Approximating the Spectrum of a Graph

Approximating the Spectrum of a Graph

  • David Cohen-Steiner, Weihao Kong, Christian Sohler, Gregory Valiant
  • KDD 2018

概要

  • (正規化)Laplacianのスペクトラムが欲しい!
  • $$ \exp(O(1/\epsilon)) $$時間:定数!!!
    • $$ \| \tilde{\mathbf{\lambda}} - \mathbf{\lambda} \|_1 \leq \epsilon|V| $$
  • 性質検査的な話もあるよ!

提案手法

  • 定数時間にしたいので、出力は[0,2]上の離散分布
    • $$ \epsilon|V|, 2\epsilon|V|, 3\epsilon|V| $$番目、の近似
    • なので、earth mover distanceで近似を測る
  • 戦略
    • モーメントを求めたいよ!$$ \frac{1}{n} \sum_{i \in [n]} \lambda_i^{\ell} $$
      • これさえ分かれば元のものを復元できる
    • $$ Tr(A^i) = \sum_{i} \lambda^i = \sum_{i} \Pr[\text{i-step RW from j returns to j}] $$
    • ランダムにjを選び、$$\ell$$ステップ目でjに戻るかを見て繰り返せば良い(s回)
      • Hoeffding不等式の保証が得られる
  • 分布の復元
    • 全体を1/ε刻みにして、得られたモーメントに対してそれっぽい線形計画を解く
    • さらに、線形時間かければ、n次元ベクトルに変換もできる
  • 技術的には、、、
    • 上位モーメントから分布のWasserstein距離を抑える(既存)
    • 線形計画を解いた結果と真の分布のearth mover distance
    • 合わせて、どのくらいの試行回数が十分か?
      • ここで、$$ \ell = O(1/\epsilon) $$とか、$$ s = e^{1/\epsilon} $$とかになる

実験

  • 設定は適当(定数パラメタがやばいので仕方がない)
  • 10000回のRW、20次モーメントまで、を、20回平均取る
  • 5分で終わった。

まとめ

  • 性質検査が乗り込みつつある
  • 解析は、異常に難しくはないかな?
  • Wassersteinとかで測るのはアルゴリズム的にも流行るかな?

KDD スペクトラルグラフ理論 定数時間アルゴリズム

2018/08/05

最終更新:2018年08月05日 12:32