MEIN KAMPF(マインカンプ)は日本のヘヴィメタルバンド。 エックス(X JAPAN)と時を同じく、派手なメイクと逆毛立てた過激な髪型、ひたすら高速で過激なメタルサウンドというスタイルを築き上げた草分け的存在。1年という短い活動であったにも関わらずファンクラブが200人を超すという伝説的な人気バンドである。自らの過激な存在感や音楽性をデスラッシュバウンド、デスラッシュメタルという造語で表し、既存の音楽ジャンルに縛られるのを嫌った。
結成は85年6月。AION、ジェイルベイト、KAISERという関西を代表する過激なバンドの集合体として誕生。 メンバーは、現AIONのIZUMI(G)、DEAN(B)、ヴォーカルのROD(藤崎賢一。後にJUSTY-NASTY・CRAZE加入)、ギターのKERRY(後にエックス=X JAPANに加入)、ドラムのTOSHI(後にCOLORに加入)という錚々たるメンバー構成であったにも関わらず活動期間は短く、85年にシングル1枚「SPEEDER!!/WARNING FOR YOU」をリリースしたが、86年5月17日の岸和田文化センターを最後にIZUMIとDEANの脱退により突如解散したために伝説のバンドと呼ばれる。バンド名の由来はアドルフ・ヒトラーの著書「我が闘争」の原題。 85年12月3日には目黒鹿鳴館で東のエックス=X JAPANと対バン。東西の最速バンドの激突が実現した。86年には渋谷のラ・ママでDEAD ENDとも対バンしている。 IZUMI作曲のSPEEDER!!は、その後のAIONでもGRANDEUR(グランジャー)という曲名で演奏された。