Partごとのテクニックを使ってリスニングのスコアが上がっても、根本的なリスニング能力が高まったわけではありません。また、テクニックだけではリスニングセクションで満点を取ることはできません。そこで進めるのが2種類の音読です。
1.リピーティング
リピーティングとは、耳にした音声を時間をあけて繰り返すことです。日本語では相手の言ったことを繰り返すことは容易ですが、英語となるとそう簡単にはいきません。言語能力をお皿に例えるとわかりやすいと思います。私たちは日本語を母語として育っていますから、このお皿は大きく、日常会話で溢れることはありません。しかし英語では、ほんの一文でお皿の容量を超えてしまい、その結果話についていけなくなってしまうのです。このリピーティングを繰り返すことで、英語における文の保持能力が高まり、お皿が大きくなります。その結果、一度に受け入れられる英文の量、質ともに高まります。
2.シャドウイング
シャドウイングとは、耳にした音声を二~三語遅れて後追いで繰り返すことです。リピーティングでは文が終わってから数秒あけて繰り返すのに対し、シャドウイングは文が終わる前に始まります。かえるのうたの輪唱のような感じといえばわかりやすいでしょう。このシャドウイングでは、耳にした英語に対する旬パウ能力を鍛えることができます。
下記の参考書を利用することで効率的に音読を行うことができます。