞かれ、ハーネスを付ける事を決意する。
『ウルトラマリンブルー・クリスマス』(うるとらまりんぶるー・くりすます)とは、演劇集団キャラメルボックスで上演予定のクリスマスを題材とした舞台作品。原作及び脚本・演出は成井豊。
2013年11月から12月にかけて上演予定である。
本作は『素晴らしき哉、人生!』のオマージュ作品として執筆された。主人公が出会う天使によってラスト30分のシーンを変えるダブルエンディング式になっている。Template:Cite web
昭和58年のクリスマスイブ。長野県のとある建設会社を経営している辺見鐘司は自殺を決意し、町外れの川にやってくる。橋から身を投げようとした瞬間、横から誰かが飛び降りた。辺見はその人物を助けようと、川に飛び込む。
次に目を開けると、辺見はバスに乗っていた。隣に座っていたのは、先に川に飛び込んだ人物。その人物は天使と名乗り、辺見の自殺を止めようとして誤って落ちてしまったと言う。天使は辺見をバスから降ろし、なぜ死のうとしたのかを聞く。
そもそもの始まりは昭和36年、辺見が高校2年生の時の事だった・・・
Template:デフォルトソート:うるとらまりんぶるー・くりすます